2019/11/11 - 2019/11/12
26位(同エリア127件中)
ミランダさん
毎年、結婚記念日が来る11月に小旅行をしています。私達が住む欧州では、11月は日が短く、旅行には適さない月で、目的地選びに困るのですが、スペインなら温かいだろうと安易に考えて選んだサラゴサ。期待に反して寒かったです。でも予想外にタパス街が充実していて、食べる方で満足度の高い旅になりました。
その3日目の話です。
ちなみに、サラゴサにご興味がない方は、別の所をどうぞこちらから:https://mirandalovestravelling.com/ja/
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
サラゴサでの三日目は、どんより曇って風がますます冷たく、寒い日でした。夫がネットで調べたところ、この町の強風は特有のものなのだそうです。
またアルフォンソI通りを歩いてヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂へ。ここの塔の上に上るのが目的です。 -
てっきり外に塔への入口があるのかと思って、聖堂をぐるっと回ったのですが、上り口は教会の内部にありました。
高い塔ですが、幸い、エレベーターがあります(3ユーロ)。エレベーターを降りた所から、さらに2階分ぐらいは歩いて上り、最後はらせん階段になっていました。 -
上り切った所はガラス張り。外気に当たれず、汚れた窓を通して写真を撮りました。
こうやって眺めてみると、サラゴサは、何というか、普通の町です。旧市街の一部はごちゃごちゃっと赤い屋根がかたまっていますが、残りは特に特徴もない中都市という感じでした。 -
遠くの方に、風力発電機が並んでいるのが見えます。これだけ風が強いのですから、さぞかし大量の電力を生産していることでしょう。
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前日歩いたピエドラ橋も見えました。上からみると、その堂々とした姿がよく分かります。
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階段を下りて来る途中、ちょっと隙間があってピラール聖堂の屋根が間近に見えます。幾何学模様のカラフルなドームが楽し気です。
下りてきた後は、広大なピラール聖堂の中のベンチに座って一休み。座っている時に気づいたのですが、現地の人々は、強風を避けるためか、聖堂の端っこのドアから入って、聖堂の中を歩き、別の出口から出て行きます。通路として使っているのですね。 -
ピラール聖堂の次は、ラ・セオ大聖堂として知られるサン・サルバドール大聖堂へ。ここでは入場料4ユーロが必要です。もらったパンフレットに「入場料を取るのは、メンテナンスのため」と断り書きがありました。
ピラール聖堂よりも小さく、まとまりが感じられました。
中央に聖歌隊席があり、周りにはメインの祭壇のほかに、チャペルが20ほどありました。それぞれに案内板が立っていて、説明されています。
讃美歌が流れていて、良い雰囲気でした。ここも中は写真を撮ってはいけません。 -
この日の午後は、スペインの町ならどこにでもあるデパートのエル・コルテ・イングレスでお買い物。ちなみに、このデパート、他の町でもそうですが、いくつかの棟に分かれていることが多いです。今回も、大通りPaseo de la Indipendenciaに一軒と、アラゴン広場近くに一軒。アラゴン広場ののほうが大きかったです。
買い物の前にお昼を食べたのはPaseo de la Indipendenciaに面した軽食屋さん(名前は失念)。ハムがたくさんぶら下がっているのに惹かれました。
ここでハム一皿頼もうとしたら、ウエイターさんに「こんなに大きいよ。半分にしておいた方がいいよ」と表情と手振りで説明するので、従いました。それとグラスワイン。 -
一緒に出てきたカントゥッチのような見かけのカリカリのパンと、真ん中はトマトソース。
丁度いい量でした。スペインのハムは夫も私も大好きです。
お向かいのテーブルでは、お婆さん3人がやはりハムを食べておしゃべり。みなさん、小さくて、まるまるしていて仲良しそう。もっとずっと年とっても、こうやって時々集まってワインとハムを肴におしゃべりに興じられるような友達が欲しいものです。
デパートの写真はありません。基本、お店の中は写真厳禁ですものね。
このデパートには珍しく、どこの支店でも毛皮売り場があるので、行くと必ず覗きます。今回は60%引きで1000ユーロになっていたムートンと、350ユーロほどの赤いウサギのコートに惹かれましたが、ぐっと抑えて見るだけにとどめました。 -
アラゴン広場近くのエル・コルテ・イングレスから近い所にあるパティオ・デ・ラ・インファンタを見に行きましたが、午後5時にならないと開かないと分かり、買った物などを置きにホテルに戻りました。こういう時に、ホテルの立地が物を言います。
そして5時になってこのパティオを見に出かけました。
パティオと言っても、屋内にあります。しかも銀行内に。
イベルカハ銀行という名前で、入口で2ユーロ払うと、なぜこのパティオがこの銀行内にあるのか、その歴史が記されたパンフレットをくれます。簡単に言うと、石の彫刻が豪華なこのパティオ、火事の際に生き残り、いったん、パリの骨董屋が買い取ってパリに移築されたそうです。それを買い戻したのがこの銀行だったというわけ。 -
パティオ内には、ゴヤの絵や変わった形のパイプオルガンなどが展示されていました。このオルガンは今も年一回、演奏されているそうです。
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その後、また旧市街の方へ戻りました。
その途中の写真です。この町では並んで宝くじを買っている光景をよく見かけました。 -
結婚記念日旅行なのに、毎回、タパスだけというのではなんなので、この日の晩は、れっきとしたレストランへ。サラゴサはアラゴン地方の中心。そのアラゴンの郷土料理を出すというEl Fuelleという店です。
ただ、トリップアドバイザーには、一日中開いているように書いてあったのですが、行ってみたら、開くのは午後7時半。スペインでは、トリップアドバイザーの情報が当てにならないことがままあるので要注意です。
私達は早すぎたので、近所のバールでアペリティフ代わりにワイン一杯とオムレツを食べました。お客さんたちがチェスに興じてているようなカジュアルな店でした。そして、ワイン2杯とオムレツ一つで、たった4ユーロ! -
アペリティフが済んでも、まだ時間があったので、その周辺をふらふら歩いたら、結構、立派な教会に行き当たりました。Iglesia de la Magdalena という教会です。塔がムデハル様式で素敵です。
ちょっと覗いてみました。どこからか聞こえてくる女性の掛け声(?)に合わせて、6~7人の信者が祈りの言葉を唱えていました。
スペインはカトリックの国。女性は神父にはなれないので、掛け声の方は神父ではないと夫が指摘。ただ、熱心な信者も礼拝のリーダーになれるのだそうです。 -
そして、ようやく開いたEl Fuelleレストランに一番乗りで入りました。
これは面白い!ごちゃごちゃっとあらゆる物が飾られています。開店したばかりで手前の部屋しか開いていませんでしたが、後で、奥の部屋も見せてもらいました。奥もまた、装飾過多で目を見張ります。 -
地元の常連は、カウンターで一杯飲んで出て行きます。政治の話などをひとくさり論じて。
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これは、前菜にシェアしたアスパラガスのサラダ。
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夫が食べた骨付き肉。
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私のは、2枚の仔牛のヒレ肉の間に鴨のフォアグラが挟まっています。ここのスペシャル料理。なかなか絶妙な組み合わせで美味しかったです。
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そしてこちらは、私が選んだデザート。スペインやポルトガルでは、プリン(フラン)が美味しいですよね。必ず、一回は食べます。
夫のデザートは甘いワインに浸かったピーチ。
飲み物は珍しく、サングリアにしてみたのですが、甘かったので、やっぱり普通のワインの方が良かったかも。
これだけ食べて、全部で65ユーロと破格でした。
お腹が破裂しそうにいっぱいになり、満足感にひたってホテルに戻ったのでした。
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