2020/10/05 - 2020/10/06
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ヒコにゃんさん
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10月5日(月)大阪空港から仙台空港に飛行機で移動。ANAトクたびマイルなるものを使い行きのチケット獲得。仙台のホテルに1泊後、真夜中にホテルスタート。月山姥沢駐車場に出向かいました。
登山スタートは6時12分。おそらく先に出発したグループは1組。我々は2番目だったと思います。7時半頃牛首通過。7時51分リフト上駅からの合流地点を通過。ここが標高1500m程度。この辺から風雨が強くなってきました。後で考えれば、この辺で断念しとけばよかったー! にもかかわらず頂上付近まで行ってしまったのです。
(以下、10月6日登山を終え、運転して宿舎に到着、その当日書いた手記をそのまま載せます)
~ 月山の教訓。月山が教えてくれた。山行で最も大切なことを経験させてくれた。幸運にも怪我なしで経験させてくれたのだ。それは、山で強風に会うとどうなるかということである。そして湿っている手袋が風にさらされるとどうなるか。命取りであった。朝の9時段階で手先が動かない状態であり、左手小指は曲がったまま真っすぐにならない。手袋には指がきっちり入らないし、履くのに時間がかかる。風に体温を奪われるということを身に染みて知ることができた。足が硬直して思うように動かなくなった。腕で足を次のステップのところまで動かすこともしばしばになった。眼鏡は1秒で曇った。風が強すぎて立っていられない。ガスで視界は全く効かず寒い。寒すぎる。月山の頂上付近の平坦なところまでは出たがこの有様。
山で何が大切か。それは山頂を極めることでもなく、三角点を撮影することでもない。我々が怪我しないで、命を落とすことなく無事下山すること。今までは、山行記録に「しんどい」とか「たいへん」とか書いてきたが、そんなことよりもずっとずっと、「風、雨が混じると更に」に対する危険予知が大事なことが分かった。起こりうる危険・事象に対して、実際起こってしまった時どう対処するか、それが分かっていなければならないということがわかった。
過去のトムラウシ遭難、木曽駒ケ岳の中学生山遠足遭難(新田次郎著、聖職の碑)。どちらも荒れ狂う風雨(風雪かも)によるものだ。今回、月山頂上付近の風は、私が50数年来生きてきた中で最高の強さの荒れ狂い方の風であったことは間違いない。山ではこういうことも起こりうるのだということを、これからの山旅では考えたい。
私の山に対する考え方は月山で大きく変わった。月山の神様が無事下山に導いてくれたんだと思う。
月山、ほんまにありがとうございました。一生肝に念じておきます。 ~
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ANAの子会社IBEX航空にて大阪空港から仙台空港に移動しました。仙台空港にてレンタカーを1週間借り出発。仙台市内のホテルに1泊しました。
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姥沢駐車場までの道はストレスなしでアクセスできました。
道路には何キロか毎に看板があります。親切です。ありがたい! -
6時12分。月山姥沢駐車場をスタート
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チェックポイント通過。
月山環境美化協力金200円×2=400円を支払いました。 -
6時23分。登山道スタート。
登りはリフトに乗らず歩きです。 -
標高1300mだったでしょうか。先は怪しいガス
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木道も結構ありました。
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牛首通過。
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7時44分。スタートしてから約1時間半。リュックサック雨カバー装着。
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スタートしてから1時間40分。リフト上駅からの登山道との合流地点を通過。ガスの中に入りました。
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冬手袋装着。
ここから4時間後の11時半まで冷たさ寒さで指先不自由になり写真とれない状況が続きました(恐怖の暴風雨のため)
やめといたらいいのに、頂上付近まで行ってしまいました。(大バカ) -
11時半、リフト上駅横の姥ヶ岳休憩所まで戻ってきました。
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リフト上駅近辺にございました。我々を見守って下さっていたのですね。感謝。手を合わせました。
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12時。下りリフトに乗って、リフト下駅に到着しました。
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駐車場に帰ってきました。
みなさん、天気悪いのによく行きますねー!というか自分もやけど... -
帰りは、鶴岡のかたくり温泉ぼんぼの湯に立ち寄りました。大人450円。サウナがあったので、我々の体を解凍しました。
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鶴岡に向かう途中、車の中から撮影。虹見たの久し振り。
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酒田市内。お米蔵到着。
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米50俵を積んで最上川を上り下りしたという船
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おしんギャラリーに入りました。うーん。このおしん、テレビで見るおしんと似てません。まあいいのですが...
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おしんちゃん。いろいろ苦労したなあ...
酒田では、大奥様おくにさんと出会えてよかったなー! -
おふじとの別れ。テレビでこの瞬間見ていた時、もう涙が止まりませんでした。
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最上川。
その後、おしんがお世話になったのは月山の麓に住む俊作あんちゃん(中村雅俊)。こんな厳しい山の月山と共に暮らしていたのかと思うと今さらながらに暮らしたいへんだったんだろうなーと思った。
長い旅行記、最後までお読みいただきありがとうございました。次は鳥海山編に続きます。
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