
2021/02/01 - 2021/03/18
1682位(同エリア26890件中)
品行方正さん
2020年3月に台湾に入国以降武漢ウィルスの特例で出国期限が次々に延長され、現在では2021年5月迄の滞在が認められている。
多分これもまた延長になるはず・・か?
そんな中、台湾に居たままパスポートの更新が出来ることを知り、ついでだからやってみる事にした。
本籍地の変更さえ無ければ申請書と現パスポート、それに写真を用意すれば簡単に出来てしまう。
申請書はネット上で作成したものをプリントアウトして持ち込めば、当日は手間いらずである。
最初はこんなことを旅行記にするつもりは無かったが最後の最後に思わぬピンチに陥り、急遽顛末を世間に晒すことと相成った。
なので写真が全くない・・
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街なかのフォトボックスの写真でも構わないが、料金が50元しか違わないという事で写真屋さんで撮ってもらうことにした。
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台北駅傍の知人馴染みの店を紹介してもらった。
料金は200元。 -
ものが物だけにこんな感じでテキトーに・・
安いからね。
でも写真の出来は完璧で充分に満足。
被写体がいいのか!? -
知人とは久しぶりだったので、一杯やりながら昼メシでもとこの店に。
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日本でもお馴染みのメニューだらけだが、時差程度のズレはある。
それでも大変ありがたい・・ -
せっかくだから日本料理に拘って!?中華丼と鮭チャーハンを注文したが、ビールを飲むのが忙しくて写真は無し。
老人は同時に二つのことは出来ないのだ。 -
日本食はともかく、日本色には力が入っている。
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準備も整い、申請のため日台交流協会に出向く。
MRT南京復興駅7番のブラザーホテル側の出口だ。 -
最初は滞在延長の確認をここでしていたがやがて直接移民局に出向くように言われ、今では電話で確認できるようになっている。
旅行者の分際にはほぼ無縁のものだったが、この様な状況になってからは大変心強い存在である。 -
今ではすっかり通いなれた交流協会に指定された受取日に訪れ、所定の手数料を払って無事新しいパスポートを手にすることができた。
これで全てのミッションが完了した。
因みに取り扱いはタイの日本大使館になっていた。
達成感にいささか高揚した気持ち!?で散歩がてら、植物公園をプラプラしながら考えた。
よしっ!! 今日は旨い食いモンでも買い込んで久しぶりに日本酒でも飲むか・・
TVで和風総本家でも見ながら一杯やったら極楽だ!(^^)!
そして脳天気な気持ちでよく立ち寄る善導寺駅傍のPXマートに向かった。 -
-
一通りの買い物を済ませ、いつもの様に夕方の混み始めたレジに並ぶ・・
今日のメインはカップ酒3個!!!! EASYカードで支払いも簡単だ。
交通機関はもちろん大抵の買い物はこれ一枚で足りる優れものなので、外出中ほぼ
サイフには用が無い。
ところが今日に限って残高が足りないと言われてしまった。
OK、それではチャージをお願いしましょう・・
!!!!!!??????。
サイフが無い。サイフが無い。サイフが無い。サイフが無い。サイフが無い。サイフが無い。サイフが無い。サイフが無い。サイフが無~~~いっ!!!!!!!!!!
取り敢えずその場は涙を呑んでカップ酒1個をキャンセルして凌いだ。 -
しかし問題はそんな事ではない。
異国の地で突然一文無しになってしまったのだ。
明日から生活出来ないどころか、今日部屋に帰る交通費も儘ならない・・
ゼータ関数に思いを巡らせてもみたが、そんなことをしても何の役に立たない事にはすぐに気がついた。
まだ冷静さは失っていないようだ。
今すべき残された手段が一体何通りくらい有るか、長い時間をかけて考えてみた結果、一つだけだった。
こうなったら現地情報員に緊急の救助要請を出す他に手段はない。 -
有難いことに現地情報員は救出作戦を即座に実行に移してくれた。
この日は3月16日だったので316事件と命名して長く記憶に留めることを誓った。
もし叶うのなら博物館付きで記念公園を造りたいぐらいのものだ。(名称は316平和記念公園だ。)
一時間ほどして目の前に現れた情報員が夕闇にもかかわらず、太陽の様に眩しく見えたことは言うまでもない。
当座のお金も手にする事ができた・・ -
早速交番に連れて行ってもらう・・
真剣に応対して頂いて、少し気持ちも落ち着いてきたようだ。
ポニーテールの若くて可愛い婦警さんもいて心も和む!?
しかし失くした物はサイフだ・・
世の中で一番出て来ない落とし物である。 -
交番で一日の行動を振り返ってみる。
サイフを出したのは交流協会で手数料を支払った一回きりである。
そこで落としたか置き忘れたかの何れかだ。
翌日また交流協会に出向き防犯カメラの画像をチェックしてもらったが、支払いをした後きちんとサイフをしまっていると言う。
それ以外サイフを使用する機会は無かったのだから、もしかしたらスラれたのか?
そしたらほぼ絶望的だ・・ -
そうなると今後の対策だ。
普段の生活費はデビットカードで日本の口座から引き出して遣っている。
一日2万元(台湾の規制)、ひと月50万円(自身が定めた限度額)まで引き出す事ができる。
まとまったお金が必要なのは家賃(6ケ月分)の支払い時だけで、普段は少額を引き出しては大部分をEASYカードにチャージして暮らしている。
そのカードが無くなってしまったのだ。
再利用の手続きをするなら帰国が絶対条件となる。
諸般の事情を考えれば、それは出来ない相談だ。 -
一方、万が一の手段としてクレジットカードを別に保管していた。
3ヶ月の旅行保険が付いていて、キャッシングで当座を凌げるからだ。
しかし去年の8月に更新となり、帰国出来ずにいるのでまだ手元にはない。
わざわざ郵送してもらうことも無いと高をくくっていた。
そこで急いでカードを送るよう、日本に連絡を入れる羽目になってしまった。
繋ぎの資金は現地情報員に手を合わせてお願いするしかない・・ -
◆結果として◆見つかった!!(^O^)v
交流協会で一縷の望みを絶たれ、肩を落としてMRTで移動しようとした時だ。
情報員が「駅の係に聞いてみる。」と言い出した。
私は「電車に乗る時はEASYカードだからサイフは出さないし、もしこんな所で落としたなら余計に出て来ない。」と言って通り過ぎようとした。
しかし、それを無視して情報員はズンズン窓口に進んでいく。
すると警備員が近づいてきて何やら一言二言・・ そして窓口に案内してくれた。
そこで事情を話すと・・何と
===========
「届けられてますよ。」
===========
????
夢遊病者のように、用もないところで無意識にサイフを出し、それを落としてそのまま立ち去ってしまったとでも言うのか?
そんな事考えられるか・・?
ボケているのにも程がある。
台北駅地下の遺失物センターを案内されて無事にサイフを取り戻すことができた。
「暮らしているのがここで良かった・・」と改めて感じた瞬間だった。
それにしても現地情報員は優秀だ。(柴犬も可愛い!?!?!?!)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
そして私はアホである。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
・・・・ナンて事が最近有りましたとさ。
という訳で今回も・・・オ・シ・マ・イ・・・です。
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