岩手山、馬返し登山口→八合目避難小屋

2021/07/02 - 2021/07/02

JR東の休日倶楽部パスが使える日程を確認して、盛岡駅集合・解散のゆっくり花の岩手山という1泊2日の登山ツアーに参加しました。初日、馬返し登山口(630m)から八合目避難小屋(1760m)まで登りました。

エリア 盛岡(岩手)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.0

• 交通手段: タクシー 新幹線 徒歩

はやぶさ1号で盛岡へ。車内は上野を出発した時点で7割ほどの乗車率で、混んでいるという印象。

盛岡駅に9時集合。駅前からタクシーに分乗して、馬返し登山口第1駐車場に10時着。参加者9名と登山ガイド2名で、簡単に自己紹介やら、準備運動、下山後まで必要のない荷物をタクシーに預けたり。

上空から猛禽類がゆっくり旋回しながら、そんな人間たちの様子を見ていました。ちなみに、登山中、ツツドリ、ウグイス、カッコー、コマドリのさえずりを聴き、山頂では雲の中スイスイと飛び回るイワツバメが見られました。

登山口には湧き水やら、、、。

避難小屋で使う薪が積んでありました。

山菜のミズ/ウワバミソウ。

10:45、改め所を通過。

ホトトギス。実物を見るのは初めて。急ぎ写真を撮ろうとして、花に焦点が合っていなかった。ゆっくり花の岩手山なのに、、、

クルマユリの蕾。これも慌てて蕾よりも葉っぱに焦点が、、、。

11:25、一合目で小休止。

11:40、豆腐岩。ちなみに盛岡駅近くで、豆腐消費量日本一のまちと言う看板を見ました。

12:00、新道と旧道の分かれ。山と高原地図の説明では、どちらもかなり急峻な道。

線香花火のようなミヤマカラマツ。

根元付近に咲くショウジョウバカマは花が終わると、種を遠くに飛ばすために茎が長く伸びるとのこと。

昼食休憩は、まだかと空腹を抱えながら登っていたら、チングルマ。花が終わり結実。奥にエゾツツジが一輪、写っています。

12:40、狭く急峻な樹林帯をようやく抜けて、四合目。

12:45、見晴らしの良い場所で昼食休憩。

休暇村のスノーシューツアーで登った鞍掛山(897m)。ここから見ると、小さくてかわいい。

右手の道路をタクシーで来て、小さな２つの点に見る建物がある場所が馬返し登山口。

昼食後、足がつった人と最高齢の方が遅れ始めて最後尾のガイドさんが二人を付き添い、先頭ガイドとそれに続く健脚な参加者たちとの間が広がりました。それ幸いと、私は2つの集団の間で、ゆっくり写真撮影。画像はキンコウカ。ほかにも岩陰にムシトリスミレを見つけたのですが、上のほうから「そこの人、間を空けずに早く上がってきて」と先頭ガイドの声。

単独行の下山者とすれ違いました。羨ましい。

ヤマオダマキ

ベニバナイチヤクソウ

タニウツギ。ほかにシラタマノキ、アカモノ、オオカメノキなど山の常連植物は撮影省略。

ミヤマハンショウヅル

右手の岩に廂のようになっていた部分が地震で割れ落ちて半回転したのが、左手の岩とのこと。なのでキケンの文字が逆さま。

タカネスミレ

ウスユキソウ

エゾツツジ

シラネアオイ。
ハクサンチドリも多く見かけたのですが、花序が短く、長めの株を見つけたらと思っているうちに撮り損ね。

15:20、八合目避難小屋が見えてきました。

避難小屋前の水場。水はひんやり、気持ちいい。
午後4時の避難小屋到着予定時刻より約30分も早く着きました。

薪ストーブが暖かい。

寝台は三段。利用者が少なく(下段だけでも半分以上空き)、中段に荷物が置けました。ちなみに高さがないので首をすくめていないと頭をぶつけます。何度ぶつけたことか。

午後5時、避難小屋は食事の提供がないのでガイドさん手作りの夕食。アルファ米、レトルトシチュー、福神漬け、フリーズドライの汁もの、食後のゼリーとスティックタイプの粉末飲み物各種。午後8時消灯し、その後は鼾の大合唱。