2020/10/12 - 2020/10/12
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この旅行記のスケジュール
2020/10/12
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聖コルベ館
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この旅行記スケジュールを元に
令和2年4月スタートの朝ドラ「エール」。10月16日の放送分から物語は戦後編に突入する。以前チラ見した予告編には名曲「長崎の鐘」作曲のエピソードがあったような気がする。
そこで「長崎の鐘」の舞台になった長崎市へ『予習』しに行くことにした。
わずかニ泊の短い滞在であったが、手応えは十分であった。
(2020.10.14旅行記の作成開始)
【お詫び】
この長崎旅行記は本来は二つに分けないつもりで表題をつけました。しかし分量的に読みにくいことを考え一日ごとに前編・後編としました。
その結果、前編には「エール」に直接ゆかりのある内容は含まれていません。ご容赦願います。
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一日目。
佐世保のバスセンター(上の写真)から乗車した高速バスは11時25分に長崎駅前に到着した。佐世保バスセンター 乗り物
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ランチを取る店を探す。駅の近くにも飲食店はあるが、歩いて長崎新地中華街へ行くことにする。
長崎市の中心市街地には史跡がたくさんある。京都の街と似ている。 -
市電が走る交差点を渡る。
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川に架かる橋を渡って新地中華街へ。
長崎新地中華街 名所・史跡
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なんだか寂れている。人通りも少ない。
修学旅行らしい中学生のグループなどを見かけた。 -
最初に入ろうとした店は男子店員がマスクをしていなかった。席につく前に出てしまった。
少し迷ってあれこれ探す。手頃な店「蘇州林」を見つけて入る。女性客が何組かいる。繁盛店のようだ。飲茶・ちゃんぽん 蘇州林 グルメ・レストラン
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海鮮入りの上ちゃんぽんを食べた。激ウマである。
会計のとき持参していたGoToトラベルのクーポンを使えた。 -
入ったのと反対側にある門。
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門の右手にある商店の二階に釣り鐘が下げられている。
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長崎港へつながる水路がかつてはこのあたりまで入り込んでいたとのこと。解説板の写真に鐘の下がった商店が映っている。
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三十数年ぶりにオランダ坂を訪れた。
大学生の時に長崎へ初めて来て「オランダ坂ユースホステル」に何泊かした。今回その場所をあちらこちら探してみたが見つからなかった。※ 残念である。
※ 私の大学生時代は若い旅人にユースホステルが大人気であった。その後利用者が急減しオランダ坂にあったユースホステルも廃業したと考えられる。オランダ坂 名所・史跡
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上りはじめてすぐ右手にある湊会所跡。
湊会所跡 名所・史跡
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現在の長崎税関の前身とのこと。
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オランダ坂の途中にあるキリスト教系の活水女子大学。前身の活水女学校は1879年(明治12年)に創設された。
活水女子大学 名所・史跡
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東山手十二番館(長崎市旧居留地私学歴史資料館)。 長崎市が管理していて入場無料である。
東山手十二番館 名所・史跡
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なかなか瀟洒な建物である。元々ロシア領事館として建てられたとのこと。
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内部は長崎市内の私学関係の資料が展示されている。
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オランダ坂の頂上部まで行った後、大浦天主堂方面へ下りた。かなりの急勾配である。
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市電の終点である電停「石橋」。この写真の手前側で線路が止まっている。
石橋電停 (長崎県) 駅
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オランダ坂からも見えたグラバースカイロードの入口。電停「石橋」のすぐ先である。
ウィキペディアによると
『日本で初めて公道として整備された17人乗りの斜行エレベーターと11人乗りの垂直エレベーターである。』
『先に斜行エレベーターが2002年(平成14年)7月27日に、その後に垂直エレベーターが2003年(平成15年)5月31日に開通。』グラバースカイロード 乗り物
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斜行エレベーターの中を撮影した。地元の人も乗り合わせていたので変な人と思われたかもしれない。
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ループ状の道路も設置されている。ちなみにエレベーターは車両の乗り込みは禁止である。
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斜行エレベーターを降りた先の山の中腹に長崎市立大浦小学校がある。斜行エレベーターは麓に住む子どもたちの通学路になっている。
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小学校のある高さからの景色。今日長崎へ来て初めて港を見た。
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猫がいた。とても大人しくてカメラ(スマホ)を向けても動こうとしない。
ここには他にも数匹の猫が住みついているようだ。ネットに情報が載っている。 -
斜行エレベーターの乗り口を振り返る。右が小学校。手前側に垂直エレベーターがある。
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垂直エレベーターを上って降りた先からの眺望は先ほどよりも更に素晴らしい。
私は実行しようと思わなかったが、夜11時頃まで二つのエレベーターは動いてるようなので石橋電停からここまで来て夜景を眺めるのも良いかもしれない。 -
垂直エレベーターを降りた先にはグラバー園の山頂側の入り口がある。観光客はほとんど利用していないようだ。
私は30年以上前に一度グラバー園を訪れている。今回は入らないことにする。グラバー園 名所・史跡
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垂直エレベーターを再び下りて山の中腹の道を使って大浦天主堂へ行く。
途中無料で見学できる洋館があった。元治元年(1864)から慶応元年(1865)の幕末に建造された住宅である。
現在は市が管理する「南山手レストハウス」となっている。南山手レストハウス 名所・史跡
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祈念坂と呼ばれる細い道を通って大浦天主堂へ向かう。
祈念坂 名所・史跡
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祈念坂の下から見上げる。右側が大浦天主堂。映画やドラマのロケにも使われているようだ。
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大浦天主堂。今回が二度目の訪問である。
大浦天主堂 寺・神社・教会
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入り口脇に世界遺産の認定プレートが貼ってある。12箇所の構成遺産のうち長崎市に属するものは3箇所あるがこの大浦天主堂以外は長崎市中心部から車で1時間ぐらいかかる市の外れにある。
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正面入口。前回訪問時のことをまったく記憶していない私。
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天主堂の側面。窓の飾りが美しい。
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斜め方向から見る天主堂の姿も美しいと思う。ちなみに堂内は撮影禁止であった 。
入場券を買った時に渡された冊子に詳しい解説が載っている。150年前の信徒発見の物語は何度聴いても感動的である。 -
交通量の多い道路から大浦天主堂の正面へ至る坂道※には土産物屋が多数並んでいる。修学旅行の中学生の姿も見かけた。京都清水寺の産寧坂みたいだと思った。
※GoogleMapでは「グラバー坂」と表記されている。 -
坂の途中にあるボウリング日本発祥地の碑。
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この標識がふと目についた。「コルベ神父」の文字に目が釘付けになる。
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路地を少し入ったところにある「聖コルベ館」。
入館料100円を建物の中の手前にある土産物屋の女性に渡し中を見学する。撮影可である。 -
聖コルベ館は最初に日本に来たコルベ神父が借りた洋館があった場所である。その洋館は火災で焼失し赤煉瓦造りの暖炉だけが焼け残った。後にその暖炉を中心として今の建物が建てられた。
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ウィキペディアより
『マキシミリアノ・マリア・コルベ(1894年1月8日 - 1941年8月14日)は、ポーランドのカトリック司祭。アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所で餓死刑に選ばれた男性の身代わりとなったことで知られ、「アウシュビッツの聖者」と呼ばれる。カトリック教会の聖人で記念日は8月14日。』 -
小さな資料室内には写真を中心とした展示がたくさんなされている。
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私がコルベ神父のことを初めて知ったのは曽野綾子氏の短編小説であった。アウシュビッツ強制収容所での身代わりのエピソードをモチーフにしたシニカルな作品だったと記憶している。残念ながら表題は覚えていない。
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日本の作家の中では遠藤周作氏がコルベ神父を題材とした作品を描いている。氏の著作が最も有名だと思う。
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『コルベ神父は、1931年から36年まで日本の長崎で伝道活動を行なっていた。コルベ神父と共に布教活動を行なったゼノン・ジェブロフスキ修道士(ゼノ修道士)は、その動機をこう語っている。
「孤児を助けるために一番よく働いたのは日本の赤十字です。そのとき、ポーランド人は初めて日本の国を知りました。ポーランドの司教さまは、日本の国のため祈るようすすめました。コルベ神父さまは、日本人に聖母マリアを知らせたいと思いました」(小崎登明『長崎のコルベ神父』聖母の騎士社)
日本に関心をもった大きなきっかけは、日本のポーランド孤児救出にあったのである。そのことを、元孤児の方はご存じであったろうか…。
長崎でコルベ神父は『聖母の騎士』という雑誌を発行した。6年間の布教活動で、同誌の発行部数は6万3500部に達したという。
彼は日本をこよなく愛していたが、ポーランドの修道院の院長への就任を命せられ、帰国したのだった。』
出典 https://shuchi.php.co.jp/article/1833 -
電停「大浦天主堂」から市電に乗りホテルへ戻る。手持ちの交通系ICカードが使えて便利である。
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夕食は地元で有名店らしい「キッチン政」という洋食屋へ。
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実は約三か月前にも長崎へ来た。その時この店を訪れ気に入ってしまった。
Google の口コミに次のように投稿した。
『平日の19時過ぎ初めて入店した。一人または二人連れの客でほぼ満席である。
表の自販機で食券を事前購入するシステである。メニューがどれも魅力的で、オムライス、ハンバーグ定食、トルコライスも候補にした結果、「スタミナ野郎ナポリタン」(上の写真⑪)を選択した。税込み820円。ナポリタンのほか、チキンカツ二枚、付け合せの刻みキャベツ、味噌汁、お茶碗によそわれたライス。
これだけで夕飯を済ます予定だったので、量的には問題なし。
肝心のナポリタンの量が食べても食べても減らない感があり、幸福な時間を味わった。具はピーマン、薄切りソーセージ、玉ねぎとオーソドックスながら、ほんの少しピリ辛な味付けはご飯が進む。むしろご飯がないとこの量のナポリタンは食べ切れないかもしれない。タバスコ不要の実に惚れ惚れする味付けである。
大食い女王のギャル曽根なら、このスタミナ野郎ナポリタンを60分間で10セットくらいは平らげそうであるが、凡人の夕食には1セットで十分であった。
この店は長崎市内のB級グルメ店のベスト5に間違いなく入る名店だと思う。』 -
今日も迷わず「スタミナ野郎ナポリタン」をオーダーした。変わらぬ美味しさとボリュームに大満足である。
【了】
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