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2020年の秋、海風薫る瀬戸内海の港町を巡る旅へ。<br />季節はもうすっかり秋となり、この10月から東京都もGoToトラベルの対象となったので、2泊3日の日程で瀬戸内海の西側・主に広島県に点在する港町を巡っていくことに。<br /><br />旅の2日目のメインスポットは、瀬戸内海に飛び石のように浮かぶ安芸灘諸島を結ぶ「安芸灘とびしま海道」です!<br /><br />本州側から「安芸灘大橋」を通って下蒲刈島へと渡り、まず最初に訪れたのが、江戸時代に海駅(海路の宿場)として整備され、西国大名の参勤交代や朝鮮通信使の寄港地であった「三之瀬」で、現在は島の景観に溶け込むように美術館や資料館などの文化施設が点在し、海を眺めながらゆっくりと散策ができるエリアになっています。<br /><br />海の宿場として栄えた昔ながらの港町・・・さてどんな素敵な光景に出会うことができるのでしょうか。<br /><br /><br />〔海風薫る瀬戸内海の港町を巡る旅〕<br />●Part.1(1日目) :クルーズフェリー・シーパセオ乗船<br /> https://4travel.jp/travelogue/11662206<br />●Part.2(2日目①):下蒲刈島・三之瀬【この旅行記】<br />●Part.3(2日目②):大崎下島・豊町御手洗(重伝建地区)<br /> https://4travel.jp/travelogue/11666668<br />●Part.4(2日目③):大三島・大山祇神社(伊予国一之宮)<br /> https://4travel.jp/travelogue/11668908<br />●Part.5(3日目①):鞆の浦(重伝建地区)<br /> https://4travel.jp/travelogue/11670076<br />●Part.6(3日目②):鞆の浦~尾道~瀬戸田クルージング<br /> https://4travel.jp/travelogue/11673631<br />●Part.7(3日目③):生口島/瀬戸田<br /> https://4travel.jp/travelogue/11674815

海風薫る瀬戸内海の港町を巡る旅《Part.2》~安芸灘とびしま海道①/下蒲刈島に設けられた海の宿場・三之瀬へ~

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2020/10/23 - 2020/10/25

29位(同エリア168件中)

葵

葵さん

この旅行記スケジュールを元に

2020年の秋、海風薫る瀬戸内海の港町を巡る旅へ。
季節はもうすっかり秋となり、この10月から東京都もGoToトラベルの対象となったので、2泊3日の日程で瀬戸内海の西側・主に広島県に点在する港町を巡っていくことに。

旅の2日目のメインスポットは、瀬戸内海に飛び石のように浮かぶ安芸灘諸島を結ぶ「安芸灘とびしま海道」です!

本州側から「安芸灘大橋」を通って下蒲刈島へと渡り、まず最初に訪れたのが、江戸時代に海駅(海路の宿場)として整備され、西国大名の参勤交代や朝鮮通信使の寄港地であった「三之瀬」で、現在は島の景観に溶け込むように美術館や資料館などの文化施設が点在し、海を眺めながらゆっくりと散策ができるエリアになっています。

海の宿場として栄えた昔ながらの港町・・・さてどんな素敵な光景に出会うことができるのでしょうか。


〔海風薫る瀬戸内海の港町を巡る旅〕
●Part.1(1日目) :クルーズフェリー・シーパセオ乗船
 https://4travel.jp/travelogue/11662206
●Part.2(2日目①):下蒲刈島・三之瀬【この旅行記】
●Part.3(2日目②):大崎下島・豊町御手洗(重伝建地区)
 https://4travel.jp/travelogue/11666668
●Part.4(2日目③):大三島・大山祇神社(伊予国一之宮)
 https://4travel.jp/travelogue/11668908
●Part.5(3日目①):鞆の浦(重伝建地区)
 https://4travel.jp/travelogue/11670076
●Part.6(3日目②):鞆の浦~尾道~瀬戸田クルージング
 https://4travel.jp/travelogue/11673631
●Part.7(3日目③):生口島/瀬戸田
 https://4travel.jp/travelogue/11674815

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ショッピング
2.5
交通
3.0
交通手段
レンタカー 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • ●呉駅<br /><br />旅の2日目、朝から晴れ渡りこの日も絶好の行楽日和となりそう。<br />8時過ぎに「呉駅」近くのホテルをチェックアウト後、この日は終日レンタカーでの移動で、駅近くに店舗を構える某大手レンタカーチェーンで手続きを行い、さっそく出発!

    ●呉駅

    旅の2日目、朝から晴れ渡りこの日も絶好の行楽日和となりそう。
    8時過ぎに「呉駅」近くのホテルをチェックアウト後、この日は終日レンタカーでの移動で、駅近くに店舗を構える某大手レンタカーチェーンで手続きを行い、さっそく出発!

    呉駅

  • ●安芸灘大橋/白崎園<br /><br />この日訪れるエリアは、呉市街から南東方向の瀬戸内海に位置する安芸灘諸島で、架橋で結ばれた島々を通るルートは、「安芸灘とびしま海道」の愛称で呼ばれています。<br /><br />ということで、まずは本州側(呉市側)と下蒲刈島(しもかまがりじま)との間に架かる有料道路「安芸灘大橋」を渡り、島側の橋のたもとにある「白崎園」でいったん車を停めます。

    ●安芸灘大橋/白崎園

    この日訪れるエリアは、呉市街から南東方向の瀬戸内海に位置する安芸灘諸島で、架橋で結ばれた島々を通るルートは、「安芸灘とびしま海道」の愛称で呼ばれています。

    ということで、まずは本州側(呉市側)と下蒲刈島(しもかまがりじま)との間に架かる有料道路「安芸灘大橋」を渡り、島側の橋のたもとにある「白崎園」でいったん車を停めます。

    白崎園 公園・植物園

  • 近くにあった「安芸灘とびしま海道」の案内図がこちら。<br />現在地図左上あたりに居て、ここから東西に連なる島伝いにドライブしながら、ルート上にある港町を巡っていこうという趣向です♪

    近くにあった「安芸灘とびしま海道」の案内図がこちら。
    現在地図左上あたりに居て、ここから東西に連なる島伝いにドライブしながら、ルート上にある港町を巡っていこうという趣向です♪

  • 公園内を通っていま渡ってきた「安芸灘大橋」のたもとまで行ってみると、歩道が設けられており、ちょっとだけ橋の上を歩いてみることに。

    公園内を通っていま渡ってきた「安芸灘大橋」のたもとまで行ってみると、歩道が設けられており、ちょっとだけ橋の上を歩いてみることに。

    安芸灘大橋 名所・史跡

  • 海の向こう側が本州、手前側が下蒲刈島で、両者が迫る海峡部に橋が架けられており、その橋長は約1,175メートルある長大橋です。

    海の向こう側が本州、手前側が下蒲刈島で、両者が迫る海峡部に橋が架けられており、その橋長は約1,175メートルある長大橋です。

  • そして淡いブルーの主塔の高さは約130メートルと、近くで見上げるとかなりの迫力!<br />そういえば、昨日乗ったフェリーからもこの主塔が眺められましたし。<br /><br />ただ、橋を全部歩くとなると大変なのでぼちぼち引き返します(汗)

    そして淡いブルーの主塔の高さは約130メートルと、近くで見上げるとかなりの迫力!
    そういえば、昨日乗ったフェリーからもこの主塔が眺められましたし。

    ただ、橋を全部歩くとなると大変なのでぼちぼち引き返します(汗)

  • 反対側からは、穏やかな瀬戸内海の海原に豆粒のような船が何隻も。。。

    イチオシ

    反対側からは、穏やかな瀬戸内海の海原に豆粒のような船が何隻も。。。

  • 駐車場へと戻りつつ海のそばを歩いていくと、海の向こう側の上蒲刈島との間に海峡が通っており、島々が連なる瀬戸内海らしい景色に。

    駐車場へと戻りつつ海のそばを歩いていくと、海の向こう側の上蒲刈島との間に海峡が通っており、島々が連なる瀬戸内海らしい景色に。

  • 「白崎園」は橋のたもとの休憩所的なスポットですが、海に面していて眺望も良く、ドライブの休憩がてら寄ってみるといいんじゃないかと。

    「白崎園」は橋のたもとの休憩所的なスポットですが、海に面していて眺望も良く、ドライブの休憩がてら寄ってみるといいんじゃないかと。

  • ●三之瀬<br /><br />さらに下蒲刈島を進み、島の東端に位置する「三之瀬」地区まで移動してきました。<br />となりの上蒲刈島との間に架かる「蒲刈大橋」のすぐ下に、観光用の広い無料駐車場があるので、ここに車を停めておきます。

    ●三之瀬

    さらに下蒲刈島を進み、島の東端に位置する「三之瀬」地区まで移動してきました。
    となりの上蒲刈島との間に架かる「蒲刈大橋」のすぐ下に、観光用の広い無料駐車場があるので、ここに車を停めておきます。

  • 「三之瀬」の観光案内図がこちら。<br /><br />ここ「三之瀬」は、江戸時代に海駅(海路の宿場)が設けられ、西国大名の参勤交代や朝鮮通信使の寄港地として栄えた港町。<br />現在は地図のとおり、海に沿うように美術館や資料館などの文化施設が点在し、海を眺めながらゆっくりと散策ができるエリアとなっています。

    「三之瀬」の観光案内図がこちら。

    ここ「三之瀬」は、江戸時代に海駅(海路の宿場)が設けられ、西国大名の参勤交代や朝鮮通信使の寄港地として栄えた港町。
    現在は地図のとおり、海に沿うように美術館や資料館などの文化施設が点在し、海を眺めながらゆっくりと散策ができるエリアとなっています。

  • ●松濤園<br /><br />駐車場から石畳のメインストリートを歩いてすぐのところに、見るからに立派な門構えの「松濤園」があり、まずはこちらを見学していくことに。<br /><br />ちなみに「三之瀬」にある複数施設に入館できるセット券もあったものの、今回は時間の都合上全部に寄るのは無理そうなので、都度支払うことにしましたが、時間に余裕があるならばセット券のほうが断然お得かと。<br /><br />◇松濤園◇<br /> 開館時間:9時~17時(入館は16時30分まで)<br /> 休園日 :毎週火曜日<br /> 入館料金:大人800円<br /> セット券:大人1,680円<br />     (松濤園、蘭島閣美術館、白雪楼、三之瀬御本陣芸術文化館)<br /> 参考HP:http://www.shimokamagari.jp/index.html

    ●松濤園

    駐車場から石畳のメインストリートを歩いてすぐのところに、見るからに立派な門構えの「松濤園」があり、まずはこちらを見学していくことに。

    ちなみに「三之瀬」にある複数施設に入館できるセット券もあったものの、今回は時間の都合上全部に寄るのは無理そうなので、都度支払うことにしましたが、時間に余裕があるならばセット券のほうが断然お得かと。

    ◇松濤園◇
     開館時間:9時~17時(入館は16時30分まで)
     休園日 :毎週火曜日
     入館料金:大人800円
     セット券:大人1,680円
         (松濤園、蘭島閣美術館、白雪楼、三之瀬御本陣芸術文化館)
     参考HP:http://www.shimokamagari.jp/index.html

    松濤園 公園・植物園

  • ●旧木上邸/陶磁器館<br /><br />園内には日本各地から移築してきた古い日本家屋を活用した4つの資料館があり、最初に世界遺産「宮島」の門前町にあった町家の中に、内外の陶磁器を展示している「旧木上邸/陶磁器館」へ。<br />なお、写真撮影は美術品などの展示物以外はOKとのことでした。

    ●旧木上邸/陶磁器館

    園内には日本各地から移築してきた古い日本家屋を活用した4つの資料館があり、最初に世界遺産「宮島」の門前町にあった町家の中に、内外の陶磁器を展示している「旧木上邸/陶磁器館」へ。
    なお、写真撮影は美術品などの展示物以外はOKとのことでした。

  • こちらは18世紀末ごろに建てられた町家だそうで、お部屋も当時の雰囲気が残っていていい感じですね~。

    こちらは18世紀末ごろに建てられた町家だそうで、お部屋も当時の雰囲気が残っていていい感じですね~。

  • 居間と茶室との間に設けられた坪庭が、密集した町家造りの邸内に彩りを与えています。

    居間と茶室との間に設けられた坪庭が、密集した町家造りの邸内に彩りを与えています。

  • そして、離れのお茶室の2階へと上がっていくと、上蒲刈島との間の狭い海峡部「三之瀬瀬戸」がすぐそこに♪

    そして、離れのお茶室の2階へと上がっていくと、上蒲刈島との間の狭い海峡部「三之瀬瀬戸」がすぐそこに♪

  • 窓側の畳の上に座り、ただただ海を眺めるだけの贅沢な時間。。。<br />いや~、このロケーションが素晴らしい!

    イチオシ

    窓側の畳の上に座り、ただただ海を眺めるだけの贅沢な時間。。。
    いや~、このロケーションが素晴らしい!

  • 邸内に展示されている伊万里焼などのお宝を鑑賞しつつ、玄関口へ。<br />昔ながらの建築物と展示品の両方を一度に見ることができ、なかなか面白いな工夫だなぁと思いました。

    邸内に展示されている伊万里焼などのお宝を鑑賞しつつ、玄関口へ。
    昔ながらの建築物と展示品の両方を一度に見ることができ、なかなか面白いな工夫だなぁと思いました。

  • ●旧有川邸/朝鮮通信使資料館<br /><br />引き続き、富山県砺波地方の商家を移築した「旧有川邸」へ。<br />江戸時代、朝鮮半島より来日した朝鮮通信使をここ「三之瀬」で歓待したことにちなみ、こちらは「朝鮮通信使資料館」となっています。<br />ということは、この石像も通信使がモチーフかな。。。

    ●旧有川邸/朝鮮通信使資料館

    引き続き、富山県砺波地方の商家を移築した「旧有川邸」へ。
    江戸時代、朝鮮半島より来日した朝鮮通信使をここ「三之瀬」で歓待したことにちなみ、こちらは「朝鮮通信使資料館」となっています。
    ということは、この石像も通信使がモチーフかな。。。

  • 「旧有川邸」を見学(展示施設のため写真無し)後、さらに奥へと進んでいきますが、園内はどこを見ても良く整備されてて絵になります。

    「旧有川邸」を見学(展示施設のため写真無し)後、さらに奥へと進んでいきますが、園内はどこを見ても良く整備されてて絵になります。

  • ●旧吉田邸/あかりの館<br /><br />今度は山口県南東部に位置する上関町から、江戸時代の大庄屋の邸宅を移築したという「旧吉田邸」へ。<br />それにしても、いろんなところから持ってきますね。。。

    ●旧吉田邸/あかりの館

    今度は山口県南東部に位置する上関町から、江戸時代の大庄屋の邸宅を移築したという「旧吉田邸」へ。
    それにしても、いろんなところから持ってきますね。。。

  • 建物の中へ入ると、江戸時代の旧家の家具や生活用品などを展示しているエリアと、世界の珍しい灯火器(ランプ)のコレクションを展示しているエリアとに分かれています。

    建物の中へ入ると、江戸時代の旧家の家具や生活用品などを展示しているエリアと、世界の珍しい灯火器(ランプ)のコレクションを展示しているエリアとに分かれています。

  • 靴を脱いでちょっとおじゃまし、昔ながらの居間をセピア調に♪

    靴を脱いでちょっとおじゃまし、昔ながらの居間をセピア調に♪

  • お庭の方へと廻ってみると、緑に包まれた庭園が。<br />さらに、正面奥に見える小さな門をくぐっていくと・・・。

    お庭の方へと廻ってみると、緑に包まれた庭園が。
    さらに、正面奥に見える小さな門をくぐっていくと・・・。

  • ●蒲刈島御番所<br /><br />最後の見学スポットとなる「蒲刈島御番所」へ。<br />こちらの建物は江戸時代に設けられた御番所を復元したもので、ここだけ移築ではありませんでした(笑)

    ●蒲刈島御番所

    最後の見学スポットとなる「蒲刈島御番所」へ。
    こちらの建物は江戸時代に設けられた御番所を復元したもので、ここだけ移築ではありませんでした(笑)

  • 御番所の縁側に座り、お庭と橋を眺めながらちょっとひと息。。。<br /><br />これにて「松濤園」の4つの資料館をすべて見学してきました。<br />とても落ち着いた雰囲気の園内に昔ながらの建物を移築・復元し、それぞれバラエティに富んだ資料展示がなされていて、「三之瀬」観光のメインスポットになっています。<br />中でもイチオシは、やっぱり最初に訪れた「旧木上邸」の2階から眺めた海の景色でしょうか。

    御番所の縁側に座り、お庭と橋を眺めながらちょっとひと息。。。

    これにて「松濤園」の4つの資料館をすべて見学してきました。
    とても落ち着いた雰囲気の園内に昔ながらの建物を移築・復元し、それぞれバラエティに富んだ資料展示がなされていて、「三之瀬」観光のメインスポットになっています。
    中でもイチオシは、やっぱり最初に訪れた「旧木上邸」の2階から眺めた海の景色でしょうか。

  • 「松濤園」を出て、さらに町並みの中を歩いていくと、青く透明感のある海とそのすぐそばに立つ常夜燈のコラボが♪

    イチオシ

    「松濤園」を出て、さらに町並みの中を歩いていくと、青く透明感のある海とそのすぐそばに立つ常夜燈のコラボが♪

  • 常夜燈の前には小さく「蒲刈島御番所跡」と記された石碑があり、こんな海のすぐそばに御番所が設けられていたんでしょう。

    常夜燈の前には小さく「蒲刈島御番所跡」と記された石碑があり、こんな海のすぐそばに御番所が設けられていたんでしょう。

  • ●蘭島閣美術館<br /><br />その向かいには、見るからに重厚感を漂わせる「蘭島閣美術館」がありますが、時間が足りなさそうなので外観のみに。

    ●蘭島閣美術館

    その向かいには、見るからに重厚感を漂わせる「蘭島閣美術館」がありますが、時間が足りなさそうなので外観のみに。

    蘭島閣美術館 美術館・博物館

  • ●白雪楼<br /><br />美術館の脇から細い坂道を進むと、ひっそりと隠れるように「白雪楼(はくせつろう)」という邸宅があり、今回はこちらに寄っていくことに。<br /><br />◇白雪楼◇<br /> 開館時間:9時~17時(入館は16時30分まで)<br /> 休園日 :毎週火曜日<br /> 入館料金:大人400円<br /> 参考HP:http://www.shimokamagari.jp/index.html

    ●白雪楼

    美術館の脇から細い坂道を進むと、ひっそりと隠れるように「白雪楼(はくせつろう)」という邸宅があり、今回はこちらに寄っていくことに。

    ◇白雪楼◇
     開館時間:9時~17時(入館は16時30分まで)
     休園日 :毎週火曜日
     入館料金:大人400円
     参考HP:http://www.shimokamagari.jp/index.html

    白雪楼 名所・史跡

  • まずは1階のお座敷に通され、ぼんやりとお庭を眺めていると・・・。

    まずは1階のお座敷に通され、ぼんやりとお庭を眺めていると・・・。

  • お抹茶を持ってきていただけるので、ここでちょっと一服。。。<br />はぁ~~~、生き返りますな。<br />(お茶代は入館料に入ってます)

    お抹茶を持ってきていただけるので、ここでちょっと一服。。。
    はぁ~~~、生き返りますな。
    (お茶代は入館料に入ってます)

  • そして2階へ上がっていくと、ここからも「三之瀬」の海が望めます♪

    イチオシ

    そして2階へ上がっていくと、ここからも「三之瀬」の海が望めます♪

  • 縁側まで出てみると、正面の「蘭島閣美術館」がちと邪魔してるのはご愛嬌ということで。

    縁側まで出てみると、正面の「蘭島閣美術館」がちと邪魔してるのはご愛嬌ということで。

  • そして目を引くのは天井一面に掲げられた漢詩!<br />こういう意匠の部屋に入ったのは初めてで、外ばっかり眺めてないで、よくよく勉強しろということでしょうか(笑)

    そして目を引くのは天井一面に掲げられた漢詩!
    こういう意匠の部屋に入ったのは初めてで、外ばっかり眺めてないで、よくよく勉強しろということでしょうか(笑)

  • 畳に寝転んで漢詩を見上げてみる。。。<br />近くにあった案内によれば、中国・北宋時代の政治家にして詩人である蘇軾の「酔翁亭記」という詩でした。

    畳に寝転んで漢詩を見上げてみる。。。
    近くにあった案内によれば、中国・北宋時代の政治家にして詩人である蘇軾の「酔翁亭記」という詩でした。

  • ●蘭島閣美術館別館<br /><br />「白雪楼」からさら坂道を歩いていくと、「蘭島閣美術館別館」に近づくにつれ視界が開けてきました!<br />狭い海峡の向こう側が上蒲刈島で、山が迫るわずかな平地にへばりつくように町並みが形成されてます。

    ●蘭島閣美術館別館

    「白雪楼」からさら坂道を歩いていくと、「蘭島閣美術館別館」に近づくにつれ視界が開けてきました!
    狭い海峡の向こう側が上蒲刈島で、山が迫るわずかな平地にへばりつくように町並みが形成されてます。

    蘭島閣美術館別館 美術館・博物館

  • お、反対側には、先ほどまでいた「松濤園」も見下ろせますね~。

    お、反対側には、先ほどまでいた「松濤園」も見下ろせますね~。

  • 昔ながらの建物と、海峡に架かる橋のコラボでもう1枚♪<br />この高台まで上がってくるのがちょっと疲れはしますが、「三之瀬」を一望できるビュースポットになっててオススメです。

    イチオシ

    昔ながらの建物と、海峡に架かる橋のコラボでもう1枚♪
    この高台まで上がってくるのがちょっと疲れはしますが、「三之瀬」を一望できるビュースポットになっててオススメです。

  • 再び「蘭島閣美術館」まで戻り、もう少しだけ町歩きを続けていきます。

    再び「蘭島閣美術館」まで戻り、もう少しだけ町歩きを続けていきます。

  • ●三之瀬御本陣芸術文化館<br /><br />しばらく道なりに歩くと、海駅・三之瀬の本陣が設けられた場所へ。<br />現在は建物の外観が復元され、こちらも美術館として活用されており、この小さな島に比してかなりの数の文化施設となりますな。

    ●三之瀬御本陣芸術文化館

    しばらく道なりに歩くと、海駅・三之瀬の本陣が設けられた場所へ。
    現在は建物の外観が復元され、こちらも美術館として活用されており、この小さな島に比してかなりの数の文化施設となりますな。

    三之瀬御本陣芸術文化館 美術館・博物館

  • その御本陣の正面には小さな船着き場(写真左側)があり、江戸時代の初期、幕府の命により広島藩藩主の福島正則が作ったことから、別名「福島雁木」と呼ばれているそうです。<br />当時はこの長雁木から上陸して本陣へと入っていったのでしょう。

    その御本陣の正面には小さな船着き場(写真左側)があり、江戸時代の初期、幕府の命により広島藩藩主の福島正則が作ったことから、別名「福島雁木」と呼ばれているそうです。
    当時はこの長雁木から上陸して本陣へと入っていったのでしょう。

    長雁木と対馬雁木 名所・史跡

  • このあたりで、港町「三之瀬」の散策も終わりに。<br /><br />最初はサクッと見て廻るくらいにしようと思い、かつ美術館系は外観のみでガマンしても、結局2時間弱の滞在時間となっちゃいました。<br />景色のいい海沿いに主要な観光スポットが集まっており、石畳のメインストリートを始め景観も整えられているなど、ゆっくり散策するにはもってこいのエリアでした。

    このあたりで、港町「三之瀬」の散策も終わりに。

    最初はサクッと見て廻るくらいにしようと思い、かつ美術館系は外観のみでガマンしても、結局2時間弱の滞在時間となっちゃいました。
    景色のいい海沿いに主要な観光スポットが集まっており、石畳のメインストリートを始め景観も整えられているなど、ゆっくり散策するにはもってこいのエリアでした。

  • ●であいの館蒲刈<br /><br />「三之瀬地区」を出発し、となりの「上蒲刈島」との間に架かる「蒲刈大橋」を渡ってすぐのところに、「であいの館蒲刈」という施設があるので、こちらに立ち寄っていくことに。

    ●であいの館蒲刈

    「三之瀬地区」を出発し、となりの「上蒲刈島」との間に架かる「蒲刈大橋」を渡ってすぐのところに、「であいの館蒲刈」という施設があるので、こちらに立ち寄っていくことに。

    蒲刈であいの館 グルメ・レストラン

  • ちなみに、今通ってきた「蒲刈大橋」はご覧のとおりすぐそば。

    ちなみに、今通ってきた「蒲刈大橋」はご覧のとおりすぐそば。

  • 建物の中に入ると、地元の特産品やお土産を販売しているコーナーの奥に、軽食を取れるスペースがあり、まだ11時半前とちょっと早いですが、ここで軽めのランチにしていくことに。

    建物の中に入ると、地元の特産品やお土産を販売しているコーナーの奥に、軽食を取れるスペースがあり、まだ11時半前とちょっと早いですが、ここで軽めのランチにしていくことに。

  • で、1番人気の「藻塩めん」(600円)を注文。<br /><br />なんでも、瀬戸内海の海水から作られた特産の藻塩を練り込んだ麺を使っているそうで、麺のつるっとした食感とさっぱりとした塩味の出汁で仕上げられており、思ってた以上に美味しかった♪

    で、1番人気の「藻塩めん」(600円)を注文。

    なんでも、瀬戸内海の海水から作られた特産の藻塩を練り込んだ麺を使っているそうで、麺のつるっとした食感とさっぱりとした塩味の出汁で仕上げられており、思ってた以上に美味しかった♪

  • 食後、建物の南側へと行ってみると、(ちょっと草が邪魔してますが)穏やかな海原の向こうに、遥か四国まで眺めることができます!<br /><br />ここからさらに「安芸灘とびしま海道」を巡っていくこととなりますが、その模様はまた別の旅行記で。<br />最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。

    食後、建物の南側へと行ってみると、(ちょっと草が邪魔してますが)穏やかな海原の向こうに、遥か四国まで眺めることができます!

    ここからさらに「安芸灘とびしま海道」を巡っていくこととなりますが、その模様はまた別の旅行記で。
    最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。

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  • olive kenjiさん 2020/12/16 11:25:40
    初めて知る とびしま海道
    葵さん 寒くなりましたね。

    私、この表紙写真を見て鞆の浦かなと思っていました。
    また橋の景色を見ては、前に行った江田島方面かとも思っていました。

    でも全然違う。とびしま海道とは全く気が付かないというか存在自体を知りませんでした。私は江田島やしまなみ海道は知っていましたが、その間にこのような島々があるとは、同じ瀬戸内海人として無知ぶりに恥ずかしい限りです。

    また邸宅や美術館の立派な事。かなり歴史のある裕福な島であったことを偲ぶばかりです。その点、私の島はこの様な立派な建物は見当たらず。同じ瀬戸内海の島でも偉い違いだと思うばかりでした。おそらく私の島には百姓と漁師と塩業労働者しかいなかったのではと想像し、ご先祖様の事を思うと悲しくなりました。

    私は本当に歴史への関心の無さに呆れかえります。白雪楼では寝転んで漢詩を読むのでもなく、おそらく外の景色を見ながら酒を呑むのを好むかと思います。

    知らない身近な世界を教えて下さって有難うございました。

葵さんのトラベラーページ

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