広東省佛山市順徳で中国最高峰の順徳菜を食す。獅子舞やブルース・リーでも有名らしい。

2023/02/21 - 2023/02/23

　仕事の出張で佛山市順徳へ。今回は4回目。順徳へ行く際には、毎回広州白雲空港を利用しているが、空港から順徳地区へはかなりの時間がかかる。今回上海へ戻るために佛山沙堤空港を利用してみたが、かなり小さく到着は上海浦東空港になるため、結局上海市内で移動距離が多くなってしまった。
　順徳の料理は中国の人曰く順徳菜と言って結構有名らしい。北京市内でも順徳菜と記された看板を見かけたことがあります。佛山市の南に位置する順徳は広東料理の中でも重要な役割を担う地域で、広東料理と呼ばれるものは、広東省内の各地の名物料理の集大成であり、この中には大きく分けて広州料理、潮州料理、東江料理（客家料理）、順徳料理の四大料理があるらしい。順徳料理は素材や味付けに特色のある料理で、素材の旨味を活かした調理法が特徴の一つで、他の中華料理に見られない調理方法や味付けを考案して、広州や香港で活躍する名コックも多く輩出しており、中国料理全体への影響力も大きいそうです。
　また、順徳は広州の衛星都市として発達し、霊獣舞としての醒獅（せいし）が招福・厄除けの他、村同士の「付合い」や「競い」の役割も果たして発展してえきたそうです。醒獅とは、嶺南醒獅、広東醒獅とも言い、広東獅子舞の代表的な一つで、珠江デルタにおける獅子舞で、世界的には「チャイニーズライオンダンス」と言われています。
　更に有名なブルース・リー（李小龍）のルーツもこの村にあるため、記念公園が存在するそうです。

エリア 佛山(中国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0

• 同行者: その他
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: 吉祥航空 中国聯合航空

広州白雲国際空港から宿泊ホテルである碧桂園鳳凰酒店に到着

ホテルのロビー

COUNTRY GURDEN PHOENIX HOTELが英文名称

部屋はまあまあ。ロビーからかなり期待しすぎたのもあり。

ホテルで名店を確認してから夕食に出かける。写真は町の中心部に近い交差点付近。

ホテル近くにある碧桂園商業広場。ショッピングモールです。

レストランへ行く道中にある「南鎮」と記された門

南鎮会所　日本でいう所の公民館的な建物だと思います。

ホテルの人に紹介いただいたレストラン「大水車公館」

「大水車公館」だけにレストラン前（道を挟んだ対面）には水車がありました。

「大水車公館」へ入ろうとしたら、前の道の突き当り付近から音楽が流れていたので様子を見にいくと沢山の人が集まっていました。どうも、結婚式の後の食事会が外で今から始まるということらしいです。

「大水車公館」前の馬車のような乗り物

「大水車公館」を正面から。両脇に白い象の置物がある。

正面左には太鼓と米のもみ殻取るような道具があります。

店の中には水槽があり、魚介類を選びます。

ヒラメだとおもうが、中国語では「大龍利」とありました。この魚をチョイス。

野菜も料理方法などが分かるようになっていて、手前に野菜が置いています。

左が中国では「南瓜」と書かれており、一般的なカボチャ。
右は日本で見かける一般的なカボチャのイメージですが、これは「栗子瓜」とあります。
結構南瓜は色が薄めで柔らかく、栗子瓜の方が上手いです。

同じく調理方法・料理の看板

チャーシュー。結構甘めで分厚く美味しい。個人的には和からしが欲しいところです。

カボチャ（栗子瓜の方）にチーズをのせて焼いたようなものです。
中華料理でチーズを乗せて焼くというのはかなり珍しいのではないか。
勿論美味いです

店の壁面には鮮やかな「大水車」の絵がかざられています。
大水車に左んは「李小龍」と記されたブルース・リーの絵もあります。

李小龍（ブルース・リー）の拡大はこれ。

挽き肉と大蒜の芽を炒めたものを野菜に包んで食べます。

酢豚のような甘酢餡の掛かった料理

魚のすり身を揚げたようなものにマヨネーズが掛かっています。

順徳地区の白酒。佛山小酒。石湾玉冰焼とあります。

食後レストラン内から出口方向への様子。有名店らしい雰囲気。

孔雀のはく製があります。

翌日は写真の「竹聲源」という特色鮮竹筒菜料理の店へ

竹筒炖湯、竹竿粉、竹香蒸飯などの説明入り看板

左から、「竹香蒸飯」「豆腐に挽き肉餡」「四季豆」見て美味そうですが、食べてもかなり美味しいです。

右側２つは左から「牛肉と青椒炒めとしめじ炒め」「娃娃菜（白菜の子供みたいな野菜）のピリ辛炒め」。これも美味い。

左から2つめ、３つめに追加。
「秋葵（オクラ）の肉詰め」、「カボチャと骨付き豚肉」。
オクラの料理は一番気に入った。

全部並ぶとこんな感じ。あと、麺が来ます。

最後に来た麺類はこんな感じ。非常に扁平なきし麺みたいな感じの麺でした。
竹の香りもするが、全部味付けも美味しく、大当たり。

佛山沙堤空港に到着。市内からは広州白雲空港が遠いため今回初めてこの小さい空港を利用したが、結局上海浦東行きなので虹橋空港からのアクセスが良い人には意味なかった。

建物は本当にこれだけです。
入口に植栽で獅子舞のようなものがありました。壁（右端）には功夫の絵もあります。

これが獅子舞。

建物にも獅子舞（伝統的な獅子舞の醒獅）のイラスト。
チャイニーズライオンダンス

佛山沙堤机場とあります。

到着も出発もこの出入口のみ

入るとすぐにこのバスに乗って待合室へ。バスで本当に1分も走らない。
歩いても全然構わないくらいの距離です。

待合室は広いが利用者は少ない。そもそも便数が少ないです。とは言え、軍が利用するようなので利用者が多い時もあるのかもしれませんが。

中国聯合航空の機体。初めて搭乗します。

初めて中国聯合航空に搭乗します。

帰りは上海浦東空港に到着。空港からはリニアで市内の龍陽路駅まで戻りました。

龍陽路駅 駅