慎重の上に、慎重に・・・念願の北海道弾丸ツアー(2020年6月5～7日)

2020/06/05 - 2020/06/07

愛する気持ち、想う気持ちが、時として仇になる・・・まさに、それを痛感しつつ、絶対にそうはさせまいと、自分なりの知識と経験を駆使して、新型コロナウィルス・・・もとい！！憎きコロナキン対策を施した上で、念願の北海道弾丸ツアーを、静かに決行しました。

エリア 北海道

函館駅に降り立った瞬間、涙がこぼれました。
2月末、確か雪まつりを訪問したあと、もう一度、訪れていたと記憶しています。
普通に言わせれば、たかだか3ヶ月半ですが、まさに北海道命の私にとっては、耐え難い期間でした。

そうです！ルートイングランティア函館駅前、スタッフさんは、皆さんお元気かな？
雪景色から、一気に夏の装いに・・・これまで、時が止まってしまったかのような時間を過ごしていた私にとっては、浦島太郎チックな気持ちになってしまいました。

そうです！ルートイングランティア函館駅前のベッド・・・死ぬほど来たかった！

目の前には、常に憎きコロナキンが手招きをしている、自分は常に、衝突事故を起こしながら歩いている、それくらいの心構えが、今は必要です。胃が捩れ、腸が契れるほどの緊張感も、愛する北国のためなら、せめて出来ることです。

「絶対に"オミヤゲ"だけは持って来ないよう、万全の体制で来るので、どうか面倒を見てください」
大好きな地域に対しても、お気に入りのホテルさんに対しても、今はこういう気持ちで訪れたいところです。
持っていかない、持ち帰らない、貰わない、あげない、これが自身の合言葉です。

これまでは、何となく日常と化していた全ての風景、その何もかもが、如何に尊い物であったか、しみじみ噛み締めていました。

ところで、こちらはルートイングランティア函館駅前さんで、チェックインの際にいただいた「手袋」で、朝食の時の、憎きコロナキン対策です。こちらでは、マスクとこの手袋の着用を義務化した上で、これまでのバイキングスタイルを維持しています。初っぱなに憎きコロナキンのパンチを食らってしまっただけに、どこも対策は万全で、北海道民全体が、まさに憎きコロナキン対策のプロ集団であると言っても過言ではないでしょう。

さらに、朝食会場エントランスにも、手袋と消毒液をしっかり用意しています。

ルートイングランティア函館駅前
2020年6月6日、朝食ブッフェ

山芋短冊揚げ、エビフライ、プライドポテト

ラム肉の唐揚げ

ホウレン草なめ茸和え

憎きコロナキン対策として、現在はライブパフォーマンスによる目玉焼きとチキンソテー、アスパラ、雪国まいたけの炒め物が中止となっています。

6月に入り、国内の観光客の予約は、だいぶ戻りつつあるそうです。今回はまだ、スタッフさんもお休みの方が多く、大部分のスタッフさんにお会いすることが出来ませんでしたが、元気にお過ごしとのことで、一部のスタッフさんとは再会できて一先ずは安心です。

大晴天に恵まれた函館の町を、ぐるりと散策・・・見馴れた風景を、とにかくこの目で確認せずにはいられない・・・そんな気持ちでした。

国際航路については、まだ、おいそれとは往き来出来ない状態ではありますが、わずかな手段を駆使しても、来てくれたと思われる海外の方の姿も、ちらほらありました。日本が大好きと言ってくれる外国人の方が増えているだけに、一刻も早く、感染対策を施した上で、もっとたくさんお会い出来る日を楽しみにしています。

いろいろ想いつつ、通い馴れた道を、札幌へと急ぎます。

そういえば・・・
「スーパー」無くなったんだっけ
あれれ・・・
「北斗」が白老に停車、緊急事態か！？
いやいや・・・
いつの間にか・・・
函館バスが、「高速はこだて号」に参入していた

年度変わりの重要な時期に大きな"穴"を開けてしまった証、思わず、不意を突かれてしまいました。いやいや・・・北海道命！の乗り物マニアとしては、痛恨の極みです。

今回は「北斗」で移動、札幌まで直行の予定でしたが、南千歳で降りて、快速「エアポート」にも乗車しました。
あまりにも爽やかな天気で、いつしかのんびりムードに切り替わっていました。札幌に着いたときには、一瞬、その感動を忘れ、普通通りの感覚に陥っていました。

しかし、JRイン札幌駅南口の看板が目に入った瞬間、まるで何かの戦いから生還したかのような感情が、一気に込み上げてきました。

最終的に、ここにたどり着くことが、私の北海道ツアーの念頭にあります。
某浦安のテーマパークのキャラクターのような、優しい笑顔で出迎えてくれるスタッフの皆さん、2月末のあの日までと何ら変わず、ここだけ時間が止まっているかのようでした。そしていつものように、この部屋のドアを開けた瞬間に、一気に感情が込み上げ「うわーっ！！」と、"小さく"叫んでいました。

静かで、涼しげで、爽やか！確かに私は、ここに立っています。
まずこれで、通い馴れた道の"背骨"だけでも、一目、見ることができました。安心です！！

JRイン札幌駅南口1階の「やよい軒」さんで食事・・・自身の外出時の約束の一つ「美味しいものNG(しかし条件による)」のパターン、北海道では、当面、弁当をホテルの部屋で食べるなど、最大レベルを維持しなければならないかと考えていましたが、前述のように北海道民は、コロナ対策のプロ、ゆえに、その対策は万全です。こちらがそれを妨害せぬよう最大限に協力し、慎重の上に慎重を重ねれば、ある程度は大丈夫です。

そして、夕食後はいつものように、市内を一回りウォーキング、有名観光地に行かなくとも、札幌の町の風景をただ見られるだけで大満足なのは、元々の話です。

中島公園周辺、棲みきった北の空に、町の灯りが冴え渡っています。

JRイン札幌駅南口
宿泊者限定朝食
「唐揚げ定食」

何か、夢を見ているような、嬉しい時間でした。

ルートイングランティア函館駅前さん、JRイン札幌駅南口さんには、特に感謝です。

6月7日日曜日、この日も大晴天で、大通公園は憩いの場となっていました。

札幌市役所と、テレビ塔、報道でこの風景を目にするたびに、本当に悲しい気持ちと、葛藤に駆られたものです。

憎きコロナキンの猛威には、人生、何があるかわからない、一寸先は闇であることを痛感させられました。
北海道や東北への一途な想いを糧に、今日まで歯を食い縛って生きてきたと言っても、過言ではありません。あまりにも無力ではありますが、これをプラスの機に変え、もっともっと、北国に熱いラブコールを送り、何らかの努力をして、もっと食い下がって行きます。

そして、憎きコロナキンは、精神論や体力で闘える相手ではないので、精一杯の対策で防御していきましょう。