マニラから車で二時間のブラカン州へ日帰りドライブ。<br />ずっと行ってみたかったBustos Heritage Park ,スペイン統治時代の歴史ある建築のレストラン、Malolosの教会を巡ってきました。

マニラ近郊　ブラカン州の小さな街

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2022/10/23 - 2022/10/23

134位(同エリア444件中)

エリア

ルソン島(フィリピン)

旅行の満足度: 4.5

天気が良い日曜日、マニラ郊外のブラカン州までドライブに行くことにしました。
ブラカン州はマニラの北側、ルソン島中部に位置します。
歴史ある街であり水田が広がるのどかなところだよ、と友人から聞き、ずっと気になっていた場所でした。
走ること１時間半、のどかな田園風景が広がってきました。
最初の目的地、ブストスという小さな町のヘリテージパークです。
このモニュメントは「MINASA]という特産のお菓子.
公園入口には「BUSTOS」の文字が。
気温はすでに33度。灼熱の陽ざしが肌に痛いほどです。
敷地内は子供向けの遊具があり、たくさんの家族連れがのんびり過ごしています。
トウモロコシのモニュメント、なかなかのインパクト。
実は今日の最大の目的はこのモニュメントの場所に来ること。
ブラカンの歴史に興味があるわけではありません。

フィリピンはズンバというダンスが人気です。
中でも[TML CLEW]というめちゃめちゃかっこよくて、キレキレのズンバを踊るチームに悩殺された私。
彼らは定期的にこの場でズンバを配信しているのです。

もしかしたら撮影しているかも、、、。
これはもう現地に行ってみるしかないと！
そんな不純な動機が叶うわけもなく、広場は誰もいませんでした。
モニュメント横には歴史上の出来事を記したレリーフがありました。
説明書きがタガログ語のため、まったくわかりません。
ブラカン州は1890年代スペインからの独立運動が盛んだった場所です。きっとそれに関するものなのでしょう。
細かな細工の美しい門。この地方独特の装飾のようです。
当時の建築のレプリカ。石造りの壁に格子状の窓が素敵です。
公園の横にはジュースやスナックなどの屋台が。
子供たちも集まりにぎやかな様子。
ランチはスペイン統治時代の1858年に建てられた、歴史ある建物のレストランへ。
このような建築はタガログ語で「石造りの家」を示す「Bahay Na Bato」と言われるそうです。
細やかな装飾と重厚な石造りの美しい外観に、レストランへの期待が高まります。
エントランス横にはこの建物の歴史が記されていました。

2階は住居、一回は穀物倉庫や作業部屋として使われていたとのこと。
内部はいくつかの部屋に分かれていました。ビンテージ家具が配置され、テーブル席もそれぞれ異なるタイプ。
チェストの上にはキリスト生誕の可愛らしいオブジェ。
ここは昔のダイニングルームでしょうか。かなりの広さの邸宅です。床のタイルや石の柱、木の飾り枠、どれもとても手が凝っています。
開店と同時に入店した私たちは、穀物倉庫だったであろうアーチ形天井のテーブルに案内されました。
この席が一番人気のようです。
料理は代表的なフィリピン料理が並んでいます。
フィリピン人は大勢で食事をする機会が多いようで、ほとんどのメニューが３，４人前と書かれてあります。
私が注文したのは「Java Liempo」。名前から全くどんな料理か想像がつきませんが、チャレンジしてみました。
出てきたのはケチャップとバーベキューソースがミックスした味のバラ肉のソテー。
濃い目の味付けにご飯が進みます。
夫が注文したのは「Beef Tapa」。
甘辛く柔らかいビーフと目玉焼きとごはん。これも日本人にも好まれそうな味付けでした。
４種類の調味料。二種類のお酢、フィッシュソース、フィリピン風しょうゆだったような。
雰囲気も味付けも、そしてお店のご主人もとても暖かく、大満足のランチでした。

またのどかな景色を眺めつつ次の場所へ。
ブラカン州の中心マロロスという町に入ります。
向かったのは「Barasonian Church」
マロロスという街は1899年から10年ほど続いたフィリピン第一共和国の首都でした。
このカトリック教会は重要な役割を担い、内部には議会が設けられたそうです。
中では日曜日のミサが行われていました。
床のタイルや天井の装飾、壁のレリーフ、どこも見ごたえがあります。
二階部分は木製の格子窓になっています。フィリピンらしさを感じさせる部分。
教会の中庭はブーゲンビリアが咲き乱れる美しい庭園になっていました。
庭園の中心には大きなシュロの木。
南国の陽ざしを遮るように勢いよく広がる葉。青い空のコントラスト。
フィリピンはこのような快晴の空がとても似合います。
教会の片隅のマリア様。
帰りはロビンソンデパートに寄りました。
南国のクリスマス、今から楽しみです。