ラム酒と街並みと要塞/サン・ファン(プエルトリコ）

2023/09/02 - 2023/09/04

最近プエルトリコにラム酒メーカーがあって工場で飲み比べが出来るのを知りました。
私の街から4時間半くらいと近くレイバーデイの3連休で行ってみることにしました。
結果、最高の街でした。

エリア サンファン(プエルトリコ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 船 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

デルタ航空のCAさんはラテン系で愛想もよく出発前からワクワクします。
プエルトリコは自治連邦区でアメリカだけど州ではなくスペイン語がつかわれているようです。
今日は天気も良く青い海が最高。

ブッキングドットコムでとったアパートは事前に受け取ったパスコードを2回入れて鍵を入手。
建物に入り3階の部屋へ向かいます。
空港からのタクシーは明朗会計でドライバーのおばちゃんの運転はなかなかラテン系でした。

値段の割に部屋は広くびっくり。
冷蔵庫もあり早速3日分のビールの買い出しへ。

ベットルームからはバルコニーもあり出てみるといい景色。

早速街歩きをしてみます。
サン・ファン旧市街はオールドサン・ファンと呼ばれユネスコの世界遺産だそうです。

こんな感じのパステル調の街並みがいっぱいです。

この通りの奥に宮殿があり、西半球最古の行政府のプエルトリコ総督府は今日執務があるようで立ち入り禁止みたい。

プエルトリコで見るべきところは要塞のようです。
まずはこの芝生の先にあるエルモロ要塞に行ってみます。

＄10　キャッシュ不可で支払い入場。6階建ての要塞です。
カリブ海を見渡せて海風も気持ちいいです。

3つの旗が風でなびいています。
右から順にアメリカ、プエルトリコそしてスペイン軍隊の旗のようです。
この3つの旗の意味は後々だんだん判ってきます。

スケッチの展示がありました。
こんな感じ。

カリブの海賊へ大砲で威嚇射撃かな

要塞を一回りしたら寄り道しながら部屋に戻って冷えたビールで休憩です。

こんな感じの街並みが続きます。
石畳もいいですね。

道の半分は路駐です。

部屋の近くのレストランへ行ってみました。

お昼ごはんを食べ損ねたので白身魚のガーリックソースかけとフレンチフライ大盛り、ラム酒ベースのモヒートです。
旨かった。

夕涼みがてらフェリー乗り場近くの波止場の公園へ行ってみます。
屋台がいつくかとバーもあります。

せっかくなので本場のピニャコラーダを頂きます。$8
ピニャコラーダはホワイトラムをベースにパイナップルジュース、ココナッツミルクとのカクテルです。
プエルトリコ発祥でソウルドリンクのようです。
サクランボがのっていて甘くトロピカルな味。

カリブ海の夜風にあたりながらのんびり一杯
こりゃ旨い

部屋に戻りがてらブラブラ歩くと広場で催し物。
素人飛び入り参加の情熱的なラテンの踊りで盛り上がってます。

振り返るとこんな景色。

おはようございます。グーグルマップで評価の高いサンドウィッチ屋さんで朝食をとることにします。

開店時間の7時に行きましたがすでに行列。
夜勤明けのポリスや隣のウェンディーズのウェイトレスさんと一緒に並びます。

サンドウィッチのコンボです。
チキンとハムとキャベツ、パンはトーストしてあります。
写真の見た目より大きく腹パンになります。
美味しかった、ご馳走様です。

人通りの少ない街を大回りして部屋へ一旦戻ります。

今日は愉しみにしていたCASA BACARDI(カーサ バカルディ）のラム酒テイスティングです。
時間に余裕があるので50セントのフェリーに乗って対岸の港へ向かいます。

デッキに出てみます。
朝から日差しが強いですが海風が気持ちいいです。
はるか彼方にさっきいたオールドサン・ファンの街並みが。

フェリーに揺られて20分ほど。
最寄りの港から予約表をみせてシャトルバスに乗り込みます。

到着です。
CASA BACARDI　敷地でかいな。

テイスティングツアーの待ち時間にウェルカムカクテルが頂けます。
ツアー代金に$4追加してピニャコラーダを作ってもらいます。
（写真は了解頂きました。）

昨夜の波止場のバーのやつも良かったけどちゃんとグラスに入っているのはやっぱりいいね。
美味しく頂きました。

という事でツアーの開始です。
まずはカートに乗って工場の敷地を進みながら簡単な歴史の紹介です。

そして、まずは8年もののラム酒をストレートshotで駆け付け一杯って感じで頂けます。
カートの運転手の女性がこの後1時間程案内とすべての説明をしてくれます。

ラム酒はサトウキビを原料として作られるスピリッツ(蒸留酒）です。
モヒート、ピニャコラーダ、キューバリブレなどカクテルのベースだけでなくケーキ作りやラムレーズンのようにドライフルーツ作りにも
使われるそうな。
CO2削減にも実は一役かっているとの説明もあり。
なるほど

テイスティング会場に入ります。
およそ30人程。
4年物　8年物　10年物　最後にブレンドされたものを頂きます。
1種類ずつグラスを回し香りやグラスの壁についたラム酒の垂れさがり具合などを見てくださいと教えてくれます。
案内員（先生）の指示がないと飲めません。

スペイン語と英語交じりで説明をしてくれますが英語が苦手な私は聞きながらなんとか想像しつつ理解しなければいけないので全く酔うどころではありません。

先生が一人ずつ質問をしてきます。
この10年のラム酒の奥に何か感じますか？
何かの香りや味を感じませんか？
やばい次は自分の番だ　なんて答えよう　
ドキドキです。
テイスティングを超えてまるで学校の授業の様で緊張です。

およそ1時間の講習のあとはお土産コーナーを通って解散です。

めちゃめちゃ愉しかったよ。

という事で学校の授業も終わりシャトルバスで港まで送ってもらいまた50セントのフェリーでオールドサン・ファンの街へ戻ります。

昨日行ってなかったサンファン大聖堂へ寄り道してみます。

その後街をブラブラしながら部屋に戻ってエアコン付けてシャワー浴びて冷えたビール呑んでちょっとぐだぐだ。
のんびりできていいわー

あまりお腹が空いていないのでまた波止場の屋台に行って今日はピザとホットドックとモヒートを公園のベンチで頂く。
こりゃアメリカの食生活ですね。

もう一つの要塞。
サンクリストベル要塞に行ってみます。
この時間は入場できませんので明日午前にいきましょう。
夜の要塞はちょっと神秘的でした。

おはようございます。
昨日フェリーで帰ってくる時乗り場近くにシェラトン　オールドサンファンっていうホテルを見つけたので朝食はここにしてみました。　

昨日はほとんどお金使わず節約できたのでちょっと奮発です。
この階段をあがって2回にレストランがあるらしい。

アメリカンブレックファーストです。
たまには静かな環境でお食事するのもいいですね。
こういうのは久しぶり。
ベーグルにサーモン挟んで美味しかったよ。

という事で朝食後近くのスタバに行ってコーヒー飲んでのんびりして部屋に帰りがてらブラブラ。

プエルトリコはラム酒だけでなくクラフトビールもあるようで
Medallaはすっきりライト
Magnaはちょっと濃いめ
毎日お世話になりました。

そして
サンクリストバル要塞からはるか向こうに見えるのが土曜日に行ったエルモロ要塞です。

17世紀はメキシコ湾　カリブ海　大西洋はほぼスペイン領だったようです。
フロリダもアメリカ南部もスペイン領
もちろんプエルトリコもスペイン領

20世紀はほとんどが独立していますがプエルトリコはいつの間にやらアメリカ領です。
ヨーロッパから一番近い島で水や食料の補給基地としてカリブの海賊のいたころから重要な拠点。
いつの間にかアメリカが最終的に取った辺りはなかなか興味深いです。
太平洋だとハワイとかグアムのような位置づけなのかな。

という事でそろそろ空港へ戻るUber呼ぶ前に最後のピニャコラーダを頂きます。

ここのスタンドのピニャコラーダはクリームがのったとても甘いやつでした。
もちろんチェリーが載ってます。

ここまでお読み頂きありがとうございました。




ピニャコラーダのレシピ
ホワイトラム酒(推奨　バカルディ）　30cc
パイナップルジュース　　80cc
ココナッツミルク　45cc　
クラッシュアイス　適量

サクランボ（缶詰の甘いやつ）かカットパイン

適切にシェイクしてグラスに注ぎ最後にチェリーかパインを載せてストローを差し美味しく頂きます。

この旅行記へのコメント （2）

• よよさん 2023/09/10 08:53:04

  プエルトリコ！

  コンソンさん
  
  すごい、すごすぎる。行先も凄いし内容もすべてが、、、
  
  英語苦手なんてとんでもない。酒も英語も胃のキャパも弱っちい私から見たらこんな旅ができたらと羨ましい限りです。
  
  キューバとプエルトリコの国旗って赤と青が反転してるんですね！あんなにアメリカと仲の悪いキューバとこんなにも似てる国旗って興味深いですね。ちょっと調べてみたくなりました。
  
  よよ

  コンソンさん からの返信 2023/09/10 21:05:40

  Re: プエルトリコ！

  よよさんへ
  
  おー凄いたしかに。
  調べたらスペインからの独立の時同盟組んでたみたい。
  プエルトリコの方は気持ち星条旗チックですね
  
  なかなか奥が深い　勉強になりますね。
  
  コンソン