川口市重要文化財洋館の雛人形たち

2020/02/23 - 2020/02/23

川口市の重要文化財、旧田中邸住宅で
雛人形の展示公開が催されているという
情報があったので
大正の館に雛人形というノスタルジック感
を味わいに早速行ってみました。

大正、昭和、平成の歴史を感じさせる
雛人形が各部屋に展示されてました。

エリア 川口・戸田・蕨(埼玉)

国道122号線沿いにあり目を引きます。
9代目川口市長さんの邸宅で
お味噌醸造業で発展された洋館です。

イギリス式煉瓦の大正時代の本格的洋館で
木造三階建て。昭和に入り和館が建設され、
その後茶室や庭園も作られ、
現在はいろんなイベントが
催されているそうです。

入り口を入ると早速雛壇がお出迎えです。
その上にある神棚に目が止まりました。
珍しい扉つきの神棚です。

それではお邪魔します。

洋館に雛壇という和洋コラボ空間。

大正時代の様式部屋に
平成の雛壇を飾るという時代コラボも
いいですね～♡

大正昭和初期の雛壇は今より
お顔が小さめに作られていて
いました。
今も昔も優れた人形職人さんは
日本人ならではの繊細さが
伺えます。

こちらは大正時代モノ。お顔も着物の柄も美しい

現代のお雛様はどんどん
お目目がパッチリ系になってますが
大正時代はすっきり系のお顔でした。

こちらは舌切り雀。
ベルベット調の張り地の猫脚椅子の上に
置かれていました。
昔話系のお人形は他にもありました。

現代では見ない表情に感じました。
頬のふくらみが愛らしい。

高貴な表情のお爺さんお婆さん　
こんな着物の色合いは現在ではあまり
見ない様な気がします。

二つ並んだ七段飾りは中々！
インスタ映えスポットでした。

田中家の歴史についての展示室。
代々家督を相続し発展した田中家は
この地域の発展に尽力されたそうです。
語り尽くせないほど歴史がありそうです。

なんだかホッとする廊下です。

庭園の池はお水が透明でキラキラとしていました。
コイもイキイキ泳いでいました。

椿と灯籠と洋館というのは
和的風情がありますね。
火を灯したらムードありますね。

3/8まで展示されているようです。

５月頃にも立派な端午の節句の飾りが
展示されると受付の方から伺いました。
なんと家一個買えるくらいの
高価なモノだそうで！
是非また来ようと思います。


無料駐車場は国道沿い
神戸亭横辺りにありました。