2020/11/18 - 2020/11/18
30位(同エリア203件中)
万歩計さん
生駒山系は大阪と京都・奈良の県境を南北に伸びる標高300~600mのなだらかな山群である。縦走路には「くろんど園地」を始めよく整備された園地が点在し、手軽なハイキングコースとして人気が高い。
今回ご近所のハイキング仲間と、全コース58kmを、北から南へ3回に分けて縦走した。なお、全ての距離は歩数から計算したもので、前後の徒歩アプローチを含む。
2回目は室池園地から暗峠までの18kmの予定だった。しかし今日は眺望が期待できる気象条件だったので鳴川峠まで足を延ばし、明石海峡大橋を、肉眼ではっきり見ることができた。
このコースは年明け1月13日にも別グループと歩いた。前日がこの冬最大の寒波だったので、雪道のハイキングになった。氷結した室池など、滅多に見れない神々しい光景に出会えた。
この区間の見どころは、
・むろいけ園地の美しい池
・あじさいとつつじ、2つの大回廊(今回はシーズンオフで花はなし)
・客坊展望台からの、大阪市街から明石大橋までの大眺望
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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生駒山系58km完全縦走の2回目(青色)。
戎公園バス停→むろいけ園地→阪奈道路を横断→くさか園地→ぬかた園地→鳴川峠→鳴川集落→近鉄東山駅
この区間の見どころは、
・むろいけ園地の美しい池
・あじさいとつつじ、2つの花の大回廊(今回はシーズンオフで花はなし)
・客坊展望台からの、大阪市街から明石大橋までの大眺望 -
9:07 近鉄生駒駅前から田原台1丁目行きバスに乗車。貸切状態です。
生駒駅 駅
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9:27 戎公園バス停で下車。1回目縦走の終点田原台1丁目の一つ手前です。
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今回はご近所のH氏と2人です。天気も良好。
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「ビオトープ田原の里山」入口
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ビオトープは「野生生物の生息する空間」の意味。地元のボランティア団体によって、自然が守られています。
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コースは、前回歩いた「おおさか環状自然歩道」の続きです。
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緑の文化園の方向へ。
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堂尾池は大きなため池。周囲の森が色づいています。
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土木エンジニアだったH氏から、自然保護と防災のバランスの難しさを聞く。
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あまりにも気持ちがいいので、早くも1回目のコーヒーブレイク。
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「ふれあいの森」の入口。四条畷市立野外活動センターの一部です。
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もみじ街道と名付けられたトレイル
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イチオシ
紅葉が盛りから落葉へ。
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紅葉の絨毯の上を歩きます。
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もみじとクヌギ
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車道を渡り、
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「むろいけ園地・緑の文化園」へ入ります。入場無料。
大阪府民の森 むろいけ園地 公園・植物園
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園内はいくつかの遊歩道がありますが、今回はネイチャートレイル(外回り)を歩きます。
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森の工作館
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森の中に付けられたトレイル。池の水面に枯葉の浮島。
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11:15 室池に到着。中堤を挟んで2つの池があります。
室池 公園・植物園
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こちらは古池。
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こちらは新池。満々と水を湛えているが、この水はどこから来たのだろう。
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同じコースを、年明け1月13日に1回目のメンバーとも歩きました。
前日の大寒波で遊歩道に雪。この時はファミリートレイル(内回り)で、水辺自然園の木道を歩いています。 -
イチオシ
古池は全面氷結。氷の上に鳥の足跡が残っていました。
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むろいけ園地を出て、生駒縦走歩道を南へ。
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案内板
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微かに車の音が聞こえてくると、
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ほどなく阪奈道路。
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11:43 阪奈道路を横断。ここには生駒山登山口のバス停もあります。
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しばらくは舗装道路を南に歩きます。この辺りは廃棄物処理場が多い。
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再び山中へ。
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生駒山系は湧水が多く、水の神「龍王」を祀った祠があちこちにあります。
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12:22 くさか園地の灯籠ゲートを入った先で弁当。
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くさか園地の中の縦走歩道。信貴生駒スカイラインが並行して走っているので、時折車の音が聞こえます。
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縦走歩道は生駒山系の西側にあり、大阪側から何本ものハイキングコースが合流しています。
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奈良側からのアプローチがなだらかなのに対し、大阪側はかなり急坂。
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歩道はくさか園地から、ぬかた園地へ。
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開けた場所に出ました。
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大阪の町から大阪湾、更に六甲の山並みに淡路島。
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ズームアップ。遮るもののない大展望です。
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見上げると飛行機。
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人に殆ど会わず。コロナ禍の折、絶好のアクティビティスポット。
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所々に展望台。
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13:44 ぬかた園地の目玉、「アジサイのプロムナード」に到着。
1500mのつづら折り遊歩道沿いには30種以上2万5000株アジサイが植えられ、府内随一の規模を誇ります。府民の森ぬかた園地 あじさいまつり 祭り・イベント
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残念ながら今は季節外れ。6月に又来よう。
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行く手に生駒山上の電波塔が見えてきました。しかし、ここから電波塔を過ぎるまでは長かった。
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歩道は山中へ。
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生駒山頂への分岐点。1月はここで左に分岐し、山頂を目指しました。
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この時は雪道。
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生駒山頂(標高632m)は、ここ生駒山上遊園地(冬季は休園)の中にあります。ここから生駒山の東斜面を下りて暗峠に出ました。
生駒山上遊園地 テーマパーク
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今回は歩道をこのまま真っ直ぐ南へ。
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ぬかた園地の南ゲート。
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ゲートを出て南に歩くと、
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ここは悪名高い国道308号線、別名「酷道308号」。暗峠の前後はすれ違いが困難な狭さに加え急勾配、知らずに通ると難儀します。この名物国道は、3回目の縦走で紹介します。
暗越奈良街道 名所・史跡
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当初はここで左折し暗峠まで歩き、そこからコミュニティバスで下山の予定でした。しかしまだ時間も体力も残っている。思い切って鳴川峠まで行くことで話がまとまりました。
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14:40 なるかわ園地北ゲートに入り、
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しばらく行くと電波塔と休憩所。小雨が降ってきました。
なるかわ園地 公園・植物園
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ここで熱いコーヒーと甘いお菓子で雨待ち。
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雨はすぐに止んだが、気温が下がりました。
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15:05 客坊展望台。生駒山系縦走路で大阪側を一望できる最高のスポット。
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今日は50km先の明石海峡大橋がはっきり見えます。天気が良すぎると霞んで見えないが、先ほどの雨でいい具合に日光が遮られています。
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イチオシ
明石海峡大橋をズームアップ。
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大阪駅方向の高層ビル群。背後は六甲山系で、手前の赤いスタジアムは花園ラグビー場。
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なるかわ園地の「つつじの大回廊」。ぬかた園地のアジサイ園と同じく、つづら折りのプロムナードになっています。
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5月の風景。
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鳴川峠への分岐点。ここを左に曲がります。
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15:23 鳴川峠。信貴生駒スカイラインの下をくぐって奈良県側へ。
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急な下りが続きます。
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手摺のロープ。雨の後はよく滑る場所。
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楢枯れと台風による倒木
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山が茜色に染まり始めたが、日暮れまでには東山駅に着けそう。
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15:55 千光寺に到着。ここで最後の休憩。
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鳴川の集落を下り、
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お地蔵さんに無事のお礼、100円。
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麓の団地が見えてきました。
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住宅地の中を通り、
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16:45 ゴールの近鉄東山駅に到着。予定の18kmが26kmに。3.4万歩でした。
東山駅 駅
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この旅行記へのコメント (2)
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- pedaruさん 2021/07/28 06:20:00
- ご近所さんとハイキング
- 万歩計さん おはようございます。
紅葉の美しい山歩き、落ち葉の道を歩くなんていいですね。おっと、詩人の万歩計さんに言わせれば紅葉の絨毯でした。
車道を渡り、・・・車に気をつけてー、たぬきが渡っている気がしてきました(笑)。
池の水面に枯れ葉の浮島、ほらまた出たー、みなもと呼ばせたいですね、美しい言葉です。
古池と新池、どちらも美しいですね。名まえの由来をご存じですか?かわずが飛び込んだ方が古池です。
大阪の街を展望したり、静かな集落を通過したり、バラエティーに富んだ山歩き、拝見するだけでも気持ちが和みました。
pedaru
- 万歩計さん からの返信 2021/07/28 14:47:50
- Re: ご近所さんとハイキング
pedaruさん、こんにちわ。コメントありがとうございます。
このコースは部分的には何度も歩いていますが、通しで歩くと改めて変化に富んだいいコースだなと思います。特に明石海峡大橋を肉眼ではっきり見たのはこれまで2,3回。4トラに紹介できてよかったです。
万歩計
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