
2023/11/12 - 2023/11/12
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呑ん兵衛ヴァガボン(ド)さん
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2023年秋(もう冬?)、需要/機会あるごとに行っているワイン醸造所から試飲会のお誘いを受け、時間的に都合が付いたので行ってきました。
ここでは、その様子をご覧に入れます。
特に大した内容ではありませんが、一般的旅行のワイン産地でよくある「ワインの試飲」とはまったく異なる、体験しにくい場面ですので、あえてご紹介します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
これが招待状です。
ただ、この日はこれ無しで誰でも入れる催しだったので、偉そうに書く必要ないですね。 -
ラインラント-プファルツ州の州都・マインツから国道9号線をライン川沿いを南下中です。
右手(川の左岸)には、赤土が特徴のローター ハング(Roter Hang)の畑が見えてます(rot=赤)。
当然この時期は、ぶどうの葉が色付いています。 -
オッペンハイムの大聖堂です。
-
目的の醸造所に到着。
昔のぶどう搾り器が鎮座しています。 -
オッペンハイム・ラインラント-プファルツ州立ワイン醸造所、「Staatliche Weinbaudomäne Oppenheim」(シュタートリッヘ ヴァインバウドメーネ オッペンハイム)です。
ここは、ショールームというか展示販売所で、ホントの醸造施設は向かい(上のコマの延長上)にあります。 -
試飲会の立て看板。
本来、日曜日は休みなので、こうして集客してる? -
玄関入った正面。
-
入り口横で、ワインリストとグラスを取ります。
加えて、立食用ボードもあります。 -
そのリストです。
左側に縦書きされている「TISCH」とは机の意で、いくつかあるテーブルにジャンルを分けて並べられているボトルに合わせて表が組まれています。 -
なお、ここでは「Der Neue」(デァ ノイエ=en:The new)という、その年に収穫されたぶどうで造る新酒(仏のボージョレ- ヌーボーがあまりにも有名)は、「売り物」としてありません。
-
中央にお座すは、何かのイベントや贈り物に良く使われる「マグナム」。
-
マグナムとは、1.5L瓶。
さらに、この倍の容量の「ドッペル(=ダブル)マグナム」もあります。 -
机1と2は、並級の白です。
なお、正面奥には小部屋があって、普通の日にはそこで試飲できます。 -
【参考/別の日】その試飲部屋。
在庫入れの引き出しも、開栓済ボトルを挿すところも冷蔵機能が付いています。
(子供が飲んでいるのはぶどうジュース。念のため。) -
机3は赤とロゼ。
左下にあるものは、ワインを吐き出すためのもの。
ホントの試飲は、杯を重ねると味が分らなくなるので、飲み込んではいけないそう。吝い私を含むほとんどの参加者+係員は、しっかり呑んでいましたが、中にはすべて吐いている方もいました。それもただ「ベー」じゃなくて、口先をつぼめてピューッと。やっぱ、ワインだからカッコ付けてんよ! -
左側はケラーマイスター(杜氏)机。
ゼクトと呼ばれる、ドイツワイン法上一定水準を満たした発泡酒もあります。 -
左手の壁には、ドイツ最古のぶどう畑、ニァシュタイナー グロェック(Niersteiner Glöck)の絵が掲げられています。
この畑は、この醸造所の単独所有(Alleinbesitz)です。 -
【参考】その畑とキリアンス教会(Kilianskirche)。
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皆、酒が入って和んでいます。
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これは、赤い土壌で育てられたぶどうで造ったもの。
味は....、正直違いが分かりません。甘く仕上げられたものなので、どの道好みでない。
ここでは普通の日、同じ年の同じ品種の、土壌違いが比べられます。 -
【参考】右がその畑から採取した土。
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杜氏机には、上級ものが並べられています。
並級の3倍くらいの値がするので、さすがに係員が付いています(でも手酌)。 -
上で記した、ドイツ最古のぶどう畑で採れたぶどうで造られたもの。
希少性もあってか、一本31オイロ。もう少し寝かしてからの方が良いような気がしましたが、我が拠点ではきちんと保管できないで、買わない。ここでロハで飲めばそれで満足! -
これが、私にとり今回ハイライトになったもの。
白品種のグラウブルグンダー(Grauburgunder=fr:Pinot gris/ピノ グリ)なのですが、赤みが掛かった色をしています。なので、係員に
「これ、ブラン ドゥ ノアー(Blanc de Noirs)(*)? でも白品種だから違うか??」*黒ぶどうを白ワインのように造り、色がやんわりピンク。
と尋ねたら、ある意味その逆で、白用ぶどうを赤ワインを造るように皮ごと発酵、熟成させ、しかしプレスす(搾)ることなく、自然のしずくを集めたものだとのこと。なので、ほのかな色が着くとのことでした。 -
曰く、「オレンジワイン」。
そういえば、ラジオでなんかそんなことを、今の流行りとして伝えていました。 -
上で新酒はないと記しましたが、製造過程上の2種が「樽試飲」として供されていました。
ちなみに、この裏側のラベルは滅多に見られません(自身は初めて)。度数0%、公的検査番号(A.P.-Nr.)も個別番号が未だありません。 -
フレッシュでスッキリしていて、美味しゅうございました。
-
ここではチーズとの相性を探るべく、4種の組み合わせを提案していました。
個人的に、柔らかいチーズはそんなに好きじゃないんですけど、ま、ワインのつまみにバゲットだけじゃつまらんので、すべて美味しく頂きました。 -
これは、勘定書きです。
都合25本買って、185オイロ。今の対円レートでは高い買い物かも知れませんが、こっちの生活実感レートは、1オイロほぼ100円。こんだけ呑んで、安いもんだ!
(ここまで書いていませんでしたが、試飲自体はロハです。パンと水もあるし!) -
ホール横にある、商品倉庫。
普段はここから買ったものを出してくれますが、この日は販売量が多いので、醸造施設で受け取ります。 -
ここがそれ。実際には、さらにこの建物の裏側に行きます。
昔(30年くらい前まで?)は、先の建物がなかったので、ここで試飲もできました。
ついで、製造工程なんかも見せてくれたし。 -
昔使っていただろう木樽。
-
周りはぶどう畑だらけ。
色付き方が木に依って違うものも。 -
ドームをアップ。
-
この光景、呑ん兵衛のわっちにはいつ見ても良いもんだ!
次回はいつだろう....
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