富良野時間

2021/07/03 - 2021/07/04

　毎年７月になると、妻にはハスカップ摘みのアルバイトが入ります。私はその付き添いで富良野に行って来ました。折角、夏の富良野に行くわけですから、楽しまないとと思います。その様子をご覧ください。

エリア 富良野(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

　「ハスカップって…？」
　ブルーベリーみたいな果実です。食べると酸っぱいですが、目にすごく良いアントシアニンが豊富に含まれています。この実をジュースやジャムなどに加工します。道内では近年、あちこちで栽培されています。
　実を触ると、ポロンポロンと落ちるのが摘み頃です。

　ハスカップの木です。そんなに大きな木ではなく、立ったまま実を摘むことが出来ます。ちなみにハスカップが使われた商品は、苫小牧の銘菓「よいとまけ」が有名です。

　夕方、仕事を終えた妻と温泉で汗を流しに、「ハイランドふらの」に来ました。入浴料は６００円。泉質は冷鉱泉です。

　ハイランドの裏は、ラベンダー園になっています。一面のラベンダー園は圧巻です。また、空いているので、独り占めしたような気持ちになります。

　７月の上旬なら、まだ七分咲きでした。来週なら満開でしょう。富良野の夏が本格化しました。

　新富良野プリンスホテルの「ニングルテラス」に来ました。遊歩道がライトアップされています。
　この日は土曜の夕方。客足はまだまだ少ないですが、戻りつつあるように思います。

　夕食は、ホテルに入っている「きたぐに」と言うお店で食べました。富良野に住んでいた時、敷居が高そうで来れませんでした。今回、ちょっと贅沢しようかと来ました。
　妻曰く、「わらびとか蕗とか、山菜が出て来るコースじゃないだろうね！？」

　「ちょっと、場違いな所に来たんでないの！？」
　席に案内されると、このようにセットされていました。
　前もって5,400円の花コースを予約していました。妻は献立表を見て、わらびや蕗は出ないとわかり、安心しました。
　私らにとって、蕗とかわらびなどの山菜は、お金を出して食うものではないのです。その辺の山から採って来て、食べるものなのです。

　以前、知人が高い温泉宿に泊まった時、どんなごっつおが出て来るのか楽しみにしていたら、蕗やわらびの煮物だったそうです。日常と変わりがなくてがっかりしたと言う話を聞いたので、妻は心配していたのです。
　先付けの茶わん蒸しです。ウニ、帆立が入っていました。ウニの磯臭さが夏を感じます。

　左から、本マグロとサーモンの刺身、イカの塩辛、ゆり根、松前漬け、鴨肉です。刺身はトロっとした食感でした。塩辛は、ご飯が欲しくなりました。

　「あれ、ここ…。」
　「きたぐに」の店内を見て、気づいたことが。
　今、新プリには温泉がひかれています。温泉が出来る前、プールと大浴場がありました。温泉が出来た際に、プールと大浴場が無くなりました。この廊下の長さから、かつての大浴場だった所にできたお店だとわかりました。

　三品目は焼き物。キングサーモンと上富良野産の豚肉です。魚は脂がのっており、豚肉は柔らかかったです。

　アサリの酒蒸しです。ほんのりと味がします。これが上品な味と言うものなんでしょうね。

　天ぷらは、海老、ずわい蟹、ししとうに蓮根でした。

　鮭のお茶漬けです。結構、お腹一杯になりました。

　締めのデザートは、牛乳アイスでした。ハスカップではなかったですが、ベリーのトッピングです。
　コース料理なんて何年ぶりでしょうか。ゆっくりのんびり、時間をかけて堪能しました。妻も私も大満足で、富良野の自宅に泊まります。

　自宅の裏には、今年は玉葱が植えられていました。来月末、収穫です。

　４日（日）、この日も妻はハスカップ摘みへ。昼食時間、中布礼別（なかふれべつ）にある「ベアーズキッチン」と言うお店に行きました。

　店内はこんな感じです。廃材を活用して建てたそうです。

　妻は、チーズバーガーを注文しました。

　私は、鶏のパドタイと言うタイの麵料理を注文しました。結構量がありました。

　妻は、来週と再来週の土日も、ハスカップ摘みに富良野に行くと言っています。私はまた付き添いでついて来ます。今度はどこのお店に行こうかと楽しみにしています。
　東旭川の熊ッ子で夕食を食べて帰宅します。

この旅行記へのコメント （4）

• fuzzさん 2021/07/12 15:43:07

  富良野と聞くとあのメロディーが♪

  マプトさん、こんにちは。
  
  富良野というと、あのドラマ。
  全部見てました(ほとんどは再放送で)
  
  うちの近所の歯科医院にラベンダーが沢山咲いているんです。
  あの香りがするかなあと思って、花壇の近くへ行っても匂いがしない。
  北海道のあのラベンダー、香りが高いですよね。
  
  でも富良野へはまだ行った事がありません。
  この風景を見ると頭の中にはあのメロディーが流れます。
  あ～あ～あああああ～あ
  
  ラベンダーの香りまでしてきそうです。
  
  fuzz

  マプトさん からの返信 2021/07/13 18:53:03

  RE: 富良野と聞くとあのメロディーが♪

  メッセージ、有難うございます。
  例のあの曲ですが、夏の富良野駅に行くとずっと流れています。北の国からのロケに出会ったことも。蛍ちゃんが旭川の看護学校に通うシチュエーションの時、私は高校生で、旭川駅でのロケをしていました。また、遺言時は富良野に住んでいたので、よく見ましたよ。
  ラベンダーは富良野の家にあり、窓を開けていて風が吹いたら、ふわっとラベンダーの香りがしてきます。富良野の夏を感じます。
  岩手からはアクセスが良くないですが、美瑛・富良野に是非来てください。

• olive kenjiさん 2021/07/05 11:52:47

  アルバイト随行旅行

  マプトさん　いつも北海道旅行記楽しませて頂いております。
  
  今回は、ほのぼのとした可笑しく不思議な旅行記でした。
  奥様が楽しみながらアルバイトへ行かれ、マブトさんが随行している様子ががよく感じ取れました。しかしながら奥様が仕事している間、マブトさんは何をなされているのですか。観光見学散策とか読書でしょうか。私はつい、一緒にアルバイトの手伝いをすればいいのにと思ったりしたのですが。
  
  お昼の美味しい処を回るのが楽しみでいいですね。
  地元の人が地元のホテルの料理をどう評価するのも面白かったです。
  私なら、わらびとか蕗とかが出てくれば、自然の恵みだと感激するでしょうが、マブトさんらにとっては金出して食べるもんじゃないという話、そうかもしれませんね。
  でも、いつもかも素敵なお食事をしていたら、アルバイト代はランチ代に消えていきますね。これが本当の地産地消というのでしょうか（笑）
  
  人気のないラベンダー畑を独り占めできるのも、イレギュラーな時間帯に行けるから出来ることでしょうね。羨ましい限りです。
  
  北海道は今からが一番美しい時期でいいですね。
  こちらは、だんだん蒸し暑くなって来ています。
  今日もスーパーの北海道産ジャガイモを食べながら、北海道を懐かしんでおります。
  

  マプトさん からの返信 2021/07/05 17:34:17

  Re: アルバイト随行旅行

  おばんでした。メッセージ、有難うございます。今、雷が鳴り響き、愛犬が震えています。
  何か私、ヒモみたいですね。（笑）　まあ、私は少し摘んで、妻の手伝いをしています。熊が怖いんで、私が熊よけスプレーをもったりします。まあ、アルバイトと言えども、半分仕事、半分旅行気分で、のんびりしたものですよ。ですから、食事にどこ行く？が楽しみでもあるんです。
  山菜は自分で採ってくるものとか、貰って食べるものと認識しています。国有林が多い道内は、正直、山菜は採り放題です。ただ、熊と隣り合わせです。特に筍（根曲がりだけ）採りは。山菜が出る場所は、親子ですら場所を教えないんです。亡くなった親父がよくエゾ松茸を採って来ました。「場所教えれや」と親父に言ったら、「俺の楽しみとるな」と教えてくれなかったです。
  富良野は、長らく生活していた場所で、家庭を持った場でもあります。懐かしさあり、少し変わって新たな発見ありと、私から見たら、面白い場所なんです。