2023/01/30 - 2023/02/01
5位(同エリア202件中)
norisaさん
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この旅行記スケジュールを元に
渥美半島の温泉と美景を堪能した後は渡辺崋山が家老を務めた田原城跡に向いました。
その後は浜名湖北部の名刹、龍潭寺で小堀遠州の傑作を拝見しました。
そして、その近くにある竜ヶ岩洞という大きな鍾乳洞を見学しましたが、この長い洞窟が個人の努力で発見されたことに驚愕しましたーー。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
伊良湖オーシャンリゾートの11階からの朝の風景です。
今日も風はやや強めながら晴天です。
温泉でまったりした後はーー。伊良湖オーシャンリゾート 宿・ホテル
-
お待ちかね?の朝食です(笑)
オムレツはシェフが焼いてくれますが、幸いなことに待たずに作ってくれました!
その他は和洋中の折衷お料理。
朝カレーだけはちょっぴり味見します(笑)
ご飯はあえて麦飯をチョイスしましたので、少なめにして後でおかわりします。 -
朝食のレストランは低層階でチャペルと同じ目線。
このコロナ禍では結婚式を挙げる方もさぞ少なかったことでしょう。
コロナ感染は結婚式のみならずお葬式のあり方も完全に変えてしまいましたが、発生源の中国を恨んでもしかたないですねーー。 -
そして、正面に見える殆ど平野のない島。
三島由紀夫の名作、潮騒の舞台ですが意外と近くです。
さて、ゆったりとしてからチェックアウトしますが、全国旅行支援があるのでお勘定は驚くほどお安いです。
(これでチェックイン時間のラッシュも合点がいきます(苦笑))
そして向った先は古城です。 -
それが田原城跡です。
現在は天守閣など主要な建築物はありません。
文明12(1480)年頃に戸田宗光によって築かれ、三河湾支配の拠点となった城ですが、まわりを海に囲まれた堅牢な城としても知られています。田原市博物館 美術館・博物館
-
こちらの神社は元本丸跡に建てられたそうです。
この田原城は一時期池田輝政の支配となったこともあり、この時期に城と城下の整備が進んだとされています。 -
折角なので境内に入り参拝させて頂きます。
全く人気のない静かな神社です。
しかしーー! -
おお!こんな伏見稲荷と見まがうばかりの朱色の鳥居が連続して建てられています。
折角なので中をくぐり抜けましょう。
奥には小さなお社がありましたーー。 -
この田原城は現在は歴史博物館となっており、国の重要文化財など貴重な品を展示してあります。
そして、田原藩家老であり、画家、蘭学者としても名を馳せた渡辺崋山の関係資料も多く展示しています。 -
大人二人分の入場料を支払って見学します。
幸い「撮影禁止」というようなケチな掲示はありません。
(一部はあるようです)
これはこの地域の名士、渡辺崋山が12歳の時に江戸市内で受けた屈辱の様子を表わした彫刻です。
彼の闘志に火が付いた瞬間でしょうか? -
ここには多くの美術品が展示されています。
そしてかなりの割合で渡辺崋山、あるいは息子の作品が展示されているようです。 -
これは渡辺崋山の真筆だそうです。
右は豊干禅師騎虎図というそうです。
渡辺崋山は幕末の英雄だということだけは知っていましたが、画家でしたっけ?
この点については後ほどーー。 -
これも崋山の作品です。
惜しむらくは折り目が入っていてかなりのダメージを受けているようです。
しかし、田原藩の上士の息子の彼が何故絵を描いたのか?
それは従来100石だった俸禄が実質12石まで減らされて兄弟が奉公に出されるなど貧困にあえぎ、そこで得意だった絵を描き、売って生計を立てたそうです。
芸は身をたすくを地でいく活躍ということです。
しかし、貧困ゆえとはいえ単に得意だったというだけで簡単に絵が売れるとは思えません。
並々ならぬ才能の持ち主ですし、また多彩な才子だったことは想像に難くありませんーー。 -
渡辺崋山は蛮社の獄で有名ですが、どんな方なのか良く知りませんでした。
しかし、説明書きを見て驚いたのですが、彼はこの田原城の家老に就任したそうです。
体制側の人間ではあったのですが、かなり進歩的な考えも持っていたようです。
彼の功績は貧しい人の為に「報民倉」というものを設置し、飢饉の際にはこれを活用して一人の餓死者も逃亡者も出さなかったそうです。
その功績を称えて幕府から唯一表彰された藩になったそうです。
(キシダさんも増税前に歳費を見直して見習って欲しいものですーー(苦笑)) -
これが報民倉に掲げてあった崋山直筆と伝わる看板です。
(直筆ではないという説もあるようです)
こうして藩経営に成功した崋山でしたが、開国論を持っていた彼を蛮社の獄という嵐が襲いかかります。
幸い極刑は免れて蟄居となりましたが、その後藩に迷惑をかけたということで自刃してしまったそうです。
進歩的で正当な判断をした優秀な方々が若くして落命した時代、それが開国前夜の数十年間ではありましたが、ここにも惜しい偉人が亡くなっていましたーーー。
(与野党問わず政治信条で命を投げ打つ政治家がどれほど今のこの国にいるのでしょうかーーー?) -
さて、田原市博物館を出て車を北東に向けます。
入ってきたのは豊橋市内です。
ここで! -
今では珍しい市電に出会います!
これは豊橋電鉄の市内線というものでしょう。
エコという意味でもしっかり現役で頑張って欲しいものです。
そして到着したのはーー。 -
龍潭寺です。
ここは歴史は古く天平5年(733)に行基によって開創されたと伝わる古刹です。龍潭寺 寺・神社・教会
-
そして、最近でこのお寺を有名にしたのはNHKの大河ドラマ「女城主景虎」です。
16世紀の中頃、戦国時代のさなかに女性城主として活躍したと伝わります。 -
観覧料を払って内部にお邪魔します。
なお、このお寺と次の目的地との「セット割引券」がありましたので速攻で購入しました(笑) -
こちらにおわす仏像はこの界隈では最大のものと言われています。
いつもながらの極小のお賽銭で多々祈願させて頂きます(苦笑) -
さて、この長い廊下ーーこれはーー。
実はあの有名な左甚五郎の作と伝わりますが、詳しくは分かりません。
分かるのは歩くたびに「キュ、キュ」となるウグイス張りの技術レベル、そして真冬の足裏の冷たさです(苦笑) -
こちらはご本尊のようです。
ところでこのお寺の最大の売り。
それはーー。 -
この庭園です!
この庭はかの有名な小堀遠州の作と伝えられています。
小堀遠州と言えば昨年一昨年お邪魔した京都の名園桂離宮をはじめ多くの名庭園を設計したことで知られています。 -
小堀遠州は非常に多彩な才能に恵まれた方です。
安土桃山時代から江戸時代前期にかけての大名ではありますが、その他にも茶人、建築家、作庭家、書家としても有名です。
2代備中国代官で備中松山城主、のち近江国小室藩初代藩主も勤めたですから政治的手腕も一流でしょう。
しかし、何と言っても後世に名を残すのは作庭家としてです。 -
この庭も近景は石を多く配し、後ろほど石を減らして、この書院あるいは書院外のこの廊下からの遠近感を演出しているそうです。
渡辺崋山といい、この小堀遠州といい、才能のある方は他の才能にも恵まれているようで、天は二物を与えるという好例ですーーー。
(こちらは好例ではなく高齢だけを与えられています(爆)) -
さて、庭を造るということは京都の寺院や公家の庭では熱心に行われていました。
そして京都には一流の庭も多く残っています。
しかし、この静岡県の西端の寺院にまで小堀遠州の傑作が隠れているとは驚きです。
それはこのお寺の1300年以上の歴史と格を示しているわけですーー。
さて、このお寺をおいとました後はーー。 -
到着したのは竜ヶ岩洞です。
先程のお寺からほど近い場所にこの目的地がありました。
この竜ヶ岩洞は、およそ2億5千万年前の地層と言われる石灰岩地帯に形成された東海地方最大級の鍾乳洞です。竜ヶ岩洞 自然・景勝地
-
先程のお寺との共通入場券を見せて中に入ります。
洞内は年間平均気温18°Cで夏は涼しく冬は暖かく感じるため、快適な地底を冒険できるとの触れ込みですが、富士山麓の風穴や氷結に比べて平均気温が暖かいのは海抜と深さによるものでしょうかーー。 -
この鍾乳洞は全長1kmもあるそうですが、現在公開されているのは約400mだそうです。
恐らく残りの600mほどは一般の観光客向けではなく狭いか危険があるためでしょう。 -
早速中に入ります。
これは猿ヶ石ということでです。 -
この後は十六羅漢、竜の爪などという名前の付いた奇岩が続きます。
1mm成長するの時間でかなりのものということなので大変な時間経過を見ているわけです。 -
しかし、この鍾乳洞は普通に?発見されたわけではありません。
この鍾乳洞は全く外側からは分からない地中に埋もれていました。 -
しかし、ここには問題意識を抱えた一人の男がいました。
その男とはこの付近の地主、戸田貞雄です。
彼が経営していた石灰岩砕石場の跡地は無残に放置されていましたが、何とか有効利用できないかと模索していたそうです。 -
そして、1978(昭和53)年、名古屋大学塩崎平之助教授によって、初めて竜ヶ岩洞の学術調査が行われましたが、塩崎助教授の「地形的に見て、鍾乳洞のある確率は高い」というコメントに戸田さんは奮い立ちます。
そこで自らもツルハシを握って発掘に取り組みます -
かなりの難工事だったようです。
その開始時期は戸田さん、何と74歳でした!
彼はスコップと一輪車を手に竜ヶ岩洞開発の一歩を踏み出したわけです。
そして、約2年半に及ぶ難工事の末この鍾乳洞を見いだしたというわけです。
彼はすでに76歳になっていたそうですが、信念は老体に鞭を打ち、偉業を成し遂げました!! -
これは洞窟内の滝ですが、かなりの水量で濡れそうです。
そのため歩道には屋根が取り付けられていますが、それでも飛沫は被ります(苦笑) -
しかし、青や緑にライトアップされていますので幻想的な空間になっています。
歩道も濡れているので歩くのには注意が必要です。 -
さて、この鍾乳洞は個人の執念で発掘、開発されたと書いてきましたが、これを知って何となく日本の他の美景地を思い出しました。
そう、福島県の五色沼も荒れ果てた地を個人の努力で整備したおかげであの美しい多彩な多くの沼を見学できるわけです。 -
これは水神様という名前が付いています。
協業、共同という言葉は聞こえは良いのですが、何かブレークスルーを起こすのは信念に燃えた個人の努力によることが多いのも事実です。
この戸田さんはもちろんですが、松下幸之助さん、本田宗一郎さんが日本にはいますし、アメリカではスティーブジョブズやビルゲイツなどの偉人も個人の力量で新しい世界を切り開いてきました。 -
今の日本にそうした強烈な個人がいるのでしょうかーーー。
さて、ここは鳳凰の間と呼ばれる空間。 -
この鍾乳洞が個人の努力で発見されたことを知り、今まで行った多くの鍾乳洞とは多少違った空間を楽しめました。
いつまでもこの自然の驚異を温存して欲しいものです。 -
これは太い鍾乳洞を輪切りにしたもの。
ちょうど木の年輪のように鍾乳石の成長が分かるというものです。 -
これが発掘開始当時の戸田さんの写真。
専門家の発言を信じて高齢ながら掘削開始した根性には敬意を抱かずにはいられませんーー。 -
こちらは鍾乳洞ではなくLEDでライトアップされた隣の洞窟です。
さて、洞窟見学後はホテルに向います。 -
やってきたのは、これで三度目の宿泊となるホテル。
The HAMANAです。
正式には浜名湖ダイワロイヤルホテルというのかもしれません。グランドメルキュール浜名湖リゾート&スパ 宿・ホテル
-
部屋は11階グランデルーム36㎡です。
リニューアルされたキレイなお部屋です。 -
眺望はおなじみの浜名湖から海が臨めます。
日は傾いて夕暮れ間近。
今日の疲れを癒やすべく大浴場、露天風呂でまったりします。
ナトリウム、カルシウム塩化物泉の弱アルカリ性のお湯はさっぱりしていましたーー。
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この旅行記へのコメント (20)
-
- masamimさん 2023/04/27 22:34:04
- 悲しいかな、時を経ると記憶は薄れていきますね・・
- norisaさんこんばんは! masamimです。
私は浜名湖にはもう40年近くも前になりますが、
奥浜名湖に面したホテルに泊まったのが最後です。、
>浜名湖北部の名刹、龍潭寺で小堀遠州の傑作
改めて画像を拝見すると素晴らしいですね。
さすがに後世に名を残す方の才は秀でたものがあります。
>大河ドラマ「女城主景虎」です。
柴咲コウが主演でなかったら、このドラマ自体も見てなかったかも。
龍潭寺には行ったことはあるんですが、
そう有名な場所ではなかったですからね・・
こんな美しい庭・・
どうも記憶は定かでないです^^;
ところで、浜名湖ダイワロイヤルホテルに何度もお泊りとは。
お気に入りなんですね。
お目当てはホテルというよりは、見どころいっぱいの浜名湖の地なんでしょうが。
広くてきれいで良さそうですね。
浜名湖に行くことがあったらここに泊まってみようと思います。
- norisaさん からの返信 2023/04/28 06:40:11
- Re: 悲しいかな、時を経ると記憶は薄れていきますね・・
- masamimさん
おはようございます。
いつもながらのご訪問ありがとうございます。
龍潭寺の小堀遠州の傑作庭園ですが、これは行く寸前の予習まで全く知りませんでした。
お寺自身はそれほど大きいわけではありませんね。
しかし、ここに小堀遠州がやってきて作庭したというのはお寺の格の高さがわかります。
女城主の大河は見なかったのでこのお寺も知りませんでした。
浜名湖のダイワロイヤルはそれほどお気に入りというわけではありませんが、浜名湖のホテルはアクセスが悪いところが多いので、アクセス抜群なので重宝しています。
フレンチもまずまずです。
お部屋もリニューアルされたフロアは居心地が良いですね。
では、今後ともよろしくお願いいたします。
norisa
-
- 前日光さん 2023/04/18 23:08:00
- お久しぶりです!
- こんばんは、norisaさん
3月は孫姫2の誕生に伴う娘への手伝いで、すっかり疲れ果ててしまいました!
なんと、新生児に対してではなく、孫姫1のお世話に手を焼きました。
婿殿のお母さんと交代で、主として保育園の送迎や食事の準備等々で、ホテルと娘宅を往復しておりました。
ホテル泊と言ってもビジネスホテルですから、優雅さとは程遠いです。
でもスタッフのおじさまが、大変気持ちの良い対応をしてくれたので、忙しい中にもホッと安らぐ時間もありました。
孫姫1は、突然の異分子の出現に対処できず、ばあば二人はその対応に苦慮しっぱなしでした(◎_◎;)
生活のリズムが一ヶ月間にわたって狂ってしまい、自宅に戻ってからも気力・体力がなかなか戻りませんでした。
それなのに20日からまた奈良に行きます。
コロナ禍で延期されていた「薬師寺東塔落慶法要」が、やっと開催されるという通知が薬師寺から届きました。
気分転換も兼ねて、奈良に行ってきたいと思います。
旅行記への感想を書くつもりが、言い訳で長くなりました。
渡辺崋山でしたよね!
古賀の「鷹見泉石記念館」で、崋山の描いた「泉石像」を(レプリカでしたが、本物は国立博物館にあるそうです。国宝ですから)見たので、私の崋山の絵のイメージは「泉石像」です。
多方面の才能を持った方だったようですが、幕末という歴史の流れの中で、悲劇的なところもあったようですね。
そして「龍潭寺」、「女城主 景虎」ではなく「直虎」ではありませんか?
割と真面目に見ていました。
というのは、直虎の許嫁の役を、あの三浦春馬くんが演じていたからです。
若くして亡くなってしまう役どころだったので、少ししか登場しませんでしたが、とても美しい若武者ぶりが印象的でした。
そして高橋一生さん演じる家老(だったかな?)の直虎への屈折した愛に、心を持っていかれました。
地味だったですが、あれはなかなかいいドラマだったと私は思っています。
(個人の意見です)
鍾乳洞発見のために、個人が奮闘された由、こういう人の存在を知ると、昨今の政治屋さんに幻滅している折、希望が少しは持てるのかなという気がしてきます。
いろいろご紹介いただき、ありがとうございました<m(__)m>
また長々と自分の都合など述べ、失礼いたしました!
読みとばしてくださいませ( ;∀;)
前日光
- norisaさん からの返信 2023/04/19 05:58:58
- Re: お久しぶりです!
- 前日光さん
おはようございます。
お久しぶりです!
とてもお忙しいようですが、そのなかでもご訪問頂きありがとうございました。
二人目のお孫さん、この少子化の時代に貴重な若者です(苦笑)
確かにそうですね。
我が妻も娘の第二子出産時は先方に泊まり込んでいました。
婿さんのお母さんと交代で行っていました。
そのおかげで私もご飯の炊き方、味噌汁の作り方などを学びました(笑)
渡辺崋山の足跡は実に興味深いですね。
しかも小堀遠州の多彩さとは違いますが二人とも上級武士にまで上り詰めたそうですから驚きです。
維新の前の時代には貴重な方々が失われました。
徳川幕府の光と陰の中でも、明らかな陰の歴史ですーー。
そうそう、直虎でした!
失礼しました。
あのドラマは見ていなかったので詳しくは知りませんでしたが、あの三浦春馬さんが出ていたのですね。
美形で性格も良さそうなのに惜しいことをしました!
この鍾乳洞は小規模ながらも1km以上あり、なかなか見応えがあります。
それを個人の労力と財力で掘り当てたというのもスゴイですが、発掘開始時期のご年齢が古希以後というのもスゴイです!
古希と聞くと何事をするのも萎縮しがちですが、やはり新しいことにチャレンジすることが大切だと感じ入りました。
それに刺激されて?この春から住んでいる市のサークルに入りました(笑)
前から入っている別のサークルもあるので少々忙しくなります。
この3月で大学講師も定年退職(結局10年間をサラリーマンと一時期兼務しながらやりました)したので自由時間が増えたせいもありますがーー。
では、今後ともよろしくお願いいたします。
norisa
-
- hot chocolateさん 2023/04/04 03:56:18
- 偉人
- norisaさま
渡辺崋山は蛮社の獄で処罰されたと歴史で学びましたが、
彼が田原藩の家老であるという事も知らなかったし、それ以前に田原藩ってどこにあるのかも知りませんでした。
有名な画家でもあったのですね。
領民のために努力をし、幕府から唯一表彰された藩にしたにもかかわらず、処罰され若くして自刃したとは、惜しいことをしたものです。
小堀遠州は作庭家と思っていたら、大名でもあり、茶人、建築家、書家でもあったのですね。
これだけの才能があったのですから、政治的手腕も一流だったでしょう。
まさに天は二物以上を与えていますね。
戸田貞雄さんの根性も並みではありませんね。
自らもツルハシを握って発掘に取り組んだとは!
発掘開始時期が74歳とは、これも驚きです。
伊能忠敬は隠居後、日本を17年かけて歩いて測量し、日本全土の地図を作製したことで有名ですが、彼らの勤勉さと努力に感動します。
hot choco
- norisaさん からの返信 2023/04/04 19:30:37
- Re: 偉人
- hot chocolateさん
こんばんは。
いつもながらのご訪問ありがとうございます!
渡辺崋山の足跡は興味深いですね。
確かに維新の志士として有名ですが、そもそもは田原藩の大家老。
善政が評判となり幕府から表彰されるなど大活躍でした。
画家としても素晴らしい絵を描いています。
それがーー、というカンジですねーー。
そして小堀遠州の多彩さも今回初めて知りました。
園芸家としてのみ有名ですが、政治含め非常に才能のある方だったようです。
まあ、現在でも加山雄三さんとかいろいろな方面に才能がある方はいますから不思議ではないのですが、天は二物を、いやいや数物を与えるのですね!(苦笑)
最後の鍾乳洞の発掘はまさに初見でした。
こうした偉人がいたのが昔の日本。
今は気概のある創業者、フロンティアがあまりいませんね。
日本の長期低迷もこのあたりの野心のなさが影響しているような気がしますーーー。
norisa
-
- yamayuri2001さん 2023/04/03 15:11:09
- スタイリッシュなお足元・・・
- norisaさん、こんにちは。
ちょうど一週間後、小豆島でブッフェをいただく私は、
norisaさんの量を 参考にさせていただく事にしました。
このぐらいの量を食べていれば、健康的なのですね?
果たして守れるかどうかは、後日 旅行記にアップいたしますので、
監視してください。
渡辺崋山は 日本画家として日本史で習ったのですけれど、
ご家老様だったとは・・・
やはり、賢い人は 才能をたくさんもらって生まれてくるのですね。
ところで、旅行記とは、全然関係のないところに
話が行ってしまうのですが、
お写真に写ったnorisaさんの足は、
欧米人の足と同じ形をしているので、
どんなスタイリッシュな靴でも入るのですね!
私の場合は、典型的なアジア系なので
幅広い靴では無いと入りません・・・
とても羨ましいなと思って、見入ってしまいました。
yamayuri2001
- norisaさん からの返信 2023/04/03 15:30:54
- Re: スタイリッシュなお足元・・・
- yamayuri2001さん
こんにちは。
いつもながらのご訪問ありがとうございます。
え!お食事の量でnorisaのを参考に!??
それはおやめになった方が良いでしょうーー。
元々あまり健啖家ではなく、食べ過ぎると胃もたれすることが年齢とともに多くなったので、常に腹八分目(六分目?)を心がけています。
是非ごく普通にお召し上がりください(苦笑)
渡辺崋山の足跡は興味深いですね。
それも成功した名家老でもあったわけですね。
ところでスタイリッシュな足?
これは誰にも、norisa妻にも誰にも言われたことがありません。
ちょっと尖っているので靴下が破れやすいというデメリットはありますが(苦笑)
細かいところにも目の行き届くyamayuri2001さんは本当に繊細で注意深い方ですね!
では、今後ともよろしくお願いいたします。
norisa
-
- aoitomoさん 2023/03/05 00:52:56
- 渡辺崋山さんも凄いけど戸田さんも凄い~( ´艸`)
- norisaさん こんばんは~
『渡辺崋山』
名前は聞いたことがある程度で、どんなお方か全くわからなかったのですが、
田原城跡の歴史博物館で色々展示されているわけですね~
『進歩的で正当な判断をした優秀な方々が若くして落命した時代』
その最たる人物でもある渡辺崋山を少し理解できた気がします。( ´艸`)
『龍潭寺』
この寺の庭園も見事ですね。
井伊直虎ゆかりの地巡りもしたくなります。
norisaさんのお寺のチョイス、
いつもながら奥が深くて流石です~
『竜ヶ岩洞』
鍾乳洞の自然の造形美は結構好きです。
今までに色々な鍾乳洞を見てきましたが、
発見の経緯なんて全然気にしてませんでした。
石灰岩砕石場の跡地の有効利用の模索から、
発見、開洞にいたるまでの経過は『プロジェクトX~挑戦者たち~』ではありませんが、ドキュメンタリー映像を作ってほしいものです。
aoitomo
- norisaさん からの返信 2023/03/05 06:28:35
- Re: 渡辺崋山さんも凄いけど戸田さんも凄い~( ´艸`)
- aoitomoさん
おはようございます。
いつもながらのご訪問ありがとうございます!
渡辺崋山は有名ながらあまり知りませんでしたが、たいした方ですね。
しかし、時代が悪いせいもあって若死にしてしまいました。
今の首相に抜擢したいです(苦笑)
龍潭寺は小ぶりなお寺ながら確かにお庭は立派です。
この浜松からも結構離れた田舎の寺にも小堀遠州の足跡があるのに驚きますが、やはり井伊直虎ゆかりのお寺ということもあります。
歴史もビックリするほど古い由緒あるお寺です。
この鍾乳洞は長さは400mほどで巨大というわけではありません。
しかし、この発見は全くの個人の努力でなされたことはスゴイです。
もう少し有名になってもいいのに、と思います。
しかも74歳から自分で掘り出したという根性!
これもスゴイですね。
感激しきりでしたーーー。
では、今後ともよろしくお願いいたします。
norisa
-
- ふわっくまさん 2023/03/03 12:54:43
- 渡辺華山の偉業・・
- norisaさん、こんにちは。
norisaさんご夫妻が泊まられた時も、伊良湖畔の高台にあるホテルは少々風が吹いていたそうで・・
お陰様で昨年末に、過ごした日を思い出しています(^^♪
さて1泊されてから、まず田原城跡に行かれて・・
渡辺華山の絵を、ご覧になったのですね(^_-)-☆
ほんと「芸は身を助く」と思いますし、名士なのに貧困だったのも少し意外でした。
そして豊橋のお寺で、小堀遠州の作庭をご覧になったのですね。
備中松山城主も務められたとは距離的に遠いのに、これにも驚きました。
2泊目の浜名湖に向かわれるまで、洞窟もご覧になって・・
周辺に見どころ満載だったのだなぁーと、遅まきながら思っています(笑)
ふわっくま
- norisaさん からの返信 2023/03/03 14:22:43
- Re: 渡辺華山の偉業・・
- ふわっくまさん
こんにちは。
いつもながらのご訪問ありがとうございます。
あの伊良湖岬のビーチリゾートホテルは高台だし、半島の先端に建てられているので(恐らく)年中強風なのではないかと想像します。
ここで結婚式を上げるとウエディングドレスがはためいてキレイでしょうが、花嫁のヘアスタイルが乱れそうで心配です(苦笑)
渡辺崋山は本当に多彩な方で、しかもどの分野でも一流ですね。
今後も彼の絵を見る機会が多いかもしれませんが政治家としても見直してみたいです。
小堀遠州の多彩さもひけを取りません。
彼の名園は各地にありますので、こちらも目にする機会が多そうですね。
この愛知と静岡の県境、まだまだ見どころが多かったですよ!(笑)
では、今後ともよろしくお願いいたします。
norisa
-
- 毛利慎太朗さん 2023/03/03 12:39:19
- 渡辺崋山の思い出など。
- norisaさん、こんにちは。
グアムの件、残念でしたね。
私の周りでは海外に飛び出す方もちらほら見受けられますが、用心に越したことはないですからね。
ご同情申し上げます。
さて、それを挽回とまでいくかどうかわかりませんが、愛知県の旅を満喫されてますね。
なかでも渡辺崋山の記述が興味深く、基金に備えて備蓄した点は寛政の白河楽翁公(松平定信)の業績に匹敵するものがありますね。
この方は高野長英同様に、生まれる年がもう少し遅ければ、幕末の志士なみに活躍したかと思われますね。
確かに息子に公費旅行疑惑がかかってるどこだかさんにも見習ってもらいたいところです(爆)
華山の絵には疎いですが、国宝である「鷹見泉石(古河藩家老)」の絵にちょっと思い出があって、実物はみたことないですが、小学校低学年のとき、母から国宝一覧の本にその絵がのってまして、子供ながらに「なんか片岡鶴太郎さんみたいだなあ」と思ってた節があります、お恥ずかしい。
華山の幼い頃のエピソードをきいた今となっては、武士の質実剛健さが伝わってくる、そんな風に思えてきましたかね。
毛利慎太朗
- norisaさん からの返信 2023/03/03 14:17:39
- Re: 渡辺崋山の思い出など。
- 毛利慎太朗さん、
こんにちは。
ご訪問やカキコなどありがとうございました!
4トラでも海外旅行が目立ってきましたね。
ただ、我々は基礎体力も根性もないので海外旅行は今のところしばらく見合わせしようかとーー(苦笑)
夏以後なら良いかもしれませんね。
渡辺崋山は今回改めて偉大さが実感できました。
確かにこの時代としての進取の気性を備えていましたが、それ以上に正義感が強くて民衆の苦労を知り、さらに画才もあり、政治手腕も素晴らしいなど尊敬しかできません!
おっしゃるようにもう何十年か遅ければ維新の中核としてあるいは新政府を動かしたかもしれませんーー。
渡辺崋山の国宝の絵についての件ですが、面白いですね(笑)
でもこういう感性も大事だと思います。
似たような記憶は私にもあります。
崋山のような政治家がいないかな?という目で今の政治家を見直してみたいと思いましたーーー。
norisa
-
- ポテのお散歩さん 2023/03/03 12:39:09
- 渡辺崋山
- norisaさん こんにちは。
龍潭寺以外は全く知らない事ばかりでした。
その龍潭寺も、「女城主景虎」を通して知っただけですが
行基によって開創されたそうで 奈良時代と歴史が古いのですね!
渡辺崋山という方も初めて知ったのですが、家老の家に生まれながらも
貧しい生活だったとか。
幕府から表彰されながら 自刃に追い込まれる、
惜しい人材だっただけに 人間的にも政治的にも文化的にも残念ですね。
現在でも 多くの方に知られていないだけで、善政を施している
政治家さんが日本にいらっしゃるかも~と信じたいです(*^-^*)
ポテ
- norisaさん からの返信 2023/03/03 13:54:25
- Re: 渡辺崋山
- ポテ様
こんにちは。
カキコも含めありがとうございました!
龍譚寺はご存じでしたか。
本当に立派なお庭があり、歴史も古いのでオススメですがちょっと遠いのが難点かもしれませんね。
渡辺崋山は私も再度勉強した次第ですが、立派ですね。
吉田松陰と同じで真っ正直が仇となって早死にしてしまいましたが、歴史の変わり目にはこういう方がいないとダメですね。
捨て石というと怒られますが、こうした方々の礎で今の日本の繁栄があるようです。
今の政治家にも多少は立派な方もいそうです。
応援したいですねーー。
norisa
-
- rinnmamaさん 2023/03/03 11:37:37
- 竜ケ岩洞
- norisaさん、おはようございます。
久しぶりに4t開いたら、norisaさんの旅行記案内発見(^^)
引き続きの旅行記ですが、お天気に恵まれて良かったですね。
子供が小さい時に静岡の実家に帰省する時、どこかへ立ち寄るのが恒例でしたので、大昔に竜ケ岩洞にも立ち寄った事がありますが、記憶を呼び戻せず(^^)こんな風だったんだと懐かしく拝見させて頂きました。
勿論、龍譚寺も立ち寄っています。こちらは覚えております^^
豊橋の市電は頑張っていてくれて嬉しいですね。岐阜は撤去してしまい本当に悔やまれますから・・
「渡辺崋山」屏風絵などは見た事がありますが、江戸後期の蘭学者に対する弾圧事件の詳しい事などは、今回のnorisaさんの旅行記を拝見して、更にネットで調べました。
近隣なのですが行けていないので、歴史舘も行って見たいと思いました。
先日、私達も久々に日帰り温泉で「蒲郡温泉」に行ってきました。
竹島水族館・いちご狩りなど子供達が楽しめるスポットがありますよ^^
3月3日雛祭り・・我が家の雛も2年振りに陽のひかりを浴びています^^
それでは、また。
rinnmama
- norisaさん からの返信 2023/03/03 13:49:48
- Re: 竜ケ岩洞
- rinnmamaさん
こんにちは。
いつもながらのご訪問ありがとうございます。
竜ケ岩洞や龍譚寺龍譚寺はおなじみの観光地だったご様子ですね。
この洞窟はよくも個人で見つけたものですね!
龍譚寺はまさしく名園の誉れ高い設計だと感心したものです。
豊橋市に市電が走っているというのは知らなかったので、突然道路に電車が現れたのはビックリしました。
頑張って現役を続けて欲しいものです。
サッカーのカズさんのように!
渡辺崋山は本当に多彩な方で、しかも正義感が強く、そして目的意識がしっかりした偉人だと再発見しました。
こういう方を総理大臣に推したいです(笑)
竹島水族館、ワンコインで有名だった水族館ですが、この物価高でも大丈夫でしたか?
こじんまりとして好感が持てました。
では、今後ともよろしくお願いいたします。
norisa
-
- pedaruさん 2023/03/03 06:41:53
- 渡辺崋山 小堀遠州 戸田貞雄
- norisaさん おはようございます
高齢では負けないpedaruです。
旅行記を拝見して、驚くことばかりです。まず渡辺崋山、子供の頃、渡辺崋山の伝記をよんで、彼が絵を描く人だとは知っていました、そして思想家で弾圧されて死んでしまったと。しかし、崋山が家老を務めて、善政を行ったとはしりませんでした。崋山の肖像画は、その端正な顔で有名ですね。端正といえばnorisaさんのイメージに重なるのは
なぜでしょうか?
小堀遠州、この人は庭ばかり作っていたかと思っておりました(笑)。しかし、美術全般に優れた人なのですね。しかも殿様だったとは知りませんでした。
戸田貞雄、70歳過ぎてからつるはしを持って挑戦するなんて、「恩讐の彼方」を想起させますね。高齢のpedaruとしてはたいへん勇気をもらう出来事です。
今日は、シャベルで庭に穴でも掘ろうかな?って、世の人々の役に立つことではありませんね。
pedaru
- norisaさん からの返信 2023/03/03 09:12:32
- Re: 渡辺崋山 小堀遠州 戸田貞雄
- pedaruさん
おはようございます。
一番乗りのコメントなどありがとうございます!
おっしゃるように渡辺崋山や小堀遠州などは詳しく調べると驚くべき多彩な方々ですね。
渡辺崋山の絵は生活のためだったとか、善政で幕府からも表彰されていたなどは全く知りませんでしたし、小堀遠州の多彩さも素晴らしいですね。
なお、端正な顔というよりも単性で色好みでないnorisaと訂正させて頂きます(笑)
戸田さんの努力、気力には驚くばかりです。
今の七十歳代はまだまだ若いかもしれませんが、この時代の方としては驚異的な頑張りでしたし、成果も立派です!
是非pedaruさんも遺跡でも掘り当ててみてください!
あ、自宅立ち退きを命じられるかもしれませんね(苦笑)
norisa
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