シニアのフランスの旅［12］　ガルジレース・ダンピエール、サン・ブノワ・デュ・ソー、コロンジュ・ラ・ルージュ、ラグロリエール　

2015/08/17 - 2015/09/08

三年ぶりのフランスです。一昨年はスペイン、昨年はハンガリー、クロアチア、イタリアを訪れ、しばらくフランスおよび「フランスの美しい村」とはご無沙汰となってしまいました。今回はまだ訪れていない西フランスを皮切りに、できるだけ多くの「フランスの美しい村」をレンタカーで巡ってみることにしました。それとこれだけ何度もCDGを利用しながらいつもパリは素通りなので、今回は少しゆっくりと散策を楽しんでみようと考えました。
二十三日間の長丁場ですが、良ければお付き合いください。
本編は旅行十三日目（8/29）の記録です。

旅程
　8/17（月）　KIX→HND→NRT→CDG
　8/18（火）　パリ滞在
　8/19（水）　パリ滞在
　8/20（木）　ラ・ロッシュ・ギヨン→ジヴェルニー→ジェルヴロア→
リヨン・ラ・フォレ
　8/21（金）　ルーアン→ル・ベック・エルルワン→ドーヴィル→
オンフルール
　8/22（土）　ブーヴロン・アン・オージュ→
　　　　　　　 サン・セヌリ・ル・ジェルイ→モン・サン・ミッシェル
　8/23（日）　サン・マロ→サン・シュリアック→ディナン
　8/24（月）　モンコントゥール→ル・ファウ→カンペール
　8/25（火）　ロクロナン→ポン・タヴァン→ラ岬→ファ岬→ミリエ岬
　8/26（水）　オレー→バンヌ→ロシュフォール・アン・テール→
　　　　　　　 ブリュエルラン
　8/27（木）　ソーミュール→モンソロー→カンドサン・マルタン→
　　　　　　　ボーモン・アン・ヴェロン
　8/28（金）　シノン→ユッセ城→アゼ・ル・リドー→モントレゾール→
　　　　　　　アングル・シュル・ラングラン
　8/29（土）　ガルジレース・ダンピエール→サンブノワ・デュ・ソ→
　　　　　　　コロンジュ・ラ・ルージュ→ラグロリエール・・・本編
　8/30（日）　サン・タマン・ド・コリ→サン・レオン・シュル・ヴェゼ
　　　　 　　　ール→ リムーユ→ベナック・エ・カズナック→
　　　　　　　 カステルノー城→ボーリュ・シュル・ドルトーニュ
　8/31（月）　カルダヤック→コンク→コルド・シュル・シェル→
ナジャック
　9/01（火）　ソヴテール・ド・ルーエルグ→モネスティエ→
　　　　　　　 サン・タントナン・ノヴル・ヴァル→ブリュニケル
　9/02（水）　コルド・シュル・シェル→カステルノー・ド・モンミラン
→ ピュイスシ→トゥルーズ
　9/03（木）　サラン→ローゼルト→ビュジョル・ル・オー→
　　　　　　　 モンフランカン
　9/04（金）　モンパズィエ→ベルビュス→サルラ・ラ・カネダ→
　　　　　　　 ペリグー
　9/05（土） サン・テミリオン→ボルドー
　9/06（日）　ボルドー滞在
　9/07（月）　BOD→ORY→CDG
　9/08（火）　CDG→NRT→HND→KIX

エリア フランス

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅行十三日目（アングル・シュル・ラングラン→ガルジレス・ダン・ピエール→サンブノワ・デュ・ソー→コロンジュ・ラ・ルージュ→ラグロリエール）の行程図です。

旅行十三日目です。
アングル・シュル・ラングランの朝焼けです。
今日は快晴で嬉しいです。

少し時間があったので再度村内を散歩しました。

今日最初の訪問地、「フランスの美しい村」ガルジレス・ダン・ピエールです。くねくねしたD91号線をかなり走り到着した村は、森と渓谷の中に沈み込むようなたたずまいを見せて素敵です。

村内の様子です。

クルーズ川ほとりの緑深い村は、ジョルジュ・サンドが別荘を構え、終生彼女に愛された村として有名です。

カトリック教会「Église Saint-Laurent-et-Notre-Dame de Gargilesse-Dampierre」。

教会前で小さな子供の相手になると、石ころをひとつづつ掌にのせてくれて可愛らしい。

教会内部の天井画。

教会内部は壁画で埋められていますが、かなり劣化しています。

森の中の本当に小さな村落です。いかにも「フランスの美しい村」という風情ですね。

次に訪れたのは、「フランスの美しい村」サン・ヴノワ・デュ・ソーです。村内のアルジャントン道路を車で走っている時から、スーパーやガソリンスタンドなどがあり結構大きな村だなーと違和感を感じていたのですが、あたりでした。

細長い台地の上に立地する村ですが、ここの「美しい村」はその維持のための努力が全く感じられませんでした。

村の先端部分にあるサン・ブノア教会（Église Saint-Benoît）。

エミール・ギンヌバン通りに沿って15～16世紀に建てられた家屋が並んでいます。レストランでビール休憩しながら、こんな「フランスの美しい村」が続くと嫌だなーと考え、二度目ですがコロンル・ラ・ルージュを訪れることにしました。

訪問二度目となる、本日三つ目の「フランスの美しい村」コロンル・ラ・ルージュです。ここには「フランスの美しい村」の本部が置かれています。
近郊で採掘される赤砂岩で村の家々が建造されているため、赤い独特の統一された景観を持った村です。

二度目の訪問となると、やはり印象も感動も半減してしまいますが、仕方がないことです。

ペニトン礼拝堂。

サン・ピエール教会（Church of Saint Peter）はここが巡礼者の村であったことを今に伝えています。

メインストリートのバリエール通りです。店内が魔女で埋め尽くされたクレープ屋さんがまだ営業しており、懐かしい思いがしました。

今日の宿泊地ラグロリエーズ(Lagraulière)につきました。今夜の宿は「B&B Chambres dHôtes Vieille Grange」です。イギリス人男性が犬と猫と暮らし、一人で切り盛りするB&Bです。部屋も広く快適です。

イギリス人の老夫婦も宿泊しておられました。娘さんが近くに住んでおり10日間ほど滞在するそうです。夕食をご一緒しましたが、ご主人の方はイングランドプレミアリーグのサッカー狂で楽しかったです。

オーナーは日本人が来るというので、気を利かして前もってメールをくれて料理の好き嫌いを聞いてくれました。当日は日本の料理を少し意識した献立になっていました。サーモンの照り焼き風です。

お肉の煮込み。

ズッキーニと茄子のクスクスのサラダ。

チーズの盛り合わせ。このころにはオーナーも手が空いたのでテーブルに来て一緒に話をしました。いつの間にか猫が僕の膝の上に乗り離れませんでした。
やっぱりシャンブルドットにはホテルにはないフレンドリーな良さがあります。