飛行機に乗らないのにワクチン接種するために名古屋空港へ！

2021/06/08 - 2021/06/08

　新型コロナウイルスが昨年から世界中で猛威を振るい、今やワクチン接種は全国的な行事になりました。
居住している名古屋市から65歳以上を対象に新型コロナウイルスのワクチン接種クーポンが送られてきましたが、今までインフルエンザのワクチン接種を受けた事もないし、かかりつけ医もなく何処にも予約できず困っていました。
幸いにも愛知県では大規模接種会場を名古屋空港ターミナルビルと藤田保健衛生大学で5月24日から開設されることになり、どうせ行くなら飛行機が見れる名古屋空港ターミナルビルを選択。さすがに大規模と言うだけあり2週間後の6月8日に予約できてワクチン接種ができる段取りとなり、早朝から名古屋空港に出掛けました。

　無事に第1回目のワクチン接種が終わりホッとした後はターミナルビル3階の展望デッキで飛行機見物し、旅行気分も味わってきました。

エリア 小牧(愛知)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

自宅から名古屋空港まで10ｋｍ位の距離ですが、早朝で会場までのアクセスが悪いのでマイカーでやって来ました。
誘導に従い接種者専用駐車場に駐車。

名古屋空港は行政区分上、名古屋市と西春日井郡豊山町、小牧市、春日井市に所在しているので大規模接種も名古屋市と豊山町、小牧市、春日井市が対象です。

名古屋空港 (県営名古屋空港) 空港

以前に来た時は三菱重工　MRJと表示されていたのに三菱重工　SPACE JETと表示されていました。
MRJは頓挫し寂しい限りです。

＊あいち航空ミュージアムとMRJミュージアム探訪のレポート
　https://4travel.jp/travelogue/11320572

大規模接種会場の県営名古屋空港ターミナルビルへ向かって歩きます。

かつては国内線・国際線共に数多く発着していましたが、中部国際空港開港と同時に大部分の路線がセントレアに移転し、正式名称はそれまでの「名古屋空港」から「愛知県名古屋飛行場」となりました。
IATA空港コードの「NGO」をセントレアへ譲り、「NKM」で登録されています。

接種会場への案内も大きな看板が各所に設置されていて分かりやすい

定期バス後部のFDAの鮮やかな広告は見る人を惹きつけます。

FDAの出発ロビー入口のワクチン接種会場案内

名古屋空港ターミナルビル２階の大規模接種会場に8時30分到着。

ワクチン接種の流れを説明するディスプレイ

セントレアが開港するまではJALやANAなどのターミナルビルだっただけに会場内は広々としています。
予約した接種時間が9時15分だったのでまだ閑散としています。

ワクチン接種前の待機スペース（会場内は撮影禁止なのでこれ限り）
予診票確認⇒予診⇒ワクチン接種⇒接種後の経過観察（15分間）⇒第2回目の接種日時の確認をして無事第1回目のワクチン接種が終わりました。

ワクチン接種が終わったので名古屋空港ターミナルビル3階に上がり展望デッキ（入場無料）に向かいます。

展望デッキへの通路

本日のお楽しみの始まり！始まり！
展望デッキの景観図
快晴で見晴らしが良ければ御嶽山や木曾駒ケ岳も見えます。

空を見上げると東から西の方向に進む真っ直ぐの2本の飛行機雲が見えました。

『早起きは三文の徳』！
午前中に出発するフジドリームエアライン（FDA）の飛行機が集結し、展望デッキから7色のFDAの飛行機が見えました。

FDAのホームページで調べたらFDAは全て色違いで16機保有。
16機の内7機のFDA機を一挙に目撃できて満足！
＜FDAのホームページ＞
https://www.fujidream.co.jp/

左手奥に駐機しているピンク色のJA03FJ機
FDAの機材はブラジルのエンブラエル 社製のERJ-170、ERJ-175で整備点検も効率的。

手前からパープル色のJA06FJ機、ワインレッド色のJA14FJ機、グリーン色のJA11FJ機

手前からオレンジ色のJA05FJ機、ローズピンク色のJA15FJ機、ドリームレッド色のJA01FJ機

左側には小牧長久手の戦いの舞台となった小牧山城も見えます。

前方には管制塔と航空自衛隊の小牧基地が見えます。

突然何も文字が書かれていない白い飛行機が飛んできました。
B767－200ERを改造したKC-767です。
空中給油機としては世界初の遠隔視認装置を採用し、機体底部の5台のカメラを使い操縦席後部に位置する操作卓で給油口から伸びる約6mのパイプの位置を確認しながら戦闘機への給油ができるとは凄い！

白色の空中給油機KC-767は一旦着陸した後すぐに離陸するタッチ＆ゴーを訓練中で、見ている間に３回もタッチ＆ゴーを繰り返し訓練していました。

白色の空中給油機は訓練を終えて航空自衛隊の格納庫の方に戻って来ました。
当日はFDA機の7色と空中給油機の白色と合計8色の飛行機を見物出来ました。

名古屋空港はセントレアより名古屋へのアクセスが良いのでビジネスジェットも飛んできます。

＜回顧録＞当時はまだフイルムカメラ。プリントから撮り直ししました。

中部国際空港（セントレア）が2005年に開港するまでは欧米の航空会社の飛行機も飛んできて、こんなに国際線の飛行機が飛んできました。

かつてはジャンボも名古屋空港に飛んできました。
写真はノースウエスト航空のB747

KLMオランダ航空のB747

展望デッキで飛行機を見物した後は3階フロアで暫く休憩。
３階フロアでは名古屋から飛んでいる路線各地のポスターが掲示され観光気分が味わえてとても良い企画です。

青森のポスター

青森県十和田湖の観光ポスター

岩手県花巻の猊鼻渓の観光ポスター

山形県の羽黒山五重塔の観光ポスター

新潟県の観光ポスター

出雲の隠岐の島　観光ポスター

高知県の観光ポスター

福岡県の観光ポスター

県営名古屋空港の『フラッと　いいね飛行機旅』ポスター
ワクチン接種で名古屋空港ターミナルビルを訪れた甲斐あり、ポスター観賞して東北から山陰、四国、九州を旅したような気分が味わえました。

続いてターミナルビル1階のFDA出発ロビーを見物

名古屋空港の定期便はFDAの独壇場でFDA一色

セントレアが開港したのに伴い、静岡のローカル航空会社であったFDAにチャンス到来となり、名古屋発着の路線を徐々に開拓し今では青森、花巻、山形、新潟、出雲、高知、福岡、熊本の8路線が飛んでおり、中部地方の人にとっては便利でとてもありがたい航空会社です。
北海道の空港も追加されたら最高！

FDAのチェックインカウンター

コロナ禍で減便していますが、7月1日以降は毎日22路線86便の運航となるようです。

鉄道だったら一日がかりの目的地も飛行機なら1時間半以内で到着できるのが魅力的。

現在　名古屋城の金シャチが疫病退散の願いを込めて天守閣から地上に降りてきています。
　https://4travel.jp/travelogue/11683499
金鯱降臨　疫病退散！　ワクチン接種して新型コロナウイルスをやっつけよう！

FDAにはまだ一度も乗った事がないのでFDAに乗ってどこか遠くへ旅をしたくなりました。