奄美の古民家でワ―ケーション【前編】☆伝泊 アダンと海みる宿（2021）

2021/04/12 - 2021/04/16

【交通手段】JAL
【宿泊先】伝泊 アダンと海みる宿（4泊）

【行程】
4月12日（月）伊丹空港→奄美空港→伝泊 アダンと海みる宿
4月13日（火）伝泊 アダンと海みる宿
4月14日（水）伝泊 アダンと海みる宿
4月15日（木）伝泊 アダンと海みる宿
4月16日（金）伝泊 アダンと海みる宿→奄美空港→伊丹空港

前回、『伝泊 The Beachfront MIJORA』でバケーションレンタルを初体験し、とても楽しかったので、今回は、伝泊の古民家で、少し長めのバケーションレンタル＆ワ―ケーションを試みました。

前回と違い、集落の中の一軒家。
車に乗らない私たちにとっては、５日間のおこもりの間の食材等、不足があると生死に関わるので（^^;）、万全の準備をして、いざ奄美大島へ出発です。

エリア 奄美大島(鹿児島)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【4月12日（月）1日目】
今回も、JAL（J-AIR）で出発。

大阪国際空港 (伊丹空港) 空港

奄美空港は、風が強く、白波が立っていました。

奄美空港 空港

早めのランチを空港で済ませ、お宿の送迎車で、伝泊赤木名へ向かいます。
途中、Aコープに立ち寄っていただき、野菜や牛乳等の生鮮食品を購入。

伝泊赤木名で、チェックイン手続きを済ませます。
前回お世話になったスタッフさんと再会(^^♪。

伝泊 赤木名 ホテル 宿・ホテル

「伝泊 アダンと海みる宿」に到着！
どんなお宿なのか、ドキドキです。

どうやら、この右手が入口のよう。

建物が見えました！
生垣や門扉がなくても、充分なプライベートが保てるお家です（^^）。

事前にHPで見ていましたが、思っていたよりも大きなお家でビックリ。

こちらが玄関。
期待に胸ふくらみます！

玄関を開けると、広い土間に、開放的なお部屋。

左手には、広いスペース。

玄関横には、自由に使える折り畳み式のテーブル＆椅子。

１つめのお部屋。
滞在中、一番過ごすことが多かったお部屋です。

2人分のお布団と、押し入れにリネン類がセットされていました。
床の間には、田中一村の絵と、そっくりな生け花。
とっても素敵です♪

照明は、白熱灯に、紐を引っ張るタイプ。
いまどきのLED＆リモコンではないけれど、それがまた、この古民家には、しっくりきます。

２つめのお部屋。
4畳半と少し小さめ。

外廊下を見ると、玄関にデスク。
ここは後ほど、見ることにします。

３つ目のお部屋。
６畳くらいでしょうか。

３つ目のお部屋から見たところ。
美しい模様の欄間や障子のせいか、初めてのお宿なのに、懐かしく感じます。
広いけれど、広すぎると思わない、なんとも居心地のよい空間です。

そして、３つめのお部屋の隣にも、少し小さめのお部屋がありました。
全部でお部屋が４つ！
ここは、荷物置き場となりました（^^;）。

外廊下に出ると、先ほど入ってきた小径が見えます。

歩くと、木の軋む音が「ギッ、ギッ」と鳴ります。
この感じ、久しぶりです（^^）。

キッチンというか、ダイニングですね。
広くて、気持ちいい♪

最大8人泊まれるお宿なので、椅子は８脚あります。

窓際に、湯沸かしポット、炊飯器、オーブントースター、電子レンジ。

ゴミ箱も、分別用に３つもあり、完璧。
IHコンロの下に、た～くさんの食器。

シンクの下には、お鍋や、グラス類も充実しています。
全て8人分揃っているので、大助かり。
引き出しには、お箸、スプーン、フォーク等のカラトリーに、キッチン鋏やピーラー、おろしがねも（^^）。

まな板＆お箸は、持参したものを使いました。

調味料も、ひととおり揃っていました。

キッチンには、スポンジもセット。
お水は、水道水が問題なく使えるのですが、冷蔵庫に2日分２パック入れてくださっています。
冷蔵庫の上には、「豆と麦」のドリップ珈琲＆月桃茶。
冷凍庫内には、氷もたっぷり用意されていました。この日は、蒸し暑かったので、助かりました。
写真には写っていませんが、冷蔵庫のお隣には、ワインクーラー（有料）もあります。

キッチンの奥に、お風呂。

小さな棚や脱衣かごが用意されていて、使いやすく配慮されています。
リネンや着替えを置けて、便利でした。

湯舟はひとり用ですが、洗い場が広く、天井もとっても高いので、見た目以上に広く感じます。

そして、お風呂の奥にも、まだ扉が。
開けてみると、

洗濯物等を干せるようなスペースでした。
海に入るシーズンや長期滞在には、助かりますね。

ふたたび、ダイニングへ。
キッチンの床には、少し凹みもあったりして、この古民家の歴史を感じます。
このダイニングテーブル、2人で使うには十分で、と～っても使いやすかったです。
そして、滞在中、私の作業台に（^^）。

では、外廊下を通って、玄関へと戻ります。

このデスクは、隣に大きな窓もあって、自然光で十分な明るさ。
電源もあり、滞在中、OTTOの作業スペースでした（^^）。

１つめのお部屋の右奥に、

洗面所とトイレ。

コンパクトですが、機能的に作られています。
アメニティやドライヤーが用意されていました。

トイレ。
窓があり、明るくて、清潔感があります。

トイレのドアに貼ってあったポスター。
このポスター、全国のいたる所に貼ればいいのになぁ（^^;）。

このお宿、窓がたくさんあるので、どこにいても明るくて、過ごしやすいです。

お部屋のレイアウト。
※公式HPより

さて、最後に一番気になっていた眺ドコロへ。

階段を5段上ると、

アダンと

海～～～～！

梯子を降りて、浜辺を散歩。
浜辺のゴミを集めている方がいらっしゃって、私たちも、これから数日間お世話になるので、お宿前の浜辺のゴミを拾いました。
15分ほどで、大きなゴミ袋いっぱい。大陸の文字が書かれたものばかり。。。（>_<）。

ビーチから眺ドコロを見たところ。

強風で肌寒い中、釣りをしている人を発見！！
何が釣れるのかなぁ～。

思っていた以上に広い眺ドコロ(^_-)-☆。
眺ドコロから見えるのは自然のみで、隣家は見当たりません。
滞在中、見かけた人は片手で足りました。まさに、おこもりにぴったりのお宿（^^）。

デッキの横に、綺麗な「アゲハ」を、見つけました。
赤い斑点が可愛らしい(^^）。
このお花の蜜が美味しいのか、毎日いろいろな蝶々が飛んできていました。

眺ドコロの階段下に、温水シャワー。
滞在中、ビーチで遊んだ後、この温水シャワーがとってもありがたかったです(^^♪。

眺ドコロの近くで、何かがコロリと転がるので、見てみると、なんと大きなヤドカリ！

調べてみると、ムラサキオカヤドカリ。
そして、驚いたことに、このヤドカリは天然記念物でした(+_+)。
この子は、全長7センチほどの大きさ。
OTTOは、「大きすぎて怖い（-_-;）。」と言ってましたが、おめめが大きくて、とっても可愛い～。

夕食は、地元のスーパーで買った海の幸で、海鮮丼。
食器の中には、お茶碗とお椀がなく、お味噌汁はコップで（^^）。
OTTOは、先日与論島で購入した島有泉をロックを味わっていました。

曇り空だったので、星は見えないだろうと思いつつも、眺ドコロへ出てみました。

波音が近くに聴こえるので、眺ドコロの一番端っこまで、ライトを頼りに来てみたら、貝殻が３つ。
さっきビーチに出た時は、２つだったのになぁ～と思いながら、よーく見てみると、

暗闇の中、貝が、、、動いてる(*_*)！！！
またまた、ヤドカリを発見！
あ～、ビックリした（^^;）。

部屋に戻ると、今度はドア越しに、2匹のヤモリが！
生まれて初めて、ヤモリの鳴き声を聴きました。とっても可愛い鳴き声（^^）。
夜更けにかけて、「コンコン」とどこかをつつくような音が、「キツツキ？」と思っているうちに、眠りにつきました。

【4月13日（火）2日目】
夜半に、雨が降ったみたいで、眺ドコロが濡れています。

どうやら天気予報も、曇りのち雨だし、風も強いので、海に入るのは断念。

窓を開けると、小鳥の可愛らしいさえずり。
朝ごはんのBGMになってくれます♪

大きなテーブルの上で、朝ごはん。
たっぷりのサラダに、持参したクロワッサン。

朝食後に、お宿の周囲を少しお散歩。
何やら、小石がたくさん転がっているな～と、手に取ってみると、

な～んと、全てヤドカリでした！
浜辺じゃなくて、家の周辺にいるなんて、ビックリ(*_*;。

お宿の入口付近に、こんな植物。
この時は、何なのかわかりませんでした。

昨日のアゲハかな？
この日は、ノアザミでお食事中（^^）。

昨日、クロアゲハが泊まっていたお花に、今日はハチかな？

駐車場の左手の道からも、眺ドコロにアクセスできます。

海を見ながら進むと、

アダンの実。
右側のアダンは、熟していて、

アダンの実が落ちていました。

そして、このアダンの実が、ヤドカリの好物なんだとか。
ちょうど、朝ごはん中のムラサキオカヤドカリを発見（^^）。

熟した果実が落ちたアダンの中身。
初めて見ました！

さぁ、今日も頑張って、お仕事しましょ。

天気予報どおり、どしゃ降りの雨。
あっという間に、大きな水たまりができました。
庭の木々の葉や屋根に当たる大きな雨粒の音も、なんだか心地よく感じます。

この日のおやつ。
紅はるかで作った大学イモに、アイスを添えて。
この大学イモが、と～っても美味しかった！！
OTTOにも好評だったので、自宅でも、紅はるかで作りました（^^）。

雨上がりに見つけたカタツムリ。
久しぶりに見ました。

2日目のランチは、天ぷらうどん。
夕食は、カレーライス。
OTTOは、地元の方に教えていただいた「JOUGO」（黒糖焼酎）が気に入ったようです。

夕食後、玄関からOTTOが大声で呼ぶので、出ていくと、またまた大きなヤドカリ！
写真ではわかりませんが、全長10センチ以上はありました。
「今までの中で最大級だ～～～！つかまえて～！」と大興奮のOTTO（^^;）。

この大きさになると、ハサミの力が半端なく、つかまえるよりも、後追いする方がよさそうです。ただとっても素早いので、OTTOとふたりで大騒ぎ。
おまけに、庭には、数えきれないほどのヤドカリがいて、彼らを踏まないように、この子を追うのは、至難の業でした(#^^#)。

毎晩、この辺りも全てヤドカリ軍団で埋め尽くされます。
「アダンと海みる宿」ではなく、「アダンとヤドカリと海みる宿」にした方がいいんじゃないかと思うほど。

チェックアウト時に、スタッフにその話をしたところ、「ヤドカリがよく出る時と、全く出ない時があるんですよ～。」と。
滞在した数日間は、ヤドカリが出るタイミングだったようです。

【4月14日（水）3日目】
3日目にして、初めての快晴！

不思議な雲。
何かの模様みたい。

裏の山から、まだ朝陽は見えませんが、

海はこんなにも綺麗～～～。

なので、朝食はデッキでいただくことにしました(^^♪。
少し肌寒かったけれど、波の音と、鳥のさえずりを聴きながらの朝食は、プライスレス！

左を見ても、

右を見ても、

一面の海と、大きな空～～～～！

お日さま、おはよう！

朝食後、スタッフが、リネン等の補充分を届けてくれました。

リネンの他にも、お水のパックに、トイレットペーパー等、全部このバッグに詰めてきてくれるので、助かります。

この古民家は、奄美特有の高床。
土台の石の上に、柱を乗せているだけなので、現在の建築基準法では建てることができないとのこと。
この高床の民家は、湿気を防ぎ、台風の風を通過させて、建物が倒れないそうです。
昔の人々の知恵が詰まっている古民家に滞在できることに、感謝です。

庭に、ヤドカリ７（セブン）。

またノアザミに、昨日と違う模様の蝶。
どの子も綺麗。

そして、昨日わからなかった植物は、「アマリリス」でした！

お宿の周辺だけでも、いろいろな植物が見られて、毎朝楽しめました。
午前中にお仕事を済ませ、午後からは海に出ま～す（^^）。

『奄美の古民家でワ―ケーション【後編】☆伝泊 アダンと海みる宿（2021）』につづきます。