2019/04/28 - 2019/04/28
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モボ101さん
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ハンブルクから列車でハンザ都市のリューベックに向かいます。
2019年のゴールデンウイークは10連休。出発を1日と数時間前倒しすると経由便ながら羽田→コペンハーゲン、フランクフルト→羽田のオープンジョーで、サーチャージや税もコミコミ8万円を切る航空券を見つけたのが前年の6月。羽田発や現地発の時間帯も良いので、まだ出発が10ヶ月以上先ではあるものの、先手を打って迷わずゲット。
往復の機中泊を含めると11泊12日、現地滞在正味10日の旅の入り口にコペンハーゲン、出口にフランクフルトを選んだんだのは、デンマークとドイツの間の海峡で列車を連絡船(フェリー)に乗せて航送する渡り鳥ラインと呼ばれるコースに乗ってみたかったから。
羽田から夜便で出発。デンマーク1日目は、深夜の乗り継ぎ便で朝にコペンハーゲン到着後、列車でオーデンセを往復。
https://4travel.jp/travelogue/11729848
デンマーク2日目(ドイツ1日目)は、朝から列車でデンマークの隣国スウェーデンのマルメを往復後、コペンハーゲンから列車代行バスとフェリーによる列車航送を経てドイツのハンブルクへ。
https://4travel.jp/travelogue/11734827
ドイツ2日目の午前は、ハンブルクから列車でハンザ都市のリューベックに向かいます。
【この旅行記です】
ドイツ2日目の午後は、リューベックからローカル列車で製塩業で栄えた街リューネブルクへ。
https://4travel.jp/travelogue/11750290
ドイツ3日目の午前は、メクレンブルク=フィアボルン州の州都シュヴェリーンを観光。ロストク乗り継ぎでシュトラールズントへ。
https://4travel.jp/travelogue/11751162
ドイツ3日目の午後は、バルト海に面した世界遺産、ハンザ同盟の街シュトラールズントを散策。
https://4travel.jp/travelogue/11751195
ドイツ4日目の午前は、バルト海に浮かぶドイツ最大の島でリューゲン狭軌鉄道のSL列車に乗車(前編)。
https://4travel.jp/travelogue/11752645
ドイツ4日目の午後は、バルト海に浮かぶドイツ最大の島でリューゲン狭軌鉄道のSL列車に乗車(後編)。その後、首都ベルリンへ。
https://4travel.jp/travelogue/11754572
ドイツ5日目の午前は、UバーンとSバーンに乗ってベルリンの壁とヴェルヘルム皇帝記念教会を見学後、ブランデンブルク門へ。
https://4travel.jp/travelogue/11758299
ドイツ5日目の午後(その1)は、東ドイツ時代のディーゼル特急を見学後、保存鉄道のブッコー小鉄道の小さな電車に乗車。
https://4travel.jp/travelogue/11758418
ドイツ5日目の午後(その2)は、ブッコー小鉄道の終点ブッコー駅の保存車両とミニ鉄道博物館見学後ベルリンに戻ります。
https://4travel.jp/travelogue/11761196
ドイツ5日目の夜は、バスとトラム、Sバーンで連邦議会議事堂からウンター・デン・リンデンをアレクサンダー広場まで散策です。
https://4travel.jp/travelogue/11761277
ドイツ6日目の午前は、ベルリンからブダペスト行きのユーロシティーでドレスデンへ。Sバーンでバート・シャンダウに向かう際にキャッシングでぼったくりATMに遭遇。
https://4travel.jp/travelogue/11762492
ドイツ6日目の午後(その1)は、東ドイツ時代の2軸の路面電車、ゴータカーが現役で活躍するキルニッツ渓谷鉄道でリヒテンハイネル滝に向かいます。
https://4travel.jp/travelogue/11762656
ドイツ6日目の午後(その2)は、1950~60年代の東ドイツ製の路面電車が現役で活躍するキルニッツ渓谷鉄道でバート・シャンダウ。Sバーンでザクセンスイスに立ち寄りドレスデンへ。
https://4travel.jp/travelogue/11770131
ドイツ7日目の午前は、ドレスデンからローカル快速でチェコ、ポーランドとの3ヶ国国境のドイツ側の町、ツィッタウ。ツィッタウ狭軌鉄道の蒸気機関車の牽く列車に乗車してベルトスドルフへ。
https://4travel.jp/travelogue/11771574
ドイツ7日目の午後(その1)は、ドイツの東端、チェコとポーランドとの国境の町、ツィッタウで蒸気機関車の牽く列車に乗車後旧市街散策。
https://4travel.jp/travelogue/11774284
ドイツ7日目の午後(その2)は、ドイツの東端、ポーランドとの国境の町ゲルリッツの旧市街散策とちょっとだけポーランドへ。
https://4travel.jp/travelogue/11797727
ドイツ7日目の午後(その3)は、ドイツの東端、ドイツ内の少数民族ソルブ人の住む町 塔の町バウツェン旧市街散策。
https://4travel.jp/travelogue/11797738
ドイツ8日目は、ドレスデントラム博物館見学と旧市街散策後ICEでフランクフルトへ。
https://4travel.jp/travelogue/11800150
ドイツ9日目の午前は、フランクフルトからローカル列車とトラムでめぐるアールヌーボーの街ダルムシュタット。
https://4travel.jp/travelogue/11807195
ドイツ9日目の午後は、ダルムシュタットの鉄道博物館見学後、シードルを飲みながらフランクフルトを巡るリンゴ酒電車へ。
https://4travel.jp/travelogue/11807344
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
デンマークのコペンハーゲンからドイツのハンブルクまでは一人旅。
ハンブルク駅前のホテルで、フランクフルトでドイツに入国してゴスラーで1泊し、先に到着していた2人と合流。翌日、ドイツ2日目はチェックアウト後にホテルに荷物を預け、ハンブルク中央駅へ。
コペンハーゲンからと、フランクフルトからの待ち合わせ場所をハンブルクにしたのは、当日でもドイツ鉄道DB乗り放題のジャーマンレイルパスが買える数少ない駅だから。でも、3人一緒でハンブルクからリューベック、リューネブルクからシュヴェリーンに向かうこの日のコースなら、ICEやICには乗れないけど、DBの1日券の方がずっとお得なことが判明。それなら待ち合わせをリューベックにすれば、同じ値段でもっと良いホテルに泊まれたのに。
ハンブルクはベルリンに次ぐドイツ第二の都市。ハンブルクの街中は2015年に巡っているので、券売機で3人用のドイツ鉄道DBの休日用1日券を買って、朝からローカル列車でリューベックへ。リューベックも前回訪問したけど、今回は同行者の案内役で再訪することに。 -
ハンブルクから快速列車REで45分ほどで、赤煉瓦のリューベック駅へ。前日に、コペンハーゲンからハンブルクに向かうICも停車したリューベックは、バルト海南西部のリューベック湾に面する港湾都市。“ハンザの女王”と呼ばれ、13世紀から16世紀にかけて、ハンザ同盟の盟主として繁栄を極めた都市です。
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駅から東に向かうと、緑の芝生の向こうにリューベックのシンボルになっている、旧市街入口のホルステン門が見えてきます。2本の塔で構成された煉瓦造りの重厚な市城門で、15世紀の建築。
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これは、ホルステン門の旧市街側。
門をくぐってホルステン橋を渡ります。トラヴェ川とトラヴェ運河に囲まれた縦に長いレモンのような楕円形の島が世界遺産の旧市街。 -
橋のたもとで、トラーヴェ川に沿って並ぶ煉瓦造りの切り妻屋根は、16から18世紀に建てられた塩の倉庫。午後に向かうリューネブルクで採掘し、塩街道で運ばれてきた岩塩を貯蔵。バルト海でとれたニシンを保存食の塩漬けに加工して輸出し、リューベックに莫大な富をもたらしたのだとか。
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旧市街の石畳の路地と煉瓦造りの建物。何やら、3Dの看板が。
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ホルステン橋から旧市街に入ったところに建つのが、塩商人の教会だった聖ペトリ教会。エレベータを設置して、観光用の展望塔になっているようで、チケットを買って尖塔に上ると、オレンジ色の屋根の旧市街とその外に緑の広がる360度の絶景。
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聖ペトリ教会から旧市街の南側には、2本の尖塔を持つ大聖堂。
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西にはホルステン門と塩の倉庫。その背後に広がる新市街。左手後方にはリューベック駅。
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旧市街の北東側には、2本の尖塔を持つ聖マリエン教会。
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その手前にリューベックの中心、マルクト広場と市庁舎。
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聖ペトリ教会から降りてマルクト広場へ。広場に面して建つのは、ドイツ最古のゴシック建築といわれる13世紀のリューベック市庁舎。白いアーケード部分はルネッサンス様式。
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広場の真ん中に建つこれは何?
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市庁舎の裏側の階段は、後に増築された部分でルネッサンス様式。
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二階には、優雅な装飾のある出窓も。
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マルクト広場の隣に、ハンザの商人が13世紀の半ばから100年をかけて建てた聖マリエン教会。4年前の訪問時に見学しているので、外壁の石に腰をおろしている悪魔君にちょっと挨拶しただけで次へ。
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旧市街のメインストリートを北へ。奥には、聖ヤコビ教会の尖塔。
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通りに面して建つ、レンガ造りで階段状の破風などハンザ都市の典型的な建築様式、シッファーゲゼルシャフトは、16世紀に建てられた船員組合ギルドの館。
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その向かいには、バルト海の航海に携わったハンザの富を伝える聖ヤコビ教会。
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隣には聖霊養老院。富を得て隆盛を誇ったリューベックでは、13世紀末にドイツで最初に貧しい人々のための社会福祉施設を建てたのだとか。前回訪問時には、工事で正面がシートで覆われていたけど、今回はその姿を見ることができました。
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通りの先、旧市街の北の端に建つブルク門。中世には城壁に囲まれていたリューベックには、4個所の市門があったが、現在残るのは西側のホルステン門と、北側にあるこのブルク門の2個所だけ。
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ブルク門から通りを南に戻ると、ハンザ商人の館であっただろう通りに面した立派な建物の1階に、抜け道のような通路があり、中に入ってみると、その裏側にはガングと呼ばれる二階建ての長屋。
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リューベック駅に戻り、構内の売店で昼食にビールとサンドイッチを買って、ディーゼルカーのローカル列車に乗車。リューネブルクに向かいます。リューネブルクはハノーファーとハンブルクを結ぶ幹線上の街だけど、リューベックからハンブルクを経由せずに塩の道を通って直結するローカル線が便利。
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