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 上野にある東京国立博物館(東博)本館1Fにある「アイヌと琉球」展示室には「玉ハビル(首飾)」の表札が掛かっている。玉ハビル(首飾)とは 琉球王国に関わるものであり、琉球資料が展示されているものと期待される。<br /> 実際には3点のみが琉球資料であり、このうちの1点だけが「玉ハビル(首飾)」である。それ以外の殆どを占める展示品はアイヌ資料である。これらのアイヌ資料の展示は以前にもあった。展示品の中にはアイヌの「タマサイ(首飾)」(2点)と「シトキ(首飾)」(2点)が4点も展示しているが、これは琉球の「玉ハビル(首飾)」ではない。<br /> 何の根拠か確信があって、展示室に「玉ハビル(首飾)」の表札を掲げているのか?大いなる疑問が湧く。あるいは、この展示室の担当者はよほどレベルが低いというか、全くのところ常識を疑ってさえしまうほどだ。東京国立博物館(東博)で、こんな可笑しなことがまかり通るようでは、入館者からすれば東京国立博物館(東博)の名を掲げていることが恥ずかしくさえ思える。<br />(表紙写真はアイヌの太刀)<br /><br /> 東博のホームページ(https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=hall&amp;hid=12#10)には<br />「アイヌと琉球<br />16室  2020年9月29日(火) ~ 2021年1月11日(月)<br /><br />アイヌ文化は13世紀以降サハリン・千島・北海道・北東北のアイヌの人びとが狩猟や漁撈、植物採集に加え、アムール川下流域や沿海州そして本州の和人と交易をもちつつ育んできた独自の文化です。当館のアイヌ資料は、明治8年(1875)のウィーン万国博覧会の事務局から引き継いだ資料や寄贈をうけた個人コレクションからなっており、さまざまな生活用具や衣服そして武具や祭祀具など膨大な数にのぼります。今回はアイヌの人びとの祈りをテーマとして展示します。アイヌの人びとがまつりの際に身に着けた冠や首飾りなどの装身具に加え、イクパスイ(儀礼用の箆)などとともに、熊送りにかかわるさまざまな道具を展示します。<br />琉球王国は15世紀以降南西諸島を治め、中国や日本そして朝鮮半島や東南アジアと関係を結ぶなかで、独特な文化をつくりあげました。当館の琉球資料は、明治17年(1884)に当時のドイツ政府の依頼をきっかけに、農商務省が沖縄県から購入した資料や寄贈をうけた個人コレクションからなっており、生活用具をはじめ、絵画や文書そして古写真も含まれる幅広いものです。今回は、琉球王国のなかでも第二尚氏時代を中心とした工芸作品のうち漆工と染織を展示します。」<br />と掲載されている。<br /> アイヌ資料の紹介は展示物と一致している。しかし、琉球資料については、「今回は、琉球王国のなかでも第二尚氏時代を中心とした工芸作品のうち漆工と染織を展示します。」とあり、展示品3点のうちの2点(漆工と染織)のみで、3点目で16室入口に掲げられている写真付きの「玉ハビル(首飾)」についての紹介はない。どうして?

アイヌと琉球-2020年秋

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2020/10/13 - 2020/10/13

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ドクターキムル

ドクターキムルさん

 上野にある東京国立博物館(東博)本館1Fにある「アイヌと琉球」展示室には「玉ハビル(首飾)」の表札が掛かっている。玉ハビル(首飾)とは 琉球王国に関わるものであり、琉球資料が展示されているものと期待される。
 実際には3点のみが琉球資料であり、このうちの1点だけが「玉ハビル(首飾)」である。それ以外の殆どを占める展示品はアイヌ資料である。これらのアイヌ資料の展示は以前にもあった。展示品の中にはアイヌの「タマサイ(首飾)」(2点)と「シトキ(首飾)」(2点)が4点も展示しているが、これは琉球の「玉ハビル(首飾)」ではない。
 何の根拠か確信があって、展示室に「玉ハビル(首飾)」の表札を掲げているのか?大いなる疑問が湧く。あるいは、この展示室の担当者はよほどレベルが低いというか、全くのところ常識を疑ってさえしまうほどだ。東京国立博物館(東博)で、こんな可笑しなことがまかり通るようでは、入館者からすれば東京国立博物館(東博)の名を掲げていることが恥ずかしくさえ思える。
(表紙写真はアイヌの太刀)

 東博のホームページ(https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=hall&hid=12#10)には
「アイヌと琉球
16室 2020年9月29日(火) ~ 2021年1月11日(月)

アイヌ文化は13世紀以降サハリン・千島・北海道・北東北のアイヌの人びとが狩猟や漁撈、植物採集に加え、アムール川下流域や沿海州そして本州の和人と交易をもちつつ育んできた独自の文化です。当館のアイヌ資料は、明治8年(1875)のウィーン万国博覧会の事務局から引き継いだ資料や寄贈をうけた個人コレクションからなっており、さまざまな生活用具や衣服そして武具や祭祀具など膨大な数にのぼります。今回はアイヌの人びとの祈りをテーマとして展示します。アイヌの人びとがまつりの際に身に着けた冠や首飾りなどの装身具に加え、イクパスイ(儀礼用の箆)などとともに、熊送りにかかわるさまざまな道具を展示します。
琉球王国は15世紀以降南西諸島を治め、中国や日本そして朝鮮半島や東南アジアと関係を結ぶなかで、独特な文化をつくりあげました。当館の琉球資料は、明治17年(1884)に当時のドイツ政府の依頼をきっかけに、農商務省が沖縄県から購入した資料や寄贈をうけた個人コレクションからなっており、生活用具をはじめ、絵画や文書そして古写真も含まれる幅広いものです。今回は、琉球王国のなかでも第二尚氏時代を中心とした工芸作品のうち漆工と染織を展示します。」
と掲載されている。
 アイヌ資料の紹介は展示物と一致している。しかし、琉球資料については、「今回は、琉球王国のなかでも第二尚氏時代を中心とした工芸作品のうち漆工と染織を展示します。」とあり、展示品3点のうちの2点(漆工と染織)のみで、3点目で16室入口に掲げられている写真付きの「玉ハビル(首飾)」についての紹介はない。どうして?

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  • 「アイヌと琉球」、「玉ハビル(首飾)」。

    「アイヌと琉球」、「玉ハビル(首飾)」。

  • 「16 アイヌと琉球」。

    「16 アイヌと琉球」。

  • 紅型衣裳。

    紅型衣裳。

  • 「紅型衣裳 浅葱木綿地流水花鳥貝模様」。

    「紅型衣裳 浅葱木綿地流水花鳥貝模様」。

  • 玉ハビル(首飾)。

    玉ハビル(首飾)。

  • 「玉ハビル(首飾)」。

    「玉ハビル(首飾)」。

  • タマザシ。

    タマザシ。

  • 「タマザシ」。

    「タマザシ」。

  • 木綿衣(右)とアットゥシ(樹皮衣)(左)。

    木綿衣(右)とアットゥシ(樹皮衣)(左)。

  • 木綿衣(左)とアットゥシ(樹皮衣)(右)。

    木綿衣(左)とアットゥシ(樹皮衣)(右)。

  • 「木綿衣」。

    「木綿衣」。

  • 「アットゥシ(樹皮衣)」。

    「アットゥシ(樹皮衣)」。

  • アイヌ鍬形。

    アイヌ鍬形。

  • 「アイヌ鍬形」。

    「アイヌ鍬形」。

  • 熊送りに用いる弓と飾矢筒。

    熊送りに用いる弓と飾矢筒。

  • 飼い熊用給餌器。

    飼い熊用給餌器。

  • 送られる子熊用の耳飾。

    送られる子熊用の耳飾。

  • 熊檻(模型)。

    熊檻(模型)。

  • 太刀。

    太刀。

  • 「太刀」。

    「太刀」。

  • 護符。

    護符。

  • 「護符」。

    「護符」。

  • イクニシ(儀礼用の箆(へら))。

    イクニシ(儀礼用の箆(へら))。

  • 「イクニシ(儀礼用の箆(へら))」。

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  • イクパイス(儀礼用の箆(へら))。

    イクパイス(儀礼用の箆(へら))。

  • イクパイス(儀礼用の箆(へら))。

    イクパイス(儀礼用の箆(へら))。

  • 箱とタマサイ(首飾)。

    箱とタマサイ(首飾)。

  • 「箱」、「タマサイ(首飾)」。

    「箱」、「タマサイ(首飾)」。

  • タマサイ(首飾)。

    タマサイ(首飾)。

  • シトキ(首飾)。

    シトキ(首飾)。

  • シトキ(首飾)。

    シトキ(首飾)。

  • サパンペ(儀礼用の冠)。

    サパンペ(儀礼用の冠)。

  • 飾金具付革帯。

    飾金具付革帯。

  • 飾金具付革帯。

    飾金具付革帯。

  • イナウ(儀式用の木彫)。

    イナウ(儀式用の木彫)。

  • 「イナウ(儀式用の木彫)」。

    「イナウ(儀式用の木彫)」。

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