佐賀県 名護屋城跡の近辺を気ままぶらり旅

2022/05/04 - 2022/05/04

快晴のゴールデンウィークに佐賀県鎮西町の名護屋城跡の周辺をぶらりとしてみました。

個人的な趣味のスポットを巡りましたので、さらっと見ていただければ幸いです。

エリア 呼子・玄海(佐賀)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

5月3日の福岡市内は快晴でした。

隣の佐賀県唐津市も晴れのようですので、久しぶりにドライブに行ってみます。

福岡市内より１時間ほどで唐津市に到着しました。

唐津のシンボルの唐津城です。

唐津城 名所・史跡

唐津城は1602年から寺沢広高公が築城しました。

次に訪れる肥前 名護屋城の用材が多く用いられた城です。

唐津城は何度も行ってますので、本日は外観のみを見ることにします。

石垣の一部が損壊して復元中のようです。

唐津城の東側から宝当神社で有名な高島を望みます。

釣りの方も多かったです。

玄界灘に面していて、漁業も盛んなようです。

別の角度からの唐津城です。

これから鎮西町にある肥前 名護屋城跡に行ってみます。

名護屋城博物館に到着しました。

唐津城からは30分弱ほどです。

佐賀県立名護屋城博物館 美術館・博物館

朝鮮半島や中国に近いこともあり、古来の貿易や元寇の歴史、名護屋城について紹介しています。

無料で入館が出来て、写真も可の展示品が多いので、非常にありがたい施設です。

この日は豊臣秀吉の「黄金の茶室」が復元されていました。

関白となった豊臣秀吉が作った豪華な茶室で、名護屋城にも運ばせて茶会を開きました。

目も眩むほどの輝きで、天下人となった秀吉の威光を表しているようです。

安宅船と呼ばれる軍船です。

豊臣秀吉が朝鮮を攻めた、文禄・慶長の役において使用されました。

こちらも当時使われた、仏狼機砲という大砲です。

当時の名護屋城の模型です。

これより城跡の散策に行ってみます。

名護屋城は豊臣秀吉が中国大陸に侵略するために、1591年から築いた城です。

当時は大阪城に次ぐ規模の大きさの城でした。

名護屋城跡 名所・史跡

城の大きさは歩いてみると実感することができます。

また名護屋城は桜の名所としても有名で、春の時期もお薦めです。

朝鮮半島に出陣するため、日本各地の大名がこの名護屋城に集まり、140もの陣屋が築かれました。

今もその陣屋跡が残っています。

三ノ丸に残る櫓台の跡です。

豊臣秀吉の死後、文禄・慶長の役は終わり、名護屋城は廃城となりました。

城の用材は唐津城の築城に用いられたようです。

それから400年以上が経ち、石垣の損壊もありますが、当時の遺構がよく残っています。

本丸に登る石段です。

広い本丸跡に着きました。

名護屋城本丸跡 名所・史跡

城址碑です。

天守台の跡があります。

五層七階の天守閣が築かれていました。

天守台からの展望です。

晴れた日は壱岐・対馬も望めます。

七階の天守閣からの展望はもっと素晴らしいものだったことでしょう。

本丸の石垣跡です。

天守台の跡です。

こちらの石垣はかなり損壊していました。

遊撃丸の石垣です。

二ノ丸の建物の跡です。

城の裏門にあたる搦手口です。

ここからは近くの玄界原子力発電所が見えます。

昨今の懸案事項のロシアによるチェルノブイリ施設の制圧が思い起こされました。

三ノ丸方面です。

約7年に渡る朝鮮半島での戦いにおいて、出兵基地となりました。

多くの戦国武将がこの地より朝鮮半島に向けて出兵していきました。

豊臣秀吉による侵略戦争でしたが、秀吉の死により戦いは終わり、各武将は帰国して、城は廃城となりました。

400年の時を経て、静かにその面影を残していました。

名護屋城に近い場所にある、前田利家公の陣屋跡に行ってみます。

前田利家公は当時の豊臣政権のナンバー２だったようで、城に近い場所に立派な陣屋が構えられていたようです。

名護屋城跡並びに陣屋 名所・史跡

陣屋跡からは奥に名護屋城を望むことができます。

海に近い波戸岬にある島津義弘公の陣屋跡に行ってみます。

島津義弘公は薩摩（鹿児島）の武将で、本国との連携不足もあり、苦労されながら、朝鮮半島に渡られました。

石垣などが修復されているようです。

島津義弘公の陣屋から望む玄界灘・朝鮮半島方面の展望です。

美しい海が広がっています。

近くの波戸岬に来ました。

波戸岬海水浴場 ビーチ

海水浴場になっていて、夏場は賑わうスポットです。

波戸岬では地元で獲れるサザエのつぼ焼きが有名で、多くお客さんで行列になっていました。

波戸岬サザエのつぼ焼き売店 グルメ・レストラン

価格もリーズナブルで、新鮮なさざえを食べることができます。

写真では、昭和レトロ感が満載な雰囲気です。

こちらは海中展望塔です。

海中から魚などを見ることが出来ます。

玄海海中展望塔 名所・史跡

恋人の聖地のモニュメントもありますので、夫婦またはカップルで是非お越しください。

ライダー集団もツーリングに来ていました。

波戸岬の先端の灯台です。

神社も祭られていました。

波戸岬の灯台です。

波戸岬 自然・景勝地

この辺りは玄界灘の荒波により、岩場が多くなっています。

崩壊した桟橋がありました。

観光船か漁船用のものでしょうか。

取り残された雰囲気がノスタルジックでした。

呼子大橋を渡り、加部島に行ってみます。

この日は久しぶりの制限のないゴールデンウィークということで、この呼子エリアも車と人が多かったです。

呼子大橋を渡ります。

呼子大橋 名所・史跡

加部島の風の見える丘公園に来ました。

風の見える丘公園レストハウス 公園・植物園

呼子大橋の展望です。

呼子大橋 名所・史跡

その名の通り、風が心地よい展望台でした。

加部島に鎮座する田島神社に行ってみます。

田島神社 寺・神社・教会

肥前鳥居という、両端が少し上がった形の鳥居で、約千年前のものとのことでした。

楼門です。

奈良時代に創建されたという古い神社でした。

代々の唐津藩主から崇拝されてきました。

境内には太閤祈念石という巨石がありました。

秀吉がここを訪れた際に、祈念をして槍を突くと巨石が二つに割れたと伝わっています。

唐津市街に戻る途中にある、湊の立神岩が見えてきました。

こちらも玄界灘の荒波の侵食によって出来た奇岩です。

立神岩 自然・景勝地

高さ30メートルの玄武岩で近くまで行けませんが、迫力のある風景です。

唐津市街に戻り、歴史民俗資料館に来ました。

旧三菱合資会社唐津支店の建物で、レトロな雰囲気です。

耐震問題などで現在は閉鎖されていますが、アニメ「ゾンビランドサガ」の舞台になったようで、少し話題のようです。

結局、この日は昼食難民となっていて、ようやく16時に食事にありつけました。

福岡の焼肉・うどんのチェーン店のウエストさんの唐津店です。

お薦めはかき揚げです。

サクサクで野菜や魚介類が入っていて、4～5年振りに食べました。

唐津から福岡に戻る道はかなりの渋滞でした。

皆さんがゴールデンウィークに足を伸ばしに行かれたことでしょう。

福岡からは電車で唐津に行くことも出来ます。

福岡県の糸島市に入り、芥屋の海水浴場にきました。

芥屋海水浴場 ビーチ

30年前によく来ていた福岡を代表する海水浴場の一つです。

こちらも夏場はよく賑わうスポットです。

海が美しい糸島地区は休日には多くの人達で賑わいます。

芥屋の大門に来ました。

芥屋の大門 自然・景勝地

こちらも玄界灘の荒波により出来た奇岩です。

近くの港から観光船が出ていて、海上からも見学が出来ます。

糸島の有名な夫婦岩を見ようとしましたが、夕暮れの時間は車も混み合っていましたので、断念しました。

陽も落ちてきましたので、これより帰宅します。

名護屋城跡や唐津・糸島近辺をぶらりとしてみました。

最後まで見ていただき、ありがとうございました。