パナマ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 復刻版第三弾。2000年8月~10月、二か月に渡る中南米縦断の旅。2020年時点、自分の人生の中で二番目に長い旅。当時は都内某私立大学政治学科の大学生で、一応は卒業論文(ゼミ論)の現地調査。もっとも私の学部は、別に書かなくても規定単位あれば卒業できます(当時は)。今はどうかは知りません。ちなみに国際行政学のゼミで、卒論のタイトルは「ラテンアメリカの開発政策」でした。今考えるとこの頃から旅が手段ではなく目的になってきた気がします。<br /><br /> マレーシア航空の2カ月OPENチケットの成田~ロサンジェルスだけであとは完全に行き当たりばったり。最終的にはアメリカ、メキシコ、ベリーズ覗く中米五か国とペルーの訪問でした。最初はパナマからコロンビアに入り、エクアドル、ペルー、ボリビア、パラグアイ、ブラジル、ベネズエラと回り、カリブに飛びキューバ行って戻ろうという構想だったのですが、さすがに日数足りませんでした。<br /><br /> デジカメやSNS、スマホなんてなかった時代ですが、何気に旅行記を自作のHPにアップしていました。1999年に独学でhtml勉強して、個人的に開設したジオシティーズのホームページですが、2019年3月をもってサービス終了で閉鎖になりました。ひっそりと移転はしたのですが、一部をフォートラの写真付旅行記として復刻版として再作成します。誤字脱字等は修正し、表現も一部改めますが、なるべく当時のままの文章でと思っています。写真は、APSフィルムで撮った当時の写真をデジカメで撮影しています。<br /><br /><br />帰って来た旅立ちの地(「ただいま」、思わずそう呟く)~USA編~<br />(26/08/2000-29/09/2000)<br /><br />テキーラのアミーゴ達に捧げる唄~Mexico編~<br />(29/08/2000-09/09/2000)<br /><br />マヤ民族の国とスペイン語語学学校~Guatemala編~<br />(09/09/2000-19/09/2000)<br /><br />中米街道只今疾走中~El Salvador, Honduras, Nicaragua編~<br />(19/09/2000-23/09/2000)<br /><br />軍隊なき花と緑と民主主義の楽園~Costa Rica編~<br />(23/09/2000-28/09/2000)<br /><br />世界の十字路、運河の国、そして新たな旅立ちへ~Panama編~<br />(28/09/2000-30/09/2000)<br /><br />フヒモリ大統領と悠久のアマゾンの大地~Peru, Lima, Iquitos編~<br />(30/09/2000-06/10/2000)<br /><br />謎の地上絵と湖上に浮かぶ葦の島々~Peru, Nazca, Alequipa, Puno編~<br />(07/10/2000-10/10/2000)<br /><br />古代インカ帝国の栄華と謎の空中都市~Peru, Cuzco, Machu Pichu編~<br />(11/10/2000-16/10/2000)<br /><br />遥かなる母なる大地日本を目指して~Cuzco, NARITA編~<br />(17/10/2000-20/10/2000)<br /><br />【スケジュール】<br />2000年<br />08/26 成田空港~ロサンジェルス・ハリウッド(USA)泊<br />08/27 ロサンジェルス~サンディエゴ泊<br />08/28 サンディエゴ泊<br />08/29 サンディエゴ→ティファナ(メキシコ)~<br />08/30 ~ラパス泊<br />08/31 ラパス~<br />09/01 ~マサトラン~グアダラハラ泊<br />09/02 グアダラハラ~<br />09/03 ~メキシコシティ泊<br />09/04 メキシコシティ泊<br />09/05 メキシコシティ~テオティワカン~メキシコシティ泊<br />09/06 メキシコシティ~タスコ~メキシコシティ泊<br />09/07 メキシコシティ~<br />09/08 ~オアハカ・モンテアルバン~<br />09/09 ~タパチュラ~グアテマラシティ(グアテマラ)泊<br />09/10 グアテマラシティ~アンティグア泊<br />09/11 アンティグア泊<br />09/12 アンティグア泊<br />09/13 アンティグア泊<br />09/14 アンティグア泊<br />09/15 アンティグア泊<br />09/16 アンティグア泊<br />09/17 アンティグア~パナハッチェル泊<br />09/18 パナハッチェル~グアテマラシティ泊<br />09/19 グアテマラシティ~サンサルバドル(エルサルバドル)泊<br />09/20 サンサルバドル~テグシガルパ(ホンデュラス)泊<br />09/21 テグシガルパ~マナグア(ニカラグア)泊<br />09/22 マナグア泊<br />09/23 マナグア~サンホセ(コスタリカ)泊<br />09/24 サンホセ泊<br />09/25 サンホセ~モンテベルデ泊<br />09/26 モンテベルデ泊<br />09/27 モンテベルデ~サンホセ泊<br />09/28 サンホセ~パナマシティ(パナマ)泊<br />09/29 パナマシティ泊<br />09/30 パナマシティ~リマ(ペルー)泊<br />10/01 リマ泊<br />10/02 リマ泊<br />10/03 リマ泊<br />10/04 リマ~イキトス泊<br />10/05 イキトス泊<br />10/06 イキトス~リマ~<br />10/07 ~ナスカ~<br />10/08 ~アレキパ~<br />10/09 ~プーノ泊<br />10/10 プーノ泊<br />10/11 プーノ~クスコ泊<br />10/12 クスコ泊<br />10/13 クスコ泊<br />10/14 クスコ~マチュピチュ泊<br />10/15 マチュピチュ~クスコ泊<br />10/16 クスコ泊<br />10/17 クスコ~リマ~パナマシティ~サンホセ泊<br />10/18 サンホセ~ヒューストン~ロサンジェルス泊<br />10/19 ロサンジェルス~<br />10/20 ~成田空港

【復刻版】ラテンアメリカ縦断日記 8 世界の十字路、運河の国、そして新たな旅立ちへ ~Panama編~

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2000/09/28 - 2000/09/30

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Miyatan

Miyatanさん

 復刻版第三弾。2000年8月~10月、二か月に渡る中南米縦断の旅。2020年時点、自分の人生の中で二番目に長い旅。当時は都内某私立大学政治学科の大学生で、一応は卒業論文(ゼミ論)の現地調査。もっとも私の学部は、別に書かなくても規定単位あれば卒業できます(当時は)。今はどうかは知りません。ちなみに国際行政学のゼミで、卒論のタイトルは「ラテンアメリカの開発政策」でした。今考えるとこの頃から旅が手段ではなく目的になってきた気がします。

 マレーシア航空の2カ月OPENチケットの成田~ロサンジェルスだけであとは完全に行き当たりばったり。最終的にはアメリカ、メキシコ、ベリーズ覗く中米五か国とペルーの訪問でした。最初はパナマからコロンビアに入り、エクアドル、ペルー、ボリビア、パラグアイ、ブラジル、ベネズエラと回り、カリブに飛びキューバ行って戻ろうという構想だったのですが、さすがに日数足りませんでした。

 デジカメやSNS、スマホなんてなかった時代ですが、何気に旅行記を自作のHPにアップしていました。1999年に独学でhtml勉強して、個人的に開設したジオシティーズのホームページですが、2019年3月をもってサービス終了で閉鎖になりました。ひっそりと移転はしたのですが、一部をフォートラの写真付旅行記として復刻版として再作成します。誤字脱字等は修正し、表現も一部改めますが、なるべく当時のままの文章でと思っています。写真は、APSフィルムで撮った当時の写真をデジカメで撮影しています。


帰って来た旅立ちの地(「ただいま」、思わずそう呟く)~USA編~
(26/08/2000-29/09/2000)

テキーラのアミーゴ達に捧げる唄~Mexico編~
(29/08/2000-09/09/2000)

マヤ民族の国とスペイン語語学学校~Guatemala編~
(09/09/2000-19/09/2000)

中米街道只今疾走中~El Salvador, Honduras, Nicaragua編~
(19/09/2000-23/09/2000)

軍隊なき花と緑と民主主義の楽園~Costa Rica編~
(23/09/2000-28/09/2000)

世界の十字路、運河の国、そして新たな旅立ちへ~Panama編~
(28/09/2000-30/09/2000)

フヒモリ大統領と悠久のアマゾンの大地~Peru, Lima, Iquitos編~
(30/09/2000-06/10/2000)

謎の地上絵と湖上に浮かぶ葦の島々~Peru, Nazca, Alequipa, Puno編~
(07/10/2000-10/10/2000)

古代インカ帝国の栄華と謎の空中都市~Peru, Cuzco, Machu Pichu編~
(11/10/2000-16/10/2000)

遥かなる母なる大地日本を目指して~Cuzco, NARITA編~
(17/10/2000-20/10/2000)

【スケジュール】
2000年
08/26 成田空港~ロサンジェルス・ハリウッド(USA)泊
08/27 ロサンジェルス~サンディエゴ泊
08/28 サンディエゴ泊
08/29 サンディエゴ→ティファナ(メキシコ)~
08/30 ~ラパス泊
08/31 ラパス~
09/01 ~マサトラン~グアダラハラ泊
09/02 グアダラハラ~
09/03 ~メキシコシティ泊
09/04 メキシコシティ泊
09/05 メキシコシティ~テオティワカン~メキシコシティ泊
09/06 メキシコシティ~タスコ~メキシコシティ泊
09/07 メキシコシティ~
09/08 ~オアハカ・モンテアルバン~
09/09 ~タパチュラ~グアテマラシティ(グアテマラ)泊
09/10 グアテマラシティ~アンティグア泊
09/11 アンティグア泊
09/12 アンティグア泊
09/13 アンティグア泊
09/14 アンティグア泊
09/15 アンティグア泊
09/16 アンティグア泊
09/17 アンティグア~パナハッチェル泊
09/18 パナハッチェル~グアテマラシティ泊
09/19 グアテマラシティ~サンサルバドル(エルサルバドル)泊
09/20 サンサルバドル~テグシガルパ(ホンデュラス)泊
09/21 テグシガルパ~マナグア(ニカラグア)泊
09/22 マナグア泊
09/23 マナグア~サンホセ(コスタリカ)泊
09/24 サンホセ泊
09/25 サンホセ~モンテベルデ泊
09/26 モンテベルデ泊
09/27 モンテベルデ~サンホセ泊
09/28 サンホセ~パナマシティ(パナマ)泊
09/29 パナマシティ泊
09/30 パナマシティ~リマ(ペルー)泊
10/01 リマ泊
10/02 リマ泊
10/03 リマ泊
10/04 リマ~イキトス泊
10/05 イキトス泊
10/06 イキトス~リマ~
10/07 ~ナスカ~
10/08 ~アレキパ~
10/09 ~プーノ泊
10/10 プーノ泊
10/11 プーノ~クスコ泊
10/12 クスコ泊
10/13 クスコ泊
10/14 クスコ~マチュピチュ泊
10/15 マチュピチュ~クスコ泊
10/16 クスコ泊
10/17 クスコ~リマ~パナマシティ~サンホセ泊
10/18 サンホセ~ヒューストン~ロサンジェルス泊
10/19 ロサンジェルス~
10/20 ~成田空港

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  • 9月28日(木)<br /> 一時間もしないうちに眼下には高層ビルが広がる。どうやらパナマシティー上空に飛行機は差し掛かったようである。やがてジャングルが周囲に広がるパナマトクメン空港に飛行機は無事着陸。パナマの入国審査官は他の国と違ってかなりフレンドリーだった。とにかく熱帯の低地にあるので、サンホセと比べると非常に蒸し暑い。何とか色々な人に聞いて、空港から市内に向かうバスを探し当てた。だが道路渋滞がひどく、市内までかなりの時間がかかった。中心部にはかなり高層ビルが多く、中米の都市で一番発展してる気がした。スペイン語、蒸し暑い気候、高層ビル、アメリカ的町並み、マイアミの街と似ている気がした。それでもバスは表通りを一方裏に入ると、かなりスラム化しており、少し危険な気がした。カスコビエッホのセントラルというホテルに泊まることにした。カテドラル前にあり、お湯は出ないものの部屋は広く、コロニアル調で雰囲気もいい。<br /><br /> しばらく休み昼食を済ませた後で、パナマ運河博物館に行く。でも全部スペイン語で書かれていて、殆ど書いてあることはわからなかった。それでも地図と写真と映像を見ながら、如何にこの工事が大変であったかがよくわかった。パナマ運河が開通したことによって、カリブ海側のジャングルの一部は水没してしまったらしい。パナマ運河はこの国にも自然にも世界にも大きな影響を及ぼしたことは確かであろう。<br /><br /> 博物館を出る頃、外はなにやら騒ぎになっていた。警察官も警備員も大勢出勤していた。赤い旗を持った人たちがなにやら騒いでいて、異様な雰囲気だった。恐らく何かのデモであろう。暴動に発展しないように、ホテルに戻ってからもただ祈るばかりであった。スペイン語でレーニン誕生日おめでとうといっているような気もした。クンプリアニョースレーニンと聞こえたからだ。これ以上暴動に発展しないように…。パナマは治安が悪いのかな…。<br />

    9月28日(木)
     一時間もしないうちに眼下には高層ビルが広がる。どうやらパナマシティー上空に飛行機は差し掛かったようである。やがてジャングルが周囲に広がるパナマトクメン空港に飛行機は無事着陸。パナマの入国審査官は他の国と違ってかなりフレンドリーだった。とにかく熱帯の低地にあるので、サンホセと比べると非常に蒸し暑い。何とか色々な人に聞いて、空港から市内に向かうバスを探し当てた。だが道路渋滞がひどく、市内までかなりの時間がかかった。中心部にはかなり高層ビルが多く、中米の都市で一番発展してる気がした。スペイン語、蒸し暑い気候、高層ビル、アメリカ的町並み、マイアミの街と似ている気がした。それでもバスは表通りを一方裏に入ると、かなりスラム化しており、少し危険な気がした。カスコビエッホのセントラルというホテルに泊まることにした。カテドラル前にあり、お湯は出ないものの部屋は広く、コロニアル調で雰囲気もいい。

     しばらく休み昼食を済ませた後で、パナマ運河博物館に行く。でも全部スペイン語で書かれていて、殆ど書いてあることはわからなかった。それでも地図と写真と映像を見ながら、如何にこの工事が大変であったかがよくわかった。パナマ運河が開通したことによって、カリブ海側のジャングルの一部は水没してしまったらしい。パナマ運河はこの国にも自然にも世界にも大きな影響を及ぼしたことは確かであろう。

     博物館を出る頃、外はなにやら騒ぎになっていた。警察官も警備員も大勢出勤していた。赤い旗を持った人たちがなにやら騒いでいて、異様な雰囲気だった。恐らく何かのデモであろう。暴動に発展しないように、ホテルに戻ってからもただ祈るばかりであった。スペイン語でレーニン誕生日おめでとうといっているような気もした。クンプリアニョースレーニンと聞こえたからだ。これ以上暴動に発展しないように…。パナマは治安が悪いのかな…。

  • 9月29日(金)<br /> 朝起きてからまず新市街へ向かうバスに乗る。航空券を購入する際にT/Cを殆ど使い果たしてしまったので、これから南米に向かうために必要な米ドルキャッシュを手に入れるためである。南米ではT/Cよりも米ドルのほうがレートがよく、またここパナマはその歴史的背景もあってか独自のお札を発行しておらず、米ドル札がそのまま流通している。硬貨に関しては米国のものとバルボアという単位でパナマ独自のものが流通しており、模様は違うが材質は同じである。シティーバンクが見えたので、そこで下車してお金をおろす。そのまましばらく新市街を歩く。ホテルや高層マンション、高層ビル、銀行などが多く、いろいろな意味での中心都市といえよう。やはり鉄道が走っていないので、市内の道路渋滞はかなりひどい。人種も他の中米諸国と比較して多様である。特に黒人が多いのが特徴だろう。他の中米の国々では滅多にお目にかかれなかった。中国からの移住者らしい人もたまに見かけた。勿論メスティソも白人系も多い。中米の中では一番人種の坩堝ともいえるだろう。サンブラス諸島のクナ族の人も少しいた。モラという独自の民族衣装を値切って購入。一枚10$で20$札を渡したところお釣がなくて困っていたので、三枚20$に負けさせる。「モナ」とはパナマのサンブラス諸島に住むクナ族というインディヘナの女性が作る民族衣装で、蟹や鳥などのモチーフを布を何重にもしたり刺繍してこしらえる色鮮やかなものだ。その後はパナマビエッホに行く。スペイン人が初めてパナマに上陸した際に作られた街で、後にイギリスの海賊に襲われて破壊尽くされた。その後パナマの町の中心は今の旧市街へと移っていった。教会や砦の一部だけが廃墟として残り、一帯に芝生が生えている様子はやや異様な雰囲気という感じがしないでもなかった。ただ時間だけが流れ、廃墟は静かに佇む。グァテマラのアンティグア、あるいはメキシコの古代遺跡を思い出すようで、少し懐かしかった。

    9月29日(金)
     朝起きてからまず新市街へ向かうバスに乗る。航空券を購入する際にT/Cを殆ど使い果たしてしまったので、これから南米に向かうために必要な米ドルキャッシュを手に入れるためである。南米ではT/Cよりも米ドルのほうがレートがよく、またここパナマはその歴史的背景もあってか独自のお札を発行しておらず、米ドル札がそのまま流通している。硬貨に関しては米国のものとバルボアという単位でパナマ独自のものが流通しており、模様は違うが材質は同じである。シティーバンクが見えたので、そこで下車してお金をおろす。そのまましばらく新市街を歩く。ホテルや高層マンション、高層ビル、銀行などが多く、いろいろな意味での中心都市といえよう。やはり鉄道が走っていないので、市内の道路渋滞はかなりひどい。人種も他の中米諸国と比較して多様である。特に黒人が多いのが特徴だろう。他の中米の国々では滅多にお目にかかれなかった。中国からの移住者らしい人もたまに見かけた。勿論メスティソも白人系も多い。中米の中では一番人種の坩堝ともいえるだろう。サンブラス諸島のクナ族の人も少しいた。モラという独自の民族衣装を値切って購入。一枚10$で20$札を渡したところお釣がなくて困っていたので、三枚20$に負けさせる。「モナ」とはパナマのサンブラス諸島に住むクナ族というインディヘナの女性が作る民族衣装で、蟹や鳥などのモチーフを布を何重にもしたり刺繍してこしらえる色鮮やかなものだ。その後はパナマビエッホに行く。スペイン人が初めてパナマに上陸した際に作られた街で、後にイギリスの海賊に襲われて破壊尽くされた。その後パナマの町の中心は今の旧市街へと移っていった。教会や砦の一部だけが廃墟として残り、一帯に芝生が生えている様子はやや異様な雰囲気という感じがしないでもなかった。ただ時間だけが流れ、廃墟は静かに佇む。グァテマラのアンティグア、あるいはメキシコの古代遺跡を思い出すようで、少し懐かしかった。

  • (記念の一枚、緑色のTシャツはコスタリカのコーヒー農園で買いました)

    (記念の一枚、緑色のTシャツはコスタリカのコーヒー農園で買いました)

  •  その後はミラーレス水門に行く。パナマ運河に三つある水門のうちの一つで、パナマシティー中心部からも近い。行くと丁度大きな貨物船が水門を通過する最中だった。水門近くにはスタンドもあり、英語による解説も行われていた。丁度船は両側の水門にはさまれた位置にいた。下流(太平洋側)の水門が開かれる。あれだけの水圧の中で水門を開閉するのだから相当なエネルギーが使われているのだろう。水門が開かれると水門内の水が下流に流れ、同時に水位も下がるので、貨物船は誰が見てもわかるくらいに下へ下へとその位置が下がっていった。やがて水位が下がるところまで下がると貨物船はゆったりと動き出す。普段我々の知らないところでこうやって船は後悔して、貿易が行われていることを知って感動した。こうして中米の旅は終わりを告げようとしている。いよいよ明日は南米である…。<br /><br />9月30日(土)<br /> 朝一番に起きて、バスで空港に向かう。空港でチェックインする際に、コンチネンタル航空とコパ航空などで使えるマイレージカードを作成した。これでパナマ~リマ、リマ~サンホセとサンホセ~ロサンジェルスのコンチネンタルのフライトでマイレージが溜まる。空港のテレビでドラゴンボールZが放送されていた。少し懐かしかった。いよいよ中米の旅も終止符を打つ。南米ではペルーとボリビアを回る予定である。いよいよ南米に向けて、また新しい旅の扉を今開こうとしている…。

     その後はミラーレス水門に行く。パナマ運河に三つある水門のうちの一つで、パナマシティー中心部からも近い。行くと丁度大きな貨物船が水門を通過する最中だった。水門近くにはスタンドもあり、英語による解説も行われていた。丁度船は両側の水門にはさまれた位置にいた。下流(太平洋側)の水門が開かれる。あれだけの水圧の中で水門を開閉するのだから相当なエネルギーが使われているのだろう。水門が開かれると水門内の水が下流に流れ、同時に水位も下がるので、貨物船は誰が見てもわかるくらいに下へ下へとその位置が下がっていった。やがて水位が下がるところまで下がると貨物船はゆったりと動き出す。普段我々の知らないところでこうやって船は後悔して、貿易が行われていることを知って感動した。こうして中米の旅は終わりを告げようとしている。いよいよ明日は南米である…。

    9月30日(土)
     朝一番に起きて、バスで空港に向かう。空港でチェックインする際に、コンチネンタル航空とコパ航空などで使えるマイレージカードを作成した。これでパナマ~リマ、リマ~サンホセとサンホセ~ロサンジェルスのコンチネンタルのフライトでマイレージが溜まる。空港のテレビでドラゴンボールZが放送されていた。少し懐かしかった。いよいよ中米の旅も終止符を打つ。南米ではペルーとボリビアを回る予定である。いよいよ南米に向けて、また新しい旅の扉を今開こうとしている…。

  • (ミラフローレス水門)

    (ミラフローレス水門)

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  • らびたんさん 2020/09/17 17:36:08
    中米の中ではまともな国々
    Miyatanさん、こんばんは。

    コスタリカ編楽しみにしておりました。
    私がいったのも2011年とかなり前になるんですが、さらに10年以上前ですもんね。
    コカ・コーラの治安の悪そうな感じとか、基本先進国という感じは同じでした。
    当時すでに英語の通用度が高そうな感じですね。
    欧米人は老夫婦もたーくさん来ていて、我々にとってのオーストラリアみたいなそんな気軽に行ける国な感覚なのかもしれないと思っています。

    そしてパナマ。
    7月に1泊するはずだったのに・・・残念ながらコロナで流れました。
    あそこの水門はぜひ見てみたいと思ってるんです。
    船の仕事に片足突っ込んでいたことがあって、
    パナマックスをぜひ体感したいんですよー。

    いつか行けたらいいなと思います。

    らびたん

    Miyatan

    Miyatanさん からの返信 2020/09/17 23:19:26
    RE: 中米の中ではまともな国々
    らびたんさん、こんばんは!

    お待たせしました。久しぶりに復刻版更新しました。次のペルー編がかなり長いのですが、そのうち更新します。

    コカ・コーラバスターミナルの写真は撮っていないのですが、当時からかなり雰囲気悪かったです。英語の通用度はこの周辺で一番高いです。物価は途上国レベルだけど、教育水準とか先進国に近いレベルです。もう一度行ってみたいです。

    パナマはアメリカナイズされている感じなので、雰囲気はマイアミとかテキサスに少し近いかもしれません。私も異動前は船関係の仕事していましたよ。

    本当は夏ごろ行きたいって言っていましたよね。コロナで仕方ないですけど、いつの日か行けたらいいですよね。水門は見ごたえありますよ。

    中米の中ではまともな国々、本当にそうですよね。当時より治安が悪化して世界有数のデンジャラスな国になっているところもありますからね。パナマも、パナマシティはまだしも、コロンというパナマ第二の都市は、当時は都市伝説があるくらい危険な町でした。最近はどうなんですかね。

    Miyatan

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