パナソニックミュージアム（松下幸之助歴史館）で創業者に思いを馳せる

2024/01/17 - 2024/01/17

パナソニック（旧ナショナル）の創業者「松下幸之助」氏の言葉や、歴代製品を通してものづくりに情熱を注いできた先人の思いに触れることができる門真市のパナソニックミュージアムに行ってきました。お昼は、ホテルでランチバイキングを食べた後、“日本で一番元気な商店街”と言われる千林商店街を回ってきました。

エリア 門真・守口(大阪)

大阪門真にあるパナソニックミュージアム
京阪西三荘駅から徒歩2分です。
パナソニックミュージアム
https://holdings.panasonic/jp/corporate/about/history/panasonic-museum.html

パナソニックミュージアムは、創始者・松下幸之助の言葉や歴代の製品を通して、その熱き想い、パナソニックの“心”を未来に伝承し続けたい、という思いから開設されました。

松下幸之助氏の銅造　この銅像は労働組合が建てたものです。いかに素晴らしい労使関係で企業を大きくしていったかが感じられます。

松下幸之助に出会える場所「松下幸之助歴史館」とパナソニックの、ものづくりのDNAを探る場所「ものづくりイズム館」があります。

まずは、歴史館から
幸之助氏の94年の生涯を7章に分けた「道」として辿りながら、氏の経営観や人生観を学ぶことができます。

94年の生涯で、幾多の苦難を乗り越える中に見出した、「行き方・考え方」その“道”をたどりながら、見学します。
「松下」の姓は、樹齢数百年という立派な松の大樹のそばに家があったためだったとのことです。

館内音声ガイドがあるようです。日本語の他7か国語に翻訳して放送されています。

礎：大阪で商人の礎を築くとともに、電気事業に目覚める

松下電気器具製作所を開業

創業当時の製品
向こうが透けちゃって、ちょっと見にくいですね。

「アタッチメントプラグ」は品質も良く、価格も安かったので評判になりました。

ナショナルランプが大ヒット

ナショナルランプの看板

当時の商品　扇風機やスーパーアイロン、丸山型電気コンロ。
下はラジオ第1号「故障が起こらないラジオ」を目標にたった3か月で開発した。

松下幸之助氏のことばを集めよう
各コーナーには、松下幸之助に学ぶ「30のことば」が置いてあります。

創業の家
1918年、松下電気器具製作所として創業した、高い志に満ちた当時の作業場を原寸大で再現
「なぜこんなに薄暗く見えづらい展示にしているのだろう…」と思う暗さですが、これは当時の照度を再現しているためだそうです。

「ぼくは婦人を開放したんや」というセリフとともに、当時の家電が展示されています。

テレビ、冷蔵庫、洗濯機の“三種の神器”
便利な家電の普及で家事の時間を減らし、楽しむ時間が増えたことが当時の思いとともに実感できます。

「試作テレビ第1号」
当時のブラウン管は奥行きがすごく長いため、ブラウン管を縦に設置して、蓋の裏に取り付けた鏡に映像を反射させて視聴しました。

右の家電は何でしょうか？これはクーラーです。

1977（昭和52）年発売のビデオ「マックロード」
今のようにテープが前に出てくるのではなく、上にせりあがってきます。
ソニーのベータマックスの方が性能的にも、大きさ的にも有利と思われていましたが、録画時間の差で、VHSに軍配が上がりました。

氏は、1989年、94歳で亡くなられました。

併設されたライブラリーでは、紙資料2万点・書籍1200冊・写真やネガ3万枚・音声2000本・映像5000本など、100年に渡る膨大な歴史資産をデジタルデータ化したものが閲覧可能です。

パナソニックのロゴの変遷
楽しみながら経営哲学を学べる楽しいスポットでした。

続いてものづくりイズム館へ
創業以来、家電製品を核に、常に新しいくらし文化を創造し続けてきたパナソニックならではの、“ものづくりスピリッツ”。圧倒的なボリュームを誇る歴代製品を見ながら、ものづくりに情熱を注いできた、数多の先人の熱き思いに触れられます。

壁面には、以前使われていたもの・現在も使われているものなど、歴代ロゴが彫られています。

収蔵庫
テレビ、ラジオ、白物家電など、昔懐かしい家電製品約400点を展示。幸之助氏の熱い思い、開発者の熱意…製品たちが、静かに、そして熱く物語ります。

中学生時代BCL（Broadcast Listening）（海外の放送局（主に短波）を聞いて、手紙を送ると、綺麗なベリカードが届きます）にハマっていました。
ソニーの「スカイセンサー」派とナショナルの「クーガ」派がいて、私は左端の「クーガ115」で聞いていました。

マスターピース
「家事楽」「思いやり」「感動」「自由」「安心」「新定番」の6つのテーマで、くらしを豊かにしてきたエポックな歴代の製品を約150点、展示しています。

ウルトラソニックバス
1970年大阪万博の目玉“人間洗濯機”が見られます。全自動バスのアイデアは、現在発売されている介護浴槽に引き継がれているそうです。

エボルタくん
充電池エボルタのCMに出てきた人形。

ヒストリーウォール
社会背景や時代のニーズに呼応したものづくりを行ってきた、パナソニックの歩みを、デザインとテクノロジーが融合した、幅16mの先進的な映像空間体験とともに楽しめます。

スクリーンの下には、氏自らデザインしたものを含めて、「宣伝・広告の100年」が一覧で見られます。

家電製品の数々

ナショナル坊や軍団と記念写真が撮れます。

大阪万博で展示されたタイムカプセル。5000年後に開封されます。

懐かCMコレクション

ガチャガチャコーナー。入っているのは当然パナソニックの家電玩具

さくら広場　この奥に氏の門真旧宅があるそうです。

さ～お昼です。一駅隣の京阪守口市駅前にある、「ホテルアゴーラ」へ。
https://www.hotelagora-moriguchi.com/

オールダイニング＆ラウンジ　ザ・ループへ

ランチビュッフェ

オープンキッチンでローストビーフがいただけます。

お好みせいろ蒸し
好きな食材を自分でセイロに盛り合わせて蒸してもらいます。

温製料理
豚肉ガラムマサラソテー、ブイヤベース、ナスとひき肉のピリ辛パングラタン、トマトと卵のチリ炒め、牛肉ストロガノフ風、チキンフリット

クラムチャウダ、アゴーラ黒カレー
カレーがおいしかったです。でも、カレーでお腹をいっぱいにしてはダメなんですよね。

ホテル内ベーカリー「ファゴット」の焼き立てパン
オリーブフォカッチャ/フロマージュガス/ロングメロンパン/ミニクロワッサン/デニッシュ等

まず第1弾とせいろ蒸し

オードブル
海老とアボガドのカクテルソース、スモークサーモントラウトとパンのサラダ、烏賊ときゅうりの中華風マリネ、エスカペッシュ、サラダバー

ドリンク各種

ホテルメイドデザート（もう少ないな？）
コーヒーゼリー、プリン、ミニシュー、ティラミス等10種類
ふ～、お腹いっぱい…。（ちなみに、その夜はご飯が食べられませんでした）

京阪千林駅で降りて

“日本で一番元気がある”と言われている千林商店街を歩きます。

たこ焼き　8個200円って、安っ！

水曜日のお昼過ぎなのに、たくさんの人が歩いています。

この八百屋さんも安くて、ほとんど売り切れ！

吉野家もお寿司屋さんも、持ち帰り専門。

できたてお惣菜

この商店街は、伏見城と大阪城を結ぶ京街道なんですね。

だしの自動販売機もありました。飛び魚のあごだしみたいですね。
以上で終了です。

この旅行記へのコメント （4）

• tuneさん 2024/03/08 07:34:22

  懐かしいです。

  １０年前、パナソニックに滞在して、守口市に単身赴任をしていました。
  松下幸之助記念館、行こうと思っていながら、１度も行かず、残念。
  「ホテルアゴーラ」は数回泊りました。
  千林商店街は、長いし、活気ありますよね。
  つい、懐かしくなりコメントさせて頂きました。笑

  ｍａｒｓｙさん からの返信 2024/03/09 02:42:33

  Re: 懐かしいです。

  tuneさんカキコありがとうございました。
  松下幸之助歴史館とパナソニックミュージアム、無料でも見ごたえありました。
  ホテルアゴーラのバイキングは、値段が安いので中身もそれなりでしたが、平日11時の開店で席が半分埋まるくらいの人気でした。土日は混むんじゃないのかな？
  では失礼いたします。

• ma-yuさん 2024/01/20 23:48:01

  パナソニックミュージアム！！

  ｍａｒｓｙさん
  
  こんばんは！
  今年も宜しくお願いいたします。
  
  今回はパナソニックミュージアムへ見学に行かれたんですね。
  以前PHPを読んでいまして創業者の松下幸之助さんのパナソニック
  の“心”に感銘しました。
  
  テレビ、冷蔵庫、洗濯機の三種の神器で家事をへらし、楽しむ時間が
  増えて生活スタイルが大きく変わったのが判りますね！
  旅行記で創業者の志や家電の歴史も理解出来ました！
  
  ランチビュッフェの料理の種類も多く美味しそうで食べてしまいますよね！
  （その夜はご飯が食べられませんでした）→　わかります。
  それに千林商店街もたくさんの人で驚きです！
  私の地元の商店街はスーパーにお客さんがシフトで苦戦してます（汗
  
  　ma-yu
  

  ｍａｒｓｙさん からの返信 2024/01/21 17:42:44

  RE: パナソニックミュージアム！！

  ma-yuさんカキコありがとうございます。
  
  
  本当は、今度仕事で千林へ行くので、事前に下見（食事場所も含めて）に行きました。
  で、バイキングを食べた隣の駅に、パナソニックミュージアムがあったので寄ってきた次第です。
  予想していたよりも見ごたえがあり楽しめる施設でした。
  本来なら、氏の経営哲学を活かさないとダメなのでしょうが、観光気分で立ち寄ってこんな旅行記を書いているようじゃ、仕事には全く活かせていないかな？
  では失礼いたします。