外出せずにいることで救える命がある　緊急事態宣言延長のバンクーバー　

2020/03/31 - 2020/03/31

2020年3月31日現在、コロナウィルス影響で　バンクーバーは、実質ロックダウンです。

カナダの全州に緊急事態宣言が出ており、別荘地として知られる観光地などでも、今は来ないで！とアナウンスしています。
ニューファンドランド州など、他州からの移入を認めないところもあります。
この状態は最低７月、長ければ秋まで続くだろうと政府の発表。

思ったよりも長引く様子に不安は隠せません。

観光、レストラン、小売業などは直撃をうけており、他の産業へも影響は拡大していくでしょう。
失業保険申請者数は、今までにないほどの数。

今　私たちができることは　家にいること
Stay Home. It could save lives.
「家にいることで救える命がある」

感染の爆発的増加を抑え、経済への打撃を最低限に抑えようと政府は必死。
私たち一人一人ががんばらなければいけない。

自分と家族を守るため、すべての人を守るため。
Stand　Together　Away
一緒にがんばろう、距離はとって

最近のバンクーバーは、夜7時に　バルコニーに出てお鍋をたたきます。
最前線で体を張って命を守ってくれている医療従事者への感謝と応援のために。

自宅待機、外出自粛　という籠の鳥でも、応援のために何かやろうと思いつく。こういうところ、カナダ人って素敵って思う。
涙が出そうになります。（私も年かなあ。涙もろい）

7時のチアーの様子は、こちらでどうぞ。
https://www.facebook.com/cbcnews/videos/666623104099221/?t=0

お散歩、外でのエクササイズは、距離をとってなら今のところOKです。
すれ違う時でも、お互い思いっきり離れて歩いてますよ。

バンクーバーは、町全体がお散歩に適したところ。
気分転換に　景色のよいお散歩道をご紹介しますね。
このパンデミックが収まって、世界中が元通りに動けるようになったら、バンクーバーに遊びに来てください。

それまでは、どうか皆さん　外出自粛　です。
外出しないことで救える命がある。
大げさではありません。

旅行をやめる勇気をもってください。

エリア バンクーバー(カナダ)

• 旅行の満足度: 5.0

今のバンクーバーの様子を少し紹介します。

コロナウィルス影響で、出されている警告。

2メートル離れましょう。

望遠で撮ったので、みんなくっついているみたいに見えますが、
実際は2メートルルールを守っています。

スーパーの棚。
トイレットペーパーが全くありません。
入荷すると瞬く間に無くなる。

でも、他の店に行けばあるし、いずれ入荷するし。
タイミングが悪いだけで、それほど心配していませんが、しかし！
また買いに来なくてはいけない・・・。

必要のない買いだめはやめましょう。

高速道路にも　Stay　Home　のサイン。
外出自粛！！

私も、SNSでの連絡が増えました。
ミーティングなどはZOOM（Web会議ツール）です。
やっとZOOMの使い方を覚えました。笑

さて今日のお散歩は、シーバス乗り場からはじまります。
ダウンタウンから約15分で到着の　Lonsdale Quay ターミナル

ノースバンクーバー港 (ロンズデールキー) 船系

改札を出るとバス乗り場ですが、現在工事中。

バスに乗り継ぐ人は、看板をよく見てくださいね。

改札を出て、右側に歩いて行くと、ロンズデールキーマーケット。

ロンズデール キー マーケット ショッピングセンター

1階は、フードコート、コーヒー、肉、魚、野菜などのお店。

写真は、C41コーヒー
コーヒー通の友人が「ここのフラット・ホワイト・コーヒーはおいしいよ」と言ったのですが、
フラット・ホワイト・コーヒーって何？って聞き返した私。
コーヒーの世界は　奥が深すぎて、私にはわかりません。
が、その筋では有名らしいです。

奥のお店はチョコレートやファッジのお店。
OLDE WORLD CONFECTIONS

私はよく好きなチョコレートを選んでギフト用に箱につめてもらいます。
アイスクリームやキャラメルアップルも売ってます。

Artisan Wine Shop

BC州のワインを取り揃えてます。
コンテストで優勝するなど、BC州のワインは人気が高まっているんですよ。

イートインのスペースがありますが、現在はコロナウィルスの影響で閉めてます。

キーマーケットの外観。

ダウンタウンを望むマーケットの前の広場。

ここからダウンタウン方向に沈む夕日を見るのも美しいです。

なぜか世界のどこにもある愛の鍵。

キーマーケットの前から　もう少し先に歩いて行きますよ。

マーケットのお隣には、ポリゴン　ギャラリー。
主に写真展をしています。

向かいの赤い屋根は、Tap & Barrel というスポーツバー。
クラフトビールの種類が豊富です。

Tap & Barrel の後ろ側は、シップヤードという広場になってます。

5月から10月にかけては、金曜日夜にナイトマーケットをやってますが、
今年は無理でしょうね～。

去年新しくできた子供の遊び場。
夏はウォーターパーク
冬はスケートリンク

ここには、ホテルやレストラン、コーヒーショップなどもあります。
なかなかオシャレなエリアになりました。

海側に埠頭があるので行ってみましょう～。

ここも景色がいいです。

ダウンタウンを望む。

埠頭の先からキーマーケット方向を見る。

山側を見ると、グラウスマウンテンが見えるのですが・・・。
曇ってますね。

さてシーバスの方に戻りましょう～。

右側の建物は　Tap &Barrel
左側の建物は、よくクラフトフェアーなどのイベントをしています。

シップヤードとシーバスの間にはロンズデール　ストリート。

坂になっていて、ロンズデールを下ってくると、景色がきれいなんですよ。

シーバス改札口を通り過ぎて、もっと先まで行くと、
素敵な散歩道があるんですよ。

あの建物と建物の間を左に曲がります。

ウォーターフロントパークです。

白い桜が咲いていてきれい！

こうやって撮ると、南の国みたいでしょ？

ウォーターフロントパークでは、夏には、カナダデーなどのイベントが行われます。

シーバスからすぐだから、のんびり散歩してください。

韓国のおじさん。
名前なんだっけ？
済州島かどこかのおじさんじゃなかったっけ？

カナダと韓国の友好記念らしいです。

こちらはピンクの桜。
ちょうど満開！！
バンクーバーって案外桜が多いのです。

手前の蜘蛛みたいな彫刻は、バンクーバーの山々を表しているそうです。

子供の遊び場。閉鎖中。

トーテムポールがご挨拶。

この先には、地元民しか行かない散歩道が続いているんですよ。

ボートハウスが見えてきました。

こっち方向にはライオンズ山が見えるはずなんですが、お天気悪くて残念。

道なりに歩いてきたら、左側に見えるこのゲートをくぐります。

下に　Spirit Trail　と書いてあります。
これに沿って歩きますよ。

左側にはボートハウスが並んで、気持ちのよい散歩道が続きます。

ここにもトーテムポール。
このエリアは、ファーストネイションズ（ネイティブインディアン）の所有地なので、ここに散歩道を通すのには政治的に大変だったみたいでした。

でも、無事に完成して、こんな素敵な散歩道になってます。

Spirit　Trailのサイン

今はただの空き地ですが、将来的にはビルを建てるのかな・・・。
心配です。
なぜならば・・・。

この空き地には、ハクトウワシの巣があるから！
毎年、この時期にこの巣にやってきて子育てします。

多分、地元の人でも巣の存在を知っている人はあまりいない。

町のこんなにすぐそばでワシが無事に子育てできるよう、毎年見守っています。
巣は高いところにあるので、姿が見れることは滅多にないのですが、
トレーニングでよくここを走る主人が、チェックしてくれてます。
今年も、今　卵を抱いている最中らしい。
ポジションを変える時にチラッと頭が見えることがあります！

ここからは夏の花火もよく見えるんですよ。

流木でサークルを作っているあたりには、アザラシがやってきます。
お天気が良いと流木の上に寝そべっている姿が見えます。
この辺でエサがよく取れるんでしょうね。

ここの桜もきれいでした！
右の奥に見えるのは、ドックの巨大クレーンです。
あの近くまで行きますよ。

ビーチバレーのコートはクローズ中。

ドッグランのエリア。
普段は犬連れの人でにぎわっていますが、外出自粛の今は、犬ちゃんの姿もほんのちらほら。

散歩道は川沿いに変わります。
左側が川。

川の向こうに、さっきのクレーン。
船の修理ドックがあるんです。

向こうには、ガントリークレーンも。

このあたりからシーバス方向に戻りましょう。
学校の壁画。

学校の前には　Thomas　Haas　Patisserie
チョコレートやケーキが絶品。
小さいお店だけど、超有名。
ここのパティシエはバンクーバーでも指折りです！！

大きなカフェはバンクーバーにありますよ。

トーマス ハース スイーツ

ボートハウスの近くまで戻ってきました。

ここをまっすぐ行けば、シーバス乗り場です。

往復約4キロです。

私は買い物をして帰ります～。

スーパーは人数制限中。
入口で並ぶ人たちも2メートルルールを守って並びます。

この日は、トイレットペーパーはありませんでした。
消毒液。ハンドサニタイザーも無し。
卵は一家族1ケースのみ。

キャッシャーでは、このように2メートルルールを守るように赤線が貼られてます。

外出自粛が長引くにつれて、みんなの心も滅入ってきますが、
ありがたいことに励ましの言葉も伝わってきます。

最後に町で見かけた手作りのサインをご紹介します。

（心は）一緒
（物理的）距離は離して

外出自粛
安全に！
フロントラインで働く人達ありがとう！
家にいてくれるみんな、ありがとう！


この旅行記の表紙に上げた医療従事者へのチアーもそうですし、
本当に　カナダ人の心の温かさを感じます。

医療従事者のみなさん
救急隊員のみなさん
本当に感謝しています！
-ウェストエンドより-

こういうのって泣けませんか？
私は泣けちゃいます。

今、桜はまさに満開。
お花見ができないのは残念だけど。

世界的パンデミックを早く終わらせるためには、一人一人の行動が大切です。
Stay Home, Save Lives
家にいることで、命を救おう

カナダだけの問題ではありません。

この旅行記へのコメント （2）

• polodaddyさん 2020/04/03 12:11:48

  バンクーバーもガラッガラに空いていますね。

  バンクーバーの街もガラガラに空いていますね。
  当地メキシコもガラガラです。それに比べて日本の一部で人出の多い事！普段より少ないのでしょうが、レベルが違います。メキシコの人口は日本とほぼ同じ、メキシコ市の人口も東京首都圏に近いのですが、現在までの確認罹患者は1400人程、死者も30人強と日本に比べればかなりマシな方ですが、皆欧州の危機的状況をニュースで見て、頼りにならないアホウな大統領や政府が規制と対策を出す前に自発的に民間企業がリモートワーク、レストランやバーの休業などを（政府決定の1週間前に）始めました。
  日本は危機感の欠如でしょうね。メキシコでは外出禁止では無く自粛ですが、本当に人が外に出ていません。一昨日に漸く、生活インフラや基礎的で必要不可欠な業種以外での営業が禁じられましたが、実際にはそれ以前から自主的に閉めている所が多くありました。私も先週から週2回半日ずつの出社であとはリモートワークです。
  スーパーでの買い占めは一時、多分中国系の人たちの急激な行動でパニックを起こした地元民が追随しましたが、翌週には落ち着いて棚には商品が戻りました。
  然しマスク、消毒アルコールなどの衛生関連商品は中国系の買い占めで未だに払底しています。（中国系が買い占めたのはスーパー関係者からの証言です）
  世界各国での小口を含む輸出情報を調べた人が居て、それによると世界中で未だに中国へのマスク等の輸出、或いは郵便小包による輸送が止まっていないようです。
  世界一斉に同様な行動が行われているのは中共政府の指示によるものである可能性が高いと考えざるを得ません。
  バンクーバーとカナダは既に一部の人達から中国の植民地と思われていますが大丈夫ですか？
  我が家は来週のセマナサンタの休暇で予定していた欧州旅行をキャンセルしましたので、今回の件が終息したら絶対に中国政府を訴えて損害賠償を求めるグループに参加、賛同しようと思っています。
  とにかく暫くは旅行も出来ずイライラしますが、頑張って乗り切りましょう。
  それでは！
  
  

  ElliEさん からの返信 2020/04/04 13:47:11

  RE: バンクーバーもガラッガラに空いていますね。

  polodaddy さん
  コメントありがとうございます。
  
  メキシコも大変ですね。
  カンクンなどでは治安が大変悪くなっているようですが、
  メキシコシティーはどうですか？
  
  カナダは、外出を法で禁止する等の強制措置はとらずにいますが、町は実質ロックダウンです。
  公共施設、レストラン、バーはのみならず、人の集まる公園やトレイルまで閉鎖されています。
  経済はストップし、失業率はうなぎ登り。
  
  トルドー首相が、毎日　今の状況、経済措置、救済措置などを発表し、国民の不安、動揺を抑えようとしており、今のところそれは成功しているように見えます。
  失業保険の即支払い、小企業への補償などが、矢継ぎ早に決まって行くカナダの様子をみると日本はなぜ、こんなにも行動が遅いのかと心配になりますね。
  政府がしっかりした対策を打ち出さないと、国民は不安が募るばかりです。
  
  とにかく、この問題が早く解決され、元の生活に戻れることを祈っています。
  それまでは、じっと我慢ですね。