☆石垣島を一周する

2021/01/05 - 2021/01/12

(写真は竹富島のシーサー）

正月を沖縄で過ごすのは今年で6回目ぐらいだろうか。3週間以上居る時もある。
今回の石垣島は意外に素通りしてしまうのではないかと思い、じっくり廻ってみる。
　冬の沖縄は天気が悪く、ほぼ日本海側のようで、小雨プラス強風が吹き荒れている。ただ気温だけは通常20度近くあるのだが、今年は10度を切ることもしばしば。きっとどこぞの雨女が近くを徘徊しているに違いない。

　●会食も外食も無し寝正月

　●ひうひうと青空狭し雪催い

　●コロナ禍や真実知ればなお悲し

　●牡蠣食えばカネが無くなり簡易宿

（沖縄に興味ある方は下記へ）https://4travel.jp/travelogue_group/6324

エリア 沖縄

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 バイク Peach

今年も正月は沖縄だ。今回は八重山に向かう。
この分厚い雲がこれからの八重山の天気を物語っているようだ。

おなじみ川平湾

　まず誰もが最初に訪れるのはここだろう。海がダントツきれい。天気が悪くてもきれい。海の色は午後がおすすめ。

八重山自然村で見かけたオオゴマダラ

　石垣島ではよく見かける蝶。サナギが金色で知られ、その幅10cm以上　赤い花はオオベニゴーカン。なにせ八重山や宮古は蝶の宝庫だ。

龍神鍾乳洞;　ここは言わば鍾乳洞の墓場、水没しているのも多く、アブナイ。かつては動物園（亀や羊など）や植物園もあったが、大型開発のため(現在中断）野ざらし状態。自販の券売機があるが、間違っても入場料など払わないように。
一般的には隣の石垣鍾乳洞がおすすめ。島北部にはサビチ鍾乳洞もある。

今日は石垣島北端の平久保灯台へ　レンタバイクで

立派なバス停終点：平野

　今日は公共バスで島最北端の平野部落へ　港から約1.5時間　1日に二本しかありませんので要注意。

平野にて

　バスは24時間券、1日券が￥1000、さらに5日券￥2000もある。空港から港（ホテル側）まで片道￥540を考えると翌日川平湾まで行くなら(往復￥1500ほど）24時間券は安い。ただし他方面への乗り継ぎは難しい。

米原で大ウナギ発見。体長1.5ｍ、胴回り30ｃｍ　石垣島でこれなら、西表島にはどんだけ大きいウナギがいるのだろうかと想像してしまう。最初はオオサンショウウオかと間違えた。

川平湾の見える「ポーザーおばさんの食卓」で昼食
この日、天気はなんとか保っているが,相変わらず風が強い。冬レンタバイクで移動中、雨に降られたらそれこそ地獄だ。ポンチョ、ホカロン必携

御神岬

　石垣島最西端の灯台があり、その先は西表島。マンタの通り道だ。

玉取岬

　石垣島東側海岸一の展望台があるよ。近くの山は輝石安山岩から成る。この先にはマーペー山（野底岳）という尖った面白い山もある。共にトリアス系の古い地層だ。島の中央には於茂登岳という沖縄一高い山526mがあるが、これは沖縄では珍しい花崗岩の岩塊だ。（徳之島北部ムシロ瀬にも花崗岩体はある）

バンナ公園：港から車で10分ほど北に、意外と身近な公園があった。大変広く、眺めもいい。高台からは島の南半分や八重山のほとんどの島が見渡せる。
その中の蝶園では「ジャコーアゲハ」が一匹迎えてくれた。

バンナ公園：カンムリワシの見学台

　体長1ｍのオオゴマダラ、但しモザイク（ジュラ期じゃないんだから）
　ワシはいなかった。

唐人墓

　中国人奴隷／苦力（クーリー）が米国へ移送中反乱を起こし、欧米人の船員を殺し石垣島に逃げ込んだ。その仕返しに欧米人はこれら苦力を集団虐殺、その慰霊碑は石垣島の人が建てた。
和歌山県民がトルコの軍艦エルトゥールル号乗組員を救助した話はよく知られるが、先島の人たちも多くのオランダ人や中国人を救助していることをもっと知るべきだろう。宮古島ではドイツ人を助け、ドイツ村がある。

竹富島

　石垣島から最も近い竹富島、船で約15分ほど、30分毎に出航し波照間や与那国と違い欠航はほとんどないので安心して行ける。八重山の町並みがよく残っている。

竹富島：コンドイビーチ

　相変わらず猫とカラスが多いが、人はまばら

西桟橋

　黒島の伊古桟橋ほど長くはない。高低差の小さいこの島は(電動）レンタサイクルがお薦め、この先には小浜島、西表島がある。

竹富島：おなじみの牛車です。由布島の牛ともども台湾から連れてこられました。

竹富島：ブーゲンビリア　数日前の強風でハイビスカスなどはほぼ散ってしまいましたが、この家ではしっかり残っておりました。赤みが多い葉の中で、この島のものは紫がかっている。

竹富島：典型的な八重山の家造り

●安里屋（アサドヤ）ユンタ　　詩／星克　作曲／宮良長包

♪サー君は野中の
　いばらの花か　サーユイユイ
　暮れて帰れば
　やれほに　ひきとめる
　マタハーリヌ　チンダラカヌシャマヨ

♪サー嬉し恥ずかし
　浮名をたてて　サーユイユイ
　主は白百合
　やれほに　ままならぬ
　マタハーリヌ　チンダラカヌシャマヨ

港のカフェ

　好きなパン（クロワッサンなど）を選び、ヨーグルト、フルーツ、コーヒーが付いて￥570だったか。天気が悪けりゃここでパソコン持って半日過ごす。今日はS.モンクが流れている

ユーグレナモール

　港から10分ほどにある代表的な商店街。ごらんのように閑散としている。町は主なホテルは健在だったが、やはりいくつかの食事処は閉まったまま、私がいつもお世話になる料理屋「Ｉ」も休業中であった。

バンナ公園

　ここからは石垣島の南半分や八重山の島々が一望だ。結局8日間で晴れ間が見えたのは半日のみ。だいたい沖縄の冬はこんなもの。めげるな、美ら人

※今回の予算
・AIR代　　　　 　　　￥8､000
・バス＆レンタバイク2日 ￥6､000
・ホテル7泊７朝食　　￥38､000
・連絡船＋自転車　　　￥2,000　　　　　　
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　　　　（概算計）　　￥54,000