一人のんびり温泉旅行

2019/10/23 - 2019/10/26

道後温泉と秋山兄弟ゆかりの地巡り、食べ歩きを目的に行ってきました。

エリア 愛媛

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: ANAグループ JRローカル

道後温泉に着いたのは午後３時頃、最初の宿泊先はオーベルジュ道後。
シングル、素泊まりで6,000円弱。
このホテルに決めた理由は、大浴場に道後温泉本館と同じ源泉を引いていること。

オーベルジュ道後 宿・ホテル

客室は三角形に近い形をしている上に、入口付近にバストイレがあるため、入口付近は非常に狭いですが、奥に入るとこんな感じで割合と広いです。
一人で泊まるには十分な広さ。
冷蔵庫、電気ポットも部屋にありました。

オーベルジュ道後 宿・ホテル

ロビーにはフリードリンクのサービスがありました。
チェックイン～チェックアウトの時間までの間は、いつでもいただくことができます。

オーベルジュ道後 宿・ホテル

まずはすぐそばの伊佐爾波神社へ。
松山空港に着いたときには晴れていたのですが、4時頃には曇り空になってしまいました。

伊佐爾波神社 寺・神社・教会

綺麗な朱色がとても目立ちます。
晴れていたらもっときれいに見えるんでしょうね、残念です。

伊佐爾波神社 寺・神社・教会

曇り空でも、こんなにきれい。
夜になったら、どんな風に見えるんでしょうね。
夜も行こうかと思いましたが、初日は疲れてしまていけず、2日目は雨で断念。
結局、夜の神社を見ることはできませんでした。

伊佐爾波神社 寺・神社・教会

次は円満寺。
晴れていたらなぁ…とやっぱり思ってしまいます。
ガイドブックで見たときは、お手玉のようなものがたくさん飾られていましたが、実際…というか、行った時は、そのお手玉様のものは絵馬みたいなものらしく、お願いごとや名前が書かれていました。
なので、正直、あんまりきれいには見えない…
少しがっかりでした。

円満寺 寺・神社・教会

その後、秋山好古墓へ。
墓地へはここを右に曲がって行きます。
それはすぐにわかったのですが、問題は墓地の中になる好古の墓。
これが、すぐに見つけられずに、墓地内をウロウロしてしまいました。

秋山好古墓所 名所・史跡

この階段から行くほうがわかりやすいです。
階段を登ったら、そのまま直進…と言っても、ほんの２～３メートルも行くと、「好古の墓」という案内看板が出てきますので、そこを右に曲がり、看板にある歩数歩くと到着します。
墓地内の通路は非常に狭く、行き止まりがあったり、通り抜けできなかったりするところがあるので、気をつけてください。

秋山好古墓所 名所・史跡

その後、来た道を戻って道後温泉本館へ。
現在修理工事中のため、本館は入浴のみ利用可になっています。
空の散歩道側から見ると、ほとんどこのように覆いで覆われてしまっていて、建物を見ることはできません。

道後温泉本館 温泉

温泉入口はこちら、ホテルパティオ・ドウゴの前にあります。
入浴のみだからか、それとも単に閑散期なのかわかりませんが、この日は入り口に人が並んでいるのは見ませんでした。

道後温泉本館 温泉

ハイカラ通りを散策。
この日は休業のお店が多かったです。
お土産店を覗きながら、とりあえず往復。

道後ハイカラ通り (道後商店街) 市場・商店街

5時頃だったと思うのですが、坊ちゃん列車はすでにこちらにひきこまれていました。
この電車は展示品で、ずっとここに置かれているのだと思っていましたが、朝になったらなくなっていたので、現役の電車なんですね＾＾;

道後温泉駅 駅

晩御飯にはまだ早いので、一六茶寮で休憩することにしました。
この頃は6時近くでしたかねぇ。
時間が時間だからか、カフェのお客さんは私のほかにはカップルが一組だけ。
本館を眺められる席に座れました。

一六茶寮 グルメ・レストラン

一六名菓セット520円を注文。
坊ちゃん団子、一六タルト、ドリンクがついてこのお値段、お得じゃないですか？
コーヒーなどもありましたが、抹茶にしてみました。
美味しかったです。

一六茶寮 グルメ・レストラン

一六茶寮でのんびり時間をつぶしたのち、晩御飯を食べに、お向かいの魚武に。
鯛釜飯を注文。
20分くらい時間がかかるといわれましたが、時間はたっぷりあります。
ちょっと少なく感じましたが、和菓子を食べたあとですから、このくらいで丁度よかった。

魚武 グルメ・レストラン

再びハイカラ通りを通り、道後温泉駅からホテルへと戻りました。
最上階の客室からの眺めです。
右に松山城、左に大観覧車くるりんが見えます。

道後温泉駅から1～2分と近いですし、大浴場は温泉、ロビーではいろいろなドリンクが飲み放題。
ホテルのサイトから予約した格安素泊まりプランでしたので、部屋からの眺めはまったく期待していませんでしたが、ラッキーでした。

大浴場も、朝だけ３人ほど他に入っている方がいましたが、それ以外は独り占め状態でした。

オーベルジュ道後 宿・ホテル

2日目は朝から生憎の雨…
朝食無しのプランなので、朝はゆっくり。
チェックアウト時間ぎりぎりに出ます。

ハイカラ通りを歩きながらブランチできるところを探し、入ったのが、「道後の町屋」

鯛カツバーガーとカフェラテ（だっけ？？）を注文。

道後の町屋 グルメ・レストラン

カフェラテ？はハートが描かれていました。

オープンしてまだそんなに時間が経ってないからか、お客さんも少なく、昨日の一六茶寮もそうでしたが、こちらでも、静かでゆっくりした時間を過ごすことができました。

道後の町屋 グルメ・レストラン

奥のこちらのほうの席でいただきました。
晴れた日もいいですが、シトシト雨の日も悪くないですね。

道後の町屋 グルメ・レストラン

その後、2日目の宿「道後やや」に荷物を預かってもらい、再び観光散策へ。
駅前のからくり時計を最初から最後まで見ました。

坊ちゃんやマドンナなども出てきますが、これって、秋山兄弟と正岡子規かなぁ？

放生園 公園・植物園

その後、駅前のスタバへ。
道後温泉は決して広くないので、実はもう見て回るところがない…
しかも雨だし、あまり出歩きたくもない。

ということで、このスタバで時間をつぶすことにしました。
スタバというと、いつも満席で、空席がないので諦めてしまうことが多いのですが、こちらはガラガラ…。

おかげで、スタバにしては非常に静かでちょっとレトロな雰囲気の中、ゆっくりコーヒーを飲みながら読書をして過ごすことができました。

道後温泉駅 駅

ランチタイムギリギリの時間に、ホテルパティオ・ドウゴ１階にあるすし丸道後店に行きました。

この日は修学旅行生が多く、このお店にも制服姿の女学生さんがいて、カウンターでランチを食べていました。

昨日から食べたいと思っていたランチを注文。
まだ、鯛カツバーガーとスタバのコーヒーが消化しきれていないけれど、頑張って平らげました。

旅行でこんなに食べ歩くのは初めてかもしれません。

すし丸 道後店 グルメ・レストラン

チェックイン時間になったのでホテルへ。
朝食会場は、チェックイン～夜１０時くらいまでは「おもてなし」の時間です。
コーヒー、紅茶、クッキーが用意され、自由に飲食できます。
また、午後８時からは鯛めしも出ます。

ここでコーヒーとクッキーをつまみながら、読書タイム！

道後 やや 宿・ホテル

５時頃、ホテルのフロントで入湯券を購入し、本館に入ろうとしたら、この日は修学旅行生が入口に行列をなしていたので、あきらめて椿の湯に入りました。

某サイトで、道後温泉のお湯は「ぬるり」としていると書かれていたのですが、全然そんなことはありませんでした。
「草津の湯」みたいな感じかな…と思っていたのですが、サラッとしていて、色も無色透明、においもまったくなしでしたね。

道後温泉椿の湯 温泉

その後、山の手ガーデンプレイスへ。
ライトアップされた庭園がきれいということで、雨でしたが行ってみました。
カフェに行ってみたいというのもありましたし。

道後ぎやまん ガラス美術館 美術館・博物館

道後温泉街はホテルの浴衣と草履でどこもOKといわれましたが、さすがにここはちょっと躊躇しました。
カフェおしゃれすぎて、本当にこんな格好でいいんだろうかと。
高級感もありましたし。
ただ、このお天気と夜７時近くということで、お客さんは私のほかに２人連れの女性が一組だけ。

道後ぎやまん ガラス美術館 美術館・博物館

某ガイドブックにお勧めとあったロールケーキを注文。
ケーキセットは、ショーケースの中のどのケーキでもOK、また、ドリンクもどれでもOKなので、どちらも一番高いものを選ぶとかなりお得になるかと思います。
ロールケーキは一番安かったので、ドリンクも一番安いものを注文すると、セットにしたほうが返って高くつくかもしれません。
私の場合、マルコポーロという紅茶を選んだので、セットでも単品でも値段はほぼ同じでした。

道後ぎやまん ガラス美術館 美術館・博物館

夜８時からおもてなしデスクで鯛めしがいただけるので、その時間にホテルに戻りました。

鯛めしもクッキーも、無くなったら終わりで、追加はありません。
早い者勝ちですし、鯛めしはおかわりをしている人も結構いましたので、食べたい人は時間には食堂に行っていたほうがいいです。

今日の晩御飯はこの鯛めしです。

道後 やや 宿・ホテル

３日目は、松山入りした時は雨の予報でしたが、朝から晴れてくれました。
この日は、伊予灘ものがたり乗車なので、よかった！

伊予大洲１０時５５分発の伊予灘ものがたりに乗車するために、松山駅を１０時１５分発の特急にのって、伊予大洲まで移動します。
伊予大洲での乗り換え時間は６分ほど。
万が一遅れたらどうなるんだろう…と着くまで気が気じゃありませんでしたが、予定通り着。
伊予灘に乗り換えた人は、私の他にも結構いました。

松山駅 (愛媛県) 駅

伊予灘ものがたりの電車。
２両編成で、各車両乗車定員２５名…だったかな？
運賃・指定席券などは2000円ほどで、決して高くはないと思います。
ただ、飲み物はOKのようですが、食べ物の持ち込みは禁止です。
お弁当は事前注文しなければなりませんが、1つ5,000円します。
お弁当は要予約ですが、飲み物やスィーツなどの軽食は乗りこんでから注文することができます。

約2時間半ほどの鉄道の旅、出発です。

伊予大洲駅 駅

私が乗ったのは、茜の章だったかな？
落ち着いた感じの車両です。
山側は向かい合わせの席で、一人もしくは二人参加の方向け。

伊予灘ものがたり グルメ・レストラン

海側は、4人掛けの席が2つ、残り6席くらいは窓側を向いた席になります。
お勧めは海側ですね。

伊予灘ものがたり グルメ・レストラン

お弁当は2段重ね。
お味もさることながら、見た目もこっていて目でも楽しめるお弁当です。

伊予灘ものがたり グルメ・レストラン

下の段はこんな感じです。

お弁当を頼んだ方は、始発駅から終点まで乗車してくださいとあったので、頼んでいなければ、途中下車も可能なんですかね？

伊予灘ものがたり グルメ・レストラン

ポスターやらドラマやらの舞台になった有名な下灘駅。
う～ん、どうもポスターのようには撮れないですね。

下灘駅 駅

海がきれいです。
おもてなしと素晴らしい景色で癒され、日ごろの疲れがすっかりとれました。

松山駅に戻った後は、坂の上の雲ミュージアムです。
路面電車で大街道駅まで移動し、ミュージアムまでゴロゴロ、荷物を引いていきました。

コインロッカーがあり、機内持ち込み可サイズであれば入れることができます。
100円硬貨が必要ですが、返却されます。
ロッカーに入らない荷物は、受付で預かってくれるそうです。

坂の上の雲ミュージアム 美術館・博物館

館内は基本、撮影禁止です。
ただし、撮影可の札が付いているものはOKですが、こういった戦艦の模型や建物そのもので、作品に関係のある展示物はまず撮影できません。

見学は1時間くらいで終了。

坂の上の雲ミュージアム 美術館・博物館

その後は、少し上にある萬翠荘へ。
1階部分は入場無料です。
2階は特別展を行っており、「スローキンの見た桜」だったかな？日露戦争時、松山の捕虜収容所に送られてきたロシア兵と看護にあたった日本人女性の恋物語の映画関係の展示のようでした。

また、1階部分は2室ありますが、1室はステンドグラス教室の生徒さんだかの作品展示会場になっており、建物を撮影するのはいいが、作品は絶対に撮影しないようにと言われました。

結局、展示されている部屋は、どこを撮ろうとしても作品が入りこんでしまうため、撮ることができませんでした。

萬翠荘 名所・史跡

ホテルにチェックインし、休憩してから街歩きに出かけました。
ライトアップされた松山城。
結構高いところにあります。

松山城 名所・史跡

晩御飯はかどや大街道店。
宇和島鯛めしを注文。
おなかが空きすぎて、写真を撮るのを忘れました^＾;;;;;

郷土料理かどや 大街道店 グルメ・レストラン

最後の夜はチェックイン松山に宿泊。
安かったというのもありますが、道後温泉の源泉を引いている大浴場があるというので、こちらに決めました。

バジェットホテルですが、客室は悪くはないです。
朝食もついて5,300円くらいじゃなかったでしょうかね。

チェックイン松山 宿・ホテル

最終日は、まずは松山城から観光開始です。
時間はたっぷりあるので、歩いて登ることにしました。
ここから登り始めます。

松山城 名所・史跡

結構広いです…かなり疲れます。
ですが、見ごたえあります。

松山城 名所・史跡

天守閣内の階段は、どれも非常に急です。
しかも横幅も決して広くはないので、交互通行にしないと、ぶつかったはずみで転がり落ちそうです。

松山城 名所・史跡

松山城は、敵に簡単に攻め込ませないための工夫がたくさんありました。
よく考えたものだと思います。

松山城 名所・史跡

お城からかなりの距離を下ってきたところにある二の丸公園。
上のほうに小さく見える建物がお城です。
公園（庭園かな？）側からもお城に登れますが、ケーブルカー側から登るよりもかなりきついと思います。

松山城 名所・史跡

さまざまな柑橘系の木が植えられていました。
こんなに種類があるのかとビックリ。

松山城 名所・史跡

その後、大街道アーケード内のカフェで軽く食事。
ホットケーキが食べたくて、ガイドブックを見てどこにしようか考えていたのですが、疲れてしまって、一番近かったこちらにしました。

フライング・スコッツマン 大街道店 グルメ・レストラン

シンプルなホットケーキ。
パンケーキのお店はうちの辺りには多いけれど、パンケーキを扱うお店は見たことがない。

思っていたよりもパサパサしていて、ポロポロかけらがこぼれました。
それでも、美味しかった♪

フライング・スコッツマン 大街道店 グルメ・レストラン

ブレンドティーと言ったのに、出てきたのはなぜかブレンドコーヒー…
ティーと言ったつもりだったけど、コーヒーって言ったのかな？？？

フライング・スコッツマン 大街道店 グルメ・レストラン

そして秋山兄弟生誕地へ。
今の生家は新しく建て直したもので、秋山兄弟が子供のころの家だそう。

秋山兄弟生誕地 名所・史跡

庭には兄弟の銅像が向かいあって置かれていました。
訪れる人は少なく、受付の方がガイド役をしてくださったおかげで、じっくり見ることができましたし、いろいろなお話も聞かせていただきました。

秋山兄弟生誕地 名所・史跡

生家のすぐ隣には道場が建っており、この日は稽古日だったので開場されており、また、お昼休み時だったので、誰もおらず、中に入って見学もさせていただきました。

秋山兄弟生誕地 名所・史跡

ガイドブックで見ておいしそうだったフルーツワッフルを食べに、再び大街道のアーケードへ。

地図でちゃんと場所を確認すればよかったのですが、この辺り…と目星をつけて行ったら、全然場所が違い、探し回ってしまいました…。

パンケーキ2段を食べてから、3時間も経っていなかったので、さすがに2枚は食べれないと思い、1枚にしました。
その代わり、お天気が良くて結構暑かったので、アイスをトッピング。
結局値段は、ワッフル2枚と変わらないお値段になってしまいました。
お腹が空いているときに食べないとダメですね。
アイスとフルーツは美味しく食べられましたが、ワッフルは無理矢理押し込んで、流し込んだ感じで、味なんてわかりませんでした。

ガイドブックに載っていた店内写真は白を基調としていて、落ち着いた感じでしたが、ハロウィーン前だからか、雰囲気がずいぶんと違ってました。

お腹がパンパンで動けなかったので、残りの時間をここで過ごした後、松山空港へ向かいました。

思っていたよりも、ずっと楽しい旅になりました。