
2023/02/19 - 2023/02/20
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chiaki-kさん
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地獄谷野猿公苑(公園では無い・以後公苑と称す)は、長野県山ノ内町の地獄谷温泉にある野生ニホンザルの観察のための民間施設。冬にはサルが温泉に浸かる様子で知られる国際的な観光地で、英語ではSnow Monkey Mountainとも呼ばれる。
国外に公苑の存在が知られるようになったのは1998年の長野オリンピックがきっかけだが、SNS等の普及により、さらに観光客は増え、年間30,000人程度が訪れる人気観光地になった。
表紙の写真は朝一番で訪れた公苑の様子。見た感じ半分は外国からの観光客で占められていた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2/19
いろいろ訳があって今日は渋温泉にお泊まり。夕食前に温泉街を散歩する。渋温泉は1300年前に行基が発見したと伝えられている古い温泉で、江戸時代には、佐久間象山、小林一茶、葛飾北斎などの文人がこの地を訪れたそうだ。
高度成長期やバブル期には、渋温泉もご多分にもれず団体観光客を受け入れる時代があったが、バブルの終焉とともに客足は遠のき、危機を打開するため、昭和初期の温泉地に戻す方針が採用された。 -
三番「錦の湯」は渋温泉に9つある外湯のひとつで、渋温泉に泊まった客なら無料で利用できる公衆浴場。外湯を利用するには宿泊旅館等で借りた鍵が必要だが、金具屋前の九番「渋大湯」だけは日帰り客でも有料で利用できる。
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温泉街を貫くメイン通りに石畳を敷き詰めたのは渋温泉が最初らしい。道路拡幅や直線化は一切せずに、昭和初期に戻ったような情緒を醸し出している。
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一番「初湯」、外湯巡りはここから始めるのが良いとのこと。
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「金具屋」さん到着。創業260年という渋温泉を代表する有名な宿だ。ちなみにこの玄関はバブル終了後に建て直されたもの。
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イチオシ
木造4階建ての「斉月楼」はアニメ「千と千尋の神隠し」に登場した「油屋」に似ていることで有名になった建物で、国の有形文化財にもなっている。
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「斉月楼」をUP。1936年にこの工事の棟梁を任されたのが、小布施の宮大工、三田清助(さんたせいすけ)。彼は若いながらも北信地方の名匠と呼ばれ、さまざまな社寺仏閣や作詞家、高野辰之の都内の住居を手掛けたことでも有名。
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昭和初期の温泉街のイメージといえば射的屋だね。
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下駄の音が響きそうな石畳が良いね。
この後、今日のお宿「山崎屋」で宿泊するが、渋温泉のコンセプト通りのクラシックな温泉旅館だった。写真は撮っていないので詳細はHPをご覧ください。
http://www.yamazakiya.com/ -
2/20
8時30分に山崎屋をマイカーで出発。10分ほどで上林温泉の奥にある公苑入り口に到着。朝一番が効いてスンナリ駐車できたが、帰るときに見たらほぼ満車になっていた。 -
「地獄谷野猿公苑」入り口の看板。ここから徒歩1.6km。
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入り口右手前にはライブモニターが設置されている。
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とっつきに短い階段があるが、後はこんな感じの平坦な非舗装路。今日のように半分ドロドロの道には長靴が一番良いかも。
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およそ200mおきにこんな掲示板がある。掲示板1
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掲示板2
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掲示板3、Cは撮り逃がしてしまった。
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ほぼ中央部分にはこんな東屋が設置されている。なお、下を流れるのは農業用水。
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東屋にあった掲示板
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猿の足跡発見!
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掲示板4、これで終わり。
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ここにはポツンと一軒家とも言える「地獄谷温泉後楽館」がある。
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橋を渡ると「地獄谷温泉後楽館」へ、公苑は真っ直ぐ。
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これは「地獄谷野猿公苑」関係者さんの乗り物。チェーンを巻いたバイクが珍しい。大きな荷台には猿の餌などを載せて来るんだろうね。
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公苑の手前にはこんな石段あり。これが最後の難関かも。
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「地獄谷温泉後楽館」さん全景。秘境感が満々。
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宿の露天風呂に好奇心の強い子猿が入浴しているのを宿の関係者が発見したのが「地獄谷野猿公苑」の始まりらしい。
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入場料大人1人800円を支払い公苑に入場する。写真は公苑で設置した注意看板。猿に触ったり、餌をやるのは厳禁。ビデオ撮影や写真撮りは構わないとのこと。
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いきなり現れた猿の大群。良く見ると、目下お食事中。
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公苑では「餌付けは観察のための手段であって、ショーではない」と考え、給餌の時刻は公表していない。与える餌は、籾殻付きの大麦、小粒の生大豆、リンゴなどの低カロリーなものを使い分けているそうだ。
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餌を求めて足下をすり抜ける猿。観光客はがん無視されている。
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餌は河原の方にも万遍なく播かれ、争いが起きないように工夫されている。
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たまに目が合ってしまうが、長い時間は禁物。
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メインステージの露天温泉に到着。凄い恰好で高いカメラを構えている外国人さんもいた。
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温泉に入っていたのは、この子猿だけ。ちなみにお湯に入るのはメスと子猿だけらしい。
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オスはお湯には入らずに廻りを監視している。一説には毛が濡れて体が小さく見えてしまうのを嫌うからとも。
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にわかカメラマン達の集中激写を浴びる子猿。満足そうな顔が可愛いね。
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今度は温泉の廻りに餌を播き始めた。
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イチオシ
すると温泉の廻りは猿だらけに。いや、人だらけに。(笑)
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猿1
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猿2
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猿3
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猿泳ぎ
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3匹の子猿
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餌を食べるのが忙しいのか、気温がそれほど低くないのか、温泉に入る2匹目の猿がなかなか出てこないので、次ぎの予定もあり30分ほどで「地獄谷野猿公苑」を後にする。
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こんな凄い場所だったのね。
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ご来苑ありがとうございました。
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公苑入り口に設置されたモニターには温泉に入る2匹の猿が映っていた。猿が温泉に入るかどうかは猿の勝手なので、これから行かれる方は、時間に余裕を持って訪れた方が良いかなと思いました。
これで「2023年:スノーモンキーに逢いに行く」は終了です。本日も最後まで旅行記をご覧いただき、ありがとうございました。ちょっと短い気がしますので、「地獄谷野猿公苑」が出来るまでのヒストリーを最後に載せておきます。興味の有る方はご一読ください。
~~~~~~~~「地獄谷野猿公苑」ヒストリー ~~~~~~~~
戦後のスキー場開発などにより、サルが食料にしていた奥山の木々が切り倒され、サルは生息地を無くし、山から地獄谷付近まで下りて来るようになった。
ところが、山を下りたサルの頭数が多すぎて食料が足らず、更に下流の湯田中温泉付近のリンゴ畑が被害を受けた。地元民は林野庁にサルを駆除する許可を願い、サルが有害獣と認められ、50頭の射殺許可が出たところ、初代の苑長となる原荘悟は、猿と人間との共生を目指して、リンゴ畑から離れた上流(現在の後楽館の付近)にてサルを餌付けし、餌が足りれば畑の被害はないとの発想から、サルの駆除に反対し行動を起こした。
サルを駆除せずにリンゴ農家の被害を減らすため、3年がかりで警戒心の強いサルの群れを手なずけ、1964年、地獄谷野猿公苑の開苑をみた。(Wikipediaより)
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この旅行記へのコメント (2)
-
- エヌエヌさん 2023/02/21 17:16:58
- 懐かしい。
- chiaki-kさん
自分も渋温泉に泊って翌日に行きました。
時期的には同じくらいでしたが、やはり入浴は1頭だけでした。(行った当初は0頭)
公苑入口から到着までトイレがないのが心配でしたが・・
渋温泉の大湯の近くで子猿と目が合ってしまい3頭に付け狙われる羽目になりました。
でも風情のある良い温泉地でした。
- chiaki-kさん からの返信 2023/02/21 21:29:22
- RE: 懐かしい。
- ・
エヌエヌさん、こんばんは。渋温泉旅行記に”いいね”を
ありがとうございます。
地獄谷野猿公苑は多くのトラベラーさんが旅行記をUPされて
いますので、悩みましたが、これも自分史の1ページだと思い
UPしました。
>やはり入浴は1頭だけでした。
TV等では何匹も入浴するシーンばかり見るのですが、あのシーン
はプロのカメラマンが何時間も粘って撮影したんでしょうね。
> 渋温泉の大湯の近くで子猿と目が合ってしまい・・
夕方でも表戸を閉めているお菓子屋さんがありましたが、猿が
入ってくることがあるからと言っていました。
> でも風情のある良い温泉地でした・・
旅行記中にも記述しましたが、観光客の減少をくい止めるには
新たな価値を創造すること、それが昭和返りだったのですね。
では、また。
chiaki-k
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