
2020/12/24 - 2020/12/25
43位(同エリア197件中)
風待ちさん
冬の石川の旅、後編は2日目後半から能登に入ります。海沿いののと里山海道を走り、千里浜ドライブウェイを目指します。ところが、風が強かったためか「千里浜ドライブウェイは走行できません」との表示が出ていました。その入り口で浜の様子だけでも見たいと思いましたが、それも止められていました。あきらめて、道の駅のと千里浜でランチをゲットし、宇宙博物館コスモアイルに向かいました。その後、和倉温泉に向かう途中に能登上布会館によりたいと思います。そして、和倉温泉 加賀屋に宿泊。
3日目は、花嫁のれん館を訪ねた後、さらに北へ向かう計画。白米千枚田も見たいと思ったのです。が、途中で雪が降ってきました。行きは行けても帰りが怖いと思い北上は断念。11時からしか開館しない和倉温泉の角偉三郎美術館(加賀屋別邸 松乃碧 内)に戻りました。その後は能登島大橋を渡り、早めの空港に戻ろうと出発。最後に大野からくり記念館を訪ね、石川の旅を終えました。今回行けなかった奥能登をはじめ、まだまだ見どころ満載の石川県だと行ってみて初めてわかりました。また、雪のない季節に計画したいですね。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ
- 旅行の手配内容
- その他
- 利用旅行会社
- 読売旅行
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石川の旅 後半。のと里山海道を千里浜ICで降り、千里浜ドライブウェイ方面には曲がれず、右へ。コスモアイル羽咋を訪ねました。「はくい」なんて読めないですよね。どんな町なのか?なぜここに宇宙科学館が?
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この町はUFOの目撃件数が多いとか?という話は別としても、NASAの協力のもと実際に使用された宇宙船や隕石など実物が多く展示されていたのは驚きです。
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実物
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帰還した宇宙船、内部の様子も見られます。
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面白かったのはボイジャーに搭載したレコードの視聴ができたこと。世界各国の言語や音楽、人体の図など。何時の日か、宇宙人が拾って聞くことがあるでしょうか?
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本物、実物大。一息ついて、和倉温泉に向けて北上を続けます。
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能登上布館は3時で閉館。到着は3時5分過ぎ。隣の中能登町織物デザインセンターへ。中能登町は約2000年前から続く織物の産地といいます。崇神天皇の皇女・ぬなきいりひめの命がこの地に滞在した際に機織りを広めたのが始まりという織姫伝説のある里なのでした。現在は多種多様な化学合成繊維を作っています。
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消防のホースに使う継ぎ目のない袋状に織り上げたもの。特殊な技術です。
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塩水だけで電池を作るのに使う布。実際に実験できるコーナー。
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能登上布館は閉館なので、「上布がみられるところは?」とデザインセンターで教えてもらった道の駅「織姫の里なかのと」へ。
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入り口にあった上布のタペストリー。能登上布は一度絶えてしまい、上布会館で技術の復元に取り組んでいるようです。上布は細い麻糸を平織りしたもの、越後上布、近江上布、宮古上布が有名。能登上布も頑張ってほしいですね。
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加賀屋にチェックイン。丁寧な案内を受け、部屋へ。雪月花の部屋。
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部屋の入り口。というか正面右が出口。手前が部屋側。左は洗面所、トイレ、浴室。右の部屋が寝室。
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ロビーから、土産物のお店が並ぶエリアを抜けたところの吹き抜け。エレベーターの中からパチリ。
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カニを食べ進んだ頃に、次の料理が運ばれてきます。
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3日目 朝。窓からは七尾湾が見えます。
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こちらは朝食。友人が「冥途の土産」と喜んだ宿でした。階下の朝市で、おいしかったヤナギカレイの干物を買ってチェックアウト。
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七尾市馬出の花嫁のれん館へ。
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花嫁が婚家に持ち込む花嫁のれん。のれんの奥が仏間。のれんをくぐるともう、その家の者になるのだといいます。
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時代によって変わるのれん。
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里山海道をさらに北上するも、とうとう雪が・・・。別所岳スカイデッキは車もまばら。寂しいことこの上ない雰囲気。ここを越えれば雪はないかもしれないけれど、帰りもここを越えなければならないとなると、引き返すしかないですね。
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そうだ!角偉三郎 美術館に行こう。昨晩、仲居さんに美術館のことを聞くと、美術館は移転して、加賀屋別邸の松乃碧の中にあると教えてくれたのです。とても静かな落ち着ける場所だということです。一般客が入れるのは、宿泊客がチェックアウトした後の11時からだというのであきらめていたのです。ロビーがギャラリーになっていました。
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重厚なお椀。漆を指や藁などで塗り、その表情を器に留めるなど独自の技法を駆使。
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へぎ板のオブジェ。塗りの前のへぎ木地は料亭のカウンターやお皿など多様に使われるようです。石川県の県木 アスナロの木を使用。
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ゆあがりサロンと中庭。ここにも作品が。
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塗りの前にも木地の表情を大切にされているようです。
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ロビーから湾の見える外庭に茶室があります。ここで立てていただくお茶も、滞在中のすべての飲み物が宿泊費に含まれているシステム。
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外観を見ていたら、担当の仲居さんが中に招き入れてくださいました。
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ここでお茶をいただくために宿泊を予約する方もおおくおられるようです。
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イチオシ
茶室から本館を臨む。
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右手は七尾湾。
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茶室の天井。梅鉢の家紋は加賀藩 前田家のもの。加賀藩の姫のための建物を移築したとか。
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イチオシ
雨模様だった七尾湾に虹がかかりました。
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庭から能登島大橋が見えます。渡ってみたい。行きましょう。
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イチオシ
能登島大橋。
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橋のたもとにある和倉ポケットパーク。
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七尾湾にせり出す崖。さあ、これで小松空港に戻る道をたどります。
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空港に近いところで後一か所立ち寄ろうと選んだ「大野からくり記念館」です。
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のぞきからくり。
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いもほり藤五郎のからくり人形芝居、5分間の演技がみられます。
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糸を引いて首や手足を動かすことができます。他にも、茶運び人形や様々なパズルに挑戦したり大人も子供も楽しめる展示でした。
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大野からくり館は、大野弁吉さんの功績を記念する館。弁吉さん以外は知っていたけど・・・
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大野村の弁吉さんは、博学で器用な人だったらしい。茶運み人形は知っていたのに、弁吉さんは知りませんでした。ぼーっと生きてたなあ。知らないことがたくさんあり、その一つでも知れることは嬉しいこと、旅の喜びのひとつです。
石川の旅の終わりにふさわしい場所だったかな、と思いつつ小松空港に向かいました。 完
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