春爛漫の里山＆湯あかり☆山みず木別邸 深山山荘（2021）

2021/03/31 - 2021/04/03

【交通手段】JAL
【宿泊先】山みず木別邸 深山山荘
　　　　　特別室C【洋間＋寝室＋内風呂+露天風呂】（3泊）

【行程】
3月31日（水）伊丹空港→福岡空港→黒川温泉→山みず木別邸 深山山荘
4月1日（木）山みず木別邸 深山山荘
4月2日（金）山みず木別邸 深山山荘
4月3日（土）山みず木別邸 深山山荘→熊本空港→伊丹空港

昨年訪れた深山山荘が、とても居心地のよいお宿だったので、再訪することにしました。
山あいの里山なので、春の訪れが遅いだろうと思っていたのですが、敷地内には、お花がたくさん咲いていて、特に桃の花が満開！
思いがけず、春爛漫の里山に訪れることができ、ひさびさの温泉で「おこもり」してきました。

エリア 黒川温泉・杖立温泉(熊本)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【3月31日（水）1日目】
ひさしぶりに、ラウンジで朝ごはん(^^)。

伊丹空港3階サクララウンジ 空港ラウンジ

JAL（J-AIR）で旅立ちます。
熊本空港から黒川温泉へのアクセスがバスの減便が続いており、今回は福岡空港経由で向かうことにします。

大阪国際空港 (伊丹空港) 空港

福岡空港到着。
連絡バスで、国際線ターミナルへ移動します。

福岡空港 国内線 国際線連絡バス 乗り物

がらーんとして、ひと気のない国際線ターミナル。
こちらから、黒川温泉行のバスに乗ります。

福岡空港 空港

減便で、１日４便から２便の運行になっています。。。

乗車人数は10名程度。
２時間半の道のりですが、車内では密になることはなく、コンセントもあって、快適。

途中、昨年１２月に訪れた日田駅を通過。
日田バスターミナルが駅前にあったなんて！

日田駅 駅

そして、「道の駅 おおやま」を通り過ぎ、

道の駅 水辺の郷おおやま 道の駅

杖立温泉を通った時、数えきれないほどの鯉のぼりが目に入りました((+_+))。

杖立温泉 温泉

どうやら「杖立温泉 鯉のぼり祭り」が翌日からの開催で、ちょうど飾りつけが終わったタイミングだったみたい。
一瞬ですが、素敵な光景を目にすることができました♪
以前、四万十川で、鯉のぼりの川流しを見ましたが、杖立温泉は調べたところ、約3500匹と数が多くて、華やかでした。

杖立温泉 鯉のぼり祭り
※2021年4月1日～5月6日まで、開催されています。

杖立温泉鯉のぼり祭り 祭り・イベント

黒川温泉に到着。
こんなにも、桜の木が多かったなんて、知りませんでした。

黒川温泉 温泉

黒川温泉のバス停から、お宿の送迎車に送っていただいて、ランチに向かいます。

風の舎 専門店

田の原川沿いにも桜。

満開です（^^）。

ランチは、前回と同じく、「わろく屋」さん！

わろく屋 グルメ・レストラン

OTTOは、ビールとカレー。
私は、肥後赤鶏のから揚げ定食。
から揚げが、熱々でジューシーで、とっても美味しかったです。

ランチ後は、少し散策。

湯あかりの飾りつけですね。

湯あかりを観たいけど、お宿からは歩ける距離ではないし、「無理だよね～。」と、この時はOTTOと話していました。

あっ、猫ちゃん発見！

小さな看板には、
「黒川温泉では、季節ごとの野草が楽しめるように大切に育てています。散歩の途中で出会えたら、やさしく見守ってください。　黒川温泉の自然を守る会」
と。
草花にも、そしてこのメッセージにも癒されました。
この可愛らしいお花は、花ニラ。

大きく膨らんだ蕾も見事なシャクナゲ。
水仙に、チューリップ、スノーフレークに、サクラソウ。
春の訪れを感じながら、お散歩しました。

陽射しが暑くて、ちょっと休憩。

とうふ吉祥 グルメ・レストラン

豆乳アイスと、みたらし団子。
この豆乳アイスが、あっさりしていて、と～っても美味しかった（^^）。

「風の舎」で、お宿の送迎車を待っていると、また猫ちゃん発見。
私たちの気配にも微動だもせず、「エサは、まだかにゃ～」と、一心にお皿を眺め続けていました（^^;）。

風の舎 専門店

懐かしい深山山荘のフロントに到着。

山みず木別邸 深山山荘 宿・ホテル

見事な枝垂れ桜が、出迎えてくれました（^^）。

チェックインの手続きを済ませ、

カートでお部屋まで送っていただきます。
敷地内に、色とりどりのお花が咲き乱れていて、植物園に来たみたい（^^）。

前回と同じ「582」号室。

前回と同じお部屋なので、追加情報だけ記します。

●お部屋の詳細は、前回旅行記をご覧ください♪
みたび九州、今度は横断☆温泉の旅☆【３】黒川温泉街＆山みず木別邸 深山山荘／（2020）
https://4travel.jp/travelogue/11676679

前回撮り忘れていたクローゼット。
この赤い扉の奥に、

金庫、ハンガー、防寒着等があります。
小部屋になっているので、使い勝手がよかったです。

前回と変わっていたのが、部屋着。
以前はプルオーバーの上着でしたが、前開きに変わっていました。
プルオーバーが着づらかったので、自宅からルームウェアを持参しましたが、必要ありませんでした（^^）。

お庭の大木が、桃の木だったとは！
桃の花びらが、うっすらピンクの絨毯になっていて、素敵(*^。^*)。

ひと息ついたところで、早速お風呂へ～。

なみなみと注がれる温泉。
ここの温泉は、湯加減がよくて、いつでも好きな時に入れて、本当にさ・い・こ・う！

続いて、露天風呂へ。

石畳にも、桃の花びら。

このお風呂に入りたかった～！

新しいお湯を張ってもらったばかりなのに、湯の花で、もうお風呂の底は乳白色に。

湯上りに、少しお庭へ。

桃の花びらが一面に敷き詰められていて、歩くのがためらわれます。。。
まさかお部屋で、こんな春を満喫できるとは思っていなかったので、嬉しいサプライズです（^^）。

18時に夕食。

こちらのお宿に滞在する、もう一つの楽しみ。

旬の筍に、鯛のカルパッチョ、鱒や肥後牛も安定のお味でした。
デザート時に、前回お世話になったスタッフさん達が顔を出してくれて、いつの間にか、同窓会状態(^^♪。
湯あかりの話題も出て、なんと山みず木から予約制のバスが出ていると朗報が！
もちろん即答で、翌日の予約を入れていただきました。

【4月1日（木）2日目】
朝晩は、少し肌寒く、朝風呂で温まります。

ところどころ、土が盛り上がっているのは、夜中にモグラが出入りしているのだそうです(+_+)。
遭遇したらどうしよう（^^;）と心配していましたが、一度も会うことはありませんでした。

この日も快晴。
レストラン棟へ向かいます。

個室からの眺め。
まるで、8Kの画面を見ているような景色。

朝ごはんに、

たっぷりの蒸し野菜。
お腹いっぱいでも、完食できる美味しさです。

朝食の間に、リネン交換だけお願いしたので、夕方まで、の～んびり過ごせます（^^）。

お庭の桃の花。
枝を隠してしまうほど、咲き誇っています。

小鳥がついばんだ桃の花。
ピンクの色が濃い～～～。

とっても気持ちの良いお天気なので、人の少ないチェックアウト時間を過ぎた頃に、散策に出かけました。

玄関を出ると、いきなりレンギョウと桃のコラボ。
なんと華やか（^^）。

そして舞っているようなユキヤナギ。

こうして歩いていると、むか～しむかしの里山に、タイムスリップした気分になります。

濃いピンクの桃に、

薄ピンクの桜。

側溝には、どちらも仲良く一列に、花びらが浮かんでいました。

土佐水木。
これからが、見頃のようです。

馬酔木（あせび）の花。
隙間もないほど、鈴なりに咲いています（^^）。

紫陽花に似ているヤブデマリ。

コブシの花。

そして、まだ咲き始めたばかりの芝桜。

桃やミツバツツジのピンク色と、桜の淡い色で、里山全体が、優しい春色に包まれています。

可愛らしいお地蔵様。
どの季節にも、似合います(^^)/。

2日目の夕食。
蛤のお吸い物に、鮪諸味漬け、甘鯛の豆乳蒸し。
そして、筍の若狭焼、美味しかった～。
そして、肥後牛のすき焼きをいただき、あまおうのアイスクリームで、さっぱりと〆。二日目も安定のお味。ごちそうさまでした。

夕食後は、山みず木前から、マイクロバスに乗せていただきます。

ドライバーさんを待っていると、子犬のような鳴き声が聴こえてきました。
鳴き声の方に近づいてみると、なんと水辺から。。。
ドライバーさんに、「あの辺りには、カジカガエルがいる」と教えていただいたのですが、後日、自宅で調べると、ネバタゴガエルの鳴き声に近いような。。。あのカエルさんは、何カエルだったのか、いまだに謎です(^^♪。

黒川温泉 山あいの宿 山みず木 宿・ホテル

夜の新明館。
いつも日中しか通らないので、初めて見ましたが、良い雰囲気。

黒川温泉 山の宿 新明館 宿・ホテル

田の原川の橋から右（下流）を見て～、

そして、左手の上流を見て～～～。
一度は見てみたいと思っていた湯あかりに感動してしまって、言葉を失います。
OTTOとふたり、一心不乱に撮影するのみ（^^;）。

遠くの方の灯りは、まるで蛍のよう。

橋を降りると、川沿いも歩けるようになっていました。

川のせせらぎを感じながら、湯あかりも手が届きそうなほどの近さ。
人も少なく、ゆっくり自分のペースで歩けました。

さらに上流から下流に向かって撮影したところ。
ここまで歩いてくる人はほとんどいなくて、私たちだけ。

橋から撮影した時に、奥の方に見えた灯り。
木立の中に、こんな灯りがあったなんて、すごい！
深山山荘のスタッフに、
「今年は、今までで一番の力作だと評判なんですよ！」
と聞いていましたが、本当に素晴らしかったです。

そして、何度も日中に目にしていたこの入湯手形。

後ろの竹に、こんな細かな細工がなされているとは、日中全く気づきませんでした。

そして、風の舎でも、こんなにも美しい芸術品。

てっきり職人の方たちが作っていらっしゃるのかと思ったら、旅館の旦那衆と有志スタッフで準備されているそうです。
どれだけの時間をかけて、この湯あかりの準備をしてくださったのか、、、本当に感謝しかありません。
とてもとても美しい景色を見せていただき、ありがとうございました。

5月下旬に湯あかりが終了する頃には、今度は田の原川に蛍が見られるそうです。
どの季節も、素敵ですね。

湯あかりを見学した時間は、約30分でしたが、少し身体も冷えたので、温泉で温まり、眠りにつきます。

山みず木別邸 深山山荘 宿・ホテル

【4月2日（金）3日目】
夜半の強風で、桃の花が、ほとんど散ってしまいました。

朝ごはん。
この日は、三段のお弁当。

前回と同様、今回もこのお弁当を開けるのが楽しかった♪
真ん中に、湯豆腐のお鍋もあり、お腹いっぱいになりました。

この日は、終日おこもり。

お庭の桃の花。
強風にも負けず、まだ一輪残ってくれています(^^♪。

露天風呂に入っていたら、可愛らしいさえずりが聞こえてきました。
川を見ると、どうやらお散歩中の小鳥。

この小鳥はいつも2羽で行動。
毎日、午前中は川べりをお散歩、午後は木々を飛び回っていました(#^^#)。

今回の滞在では、思ったより風が冷たくて、このベンチにもほとんど座ることもなく、、、。

さて、最後の晩餐は、松花堂弁当！
3日目は、軽めのお食事にしたのですが、我が家には充分なボリュームでした。

デザートには、アイスクリーム！
3日間美味しい夕食、ごちそうさまでした♪

【4月3日（土）4日目】
離れの玄関のお花。
初日には、蕾がほころび始めたところだったのに、すっかり満開になりました。

今日の朝ごはんは、雑炊。
肌寒い朝には、ぴったりのお料理で、胃もほっこり（^^）。

朝食後、レストラン前の梅の木を何気なく見たら、あれっ、梅の実の赤ちゃんが出来てる！

まだ1センチにも満たないほどの大きさですが、こうしてみると、間違いなく梅の実。
敷地内の梅の実は収穫して、女将さんが梅酒を作られるそうです。
きっと美味しいでしょうね～(^^♪。

滞在中、ずっと眺めていたピンクのカーペットも、強風で花びらがずいぶん少なくなってしまいました。
いいタイミングで滞在できて、本当に、桃の花に感謝です（^^）。

チェックアウト。
スタッフの方々と、名残を惜しみながら、また再会できる日を楽しみにして、お別れです。

お宿の送迎車でバス停まで送っていただきました。
九州横断バスも、減便で2便に。
黒川温泉へのアクセスを考えると、早く従来どおりのバスの運行に戻ってほしいものです。

黒川温泉 温泉

車内は、アクリル板でしっかりと感染対策が取られていました。
が、乗車人数は、私たち夫婦含め、3人だけ、、、( ；∀；)。
これでは、バス会社も大変だと思います。

九州横断バス 乗り物

阿蘇駅でトイレ休憩があり、写真撮影のため下車。

阿蘇駅 駅

あれ？誰か乗ってる？？？

えっ(*_*)？人かな？

なんと、マスク姿のくまモン～～～！！

この座席は、テープやロープでブロックされているのが一般的なのですが、思わず、クスッと微笑んでしまうこのアイデアは、ナイス(^_-)-☆。

今年3月に開通した新阿蘇大橋を見ながら、熊本空港へ向かい、空路で帰りました。

☆☆☆☆☆
昨年の12月に訪れた「山みず木別邸　深山山荘」。
同じお部屋から、前回は紅葉を楽しみましたが、今回は桃の花を愛でることができました。
かねてから、見たいと思っていた黒川温泉「湯あかり」を満喫することもでき、本当に満足度の高い４日間となりました。

四季折々の自然を感じられるお宿なので、また季節を変えて、訪れたいと思います。

【温泉情報】（温泉分析書より）
●山みず木別邸　深山山荘
◆泉質　　単純硫黄温泉（低張性弱酸性高温泉）
◆泉温　　50.5度
◆Pｈ　　 5.75

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。