2021/09/12 - 2021/09/12
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Michyさん
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旅先を決める理由は人それぞれ。
この10年の自分の旅行を振り返ってみると、海外旅行についてはテーマを決めたイギリスへの旅が続いています。
行きたい場所はガイドブックに情報がない場所が多いため、旅の予習として関連本やWebの下調べ、実際に現地へ行ってより興味がわいたことを旅の後で調べる。 そんな読書のパターンが多くて、私にとって旅行がひとつの学びの場となり、読書の幅も広がった気もします。
行きたい場所へ自由に行けない今だからこそ過去の旅を想い出しながら、それぞれの旅を決めるきっかけになった本、旅先で買った本、これから行きたい場所、そこに関する本や映画などをまとめでみました。
表紙の写真の本はヴァージニア・ウルフの住まいモンクスハウスを訪ねた後に読んだ本。
ヴァージニア・ウルフのパートナーだったレオナルド・ウルフとヴァージニア亡き後のレオナルドの心の支えになったパートナーである画家のトレッキ-・リッチー・パーソンズが交わした書簡です。
*イギリス旅行記としてアップしましたが、旅の写真はありません。 あくまで私のイギリス旅の備忘録です。
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ヴァージニア・ウルフが住んでいたモンクスハウスを旅したのは2015年のこと。
https://4travel.jp/travelogue/11031003
”めぐりあう時間たち”を映画館で観たのはかなり前。
でも旅先を決めた時にヴァージニアの作品(灯台へとダロウェイ夫人)そして映画の原作本を旅の予習として読みました。
旅行記にも書きましたが、ヴァージニアの本はすらすらと読み進められず時間がかかりました。 -
モンクスハウスへ行ってみて、アンジェリカ・ガーネット(ヴァネッサ・ベルの娘)の存在が気になり、彼女の数奇な運命に興味を持って読んだ本。彼女の生涯は映画にならないかと思うほどです。
子供がいなかったヴァージニアは姪であるアンジェリカをとても可愛がっていたとのこと。 -
旅から戻り何年か経った後で読んだ本。
今の私はヴァージニア・ウルフより姉のヴァネッサ・ベルの方に興味が移り、機会があれば彼女やダンカン・グラントに関連するアトリエへ行きたいと思っています。
アンジェリカはヴァネッサやダンカンの数多くのスケッチをアトリエに寄贈しています。
次に行きたい場所であるアトリエ Charleston
https://www.charleston.org.uk/visit/ -
キャッスルハワードへの旅は2010年でした。
https://4travel.jp/travelogue/10483472
スカボローでひとりスカボローフェアを歌ったことが笑える想い出。
光輝く美しい海、海岸沿いをゆっくり歩いて駅へ向かったことが懐かしい。
今度またスカボローに行けたら何日か滞在して過ごしたい。
こちらの本はイヴリン・ウォーの”ブライスヘッドふたたび”
キャッスル・ハワードがBBCのこの作品のドラマのロケで使われていたと現地で知りました。
私がこの縮約版の本を読んだのはキャッスルハワードの旅すら考えていなかった頃。
ラジオで英語の朗読番組をやっていたせいだったか…かすかな記憶…。 -
余談ですが…。
イヴリン・ウォーの作品で映画化もされて印象に残っている作品
”ハンドフル・オブ・ダスト”
この映画に出演していたルパート・グレイブスは、”モーリス”の下男役よりもこの映画の役の方が良かった。 そういう言えば”眺めの良い部屋”のルーシーの弟役もぴったりだった…。
年を重ねてコンスタントに活躍しているようで良い俳優になっていったと思う。
そういえばロンドンで実際に彼の舞台を観る機会もありました。
もう一度キャッスル・ハワードの美しい庭をゆっく歩いてみたいです。
https://www.castlehoward.co.uk/ -
キャッスル・ハワードに続いて印象に残るカントリーハウスはチャッツワース・ハウス。
カントリーハウス巡りが面白くなってきた頃の2013年の旅。
https://4travel.jp/travelogue/10819430
この旅行記にも書きましたが、旅の下調べをしていた時に知ったケネディ家とこのカントリーハウスとの関わり。
彼女の人生は短くとてもドラマチック。 -
そもそもチャッツワースハウスはミットフォード家の6人姉妹の末っ子デボラが嫁いだデヴォンシャー侯爵のお屋敷。
そのミットフォード姉妹について書いた本がこちら。
ミットフォードの6姉妹の人生はとにかく波乱万丈。
小説家、伯爵夫人、ファシズムに傾倒しファシストとなり、共産主義に傾倒してコミュニストとなったりと、映画やドラマになるのも納得。 -
旅の後、ミットフォード姉妹の長女、ナンシーの小説まで勢いで読んでしまいました。
姉妹の父親であるミットフォード男爵は日本が幕末・維新の頃に在日英国公使館に勤務されていたのだそう。
こちら今年2021年5月にリリー・ジェイムス主演ででドラマ化されているようです。
https://www.nancymitford.com/ -
イギリス旅行で本を探すのもお楽しみのひとつ。
Wendy Copeの作品はグラスゴーの旅で出会いが始まりでした。
https://4travel.jp/travelogue/10813612
以来旅先の市場の古本や本屋さんを覗いては、彼女の作品を見かけたら買うようになりました。 -
このエッセイを読んでより深く戦争詩人について知りたくなりました。
草光先生の授業を受ける機会があり、ウィリアム・モリスやBRXITのことなど興味深いお話を沢山聴けたのは貴重な体験でした。
戦争詩人について興味を持ち始めたのはこの旅
https://4travel.jp/travelogue/10911257
シュロプシャー連隊博物館の展示内容がきっかけです。
https://www.soldiersofshropshire.co.uk/ -
戦争詩人について興味を持ってから何年かして、帝国戦争博物館で買った戦争の詩集。 今まで日本語訳を読んでいたので、英語で詩を深く理解するのは難しいと感じました。
この時の旅でした。
https://4travel.jp/travelogue/11558787
次に行きたい場所はこちら
https://web.archive.org/web/20090217020622/http://www.orchard-grantchester.com//
是非ここのTea Gardenでお茶したい! -
その後、もっとイギリス詩の深みを理解したくて買った本。
ナーサリーライムを始めとして様々なイギリス詩、ラファエル前派の画家ダンテ・ガブリエル・ロセッティの妹であるクリスティーナ・ロセッティの詩など解説付き、朗読のCDも付いていてよく聴いていたせいもあり、この旅で絵画を観ながら詩の朗読が頭を過りました。
https://4travel.jp/travelogue/11305081 -
ラファエル前派の作品が沢山観られるギャラリーにも行きたい!
この画集を買ったのは、この旅だったような記憶が…。
https://4travel.jp/travelogue/11186360
リバプールの国立美術館、バーミンガムの美術館はまたゆっくり歩きたい。
https://4travel.jp/travelogue/10997783
イギリスではないけれど、レイトン作品”Flaming June”を観に行きたい場所、
ポンセ美術館
https://www.museoarteponce.org/ -
私にとって美しいイギリスの庭園、カントリーハウスの参考書のような存在の本。
どんどん行きたい場所の付箋の数は増えるけど、今は足踏み状態なのが悔しい。
上智大学の公開講座で小林章夫先生の貴重なお話を聴けたことも良い想い出。
特にストロベリー・ヒルハウスのフォレス・ウォホールについては、私が旅に行った後での講義だったのでより理解が深まりました。
次に行きたいカントリーハウスはこちら
https://wentworthwoodhouse.org.uk/
ダウントンアビーやジェーン・オースティンなど数多くの映画のロケーションとして使われていますが、先に書いたキャスリーン・ケネディのパートナーだった第8代フィッツウィリアム伯爵のお屋敷。 -
ウィリアム・モリスのオリジナルの壁紙を観に行った旅先はリバプールでした。
https://4travel.jp/travelogue/11196734
このリバプールの旅では旅行記にアップしていない場所もあるので、また想い出しながら旅行記にしようか写真を選んでいるところです。
モリス関連で一番印象に残ったカントリーハウスはスタンデンでした。
https://4travel.jp/travelogue/11542767 -
イギリスの旅全体の指南として読んでいます。
好奇心を常に持ち、基本的にわからないことは調べる。
わかるともっと面白くなる。
そして実際に行って体感して感動する
そんな旅の楽しさを忘れない内に早くまたどこかへ出かけたい。 -
ニック・ホーンビィの作品は数多く映画化されていて、お馴染みの作家。
昨年観た映画”15年後のラブソング”はたまたま本を先に読んでいたので、良い意味で自分のイメージと違ったところもあったけれど、本の世界が映像となって表れた時は嬉しくなりました。
映画のロケ地はケント州の外れにある港町ブロードステアーズ
https://www.broadstairs.gov.uk/HOME_11281.aspx
特別観光地ではなさそうだけど気になる場所です。 -
ポレスデンレーシーにて購入したこの本。
https://4travel.jp/travelogue/11287564
数々のカントリーハウスやお城について写真が満載で、次はどこに行こうか眺めながら紙上旅行の楽しさを与えてくれる本。 -
2020年の旅で計画を立てていたのがヒュ-エンデン・マナーとネブワース・ハウス
https://www.knebworthhouse.com/
ドローンの映像を見ているだけで心が現地へ飛んでしまいます。
ヒュ-エンデン・マナーは、2019年の旅でも行先として検討していましたが、オズボーンハウス見学を優先して泣く泣く諦めました。
https://4travel.jp/travelogue/11531314 -
旅の事前準備で読んだ本はクラウズヒルへの旅が一番多かったと思う。
https://4travel.jp/travelogue/11298990
読んだ本は旅行記のあとがきにまとめ、これは旅行後しばらくしてから買った本ですが、実は未だ読んでいません。
MINTとは造幣局の意味。
ロレンスの晩年の作品でRAF時代の頃を書いたと言われています。
ロレンスに関する行きたい場所は沢山あってリストは増え続けています。 -
モダニズム建築も興味があり、図解が面白くて旅先を決めるのにも参考にしたい本
ウィリアム・モリスのレッド・ハウス
https://4travel.jp/travelogue/11173432
オランダのユトレヒトで見学したシュレーダー邸
https://4travel.jp/travelogue/10696127
どちらの住宅もこの本で詳しく解説してあるので再び旅を楽しめた感じがしました。
この本に掲載されているアメリカのフーパ―邸はチャンスがあれば行ってみたい邸宅。 バウハウスの工房で学んだマルセル・ブロイヤーの設計で自然の中に溶け込んでいてとても素敵な家です。
そしてこの本には掲載されていませんが、イギリスで自然の中の家といえばこちら
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Homewood
こちらも見学してみたいけれど、今は外からだけで内部は観られないようです。 -
モダニズム建築は好きですが、やはりイギリスのカントリーハウスはこれからも
もっと見学したいし色々調べて極めたい。
この写真集は海外旅行へ行けない自分へのプレゼントとして購入。
どっしりと重く、絶対旅先では買えないサイズ。
とにかく写真が美しくてため息の内容です。
行ってみたいカントリーハウスが増えました。
この写真集を観て惹かれた場所、次の旅先の候補はこちら
https://www.madresfieldestate.co.uk/
2022年の9月まで閉鎖されているとのこと。 -
昨年神田の古本屋さんで見つけた本。
寝室、浴室、居間、台所と4部構成で写真やイラストで
どんなトイレを使っていたとか18世紀はどんな歯磨きをしていたとか、中世から現代までの人々の暮らしぶりが満載。
今まで見学したカントリーハウスの台所や寝室を想い出しながら興味深い内容でした。
窓税課税の影響の名残と思われる建物ストロベリーヒルハウス、バースで見た”焼き串回し犬”など自分が旅で観て不思議に思っていたことの回答をこの本から得られました。
バースの旅
https://4travel.jp/travelogue/10506089 -
リッチモンドの旅で購入したカントリーハウスの本
https://4travel.jp/travelogue/11282323
イギリスのカントリーハウスの内装、窓枠に階段、柱の装飾に庭、写真とイラストでわかりやすく興味深い内容がいっぱいの一冊です。 -
ちなみに本の内部はこんな感じ。
これはヴィクトリア時代のお屋敷の部屋の内装の構成をこんな風に説明しています。
実際に見学する前にじっくりこれを読んで予習しておけば楽しいだろうな。
次の旅への夢は広がります。 -
ソールズベリーのエドワード・ヒースの記念館、アランデルハウスで吉田博の作品を観てから、まとめて彼の作品を観る機会があればと思っていたら、今年2021年吉田博展が東京都美術館で開催されました。 帆船の作品が沢山観られて、吉田博は多くの旅をして数々の作品を産み出していたことを知り感動しました。
ソールズベリーの旅
https://4travel.jp/travelogue/11292384 -
最後に
イギリス旅とは関係ありませんが…。
旅の大先輩と言えばこのおふたり。
世界早回りで新記録を作った兼高かおるさん。
戦中でも英語の勉強を続けられたという曽野綾子さん。
TV番組”兼高かおる世界の旅”で世界中を旅した頃や、曽野綾子さんがアフリカの旅をした時とは今は時代が違うけれど、旅への姿勢とか考え方は共感出来る部分が多い。
私も旅で得られたこと、鍛えられたことは今も自分の中に生きていると信じています。
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この旅行記へのコメント (2)
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- Oakatさん 2021/09/15 14:05:47
- 3つの旅の楽しみ方
- Michyさん、こんにちは!
事前に本やネットなどの情報に触れることで旅の楽しみがはじまり、旅先で実際に見聞して旅を楽しみ、戻ってから見分情報などをもとに深堀や幅を広げて更に旅を楽しむといったように、旅には少なくとも3つの楽しみがありますよね。
Michyさんは海外旅行が多い方なので、外国語の情報に触れながら、情報の幅だったり深堀をしながら旅を楽しんでおられる様子が伺えてホントに凄いなと素直に思います。
私の旅先はもっぱら国内(大昔は別にして)なのですが、コロナの関係でカメラ旅やカメラ散歩の機会が減り、旅の楽しみが少なくなっていて寂しいです。
その分、旅とは関係のない読書がすごく増えています。
読むのは文庫本ばかりで、内容的にも知的なものはなく、娯楽ものばかりです。
4年前から読んだ本の題名と著者名と出版社名を記録しているのですが、今年は昨日までで丁度50冊(著者は10名)になりました。10名の著者では、真山仁・東野圭吾・伊岡瞬・原田マハ・柚木裕子などが多かったです。昨年の年間読書が43冊、一昨年は30冊だったですから今年は如何に外出を自粛していたのかがわかります。
外出自粛が紅葉シーズンまで続けばまさに読書の秋になりそうです。
oakat
- Michyさん からの返信 2021/09/15 23:26:53
- 読書の秋、良いですね!
- Oakatさん、こんばんは♪
お元気ですか?
毎回旅行の後で読んだり調べた事をあとがきとして残そうと思っていたのですが、旅が終わってから何年かして巡り会った本があったり、なかなかうまくまとめられず、ほとんど独りよがりの備忘録として作った旅行記でした。 でも3つの楽しみとOakatさんがコメントをくださって、その通り!言い当ててくれたみたいでとても嬉しかったです。
20代の頃は知らない場所、行ったことのない国へいくつ行った!というだけで楽しかったものですが、さすがに歳を重ねてきて興味のある事を追求する旅にしたいと思うようになりました。
今年だけでもう50冊ってすごい読書量ですね〜!
私が知らない作家さんもいるので今度読んでみます。
実は私も原田マハ、東野圭吾、読んでます。
井坂幸太郎や佐藤正午なんかも結構はまった時期がありました。
井坂幸太郎は、取引先のフランス人から勧められて読み始めたんですよ。
それまで映画化された作品くらいしか知りませんでした。
私は本より映画が好きで、私も記録を付けているんですが今年はまだ少なめで40作品です。コロナ禍で映画館に行けない我慢の時期がありましたが、基本は会社帰りにひとりで観るパターンが多いです。
この旅行記を書いていた時にまたロレンス関連の本を2冊買ってしまったので、積読となっている山を少しづつ減らしていこうと思っています(笑)
自粛は辛いけど、自粛期間だからこそ出来ることもありますよね。
Oakatさんのコメントで気付かされた感じです。
私も本を楽しもうと思います。
Michy
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