戦後75年節目の夏、山口県徳山沖大津島へ行こう・・人間魚雷回天基地であった島へ

2020/07/09 - 2020/07/09

コロナでずっと中止になっていたJALどこかにマイル
何回もお次、お次を繰り返し
福岡、伊丹、宮崎、広島・・
これならいいかな
で、プチっと6000マイル
広島に決定
いつも気づきをくれるJAL
あっ、そう言うことね

いきますよ、広島に
昨年から瀬戸内の島旅をセットして

今年は戦後７５年という節目の年
あの大戦末期
無謀な作戦の中
この島から息子世代の
多くの若者が命を失った
「天を回らし、戦局を逆転させる」という狂気の
人間魚雷回天の出撃基地の島
山口県徳山沖にある大津島を訪ねる
今回ツアー最後の目的地へ

エリア 徳山・周南(山口)

広島すぐのご機嫌なゲストハウス
aki cafe
ここかなりオススメ
アクセス、価格、設備、申し分ありません

ゲストハウス　ａｋｉｃａｆｅ　ｉｎｎ 宿・ホテル

サクッとモーニング
天気最悪
九州は大変なことになっている

7:37発で岩国へ
今日はちょっと別の島に行くつもりだった

広島駅 (JR) 駅

けど、この雨
予定変更して岩国で乗り換え
必ず乗り換えの駅だな

岩国駅 駅

晴れてれば素晴らしい山口の海岸線
また、瀬戸内と違いなんか山口って、いいかも
知らなかった・・・

徳山へ
今は周南市と言うらしい
？？
いやいや、周南じゃなく徳山しょっ！
住民投票で決めたらしい

徳山駅 駅

今日の宿
OYAのアルフレックス徳山へ
ＮＥＴでなんと二千円ちょっと

ＯＹＯはメールはガンガン来て
安いけど
極めて予約システムが難解
分かりづらく
予約がなかなか出来ない
？？
先に荷物預かってもらいに

駅前商店街をちょっと
かなりの風情がある
初めての町って新鮮だ

いいね
昭和の商店街って感じが漂い

駅南の桟橋に
大津島と九州大分に渡る航路あり
本当は明日訪ねる予定だったけど
なんとなくこの雨だし今日行こうと・・・
それが正解だった

ガラーンとした徳山駅の海側
雨は降ってるし

あそこが乗り場
小さな待合が

この島、大津島へ渡る

凄いボロさ(笑）

１０：４０発フェリーで大津島の馬島港へ

小さなフェリーだ
フェリー新大津島丸

このあたりのお話しです

徳山のコンビナートを通り
海賊と呼ばれた男、出光創業の出光佐三が造ったような
徳山の発展だな

静かな周防灘を

島へ向かう

途中、大津島刈尾港に寄り

馬島港を目指す

約30分で馬島港に着く
「回天の島」と

凄い雨風

記念館まで徒歩約10分

回天基地跡へは、雨風が凄すぎ行くことが出来なかった
記念館へ

こんな壁を通る
当時、秘密を確保知るために、島民が通る道と回天の工場との間は、このコンクリート壁で仕切られていたもの

港を望む
当時はこの一帯が回天の整備工場であった

ものビショビショ・・・
回天記念館へ
この島から旅立って行った尊い若者達の
出身の地と氏名を刻んだ石碑の道を歩き正面記念館へ

回天記念館 美術館・博物館

人間魚雷回天は、大量の爆薬を搭載し隊員自らが操縦して
敵艦の体当たり突撃するという特攻兵器
狂気沙汰だ

全国から20歳前後の精鋭たち集まり
毎日厳しい訓練を繰り返していたという、死ぬための訓練・・・・
そして窮地に立つ祖国を守るために、多くの若者がこの地から出撃していった

敗退が続く中、二人の青年士官が戦局を逆転するには
体当たりによる特攻作戦しかないと人間魚雷を構想
さらなる戦局の悪化から、終戦1年前の1944年8月に
正式な兵器となった
祖国を守りたいとの一心で、若い青年士官により
誕生したとは、なんとも悲劇過ぎる

回天の基地はその後山口県の光・平生・大分県大神と増えていく

さっきの桟橋からここまでの道沿いが基地であった

死ぬためのいこいのひととき
祖国を守るという使命感の中の笑顔であっただろうと思った

我々は、これからの日本を背負わねばならぬ。
我々がやらなければ誰がやるのだ。
水井　淑夫
1945年8月10日戦死　23歳　　　　　　　　

国難を救うためには、青年の熱情による
肉弾的活動以外、方法はないと思うんです。
池淵　信夫1
945年6月28日戦死　24歳

出撃の記録
幸いにも攻撃せず帰還した回天もあった
残された人たちには、きっと戦友を無くし
生き残ったという自責の戦後は始まったに違いない

出撃の朝、隊員たちは多くの戦友に見送られながら
桟橋へ歩いていった
笑顔で別れを告げると・・・

そして最後の別れを
死へ
旅立っていった

言葉も出ない・・・

約30分のビデオ上映が

多くの事実が戦後明らかに
語られ、語り継ぐ

戦争のない平和な世界が続くことを願うしか・・

毛利勝郎氏、敗戦の日、回天の資料や隊員の遺品を守るため、命がけで金庫から設計図や重要書類持ち出し保管
葬り去ることなく、回天を歴史を記念館に残す基礎を作った方だ

資料の数々が続く

尊い若者、80名が回天と共に散っていった75年前

晴れの日は、何日後、何年後に来るかも知れない。しかし必ず来る。
本井文哉
1945年1月12日戦死　19歳

75年目日本、なんとも平和な晴れの夏の日
終戦記念日を迎えている

館外にある回天
凄い雨風

合掌・・・・
平和な今に生きられる感謝を

木が倒れ
山から水が流れ
危ないので急ぎ港へ

この校庭行一帯が基地であった

ちょっと船が心配だったけど、周防灘も穏やかな海

一部残る基地跡にはいけなったけど、記念館で十分だ
また一度、機会を見つけてゆっくり歩いてみたいと思う

山の手前海岸線も基地であった

14時の高速船で徳山へ戻る

ガラガラ、乗客は数名

雨の港を

来てよかった
感謝・・・

ＴＶでは大雨被害の状況を
大変なことになっている
今日行けて本当によかった

駅で山陽本線は三原から不通に
午後なら途中でストップだったな
ツイテイタ
立派な図書館が
蔦屋か

商店
しかし店が開いていない

案内所で飲食店パンフを
昼飯まだで

銀座中央街へ

お目当てのまつき食堂
やっていない・・・

まつき食堂 グルメ・レストラン

大通りに出て

駅前のどさん子へ

どさん子 周東店 グルメ・レストラン

塩ラーメン
美味しかった
久々のどさん子だ

続いて今晩の店探しを
いいかも、おでんの「わか」

ホテルのすぐ裏だった
いい感じだ

風通しいい、涼しそうな店

正解！！
女将さんがとても感じがいい
おひとりで切り回して

Ｌ字型のカウンターがいい
好きだな、この雰囲気

まずは生を
山口でのいい一日の感謝と乾杯を

やっぱりね！！
お通しが全く違う
この手の入った南蛮漬け
この店は違う

ではおでんを
ロールキャベツ、がんも、大根
よく味がしみて美味しい

続いて、玉子と厚揚げを
女将さんと話ながらの夜
出張の達がくると必ず大津島の回天記念館へは行きなさい
と言うんですよと
転勤族は、女将さんが中心になり何人か引く連れて行くこともと

ああ大変なことになっている
明日夕方の広島空港から帰る予定
空港までいけるかな？？
まっ、成り行きでね、と

山口の地酒を
なんか、山口いいな
下関と中部の温泉ぐらいしかあまり機会が無かった山口
すっかり気に入ってしまった
徳山、出光佐三に想いを馳せての夜

これも美味しかった
珍しい、さといものおでん
いい店、いい夜

幸せないい時代に生まれた
75年目のなんとも平和な、徳山の夜
今日という日に、感謝

この旅行記へのコメント （6）

• ぽっちさん 2020/11/30 11:05:38

  回天の島　

  swal様初めまして、ぽっちと申します。
  先日この回天の記念館があることを知り、訪ねてみたいと情報を集めていたところ、こちらの旅行記に辿り着き拝読いたしました。
  大変参考になる旅行記をありがとうございます。
  
  航空機の特攻記念館や戦跡は九州で周りましたが、回天に関しては資料館や記念館でレプリカを見るだけでしたので、見聞を広げるべくぜひとも足を運んでみたいと思います。
  
  ひとつ質問なのですが、島へのフェリーの揺れはいかがでしたでしょうか？
  大きく上下する揺れなら酔い止めを準備しようと思い、差し支えなければご教授いただけると幸いです。

  swalさん からの返信 2020/11/30 12:18:01

  RE: 回天の島　

  ぽっちさん
  こんにちは！
  メッセージありがとうございます
  
  先ほどNY編楽しく拝見させて頂きました
  私も何回NY弾丸３泊やりました（笑）
  
  大津島の船ですが、あのあたりの瀬戸内や周防灘は
  湖のような内湾ですから
  全く揺れることないと思います
  ご安心を
  
  戦跡を歩かれているのですね
  フィリピン編を早速拝見させ頂きます
  いい旅を！！
  
  
  

  ぽっちさん からの返信 2020/11/30 12:50:11

  Re: 回天の島　

  swal様返信ありがとうございます。
  ニューヨーク弾丸旅幾度もなさっているのですね！感服いたす限りです。
  また早く自由に海外旅行へ行けるようになってほしいと願うばかりです。
  
  海は湖のようなのですね、それならば酔い止めのお世話にはならずにすみますね安心しました＾＾
  
  勝手ながらフォローさせていただき、他の旅行記も拝読させていただきます。返信ありがとうございました。

• yae☆八重さん 2020/08/16 12:21:30

  こんにちは

  今回も読みながら苦しくなる内容・・・
  苦しいけど、逃げずに読まなければいけない。
  75年前、日本の若者がどんな気持ちで出撃していったか。
  忘れてはいけない悲惨な過去を、旅行記にしてくださってありがとうございました。
  swalさんは現地を訪れて、本当に苦しかったと思いますが
  いいお店と女将さんに出会えて良かったです(^^)
  私も行ってみたくなりました！
  
  
  

  swalさん からの返信 2020/08/17 19:48:25

  RE: こんにちは

  yae⭐八重さん
  こんばんは！
  いつもありがとうございます
  
  大津島、回天
  知らなかったんです
  訪ねて良かった
  
  内外とも
  嫌な時代に入って来ましたね
  戦争の無い子供たちの
  幸せな未来
  願うばかりです
  
  
  

  swalさん からの返信 2020/08/17 19:49:38

  RE: こんにちは

  yae⭐八重さん
  こんばんは！
  いつもありがとうございます
  
  大津島、回天
  知らなかったんです
  訪ねて良かった
  
  内外とも
  嫌な時代に入って来ましたね
  戦争の無い子供たちの
  幸せな未来
  願うばかりです