2020/09/26 - 2020/09/26
4位(同エリア337件中)
ミランダさん
少しご無沙汰しました。
私達が住む英国は、年が明けてもコロナ状況が改善するどころか一段と悪化していて、ロックダウンが続いています。もしかしたら夏まで続くという話で、気が遠くなっているところです。
最後にロンドンから脱出したのは、去年の9月末、南部のケント州にあるウィッツタブルという小さい町への日帰り遠足でした。牡蠣が食べられるので有名なところです。
その時の写真をお見せしようかと思います。あいにくの悪天候で、どんよりした写真が多いのですが。
通常、この9月下旬は泊りがけの小旅行をしていましたが、去年は思ったより早くコロナが再燃し深刻化したため危険を感じ、近場の日帰り旅行にした次第。
その他50カ国余りに及ぶ旅行先については、どうぞこちらからご覧ください:https://mirandalovestravelling.com/ja/
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
朝の7時15分に家を出発。
ロンドンからウィッツタブルへの列車での行き方は、セントパンクラス駅からとヴィクトリア駅からの二通りあり、前者の方が、素早く行けるのですが、我が家からはヴィクトリア駅の方が安全に行けるので、そちらを選びました。
まずは地下鉄ディストリクト・ラインに乗ります。何と、6か月ぶりの地下鉄です。ディストリクト・ラインは地下鉄とは言え、地上を走る部分が多く、車体も他の線に比べて広いので、安心感があります。
週末の早朝で、空いていましたし。 -
予定より時間がかかり、予約した列車に遅れるかとハラハラしたのですが、大丈夫。ヴィクトリア駅のプラットフォームに列車が入っていましたが、まだドアが開いていませんでした。
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列車内の様子。8時40分発と早いせいか空いていて、危険は感じませんでした。
ロンドン付近は晴れていたのに、ウィッツタブルに近づくにつれてだんだん曇ってきて10時1分に着いたときには、ど~んより。
しかも外に出てみたら、風が強く、寒いのなんの。。 -
ウィッツタブルの鉄道駅付近には商業施設が皆無。
寒く感じるのは朝食抜きだったからかもしれないと思い、喫茶店を求めて、町の中心への矢印に沿って行きます。
途中、こんな歩行者道に入りました。夜歩くのはちょっと恐そうな通りです。 -
歩行者道から出たところの住宅街にポツンとあったThirst Love Cafe に入りました。テーブルが三つぐらいの極小カフェです。
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イギリスサイズの大きなカプチーノで暖まり、ラズベリー・ケーキでお腹を満たしました。ちなみにお値段は二人で£8.60(約1200円)。
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お腹が落ち着いて力が出たところで、港への矢印に沿って歩きます。とにかく風がすごく、お腹が一杯になっても、やっぱり寒かったです。私はヒートテックに薄手のとっくりセーター、さらに、しっかりしたカーディガンを着た上にデンマークで買った地厚のレインコートを着ていたのですが、それでも寒かったです。マスクは安全のためというより、防寒に役立ちました。
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英国に長く住んでいる私には、ウィッツタブルは初めてではなかったのですが、しばらく来なかったうちに、港付近に、こんな可愛らしいクラフト小屋ができていました。
この日は閉まっていた所もありましたが、夏のピーク時には盛況でしょう。 -
夏には、第二次大戦中、沿岸防衛のために沖合に建てられたプラットフォーム群へのツアーもあるらしかったです。マウンセル要塞と呼ばれるもので、一時は放送局があったり、独立宣言をした人がいたりと、カラフルな歴史があるプラットフォーム群らしいので、夏場に出直して、是非、見学したいものです。
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これは、港にある魚介類市場。これの他にも、牡蠣専門の出店が出ていたりします。ウィッツタブルは牡蠣で有名なのです。
今回は、ちゃんとしたレストランを予約してあったので、ここはパスしました。 -
今回、ウィッツタブルに来た目的は、牡蠣を食べることだけでなく、もう一つ、カラフルなビーチハットを見ることでした。というのも、私は何度か来たことのある町ですが、このビーチハットが建ち並ぶ光景は見たことがなかったのです。
港のクラフト小屋で、ビーチハットの写真を売っていた人に、どこでその光景が見られるのか尋ねたところ、港から、海に沿って、右に行っても左に行っても、そういう一角があるとのこと。一方が家族向けビーチで、もう一方が自然のビーチだそうです。
それで、私達は自然のビーチ方向(海に向かって左方向)へ進みました。
途中の風景も悪天候ながら趣があり、かなり写真を撮りましたので、数枚、並べます。 -
イチオシ
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20分ぐらい歩いたでしょうか、だんだんそれらしい光景が見えてきました。
ビーチハットとは、小さい木製の小屋で、ビーチで遊ぶ人々が着替えや休憩などに使うものです。たいていは個人所有で、買おうと思うと、かなりのお値段がするものらしいです。ウィッツタブルにあるビーチ・ハットでも、二層になっている立派なものが5万ポンド(約694万円)で売れたというのがニュースになったことがあるようです。
ビーチ・ハットにはトイレがなく、寝泊りはできないのですけれどね。 -
イチオシ
何と言っても、このカラフルで素朴な小屋の列が絵になります。
もちろん、もうシーズンオフですから、全ての小屋の扉が堅く閉じられていました。 -
こんな楽しい工夫がみられる小屋も。
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海に面した小屋の裏に回ってみたら、歩行者道を挟んでさらに小屋が並んでいました。つまり、二重の列になっていたのです。
それほどに需要のあるものなのですねー。 -
この日の海を見る限り、とてもここで泳げるとは思えなかったのですが。
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こんな天気の中でも、各小屋のはっきりした色のおかげで、写真がたくさん撮れました。
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イチオシ
ちなみに、ビーチハットの前でセルフィ―を撮ってSNSに載せたところ、すぐに思いがけない友達複数から「ウィッツタブルは良いところよねー。楽しんでね」と反応がありました。
ウィッツタブル、私が思っていたより、メジャーな観光地なのかも。 -
そうこうするうちに、レストランの予約の時間が迫ってきました。
今回予約したのは、Whitstable Oyster Fishing Company です。これがレストランの外観。 -
中はこんな感じです。かなり大きなレストランです。
いかにも古そうな建物で良い雰囲気。ただ、この木の床がくせもの。人が歩くたびに響いて、慣れるまでは気になりました。 -
そして、これが私が食べたNative Oyster。一つ£4(約560円)なり。
それほど厚みはなかったけれど、身がぷりぷりしていて美味しかったです^^ -
私ほど牡蠣に思い入れの無い夫は、ホタテ貝。これも満足できた模様。
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こちらは、夫がメインに食べた定番のフィッシュ・アンド・チップスです。フィッシュ・アンド・チップスには当たりはずれがあるものですが、ここのは当たりだったそう。
夫がこれまで食べた中で一番美味しかったのは、デボンで食べたフィッシュ・アンド・チップスだといつも言っていますが、それに勝るとも劣らなかったようです。(https://mirandalovestravelling.com/ja/%e3%83%80%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%a0%e3%83%bc%e3%82%a2%e3%81%a7%e7%be%8e%e5%91%b3%e3%81%97%e3%81%84%e5%a4%95%e9%a3%9f/) -
私がメインに選んだのは、サバ。単に焼いてあるサバの塩焼きだったのですが、横に添えられていたのは、大根おろしではなく、リンゴソース。
サバそのものは美味しかったのですが・・・
英国人にはリンゴソースとこれが合うと感じられるのでしょうか。 -
デザートのケーキです。
瓶に入っているのは、クロッテッド・クリーム。瓶入りだなんて、ちょっとだまされた気分でした。 -
夫は珍しく、デザート・カクテル。Caramel Kick という名前で、コーヒー+カルーア+ストリーチナヤ(ウォッカ)。
ピノ・グリージョ1本と食後のコーヒーを含め、全部で£124ほど(17000円余り)。安くなかったですが、まあ満足できました。 -
食後はウィッツタブルの目抜き通りを散策。Harbour Streetという名前で、この町を紹介するウェブサイトには「英国にしては珍しく、チェーン店でない個人商店が並ぶので有名」と各国語で書かれているようです。
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確かにその通り、港付近からこの道を歩くと、しばらくはセレクトショップのような店が続きます。
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私が前回この町を訪れたのは、15年以上前のことですが、その時より店舗数が増えていたように感じました。
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ちょっとくたびれたようなセレクトショップ街は途中で終わり、その先は英国のどの町にも見られるようなスーパーや、チャリティーショップが並んでいました。
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とうとう、雨が降り出したので、予定より早く駅に戻りました。
英国でも公共の交通機関ではマスク着用が義務になっていますが、帰りの列車の車両に、マスク無しでワインを持ち込んでいる男たちがいたので、車両を移った次第。こういう人達が罰せられないところが問題なのだと思います。
英国ではとうとう、新型コロナによる公式発表の死亡者数が10万人を超えました。実数はもっと多いはずです。
旅行はもとより、ちょっとした遠足に出られるのはいつのことになるのでしょう・・・
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この旅行記へのコメント (6)
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- World TraveRunnerさん 2022/12/26 23:21:30
- フォローさせていただきます。よろしくお願いします。
- 私の旅行記に”いいね”ありがとうございます。
飛んできましたけど
「牡蠣を食べにウィッツタブルへ」のタイトルに惹かれて楽しく読みました。
料理の写真も美味しそうですし、街並みも歩いてみたい雰囲気の良さが伝わってきます。
是非ウィッツタブルに行ってみたくなりました。
ミランダさんのファインダー越しの世界をもっと見たくなり…リンク先のブログも拝見しました。素敵なギャラリーですね。
フォローさせていただき、ゆっくり楽しまさせていただきます。
私もコロナ禍で旅行に出られないので、過去旅を紹介しようかと”4travel”を始めました。
最近になって、やっと海外脱出できるようになったので、新規投稿も始めてます。
旅好きの人たちと繋がれるように、頑張って情報発信していきたいと思います。
これからよろしくお願いします。
World TraveRunner
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- sirokuma123さん 2022/02/04 15:26:12
- 訪問&いいね!ありがとうございます
- こんにちは ミランダさん
訪問&いいね!感謝です
日本はオミクロンの拡大で1日10万人超え&累計で300万人突破で騒いでいます。
新聞報道では、英国は累計感染者数が1763万人で、4人に1人が感染済みとのこと。
実際には、もっと多いのかもしれませんが日本の約10倍の感染率と言うことで、既にコロナ後の世界に舵を切り始めているとのことでした。
日本もいずれ同じ道をたどると思うとしばらくは頭が痛い所です。
とは言え、出来ることを丁寧に取り組んでいくしかないので、その中で出来る限り旅行を楽しみたいと思っています。当面海外旅行は夢のまた夢になりそうですので、皆さんの旅行記を読ませていただきながら、バーチャル海外旅行を楽しみたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
sirokuma123
- ミランダさん からの返信 2022/02/04 17:57:39
- Re: 訪問&いいね!ありがとうございます
- sirokuma123さん
こちらこそ、訪れていただいてありがとうございます。
私もフォローさせていただきました。
コロナに関しては、日本の慎重さにイライラしながら(一時帰国がなかなかままなりません)、英国の弱者切り捨ての乱暴さに腹を立てています。
こういうところで、国民性の違いが現れますね。
同じ島国で、似ているところも多いのですが。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
ミランダ
- sirokuma123さん からの返信 2022/02/21 15:35:43
- Re: 訪問&いいね!ありがとうございます
- こんにちは ミランダさん
ミランダさんの「口コミ」の「広くて立派。従業員の感じも良好。」と「ロケーションと朝食が良し」の2件だけが画面を開くことが出来なくて、「いいね!」を押すことができないのですが、4トラの事務局に質問した方が良いでしょうか?
お手数をお掛けしますが、もし対処方法をご存知でしたら教えていただけると口コミに「いいね!」を押すことが出来るのでありがたいです。
よろしくお願いいたします。
sirokuma123
- ミランダさん からの返信 2022/02/22 03:41:42
- Re: 訪問&いいね!ありがとうございます
- sirokuma123さん
ご連絡どうもありがとうございます。
今、やってみたら、開きました。
書いた私本人だけが開けるのでしょうかねー。
私はIT系は苦手で、どうしたら良いのか分かりません。
いずれにしても、とても簡単な口コミなので、ご覧にならなくても損にはなりませんので、ご心配なく。
ご連絡いただいたことで、お気持ちはいただけましたので。
ありがとうございました。
ミランダ
- sirokuma123さん からの返信 2022/02/22 22:29:09
- Re: 訪問&いいね!ありがとうございます
- こんばんは ミランダさん
お手数をかけてすみませんでした。
私も最近のIT系のスピードにはついていけません(泣)
読める部分は読ませていただきました。
今後の投稿を楽しみにしています。
よろしくお願いいたします。
sirokuma123
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