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旅に出る直前にぎっくり腰を患いながらも、何とか腰にコルセットを巻いて、電車と飛行機とレンタカーと船に揺られること8時間、神の島「大神島」に10年ぶりに上陸! ビーチを歩いていたときは薄日も差していたのに、突然の激しいスコールに見舞われて、島最高地点の遠見台からの景色がモヤったり、かと思えば島を離れる間際にまた薄日が差し出すとか、やはり神の島は簡単には行きません。砂浜沿いの道も途中で突然途絶え、行く手を巨大な岩が阻みます。なんでも、一周道路を作ろうとしても工事現場だか業者さんだかに災難が降りかかり、途中で頓挫せざるを得なかったそう。そんな神の島も激しいスコールのあとは、少しひんやりした穏やかな空気に包まれ、間もなく夕暮れを迎えたのでした。<br /><br />今回の旅の中継点である宮古島は、1年ぶりの来島。東平安名崎や島尻をレンタカーで巡り、島尻から上述の大神島へ渡ったのですが、中でも東平安名崎は灯台に上がるのが10年ぶり。コルセット様々、駐車場から灯台までの数百メートル、灯台の片道97段のらせん階段とも、痛みに苦しむことなくしっかり踏破。ここ何回かは、灯台の開館時間に間に合わず上がれなかったんで、久しぶりに巡れてよかったです。<br /><br />東平安名崎というとガイドブックで、岬の根元から突端までをすっぽり収めた「純全景」が、よく写真の構図に用いられていますが、灯台上から根元への「逆全景」は何度か見たものの、純全景は今までこの目で見たことがなく、今回岬の根元から細い坂道を登りついに純全景を初体験してきました。うむ、今まで「逆全景だっていいんだもんね」と思っていたけど、やはり純全景のほうがいいな。<br /><br />旅程の都合で、宮古島来島8度目にして島内宿泊初体験。メインストリート・西里大通り沿いの居酒屋さんでオキナワンフードをいただき、翌朝は朝食後旧平良市内中心部を徒歩で少し巡りました。結果、来島のたびに行っていた砂山ビーチ、来間島、池間島、西平安名崎は初めて軒並みスルー。ま、だから何?って感じですけどね(笑)。<br /><br />2日目は、11年3か月ぶり2度目(旅行当時)の多良間島へ。空港から有償バスで集落の中心部・多良間村役場前へ移動し、ひたすら徒歩で集落やその周りを散策しました。前日の不安定な空模様から一転、島内は見事に晴れ上がり暑いくらいに。集落のあちこちにある樹木はその青さを増し、ビーチは「こうでなくっちゃ」というような鮮やかなマリンブルーになり、体調が万全でないとはいえ改めて来て良かったと思います。<br /><br />そういや、前回の旅では有償バスで忘れられない思い出が。今回と違って、自転車を借りた店の前に降ろしてもらい、運転手のおじいさんとその店の前で再び待ち合わせて、空港に連れてってもらう約束をしたんですが、指定の時間を過ぎてもなかなか来ず、やっと来たかと思ったら、ぼくのいる方向とは逆方向に行きやがって、なんと置いてけぼりにされるハメに。<br /><br />空港まで距離にして4キロほど。徒歩はおろか走ったって間に合わないことから、ヒッチハイクを敢行して2台目の軽トラに乗せてもらい、離陸できないという最悪の事態は免れたんですが、空港で会ったおじいさんの無邪気な顔が忘れられんわ~。あの顔は完全にぼくを認識していなかったな。あまりに無邪気な顔だったから、「もうどーでもいいや」ってこちらがなっちゃったくらい。<br /><br />今回はちゃんと有償バスは、帰りも来てくれました! まあ、当たり前だけどね。そもそも、運転手さんも違う方でしたし。でも、あのおじいさん、今どうしてるんだろ?  なんかミョーに気になる(笑)。

大神島・多良間島再訪旅

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2016/02/27 - 2016/02/28

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マギー

マギーさん

旅に出る直前にぎっくり腰を患いながらも、何とか腰にコルセットを巻いて、電車と飛行機とレンタカーと船に揺られること8時間、神の島「大神島」に10年ぶりに上陸! ビーチを歩いていたときは薄日も差していたのに、突然の激しいスコールに見舞われて、島最高地点の遠見台からの景色がモヤったり、かと思えば島を離れる間際にまた薄日が差し出すとか、やはり神の島は簡単には行きません。砂浜沿いの道も途中で突然途絶え、行く手を巨大な岩が阻みます。なんでも、一周道路を作ろうとしても工事現場だか業者さんだかに災難が降りかかり、途中で頓挫せざるを得なかったそう。そんな神の島も激しいスコールのあとは、少しひんやりした穏やかな空気に包まれ、間もなく夕暮れを迎えたのでした。

今回の旅の中継点である宮古島は、1年ぶりの来島。東平安名崎や島尻をレンタカーで巡り、島尻から上述の大神島へ渡ったのですが、中でも東平安名崎は灯台に上がるのが10年ぶり。コルセット様々、駐車場から灯台までの数百メートル、灯台の片道97段のらせん階段とも、痛みに苦しむことなくしっかり踏破。ここ何回かは、灯台の開館時間に間に合わず上がれなかったんで、久しぶりに巡れてよかったです。

東平安名崎というとガイドブックで、岬の根元から突端までをすっぽり収めた「純全景」が、よく写真の構図に用いられていますが、灯台上から根元への「逆全景」は何度か見たものの、純全景は今までこの目で見たことがなく、今回岬の根元から細い坂道を登りついに純全景を初体験してきました。うむ、今まで「逆全景だっていいんだもんね」と思っていたけど、やはり純全景のほうがいいな。

旅程の都合で、宮古島来島8度目にして島内宿泊初体験。メインストリート・西里大通り沿いの居酒屋さんでオキナワンフードをいただき、翌朝は朝食後旧平良市内中心部を徒歩で少し巡りました。結果、来島のたびに行っていた砂山ビーチ、来間島、池間島、西平安名崎は初めて軒並みスルー。ま、だから何?って感じですけどね(笑)。

2日目は、11年3か月ぶり2度目(旅行当時)の多良間島へ。空港から有償バスで集落の中心部・多良間村役場前へ移動し、ひたすら徒歩で集落やその周りを散策しました。前日の不安定な空模様から一転、島内は見事に晴れ上がり暑いくらいに。集落のあちこちにある樹木はその青さを増し、ビーチは「こうでなくっちゃ」というような鮮やかなマリンブルーになり、体調が万全でないとはいえ改めて来て良かったと思います。

そういや、前回の旅では有償バスで忘れられない思い出が。今回と違って、自転車を借りた店の前に降ろしてもらい、運転手のおじいさんとその店の前で再び待ち合わせて、空港に連れてってもらう約束をしたんですが、指定の時間を過ぎてもなかなか来ず、やっと来たかと思ったら、ぼくのいる方向とは逆方向に行きやがって、なんと置いてけぼりにされるハメに。

空港まで距離にして4キロほど。徒歩はおろか走ったって間に合わないことから、ヒッチハイクを敢行して2台目の軽トラに乗せてもらい、離陸できないという最悪の事態は免れたんですが、空港で会ったおじいさんの無邪気な顔が忘れられんわ~。あの顔は完全にぼくを認識していなかったな。あまりに無邪気な顔だったから、「もうどーでもいいや」ってこちらがなっちゃったくらい。

今回はちゃんと有償バスは、帰りも来てくれました! まあ、当たり前だけどね。そもそも、運転手さんも違う方でしたし。でも、あのおじいさん、今どうしてるんだろ? なんかミョーに気になる(笑)。

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