2020/10/23 - 2020/10/25
43位(同エリア687件中)
葵さん
この旅行記のスケジュール
2020/10/24
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岡村港(岡村島)
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船での移動
大三島ブルーラインのフェリーに乗り移動
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宗方港(大三島)
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車での移動
レンタカーで移動
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生樹の御門
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バスでの移動
路線バスで尾道駅へ移動
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2020年の秋、海風薫る瀬戸内海の港町を巡る旅へ。
2日目は呉市内を出発して「安芸灘とびしま海道」を通り、下蒲刈島の「三ノ瀬」と大崎下島の「御手洗」の2つの港町を散策。
ここから単に来た道を引き返すのも面白みがないので、今回の旅の目的の一つでもある「船旅」を楽しむべくフェリー航路を利用することとし、「とびしま海道」の終点である岡村島から、もう一つのルート「しまなみ海道」が通る大三島へフェリーで渡り、この島に古くより鎮座する「大山祇神社」へ参拝。
瀬戸内の多島美が広がる青い海と、威風堂々たる古社に今も生き続ける巨木たち・・・さてどんな素敵な光景に出会うことができるのでしょうか。
〔海風薫る瀬戸内海の港町を巡る旅〕
●Part.1(1日目) :クルーズフェリー・シーパセオ乗船
https://4travel.jp/travelogue/11662206
●Part.2(2日目①):下蒲刈島・三之瀬
https://4travel.jp/travelogue/11663752
●Part.3(2日目②):大崎下島・豊町御手洗(重伝建地区)
https://4travel.jp/travelogue/11666668
●Part.4(2日目③):大三島・大山祇神社(伊予国一之宮)【この旅行記】
●Part.5(3日目①):鞆の浦(重伝建地区)
https://4travel.jp/travelogue/11670076
●Part.6(3日目②):鞆の浦~尾道~瀬戸田クルージング
https://4travel.jp/travelogue/11673631
●Part.7(3日目③):生口島/瀬戸田
https://4travel.jp/travelogue/11674815
〔全国一之宮巡拝記〕
●居多神社(越後国):https://4travel.jp/travelogue/11658345
●浅間大社(駿河国):https://4travel.jp/travelogue/11533154
●大神神社(大和国):https://4travel.jp/travelogue/11618583
●中山神社(美作国):https://4travel.jp/travelogue/11491168
●土佐神社(土佐国):https://4travel.jp/travelogue/11548589
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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●岡村港
大崎下島「御手洗」での散策を終え、「安芸灘とびしま海道」を通りやってきたのが、同じ芸予諸島の岡村島にある「岡島港」です。
「御手洗」から呉の方へと来た道を戻ることも考えたのですが、それじゃあ面白みがないな~と思い、何か手はないかと調べた結果、ここ「岡島港」から大三島の「宗方港」を結ぶフェリー航路があったので、これを活用することに。
今回の旅のコンセプトの一つに「船旅」もありますし♪ -
港といっても離島なので、小さな浮き桟橋が1つだけのコンパクトさ。
客層を見るとサイクリングの人たちが多かったです。 -
「岡村港」と「宗方港」とを結ぶ「大三島ブルーライン」のフェリーは1日5往復しかないため、2日目の行程上、1番の隘路となりまりした。
なので、フェリーの出港時間を前提に前後の行程をセットし、当日も遅れないよう時間調整には気を使いました。
ちなみに、港務所の前に車を停めると、中から職員の方が出てきて「フェリーに乗りますか」と声をかけてくれ、車種を見て料金(今回の自動車運賃は1,870円)を教えてくれるというシステムでした。
◇大三島ブルーライン◇
http://www.omishima-bl.net/ -
15時の出港予定から約10分遅れで、フェリーが港内入ってきました!
船は港に入ると前方のタラップを下げ、車の乗り降りが容易になる仕組みに・・・そろそろ乗船のため車に戻らないと(汗) -
的確な誘導でささっと車や自転車を乗船させ、すぐに出港。
「岡村港」から「宗方港」までおよそ25分の船旅です。
さらば、「とびしま海道」に連なる島々! -
フェリーは快調に瀬戸内海を航行していき、しばらくすると船の右舷側に四国の陸地が見えてきました。
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今回乗船した「みしま」は、1日目に松山港から呉港まで乗船した瀬戸内海汽船の観光船「シーパセオ」とは異なり、まぁ普通の旅客船ですが、2019年4月に竣工したばかりだそうで船内もとてもきれい。
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船は2階構造で、1階が車両甲板、2階は中央に客室があり、その左右と後方のデッキ部分から景色を眺められます。
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客室内はこんな感じで、所要時間も30分弱とそんなに長くなく、またこの日はお天気も良かったためか、もちろんワタクシもですが、ほとんどの乗客がデッキで過ごしてました。
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船は「小大下島」と「大下島」との間を北上する航路を取っていきます。
手前の島がその「大下島」で、さらに向こうに見える島影が「瀬戸内しまなみ海道」が通るあたりかと。 -
イチオシ
望遠にしてみると、「しまなみ海道」の(たぶん)「来島海峡大橋」が望めますね~。
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やがて視界が「大下島」に遮られ、島の小さな岬の先に白い灯台が立っているのが見えます。
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反対側(左舷側)にも行ってみると、正面に「大崎上島」の姿が。
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イチオシ
しばらく船尾側からぼ~っと海を眺めていると、そろそろ港に着くので下船準備をするようにとのアナウンスが・・・。
もちろん移動のために乗ったんですが、こうやって瀬戸内海の多島美を眺めていると、あっという間に時間が過ぎていきますねぇ。 -
で、1階甲板の車に乗り、タラップが降りてくるまで待機。
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●宗方港
大三島の「宗方港」に到着後、船はまたすぐに出港していきました。
港に到着したのが15時40分くらいと、残された時間も限られていますが、1か所どうしても行きたいスポットがあるので、急ぎ向かいます。 -
●道の駅 しまなみの駅御島
「宗方港」から北東方向へ車を走らせ、宮浦地区の中心にある「道の駅 しまなみの駅御島」まで移動してきました。
本当はちょっとひと息入れたいところなんですが、だいぶ陽も傾いてきているので、さっそく目的のスポットへ。道の駅 しまなみの駅御島 道の駅
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●大山祇神社
道の駅から歩いて数分のところに、全国の大山祇神社や三島神社の総本社にあたる「大山祇神社」が鎮座しています。
離島ということもありこれまで参拝する機会が無く、このタイミングで是非ともと思い、2日目の最後に強引に入れ込むことになりました。大山祇神社 寺・神社・教会
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鳥居の扁額には「日本総鎮守 大山積大明神」と刻まれ、山神・海神そして戦いの神として、特に朝廷や武将達から尊崇を集めてきたそうです。
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神社の境内図がこちら。
なお、国宝指定された刀剣や甲冑などの武具類を多数展示していることで有名な「大山祇神社宝物館」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休館中でした(2020年10月24日時点)。 -
ちなみにここ「大三島」は愛媛県に属し、社号標にあるとおり、神社は伊予国一之宮でもあります。
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そして重厚な二層構えの「総門」の前へ。
朱色の門がちょうど西陽に照らされ、より輝いて見えますね~。 -
門を抜けると、中央の広い砂利道の左右に社叢の森が広がっており、緑の背の高い木々に包まれたとてもいい雰囲気の境内に♪
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古い歴史を有する神社だけあって、境内には何本ものクスノキの巨木が。
こちらはなんと樹齢3,000年とも伝わる「能因法師雨乞いの楠」ですが、幹なんかはだいぶ腐朽が進み、ちょっと痛々しい感じも。。。 -
イチオシ
●乎千命御手植の楠
そしてひときわ目を引くのが、参道中央の圧倒されんばかりのこの巨木!
ここ大三島に御祭神の大山積大神を祭ったとされる「乎千命(おちのみこと)」御手植のクスノキの御神木で、樹齢は約2,600年なんだとか。 -
幹周りは約11メートルあり、悠久の時を経てきた重みを感じさせます。
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反対側からももう1枚。
いや~、人間がホント小さく見えちゃいます(笑) -
御神木の先には、2016年に再建されたという「神門」が設けられており、木目もまだまだ新しく、屋根も新旧の境目がくっきりと出ています。
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そしてついに「大山祇神社」の中心部へ。
室町時代の1427年に建造された「拝殿」で、御祭神の大山積大神は、地神・海神を兼ね備えていることから、古来より日本総鎮守として尊称されてきたそうです。 -
イチオシ
斜めのアングルからもう1枚。
この厳かな雰囲気はさすが歴史ある神社といったところ。 -
参拝後、社殿に向かって右側の神符授与所で御朱印をいただきました。
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御朱印帳を受け取った際、「まだ墨が乾いていないので」と言われ、教えてもらったのがこちらのドライヤー置き場。
いや~、なかなか用意周到ですな(笑) -
拝殿を取り囲むように設けられた回廊には、神社の性格からか、海上自衛隊の方々が参拝時に納めたと思われる艦船の写真もありました。
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回廊から再度拝殿を眺めたところで、向かって左奥にある北門を抜け1度境内から出て、神社の「奥の院」まで足を延ばしてみることに。
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周囲に畑が広がるのどかな小道を進んでいくと、あの一角だけ盛り上がるように木々が茂ってます。
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●生樹の御門
だんだんと近づいていくと、そこにはものすごい巨木が!!!
参道脇にあるこのクスノキは、「生樹(いきき)の御門」と呼ばれ、ちょっと離れたところからでもフレームに入り切らないほどの樹勢。 -
木の下から見上げてみると、枝ぶりもスゴイ。
神社境内のクスノキも立派でしたが、こちらは尋常ではない生命力を爆発させているかのような感じですねぇ。 -
なぜ「御門」なのかと言えば、幹の根元に開いた自然の空洞を門に見立て、ここをくぐり「奥の院」へ参拝していたからだそうで、さっそく通ってみましょう。
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空洞の高さは3メートルくらいはあるので、大人でも余裕で通り抜けられました。
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●奥の院
「生樹の御門」を通り抜けた先には、元々神宮寺の奥の院だったというお堂がひっそりと残されています。
神社の拝殿から歩いて10分もかからない程度の距離なので、ここまで来たからには圧倒的なクスノキの巨木も見ていくといいんじゃないかと。 -
●瀬戸田サンセットビーチ
「大山祇神社」を出発し、この日の最後の最後、「大三島」の東隣りの「生口島」にある「瀬戸田サンセットビーチ」へと車を走らせます。
その名のとおり、ビーチから夕陽が見れるスポットとのことですが、到着した頃には既にあたりは暗くなってきてしまい。。。瀬戸田サンセットビーチ ビーチ
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イチオシ
急ぎ砂浜の方へと出てみると・・・ああっ、ちょうど島影に太陽が沈んでしまったばかりのようで、ギリギリ間に合いませんでした(汗)
とはいっても、空はまだまだ幻想的な雰囲気の時間帯なので、ほんの少しだけこの景色を眺めていくことに。 -
波打ち際ギリギリまで近づいての1枚♪
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レンタカーの返却時間も迫っているので、そろそろここ「生口島」から「しまなみ海道」を通り、この日の宿がある尾道へ向かうことに。
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●新尾道駅
この日は「尾道駅」そばのホテルに宿泊するんですが、駅近くにレンタカーの店舗が無く、やむを得ず「新尾道駅」前の店舗でレンタカーを返却。
それにしても、新幹線の駅なのに人影がまったく無い。。。
ここから路線バスで「尾道駅」まで向かい、ホテルにチェックインしこの日の旅は無事終了となりました。
最終日もまだまだ瀬戸内海の港町を巡っていくこととなりますが、その模様はまた別の旅行記で。
最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。新尾道駅 駅
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