日暮里・西日暮里旅行記(ブログ) 一覧に戻る
普段から街で目にするマンホール。<br />では底を流れる下水はどう処理されるのだろう?<br /><br />そんな素朴な疑問から、東京都下水道局が管理する「旧三河島汚水処分場喞筒(ポンプ)場施設」(国指定重要文化財)を訪れ見学したのです。<br /><br />※見学には事前予約が必要です。<br />https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/business/b4/guide/s-mikawa/

2022年4月 マンホールのその先へ ~ 旧三河島汚水処分場喞筒場施設見学 ~

50いいね!

2022/04/09 - 2022/04/09

31位(同エリア186件中)

たんきち

たんきちさん

この旅行記スケジュールを元に

普段から街で目にするマンホール。
では底を流れる下水はどう処理されるのだろう?

そんな素朴な疑問から、東京都下水道局が管理する「旧三河島汚水処分場喞筒(ポンプ)場施設」(国指定重要文化財)を訪れ見学したのです。

※見学には事前予約が必要です。
https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/business/b4/guide/s-mikawa/

同行者
カップル・夫婦
交通手段
私鉄

PR

  • 目的地へは東京メトロ千代田線の町屋駅から向かいます。

    目的地へは東京メトロ千代田線の町屋駅から向かいます。

    町屋駅

  • 公式の案内では徒歩13分。<br /><br />時間に余裕を持ったつもりも、乗換の国会議事堂前駅で反対方向の電車に乗ってしまい、赤坂駅から引き返す羽目に。

    公式の案内では徒歩13分。

    時間に余裕を持ったつもりも、乗換の国会議事堂前駅で反対方向の電車に乗ってしまい、赤坂駅から引き返す羽目に。

  • 集合時間9時の2分前に何とか到着。<br /><br />案内の方を門の外で待たせてしまいました。<br />

    集合時間9時の2分前に何とか到着。

    案内の方を門の外で待たせてしまいました。

    旧三河島汚水処分場喞筒場施設 (三河島水再生センター) 名所・史跡

    我が国最初の近代下水処理施設(旧三河島汚水処分場喞筒場施設) by たんきちさん
  • スタッフの方から見学コースに沿って説明いただけるようです。<br />まずは事務棟へ。

    スタッフの方から見学コースに沿って説明いただけるようです。
    まずは事務棟へ。

  • 下水道局のキャラクター「アースくん」がお出迎え。

    下水道局のキャラクター「アースくん」がお出迎え。

  • 広い講義室には私たちだけ。<br />見学者一組に対し、スタッフお一人の方から解説いただくという厚遇ぶり。<br />

    広い講義室には私たちだけ。
    見学者一組に対し、スタッフお一人の方から解説いただくという厚遇ぶり。

  • 最初は講義室で座学から。<br />旧三河島汚水処分場喞筒場施設は、大正11年に運転を開始したわが国最初の近代下水道施設。その役割や歴史などを学びます。<br />先生一人に対し聴講者は2名のみ、なかなか気が抜けない。

    最初は講義室で座学から。
    旧三河島汚水処分場喞筒場施設は、大正11年に運転を開始したわが国最初の近代下水道施設。その役割や歴史などを学びます。
    先生一人に対し聴講者は2名のみ、なかなか気が抜けない。

  • 事務棟内には、以前使用されたマンホール蓋などが展示。<br />珍しい四角形のマンホール。<br />中央のデザインは「ヲ」の字が九つ。<br />ヲ×9⇒「おぐ」、かつての尾久町に設置されたもの。

    事務棟内には、以前使用されたマンホール蓋などが展示。
    珍しい四角形のマンホール。
    中央のデザインは「ヲ」の字が九つ。
    ヲ×9⇒「おぐ」、かつての尾久町に設置されたもの。

  • 2001年に設置が開始された23区のマンホール蓋。<br />中央の文字キャップの左3つはマンホール番号、右の番号は下水管が敷設された年度を示しているとのこと。<br />写真の場合は1960年敷設ということになります。

    2001年に設置が開始された23区のマンホール蓋。
    中央の文字キャップの左3つはマンホール番号、右の番号は下水管が敷設された年度を示しているとのこと。
    写真の場合は1960年敷設ということになります。

  • 続いて屋外へ。<br />施設は現在も「三河島水再生センター」として、荒川・台東区の全部、文京・豊島区の大部分、そして千代田・新宿・北区の一部の下水処理を行い、隣接する隅田川に放流しています。<br />案内図の下部分が今回の見学コース。

    続いて屋外へ。
    施設は現在も「三河島水再生センター」として、荒川・台東区の全部、文京・豊島区の大部分、そして千代田・新宿・北区の一部の下水処理を行い、隣接する隅田川に放流しています。
    案内図の下部分が今回の見学コース。

  • 施設入口にある門衛所。<br />大正14年の建築物とは思えないほど、周囲に溶け込んでいます。<br />窓上部のアーチは当時のヨーロッパで流行していた建築デザインとのこと。<br /><br />明治期の土木技術者中島鋭治が欧米に渡り調査を行ったこともあり、西洋の技術・様式がふんだんに採用されているとの解説。

    施設入口にある門衛所。
    大正14年の建築物とは思えないほど、周囲に溶け込んでいます。
    窓上部のアーチは当時のヨーロッパで流行していた建築デザインとのこと。

    明治期の土木技術者中島鋭治が欧米に渡り調査を行ったこともあり、西洋の技術・様式がふんだんに採用されているとの解説。

  • 「日本の下水処理発祥の地」の碑。<br />碑の形は、この処分場が対象としているエリアを表わしています。<br /><br />鈴木元都知事の名前がありますが、随分筆が立つ方なんですね。<br />新宿の都庁舎など箱モノ好きという印象しかなかったけど...

    「日本の下水処理発祥の地」の碑。
    碑の形は、この処分場が対象としているエリアを表わしています。

    鈴木元都知事の名前がありますが、随分筆が立つ方なんですね。
    新宿の都庁舎など箱モノ好きという印象しかなかったけど...

  • 各地から集まって来た下水は、写真の白線の地下を流れた後、二手に分かれ、平成11年まで奥に見えるレンガ造りの喞筒(ポンプ)室へと導かれていました。<br /><br />現在は右側の黄色線方面に向かい、水再生センターへと流れています。

    各地から集まって来た下水は、写真の白線の地下を流れた後、二手に分かれ、平成11年まで奥に見えるレンガ造りの喞筒(ポンプ)室へと導かれていました。

    現在は右側の黄色線方面に向かい、水再生センターへと流れています。

  • 手前から沈砂池、濾格室、喞筒室。<br />これらの施設が重要文化財に指定。

    手前から沈砂池、濾格室、喞筒室。
    これらの施設が重要文化財に指定。

  • 入口阻水扉室の上屋。<br />地下には下水を一時的に止める扉があるとのこと。

    入口阻水扉室の上屋。
    地下には下水を一時的に止める扉があるとのこと。

  • 沈砂池へと下る階段。<br />階段の幅なども建築当時の欧米仕様としたため、昇り降りすると違和感くっきり!<br />若い人が歩けば違うんでしょうが...

    沈砂池へと下る階段。
    階段の幅なども建築当時の欧米仕様としたため、昇り降りすると違和感くっきり!
    若い人が歩けば違うんでしょうが...

  • 沈砂池。<br />ここで下水中の土砂を沈殿させ取り除きます。<br /><br />地下からの出口のアーチにもデザイン上の拘りがある由。

    沈砂池。
    ここで下水中の土砂を沈殿させ取り除きます。

    地下からの出口のアーチにもデザイン上の拘りがある由。

  • 下水中のゴミをスクリーンで取り除く濾格器。

    下水中のゴミをスクリーンで取り除く濾格器。

  • 取り除いた土砂やゴミはトロッコで坂の上に引き揚げたそうです。<br />写真はトロッコのレール跡。<br />2本の鉄路には心惹かれるものが...

    取り除いた土砂やゴミはトロッコで坂の上に引き揚げたそうです。
    写真はトロッコのレール跡。
    2本の鉄路には心惹かれるものが...

  • ヘルメットを被り今度は地下を見学。<br />二手に分かれた下水が合流する喞筒井(ポンプせい)接続暗渠。<br /><br />この場所で記念撮影する方が多いんだとか。

    ヘルメットを被り今度は地下を見学。
    二手に分かれた下水が合流する喞筒井(ポンプせい)接続暗渠。

    この場所で記念撮影する方が多いんだとか。

  • 壁面のフックに掛けられた阻水扉(そすいひ)。<br />底弁を修理するときに締め切られます。

    壁面のフックに掛けられた阻水扉(そすいひ)。
    底弁を修理するときに締め切られます。

  • 一部の阻水扉は着色せずに使用当時の姿で保存。<br />超巨大なワッフルみたい。

    一部の阻水扉は着色せずに使用当時の姿で保存。
    超巨大なワッフルみたい。

  • 地上に上がり、いよいよメインとも言うべきレンガ造りの喞筒室へ。<br />窓の形状にも建設時の流行が採り入れられているとの解説。

    地上に上がり、いよいよメインとも言うべきレンガ造りの喞筒室へ。
    窓の形状にも建設時の流行が採り入れられているとの解説。

  • 喞筒室内は想像以上に開放的。<br />都合10台の喞筒が並び圧巻です。

    喞筒室内は想像以上に開放的。
    都合10台の喞筒が並び圧巻です。

  • 地下の喞筒井から下水を吸い揚げるための喞筒。<br />エバラポンプの銘板が見えます。<br />設置されている喞筒は昭和38年から49年にかけて取り替えられたもの。

    地下の喞筒井から下水を吸い揚げるための喞筒。
    エバラポンプの銘板が見えます。
    設置されている喞筒は昭和38年から49年にかけて取り替えられたもの。

  • 天井クレーン。<br />「株式會社東京石川島造船所」、「大正九年製造」と右書きの文字が歴史を感じる。<br />6トン半の重量を引き揚げることができるのですね。

    天井クレーン。
    「株式會社東京石川島造船所」、「大正九年製造」と右書きの文字が歴史を感じる。
    6トン半の重量を引き揚げることができるのですね。

  • 喞筒室脇から屋外に出ると浅草幹線の下水管の一部を掘り出した「馬蹄形レンガ敷きの下水管」が展示。<br />大正11年から平成11年まで使用されたと横に書かれています。

    喞筒室脇から屋外に出ると浅草幹線の下水管の一部を掘り出した「馬蹄形レンガ敷きの下水管」が展示。
    大正11年から平成11年まで使用されたと横に書かれています。

  • 最後に案内されたのが「土運車引揚装置用電動機室」。<br />先ほどレールを見たトロッコの引き上げ機械が設置されていたもの。

    最後に案内されたのが「土運車引揚装置用電動機室」。
    先ほどレールを見たトロッコの引き上げ機械が設置されていたもの。

  • 以上、1時間半強で見学は終了。<br />スタッフの方からは懇切丁寧に解説していただきました。<br /><br />施設内はさくらの木が多く、1週間前であればちょうど満開の花々を見ることができたでしょう。

    以上、1時間半強で見学は終了。
    スタッフの方からは懇切丁寧に解説していただきました。

    施設内はさくらの木が多く、1週間前であればちょうど満開の花々を見ることができたでしょう。

  • 阻水室上屋に近いマンホール。<br />このマンホールの設置場所が、マンホールカード表面左下に表示されている経緯度に該当します。

    阻水室上屋に近いマンホール。
    このマンホールの設置場所が、マンホールカード表面左下に表示されている経緯度に該当します。

  • そして東京23区のマンホールカードを頂きます。<br />こちらの施設を見学(要:事前申込)しないとゲットできない、ある意味取得の難易度がやや上がるカードです。<br /><br />マンホールカード欲しさに見学を予約したというのが正直なところかな。

    そして東京23区のマンホールカードを頂きます。
    こちらの施設を見学(要:事前申込)しないとゲットできない、ある意味取得の難易度がやや上がるカードです。

    マンホールカード欲しさに見学を予約したというのが正直なところかな。

  • 駅までの帰路、途中にある「ゆいの森あらかわ」にトイレ休憩も兼ねて立寄り。

    駅までの帰路、途中にある「ゆいの森あらかわ」にトイレ休憩も兼ねて立寄り。

    ゆいの森あらかわ 名所・史跡

    ご近所の人がうらやましい施設 (ゆいの森あらかわ) by たんきちさん
  • 2階にある「吉村昭記念文学館」を再訪しました。<br />(内容は口コミに記載)<br />

    2階にある「吉村昭記念文学館」を再訪しました。
    (内容は口コミに記載)

    吉村昭記念文学館 美術館・博物館

    ファン必見の文学館 (吉村昭記念文学館) by たんきちさん
  • 時刻はまだ11時過ぎですが、<br />食いはぐれないよう町屋駅前のそば店にて早めのしーめー。

    時刻はまだ11時過ぎですが、
    食いはぐれないよう町屋駅前のそば店にて早めのしーめー。

    おらが蕎麦 町屋サンポップ店 グルメ・レストラン

    コスパの良い蕎麦店 (おらが蕎麦 町屋サンポップ店) by たんきちさん
  • 町屋駅から千代田線を終点の代々木上原まで乗り通し、

    町屋駅から千代田線を終点の代々木上原まで乗り通し、

    町屋駅

  • さらに小田急線に直通。

    さらに小田急線に直通。

    成城学園前駅

  • 多摩川に近い狛江駅で下車。

    多摩川に近い狛江駅で下車。

    狛江駅

  • 駅から近い狛江市民センターを訪れました。

    駅から近い狛江市民センターを訪れました。

  • 今年の正月には在庫がなかったコサギのマンホールカードの配布が再開!<br /><br />東京都では全国最多66種のマンホールカードが発行されています。<br />この日の追加で累計は64種に。<br />残り二つは今のところ配布が中止されているので、現時点で集めるだけ集めたことになったわけです。

    今年の正月には在庫がなかったコサギのマンホールカードの配布が再開!

    東京都では全国最多66種のマンホールカードが発行されています。
    この日の追加で累計は64種に。
    残り二つは今のところ配布が中止されているので、現時点で集めるだけ集めたことになったわけです。

  • 狛江からは小田急バスで、石原プロがあった国領駅へと向かいました。<br /><br />今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

    狛江からは小田急バスで、石原プロがあった国領駅へと向かいました。

    今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

    国領駅

50いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (2)

開く

閉じる

  • Decoさん 2022/05/06 19:42:39
    マンホールから
    たんきちさん、はじめまして、そしていつもお世話になっています。

    たんきちさんの旅行記、マンホールカード集めを軸にして、いろんなところを訪れられてご自身の視点でとらえられていて、楽しく拝見しています。中には私が昔住んでいた場所や今住んでいる場所、知っている場所もあって、懐かしい気持ちになったりもします。
    今回の旅行記、マンホールからさらに一歩進んで興味を持たれた内容ですね。下水処理、私たちの生活に直結しているけど、あまり知られていない部分。私も読んでいて勉強になりました。
    旧三河島汚水処理場は風格のある建物、歴史を感じさせる設備。先人たちが築いてきた、まぎれもなく近代産業化遺産ですね。
    吉村昭氏、恥ずかしながら私はまだ氏の小説は読んでいませんが、たんきちさんの記念館の口コミを拝見して読みたくなりました。
    これからも旅行記や口コミ、楽しみにしています。
                                Deco

    たんきち

    たんきちさん からの返信 2022/05/06 20:43:29
    Re: マンホールから
    Decoさん

    はじめまして。いつも私の投稿をご覧いただき、そして励みになるコメントありがとうございます。
    「一歩進んで」と言われると照れてしまいます。Decoさんの深い考察に比べれば足下に及びません。
    吉村昭は長崎や宇和島を取材に何度も訪れ、それらの地を舞台にした作品が多いので、Decoさんも関心を持たれるかもしれませんね。
    今後ともどうぞよろしくお願いします。
                       たんきち 

たんきちさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

この旅行で行ったグルメ・レストラン

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

この旅行記の地図

拡大する

日暮里・西日暮里の人気ホテルランキング

PAGE TOP

ピックアップ特集