絶海の離島 "八丈島″ ゆったり遊び ② 八丈植物公園・南原千畳岩海岸

2022/05/30 - 2022/06/01

黒潮の暖流に浮かぶ“八丈島”　
南国の気候風土に育まれた、穏やかな暮らしや文化に浸ってきました。

① 黄八丈染元…名古の展望台…末吉温泉みはらしの湯…登龍峠展望台

② アロエ園…永郷展望台…八丈植物公園…民芸あき…底土園地…
　 南原千畳岩海岸…ふれあい牧場　

③ 大阪トンネル展望台…陣屋跡・玉石垣…服部屋敷跡…裏見ヶ滝・
　 ヘゴシダの森

エリア 八丈島(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円

今日もいいお天気、島の最北端から島めぐりを・・

太平洋を照らす 大越鼻灯台

展望台から、凪の沖合を 一隻の漁船・・・
しばし時間を忘れます。　

足元は溶岩石の海岸、とても近づけません。

4km沖に浮かぶ ”八丈小島” は雲の帽子をかぶって、
いつも離島の気候は厳しいようです。

大越園地
ヤシの間を縫って ”明日葉”(アシタバ)がぎっしり、おいしそ～。

明日葉は生命力が強く、
成長した葉を捥いでも そこから2～3日ですぐ若葉が出てくると。

「八丈植物公園」に来ました。

「スジダイの樹」が迎えてくれます。　

日本の暖帯林にある主要な樹種で、
樹皮は黄八丈の黒色の染料に使われていると。

南国情緒がたっぷり、

キャニモモ（インド・マレー半島原産）

卵型の果実がなっていました、原産地ではシャーベットやジャムに利用と。

ミッキーマウスの木（南アフリカ原産）

花の周りの熟した黒い果実が、ミッキーマウスの耳と鼻のようになって、
ミッキー顔に似るところからこう呼ばれていると。

コーヒーの木（アフリカ原産）

ご存じコーヒーの木は、2㎝くらいの果実が緑から熟すと赤色に。
果実の中の種子を焙煎して 香ばしい豆の出来上がり。
ちなみに僕はエチオピア産のシトラスダークココア豆が好き。

カカオの木（熱帯アメリカ原産）

重い果実を支えるため、太い幹に直接花を咲かせていると。
種子はココアやチョコレートなどの原料ですよね。

ブーゲンビリア（中南米原産）

「あなたしか見えない (^^♪」なんて、…ドキッとする花言葉ですね！
鋭いとげもあり、こ～ゆうの やっぱ 要注意！ですよ～☆
でも好きだなぁ (*‘∀‘)！

これ 怪しげ～、

ムサ・ベルチナ（インド北東部原産）

観賞用のバナナの木、
花は上向き、果実は約10㎝、赤色の果皮は熟すと自然に果皮が剥けると。

艶っぽ、 ちょっと苦手、

南国そのもの～、

ここではアジサイも ヤシの木に寄り添っちゃうんですね。
スガい、…っていうか清々しい。

八丈植物公園の中に ”ビジターセンター”

いい雰囲気、

とても興味深い ”八丈島の成り立ち” のビデオ放映を見たり、

島のウミガメさんに触ったり、　・・・動きませんでしたけど。

まるで ”ひょっこりひょうたん島” ！

古代から噴火を繰り返して出来上がった八丈島、
北が八丈富士、南は八丈三原山、八丈小島もかつては地続きだったと。
平坦地は島の中央部分だけでした。

島の名産品を求めて 民芸あき本店さんに、

お店のお母様に進められるがままに、島焼酎やあてをいくつか、
明日葉の加工品やら、岩海苔や海産品などを・・・宅便で。

島の古民家が改装されて店舗になっていると、
いい雰囲気でした。

庭先の壺にとっても綺麗な・・・
お母様にお聞きしたら、”サンパチェンス” と言うんだそうな。

なんでも「サカタのタネ」が開発した園芸種で、
直射日光に強く、丈夫なんだそう。

お庭も何やらリゾートっぽ・・・。

近くに ”底土港”(ソコド港)、
島一番の港で 東海汽船が毎日 東京と１往復(10時間)、
かつて帆船”日本丸”も着岸したと。

ここに島唯一の海水浴場、砂は本土から運んだとのこと。

空港道路は立派で、信号もあります。

1600年 関ヶ原の戦に敗れ、流罪となった宇喜田秀家公と、
本土に残された妻の豪姫さん。
生涯離れ離れとなった悲劇の二人を想いやって(/ω＼)、近年設置されたと。
故郷を向いていましたよ。

”千畳岩海岸”

相次ぐ八丈富士の噴火で流れ出した溶岩が海に注いで、
黒い溶岩石がそのまま残る原始の圧巻。

古代から噴火が繰り返され、その都度吐き出された溶岩が裾野を覆って、
そのまま溶岩石の景観となってました。

八丈富士は1605年の噴火を最後に活動を休止して、今は休火山。

対岸の八丈小島は、噴火の地下変動により海で分断されたと。

地殻変動の荒々しさが伝わってきます。

入り江も激しい潮流に浸食されて、複雑な地形に、

”八丈ブルー” とでも言うんでしょうか、

海水はどこまでも澄んでいて、メチャクチャ綺麗！

ただし波の勢いは、外洋の大きなうねりを受けて、
時折怖いくらいの大波が襲います。

まさに絶海の孤島に打ち付ける 力強い大波！

漁船は沖に出るまでもなく、大物が上がるんだそぉ。

悠久の歴史に繰り返された噴火活動で、何段にも重なった溶岩層。
この島全体が 地球の大変動により出来上がってきたものであることが
この荒々しさから実感できます。

この巨岩、台風や大しけの都度 あちこちに移動するそうで、
町ではただひたすら動きを見守っているそうな・・・。

”八丈富士ふれあい牧場” にやってきました。

先ほどまでは快晴だったんですが400m程上がっただけで
急に 霧に覆われてしまいました。

展望台に続くアプローチも、天まで続いてるよう！

ここが展望台。　だめかぁ！と思いきや・・・、

突然晴れてきて、町や三原山方向が一望。

とっても人懐っこい牛さんと戯れて、

この子はまだ三週間だと、

展望台から戻ってきたみなさんに、

仔牛さんは柵をすり抜けて・・・
自分も家族だと思ってるんでしょうね。

まず、今朝獲れの旬鮮魚、
鮪、勘八、金目鯛、真鯛　…旨みが違います、

今宵 島焼酎のアテは、

蒸し牡蠣に 八丈ヨーグルト、

合鴨に九条ネギ、

特産の明日葉と桜海老のお浸しで、

小鍋は ホテル直営牧場の ジャージー牛乳 ”ミルクしゃぶしゃぶ”

”島風しゃぶ” を、島産の海風椎茸、もち豚ロース、ばら肉・・・

島焼酎は「八重椿」と、若衆が好きな「情け嶋」、
島美人が好む希少「ジョナリー」の 3本立てで今宵も　(#^.^#)～☆