2020冬・中国（地方）の旅（パート８：島根県（SLクリスマス号からのスーパーまつかぜ）編）

2020/12/20 - 2020/12/21

二日間にわたるGoToトラベル自由周遊きっぷ（鳥取・島根エリア）の旅の様子も二日目後半となり、本旅行記にて完結となります。

鳥取から一気に「スーパーおき」にて津和野入りしたところから、ですが、今回は一切津和野観光はしません。ズバリ、津和野に直行したのは、この日（前日も）山口線で運行されていた、通常のSLやまぐち号とは違うデザインのヘッドを掲げたクリスマスバージョンの子に逢うためです。

勿論、本フリー切符では、エリア外を走行するSLクリスマス号ですので、乗車することはできません（恐らく人気があるので、座席も埋まっていたと思われますし…）が、せめて津和野駅でお顔だけでも拝もうと直行した訳です。

で、津和野駅傍で給水・整備中のデゴイチさんを眺めてからは、その実際に動く雄姿を拝むことなく、益田に戻り、本切符で乗れる最後の特急となる「スーパーまつかぜ」にて、浜田へ。この町にはかつて父が単身赴任をしていた時期があり、その後のサイクリング旅を含めて二回ほど訪れたことがあったのですが、駅前の雰囲気がどれだけ変貌したかを確かめてみようと思ました。ただ、何というタイミングなのか、丁度、前日に駅前広場がリニューアルオープンしたばかりだったそうで、昔の面影はすっかりとなくなり、ちょっと寂しい気持ちになってしまいました。

そして宿を取っていた益田に戻り、本フリー切符の旅は終了となります。

翌日は１８きっぷ旅程で山陰本線を西に進み、山口県域へと越境するまでが本旅行記の流れとなります。

エリア 津和野(島根)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 観光バス 船 JALグループ JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩 バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

鳥取から乗車した「スーパーおき」3号にて、一気に津和野までやって来ました。

津和野駅 駅

それでは、さいなら～、スーパーおきさん。
また、数十分後に乗車させて頂きます( ´∀｀ )。

えっ？数十分後？？？

津和野に来るのも無茶苦茶久し振りだな～。

恐らく、21世紀になってから初めて、と思われます(^^;)。

で、ここでの目的は…。

おっ、客車さんが待機中ですね。
ということは…。

山口線の旅。

案外、沿線を途中下車したことないんだよね～。
津和野と山口位かな…。

で、津和野駅を出て、”目的地”に向かいましょう。

駅を出て左に進むこと約5分。

いらっしゃいましたよ。
さっき、車窓からも眺めたけど…。

煙を上げていらっしゃいますね。

製造番号は200号。

デゴイチは1000両以上製造されていますので、まあ、割と初期の子といえそうですね。浜松生まれのようです。

で、これが見たかった！

SLクリスマス号としての、やまぐち号の特別デザインヘッドです！
前日も走っているそうで、この二日間の限定バージョンとなるのかな？

ご時世柄、マスク着用したデゴイチさんに見えなくもないな。
しかもバッテンみたいなデザインなので、その昔のクイズ番組・〇レミファドンで不正解のとき立たされた人みたいばってん（長崎風？）。


何のこっちゃ…。　

で、何をするでもなく、再び鉄砲町の踏切を渡り、駅へと戻ります。

まあ、人気のデゴイチさんですので、あまり密になってはいけません。
人が集まらないタイミングでの見物を心掛けましょう。

津和野のマンホールはこちら。

で、さっさと津和野駅に戻り…。

津和野駅 駅

駅前にはこちらの子も静態保存されております。

194号。

今見てきた子の少しパイセンのようですね( ´∀｀ )。

概要はこちらで。

200号は浜松でしたが、この子は大宮生まれみたいですね。

デゴイチの栄光の歴史が綴られています。

因みに私が住む北海道・道北の和寒町でも337号さんが余生を静かに過ごされています。

では、津和野観光を。

と言いたいところですが、人気の観光地津和野ですので、密になってはいけません。今回は観光は諦めましょう。（という言い訳にて、単に次の任務に向かわなければならないだけ…(^^;)。）

近くにはモリアオガエルさんの生息地なんてのもあるんだケロ～( ´∀｀ )。

今度はゆっくりと巡ってみたいな、津和野…。

本当はせめてSLクリスマス号のご出発をお見送りしたいところですが…。

これを見送っていると、次のミッションに支障をきたしますので…。

ここでは、折りカエルしのスーパーおき4号にて益田まで戻ります。

で、やって来たのがこの子。

まだ、SLさんは先程の場所で準備中ですので、客車さんとのコラボで…(^^;)。

お決まりの１８７さんですね。

やっぱり動くので、今度は”おき”の部分を激写！

で、もう一度、車窓からSLさんを見送って…。

さいなら～、頑張って新山口まで走るんだよ～( ´∀｀ )。

で、本切符で乗れる山口線上のもう一つの特急停車駅、日原を通過し…。

日原駅 駅

車窓沿いに広がる、高津川の景観などを楽しんでいるうちに…。

あっという間に益田に到着。

ここで下車して、この日のスーパーおきさんとはお別れです。

さいなら～、また三日後に乗車させて頂きま～す( ´∀｀ )。

で、益田駅改札を出て…。

実は本日はこの駅傍に宿を予約しております。

益田駅 駅

宿に向かう道沿いに見つけたのが…。

こちらのウエルシアです。

別に全国的には有名なドラッグストアだと思うので、何が珍しいねん？と怒られそうですが…。

実はこのチェーン店舗、北海道にはないんですねぇ～。
（調べてみると、無店舗の道県は北海道・山口・福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・鹿児島・沖縄の９つしかないらしい。福岡にないってのが意外、てか、なぜ九州は宮崎県だけに店舗があるんやろか？？？）

しかも、この日は何と20日、ということで、実は昔から憧れつつも、なかなか実践できなかった”ウエル活”ができるではないか！！！

ウエル活：ウエルシアの店舗にて毎月20日に開催されているTポイントが1.5倍でつカエル日にお得にお買い物をする活動。

まあ、近くにウエルシア店舗がある方にとっては常識なのでしょうが、私にとってはこれが人生初ウエル活なのです。それが、まさか島根県の最西部の店舗で、だとは…。

寧ろ、こういう全国チェーン店の出店がない、とか、最後の出店とかいうのは、山陰の専売特許（←超失礼やな。山陰の関係者の皆様、ごめんなさい…。）だと思っていたのに…。

但し、残念なことに、この間Tポイントを某航空会社のマイルにカエルたばかりだったので、ポイント自体があまり貯まっていません。
取り敢えず319円分のこれだけのお買い物をしましたよ。

1.5倍でつカエルのは200ポイントからですが、結構ぎりぎりの213ポイントしか貯まっておらず、それを全ポイント使い切ってしまいました。

それにしても、ショボい初ウエル活だな…(;´Д｀)。

では宿に向かいましょう。

駅からは徒歩７～８分、このアンダーパスをくぐった右手に見える建物です。
因みに、山陰本線の車窓からもよく眺められますので、益田駅傍でホテルをお探しの方には、迷わずアクセスできることでもお勧めです。

最近、改装されたそうで、思ったよりも新しい風情（建物自体は古いと思われるけど…）ですね。

ここはボウリング場やカラオケルームも併設となっていますので、純粋なホテルをイメージしていくと、ちょっと面食らうかもしれません( ´∀｀ )。

瑞穂イン石見益田 宿・ホテル

アメニティ類は、部屋に備え付けられておりませんので、フロント横のこちらから、必要なものだけを持っていきましょうね。

この宿の一押しは、何といっても無料朝食バイキングだと思いますね。

このご時世ですので、バイキングは大丈夫なのか、と思いましたが、一応対策は施した上で、バイキングとしての提供が続けられているようです（この時点ですが…。）。

まだまだ感染者が少ない島根県だからこそ、なのかもしれませんね。

このホテルは客室までは外履きで行くことができないようです。

ここでスリッパに履きカエル必要があります。

こういう共用スペースにてゆっくり過ごすこともできます。

私が利用したプランのお部屋はこちら。

客室が普通のドアでなく、アコーディオンカーテンになっていました。

室内の様子はこちら。
因みに、通常料金は3800円のプランでしたが、〇天の施設限定クーポン300円、GoTo割引き1225円、地域共通クーポン1000円で、実質的には1275円で宿泊することが出来ました。

このお値段で朝食バイキングまで付いているのですから、感謝しかありませんね。　

で、宿に荷物をデポして、身軽な状態で”レイトワーク”に出かけましょう。
とは言っても、翌朝も早いですし、あまりやる気もないので、ここでは、本切符利用で乗れる全種類の特急を完遂させるため、最後に残されていた「スーパーまつかぜ」に乗車することが目的、となります。

後で気付いたことなのですが、この”スーパーまつかぜ”乗車を、前泊の鳥取や前々泊の米子で達成しておけば、津和野で観光やSLクリスマス号のお見送りも出来たのに、と、ちょっと後悔もありました。

”動く電光方向幕”の中では、割とうまく撮れたな( ´∀｀ )。

車両としては、前日に乗車した「スーパーいなば」や本日乗車した「スーパーおき」と同じ１８７系ですので、目新しさはありません。

なので、短距離乗車で十分ですね。

別払いだった「サンライズ出雲」を含めて、この「スーパーまつかぜ」乗車により、「やくも」「スーパーいなば」「スーパーはくと」「はまかぜ」「スーパーおき」と、山陰の核心部である島根県・鳥取県エリアを走行する定期特急をこれにてコンプリートです。パチパチパチ。（←完全な自己満足…。）

益田駅 駅

でも、やっぱり味気ないよね。このヘッド…(;´Д｀)。

なんか、スーパーマーケットの宣伝広告にも見えてしまうチープ感…(-_-;)。

この二日間、コロナ禍の”お陰”で使用することが出来たフリー切符にて、今まで乗ったことがなかった特急にも沢山乗車することが出来ました。

それはそれで楽しかったですが、やっぱり一日も早く、世界がコロナ禍から救われますことを願いつつ…。

本切符利用での最後の特急乗車を楽しみましょう。

この特急は殆どが「スーパーおき」と運行区間が被っていますが、山口線を走らないので、益田が始発となりますね。

なので、自由席もガラガラ、好きな席を選べる状態でしたので、せっかくですから、最前方に座ってみましょう。
これが、パノラマタイプの特急車両だったら、尚良かったのにな…(^^;)。

さて、基本的には先程まで長距離乗車した「スーパーおき」と同じ車両ですので、「スーパーまつかぜ」に乗った、という記録（？）があればそれで満足な最終特急旅、なので、実はすぐに降りてしまうことになりますが、その短区間の間に、交換が二度ありました。これはこれで凄いタイミングだな…。

一度目はこの子と。

三保三隅駅 駅

この位の規模の駅でも有人駅（多分業務委託だろうけど…）のようですね。
現状の北海道では有り得ない光景だな…。

で、美しい海の景観を堪能しながら…。

今度はこの子と折居駅にて交換です。
「スーパーおき5号」さんのようですね。

折居駅 駅

最後に、周布駅と…。

周布駅 駅

西浜田駅を見送ってから…。

西浜田駅 駅

最後にもう一度海の景観を楽しみ…。

浜田駅に到着です。

ここで下車しましょう。

結局、益田→浜田間は自由席ほぼ貸切（自分以外にあと一人だけ）だったな…。

”石見国”には大都市がないだけに、この先、この辺りのエリアにおいて、優等列車の運行が持続できるのかどうか、心配になりますね…(;´Д｀)。

という訳で、「スーパーまつかぜ」さん、さいなら～。
鳥取⇔益田間という長距離を運行しているのに、ちょっとしか乗らなくてごめんよ～(~_~;)。

浜田駅 駅

浜田駅もクリスマスモードですね。
ピンク色してるよ～( ´∀｀ )。

浜田にやって来るのは、実に四半世紀ぶりのことです。

すっかり変わっているんだろうな～。
（てか、前に来た時の記憶が殆どないけど…。）

GoToトラベルの大々的な宣伝絵画（？）も、停止して復活の見込みがない現時点から（これを記しているのは2021年1月上旬のことです）みると、虚しさしか残らないよ…(~_~;)。

で、駅舎を眺めると…。

流石に全く記憶にないな…。
ウィキッてみると、現駅舎の運用は2009年からのようですね。

駅前には石見神楽のからくり時計も設置されています。
定時になると作動するそうなので、後ほど17時のを眺めてみましょう。

それまで、ちょっとだけ駅付近を散策。

記憶にあるようなないような、そんな曖昧な感覚。

どんちっちタウン、は流石に昔はなかったと思う…('◇')ゞ。

昭和の香りが残る岩多屋さんに入ってみましょう。

こういうエスカレーターも昭和な香りがしますね。

でも、店内にお客さんが殆ど見られない…。

コロナ禍からなのか、それとも過疎化からなのか…(-_-;)。

浜田も大分、人口が減ってるんだろうな…。

こんなバスも走ってたよ。

で、先程のからくり時計の前に、17時1分前に到着。

携帯の時計を見ながら、17時ジャストの瞬間を確認するも…。

ん？何も動かんぞ？？？

どんちっち神楽時計 名所・史跡

電気が灯って、作動しそうな雰囲気なので、おかしいなと思ってからくり時計の時刻を見ると、まだ16時59分。

どうやら、3分位遅れているらしい。
この位、気にしないのが田舎時間だよね～( ´∀｀ )。

そして、無事作動が開始されて、その様子は動画で撮影しました( ´∀｀ )。

という訳で、短い浜田時間を堪能した後、素直に宿のある益田へと戻りましょう。

カエルりの特急を待っていると、却って遅くなってしまいますので、この子に乗車しましょう。

浜田駅 駅

仕様はこちらで。
120系でも色々なデザインの子がいらっしゃるんですね…。

車内の様子。

ロングシートの途中に仕切りがあるのも、何だか新鮮に感じます。
西日本ではよく見かける光景だと思うけど、寧ろ、東日本・東海エリアの過密地帯のロングシートにも採用して欲しいわ…。

で、益田に戻った頃にはすっかり暗くなってしまいました。

これにて二日間にわたるGoToトラベル自由周遊きっぷ（鳥取・島根エリア）の旅が終了、ということになりましたので、一応、簡単な実績報告を。（運賃に関しては、本来乗車経路に基づく営業（換算）キロ累計で計算するべきかと思いますが、面倒臭いし、私の旅のようなクソ旅程ではそんな価値もないので、その都度の営業（換算）キロに基づいて計算させて頂いております。）また、本フリー切符適用期間中の別払い分（サンライズ出雲、あめつち（グリーン券部分））は割愛しております。

1日目：米子→生山（やくも２号/乗車券（以下乗）860円、自由席特急券（以下自特）760円）、生山→米子（普通）860円、松江→玉造温泉（普通）200円、玉造温泉→鳥取（あめつち/乗2,310円）、鳥取→智頭（スーパーいなば10号/乗590円、自特760円）、智頭→鳥取（スーパーはくと11号/乗590円、自特760円）

小計：7,690円


2日目：鳥取→岩美（はまかぜ2号/乗330円、自特760円）、岩美→鳥取（普通）330円、鳥取→津和野（スーパーおき3号/乗5,500円、自特2,640円）、津和野→益田（スーパーおき4号/乗590円、自特760円）、益田→浜田（スーパーまつかぜ12号/乗770円、自特760円）、浜田→益田（普通）770円

小計：13,210円


二日間合計：20,900円

という乗車実績となりました。

きっぷの価格は4,000円ですが、うち1,000円分はGoToトラベル地域共通クーポン利用ですので、実質3,000円の支払いで2万円超の乗車、金額にして17,900円、率にして約85.6％お得になりました。

貧民がせっかく特急を利用できるフリー切符を携えていたのに、お得率90％を切る（しかも、本来の営業（換算）キロ計算では更にお得率は減少しているものと思われますし…）とは何事か、と、熱い鉄魂をお持ちの方のご叱責を受けることは明白ですが、”チャラ鉄男”の私にそんな高いレベルを期待してはいけません、どうかご容赦願います(^^;)。

益田駅 駅

明朝でもいいかなと思いましたが、慌てて押し忘れてしまう可能性が大きいので、本日中に、駅スタンプも押しておきましょう。

で、朝に岩美駅で押したスタンプの隣に…。

これにて、岩美＆石見（国の益田）のスタンプ競演が完結。

雪舟ゆかりの駅、だけに駅前にこういうのが設置されていたのか…。

と今更ながらに気付く…。

益田自体は宿にしか立ち寄っていなかったので、全く観光しないのもどうか、と思い、すっかり暗くはなりましたが、ちょっと遠回りしてこちらへ。

そりゃ、真っ暗だわな…。

辻の宮公園 公園・植物園

辻の宮八幡宮は高台にあって、益田のプチ夜景が楽しめました( ´∀｀ )。

という訳で宿に戻り…。

瑞穂イン石見益田 宿・ホテル

共用スペースに置かれていた地元の新聞に目を通していると…。

おおっ、本日津和野で見てきた子の記事が載ってるよ～( ´∀｀ )。
まあ、20日の新聞ですので、これは19日の様子ですけどね。

因みに、同じ新聞の記事として、浜田駅前広場リニューアルのことも載っていました。バスの乗りカエルが快適になったらしいよ！

で、翌朝。

上述の通り、この宿では無料の朝食バイキングがサービスされていましたので、朝からがっつりと頂きました( ´∀｀ )。

瑞穂イン石見益田 1Fレストラン グルメ・レストラン

21日の旅程はこの子から始まります。

益田駅 駅

長門市行きに乗って、山口県域を目指しましょう。

因みにこの日は三日ぶりの18きっぷ旅程となります。

18日に広島駅にて２回目のスタンプを頂きましたが、本日は米子支社管轄の益田駅にて3回目をゲット。

山陰本線沿いを西に進み、島根県最西端に位置する飯浦駅に到着。

ここから先は山口県域となりますので、本旅行記はこれにて終了となります。最後までご閲覧下さり、どうも有難うございました。

飯浦駅 駅