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群馬県沼田市の北部にある玉原(たんばら)高原は、標高1,200~1,500mの国有林に開かれた緑豊かな森林地帯・・・ここは関東一のブナの森で、ミニ尾瀬と呼ばれる玉原湿原から鹿俣山(かのまたやま)を周回するトレッキングコースがあります。<br />2年前に紅葉ハイキングを楽しんだことがありますが、今回はブナの新緑を求めて山仲間5人で出かけました。<br />玉原湿原からブナ平に向かって新緑のブナ林の中を進み、ムラサキヤシオの花も楽しみながら約2時間半で鹿俣山の山頂へ。<br />鹿俣山からの下り尾根には、淡いピンクのアズマシャクナゲが綺麗に花盛り・・・天気にも恵まれ、ブナの新緑シャワーを浴びて元気を貰った山行でした。<br />写真は鹿俣山の山頂近くに咲く、美しい紅紫色のムラサキヤシオ。

ムラサキヤシオとアズマシャクナゲと新緑の鹿俣山

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2021/06/08 - 2021/06/08

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ペコちゃん

ペコちゃんさん

群馬県沼田市の北部にある玉原(たんばら)高原は、標高1,200~1,500mの国有林に開かれた緑豊かな森林地帯・・・ここは関東一のブナの森で、ミニ尾瀬と呼ばれる玉原湿原から鹿俣山(かのまたやま)を周回するトレッキングコースがあります。
2年前に紅葉ハイキングを楽しんだことがありますが、今回はブナの新緑を求めて山仲間5人で出かけました。
玉原湿原からブナ平に向かって新緑のブナ林の中を進み、ムラサキヤシオの花も楽しみながら約2時間半で鹿俣山の山頂へ。
鹿俣山からの下り尾根には、淡いピンクのアズマシャクナゲが綺麗に花盛り・・・天気にも恵まれ、ブナの新緑シャワーを浴びて元気を貰った山行でした。
写真は鹿俣山の山頂近くに咲く、美しい紅紫色のムラサキヤシオ。

旅行の満足度
4.5
同行者
友人
交通手段
自家用車 徒歩

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  • 地元を6時に出発し、関越・赤城高原SAで小休止。

    地元を6時に出発し、関越・赤城高原SAで小休止。

  • ここから望む上州の山々は、いつ見ても素晴らしい。<br />右側に見えるのは武尊山(2,158m)。

    ここから望む上州の山々は、いつ見ても素晴らしい。
    右側に見えるのは武尊山(2,158m)。

  • その左にあるのが鹿俣山(1,637m)・・・山頂は雲で隠れています。

    その左にあるのが鹿俣山(1,637m)・・・山頂は雲で隠れています。

  • その左が残雪の谷川岳(1,977m)・・・トマの耳とオキの耳がよく見えます。

    その左が残雪の谷川岳(1,977m)・・・トマの耳とオキの耳がよく見えます。

  • 8時前に玉原高原の「玉原センターハウス」に到着。

    8時前に玉原高原の「玉原センターハウス」に到着。

  • センターハウスの広い駐車場には、数台の車が停まっています。

    センターハウスの広い駐車場には、数台の車が停まっています。

  • センターハウスに設置された案内図・・・1981年に造られた玉原ダム・玉原湖を中心に、北側に玉原湿原とブナ平、東側に鹿俣山やラベンダーパーク、キャンプ場などが描かれています。

    センターハウスに設置された案内図・・・1981年に造られた玉原ダム・玉原湖を中心に、北側に玉原湿原とブナ平、東側に鹿俣山やラベンダーパーク、キャンプ場などが描かれています。

  • 玉原湿原に向かってスタートすると、すぐにある野鳥の解説板・・・鹿俣山を周回し、最後はここに下りてきます。

    玉原湿原に向かってスタートすると、すぐにある野鳥の解説板・・・鹿俣山を周回し、最後はここに下りてきます。

  • 舗装道路をしばらく進みます・・・新緑が爽やか!

    舗装道路をしばらく進みます・・・新緑が爽やか!

  • 道端に咲く「ノビネチドリ」。

    道端に咲く「ノビネチドリ」。

  • 「ぶなのわきみず」・・・ ” 無事、カエル ” が見守ってくていれます。

    「ぶなのわきみず」・・・ ” 無事、カエル ” が見守ってくていれます。

  • 玉原湿原の入口にある「玉原自然環境センター」・・・ここを右折して湿原へ。

    玉原湿原の入口にある「玉原自然環境センター」・・・ここを右折して湿原へ。

  • 今回のコースは、玉原湿原 ⇒ 三角点 ⇒ ブナ平 ⇒ 鹿俣山 ⇒ 森林キャンプ場 ⇒ 銅金沢 ⇒ 玉原センターハウス と周回するコース。

    今回のコースは、玉原湿原 ⇒ 三角点 ⇒ ブナ平 ⇒ 鹿俣山 ⇒ 森林キャンプ場 ⇒ 銅金沢 ⇒ 玉原センターハウス と周回するコース。

  • 湿原の周りに整備された木道を進みます。

    湿原の周りに整備された木道を進みます。

  • 鮮かな紅紫色の花が美しい「ムラサキヤシオ」。

    鮮かな紅紫色の花が美しい「ムラサキヤシオ」。

  • 玉原湿原の標高は1,178m。<br />水芭蕉の時期も過ぎ、湿原に花は殆どなし。

    玉原湿原の標高は1,178m。
    水芭蕉の時期も過ぎ、湿原に花は殆どなし。

  • 木道の周りには、ニホンジカから水芭蕉を護るためのネットが張り巡らされています。

    木道の周りには、ニホンジカから水芭蕉を護るためのネットが張り巡らされています。

  • 葉が亀の甲に似ている「オオカメノキ」。

    葉が亀の甲に似ている「オオカメノキ」。

  • 茎を切ると漆のような白い汁を出す「ノウルシ(野漆)」。

    茎を切ると漆のような白い汁を出す「ノウルシ(野漆)」。

  • 玉原湿原と別れて「ブナ平」に向かいます。

    玉原湿原と別れて「ブナ平」に向かいます。

  • 森林手前の一角に群生する「コバイケイソウ」。

    森林手前の一角に群生する「コバイケイソウ」。

  • 初夏を感じる花ですね。

    初夏を感じる花ですね。

  • 森林地帯に入ると、背の高いブナに囲まれ、ゆったりした気分になります。

    森林地帯に入ると、背の高いブナに囲まれ、ゆったりした気分になります。

  • ブナの新緑が眩しい!

    ブナの新緑が眩しい!

  • 三角点(1302.5m)。

    三角点(1302.5m)。

  • この時期は、玉原高原全体にセミの大合唱が響き渡っています。

    この時期は、玉原高原全体にセミの大合唱が響き渡っています。

  • ここのセミは、ブナなどの落葉広葉樹林に生息する「エゾハルゼミ」・・・因みに、松林に生息するのが「ハルゼミ」。

    ここのセミは、ブナなどの落葉広葉樹林に生息する「エゾハルゼミ」・・・因みに、松林に生息するのが「ハルゼミ」。

  • ブナの木に残ったエゾハルゼミの抜け殻。

    ブナの木に残ったエゾハルゼミの抜け殻。

  • 「ブナ平」の主役はブナ・・・背の高い広葉樹で覆われているのに、新緑のせいか森が明るい。

    「ブナ平」の主役はブナ・・・背の高い広葉樹で覆われているのに、新緑のせいか森が明るい。

  • 岩を抱くアオダモ。

    岩を抱くアオダモ。

  • この大きなブナの木の根元を見ると・・・

    この大きなブナの木の根元を見ると・・・

  • 枯れたブナの根元がお地蔵様のように残った「ブナ地蔵」。

    枯れたブナの根元がお地蔵様のように残った「ブナ地蔵」。

  • 沼田の名木百選「玉原ブナ平のシナノキ」(目通し周囲:2.54m、樹高:24m)。

    沼田の名木百選「玉原ブナ平のシナノキ」(目通し周囲:2.54m、樹高:24m)。

  • シナノキの先にある標識を見ると、鹿俣山はここから2.6km(1時間20分)。

    シナノキの先にある標識を見ると、鹿俣山はここから2.6km(1時間20分)。

  • 青空とブナの新緑・・・本当に爽やかです。

    青空とブナの新緑・・・本当に爽やかです。

  • ブナの森を抜けて、玉原スキーパークのゲレンデに出ました。<br />ここから鹿俣山の山頂までは約30分。

    ブナの森を抜けて、玉原スキーパークのゲレンデに出ました。
    ここから鹿俣山の山頂までは約30分。

  • ゲレンデを登ると一気に視界が開け、眼下に玉原ダム湖が見えます。

    ゲレンデを登ると一気に視界が開け、眼下に玉原ダム湖が見えます。

  • 北側には残雪の谷川岳。

    北側には残雪の谷川岳。

  • 赤城山と沼田の街も見えてきました。

    赤城山と沼田の街も見えてきました。

  • 登山道の脇に咲く「タチツボスミレ」。

    登山道の脇に咲く「タチツボスミレ」。

  • 山頂の近くに咲く「ムラサキヤシオ」。

    山頂の近くに咲く「ムラサキヤシオ」。

  • 濃い赤紫が目立つ、本当に綺麗で可憐なツツジです。

    濃い赤紫が目立つ、本当に綺麗で可憐なツツジです。

  • 駐車場から約2時間半で鹿俣山・山頂に到着。

    駐車場から約2時間半で鹿俣山・山頂に到着。

  • まだ11時前なので、小休止して出発。

    まだ11時前なので、小休止して出発。

  • 木々の間に見えるのは笠ヶ岳でしょうか?

    木々の間に見えるのは笠ヶ岳でしょうか?

  • 鹿俣山の山頂から20分ほど下った所にあるシャクナゲ群生地。

    鹿俣山の山頂から20分ほど下った所にあるシャクナゲ群生地。

  • 「アズマシャクナゲ」が見ごろを迎えています。

    「アズマシャクナゲ」が見ごろを迎えています。

  • アズマシャクナゲは東北地方から中部地方に咲くシャクナゲの一種・・・東日本では最もポピュラーなシャクナゲで、単にシャクナゲと言えばアズマシャクナゲのことを指すと言って間違いないでしょう。

    アズマシャクナゲは東北地方から中部地方に咲くシャクナゲの一種・・・東日本では最もポピュラーなシャクナゲで、単にシャクナゲと言えばアズマシャクナゲのことを指すと言って間違いないでしょう。

  • もともとヒマラヤなどの高冷地に自生していたシャクナゲ・・・昔は日本でも高山でしか見れなかったので、『高嶺の花』という言葉の由来になりました。

    もともとヒマラヤなどの高冷地に自生していたシャクナゲ・・・昔は日本でも高山でしか見れなかったので、『高嶺の花』という言葉の由来になりました。

  • 淡いピンクが太陽に透けて綺麗なアズマシャクナゲ。

    淡いピンクが太陽に透けて綺麗なアズマシャクナゲ。

  • アズマシャクナゲを楽しんだ後は、またまたムラサキヤシオ。

    アズマシャクナゲを楽しんだ後は、またまたムラサキヤシオ。

  • アカヤシオの淡いピンクも好きですが、鮮やかな紅紫色のムラサキヤシオもいいですね。

    アカヤシオの淡いピンクも好きですが、鮮やかな紅紫色のムラサキヤシオもいいですね。

  • 山奥に鮮やかに咲くムラサキヤシオは別名「ミヤマツツジ」とも・・・花言葉は『優美・貴婦人』。

    山奥に鮮やかに咲くムラサキヤシオは別名「ミヤマツツジ」とも・・・花言葉は『優美・貴婦人』。

  • 尾根の途中から見えた、日本百名山・武尊山の八つの峰の一つ「剣ヶ峰」(2,083m)。

    尾根の途中から見えた、日本百名山・武尊山の八つの峰の一つ「剣ヶ峰」(2,083m)。

  • コブシの花に似た「タムシバ」・・・枝や葉は噛むと甘いので、サトウシバやカムシバの別名もあり、タムシバはカムシバが訛ったものと言われます。

    コブシの花に似た「タムシバ」・・・枝や葉は噛むと甘いので、サトウシバやカムシバの別名もあり、タムシバはカムシバが訛ったものと言われます。

  • 12時近くなったので、倒木をベンチ代わりにしてランチタイム。

    12時近くなったので、倒木をベンチ代わりにしてランチタイム。

  • 見事なブナの巨木。

    見事なブナの巨木。

  • 登山道の脇に大きな葉を広げる「エンレイソウ」。

    登山道の脇に大きな葉を広げる「エンレイソウ」。

  • ラベンダーパークに沿った道を下って行きます。

    ラベンダーパークに沿った道を下って行きます。

  • 木々の間から谷川岳の双耳峰や・・・

    木々の間から谷川岳の双耳峰や・・・

  • 笠ヶ岳がよく見えます。

    笠ヶ岳がよく見えます。

  • やはりブナは新緑の頃が一番綺麗ですね。

    やはりブナは新緑の頃が一番綺麗ですね。

  • 鹿俣山の山頂から1時間半ほどで森林キャンプ場への分岐に到着。

    鹿俣山の山頂から1時間半ほどで森林キャンプ場への分岐に到着。

  • トチノキの花。

    トチノキの花。

  • 分岐から10分ほどでキャンプ場へ。<br />標高1300mにある玉原高原森林キャンプ場は、夏でもひんやりと涼しく快適で、テントサイト・炊事場・トイレなどの設備も整っています。<br />例年は7~8月にオープンしますが、2021年度はコロナで閉鎖。

    分岐から10分ほどでキャンプ場へ。
    標高1300mにある玉原高原森林キャンプ場は、夏でもひんやりと涼しく快適で、テントサイト・炊事場・トイレなどの設備も整っています。
    例年は7~8月にオープンしますが、2021年度はコロナで閉鎖。

  • ラベンダーパークの下にあるペンション村へ通じる斜面を横切り、 “ 銅金沢ルート ”  に進みます。

    ラベンダーパークの下にあるペンション村へ通じる斜面を横切り、 “ 銅金沢ルート ” に進みます。

  • 銅金沢ルートに入って、リフト下にある小さなトンネルをくぐります。

    銅金沢ルートに入って、リフト下にある小さなトンネルをくぐります。

  • 最後のブナ林ウォーキング。

    最後のブナ林ウォーキング。

  • 銅金沢は、ブナ林の豊かな湧水を集めて流れる美しい沢です。

    銅金沢は、ブナ林の豊かな湧水を集めて流れる美しい沢です。

  • 沢沿いに咲く「クリンソウ」。<br />今回の山行は、新緑シャワーの森林浴のようで、心が洗われる気分でした。

    沢沿いに咲く「クリンソウ」。
    今回の山行は、新緑シャワーの森林浴のようで、心が洗われる気分でした。

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