2019/09/28 - 2019/09/29
8位(同エリア78件中)
mishmishさん
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- 旅行記59冊
- クチコミ52件
- Q&A回答0件
- 152,755アクセス
- フォロワー94人
大好きな街ブルサを再訪する1泊2日の旅。
オスマン朝最初の首都で、現在はトルコ第4の都市。
14世紀初めにオスマン一族が帝国の礎を築いた街ブルサは、「ブルサとジュマルクズック:オスマン帝国発祥の地」として世界文化遺産に登録されています。
ブルサの何よりの魅力は、オスマン朝初期を代表する歴史的モスクや建造物。そして、イェシル(=緑の)ブルサと呼ばれる程、緑豊かな街並み。
前回2018年春にこの街を旅した際、素敵な出会いと発見がわんさかあって、移住したいレベルで気に入りました。
そんな思い出の地を巡る今回のラインナップ
①ブルサまで飛行機を利用してみた
②イスケンデルケバブも食い納め
③2大モスク巡り~イェシル・ジャーミィとウル・ジャーミィ~
④アンティークが可愛い!アイナル・チャルシュでお買い物
⑤ただいま、シリア人街
⑥意外と肉食系なブルサ動物園
⑦可愛いワン猫ワンダーくんと再会したい!
⑧お土産は、トルコ版マロングラッセ
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《2018年春の旅行記》
◆緑あふれる古都ブルサの旅 Day 1~美モスクとトルコ的おもてなしBBQ~
https://4travel.jp/travelogue/11351805
◆緑あふれる古都ブルサの旅 Day 2~世界遺産の村で朝食を&Erikliの源ウル山へ~
https://4travel.jp/travelogue/11353827
◆緑あふれる古都ブルサの旅 Day 3~ワン猫との出会い&シリア人街探検~
https://4travel.jp/travelogue/11356294
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
★①ブルサまで飛行機を利用してみた★
里帰り出産でトルコを離れる前に、急遽ブルサに遊びに行ってきました。
今回、私達の住むアンカラからブルサまで、飛行機を利用しました。ちょうど良い時間帯&価格のフライトが取れたので。
11:50アンカラ発、12:30ブルサ着で40分のショートフライト。
ブルサの空港は、市内から離れたところにあります。
Bursa Yenişehir Havalimanı(ブルサ・イェニシェヒル空港)
https://goo.gl/maps/wktKu6RatvYsVzbAA -
空港からは、80番のバスに乗りました。市内のKent Meydanı(ケント広場)行き。本数は分かりませんが、この時は12:50発。すぐ乗れてスムーズでした。
記憶が曖昧ですが、1時間ちょっと乗っていた気がします。
ちなみに、帰りはケント広場から15:30発の空港行きバスに乗って、約1時間。料金は6リラ(約120円)。17:55発のフライトで帰りました。 -
Kent Meydanı(ケント広場)
写真には写っていませんが、ケント広場にはKent Meydanı AVMというショッピングモールがあったり、バスの一大発着地点となっていて、にぎやか。近くにトラムの駅(オスマン・ガーズィ駅)もあります。
今回も、写真にあるKardes Hotelを利用しました。地元系中級ホテルでトキメキ要素はゼロですけど^^;私達はケント広場を旅の起点にしたい派なので、広場に面したこのホテルはとても便利。 -
★②イスケンデルケバブも食い納め★
まずは、腹ごしらえです。
ブルサと言えばの、、、イスケンデル・ケバブ。
こんな高糖質な食事を妊婦が食べて良いものか、旅の直前にほんの少し悩んだものの・・;来ちゃいました。
イスケンデル・ケバブの有名店は他にもありますが、私達はブルサ出身の同僚オススメのこのお店がお気に入り。幸い、ケント広場から歩いてすぐのところにあります。
Uludağ Kebapçısı Cemal&Cemil Usta
http://www.uludagkebapcisi.com/subelerimiz
ブルサには2店舗ありますが、ESKİ GARAJ(エスキ・ガラージュ)の方です。
住所:BURSA -ESKİ GARAJ
Uluyol Şirin Sok. No:12 -
メニューは、イスケンデル・ケバブonlyです。
ブルサのご当地ケバブ。薄切りの羊&牛肉の下には、トマトソースやバターソースをたっぷり吸いこんだパンが隠れています。左に添えてあるのは濃厚なヨーグルト。
飲み物は、シュラという、ワインになる前の甘ったるい葡萄ジュース。
ちなみに、イスケンデルさんという方が考案した料理で、アレクサンダー大王とは関係ないようです。 -
使っている羊のドネル・ケバブは、炭火焼で贅沢です。
話が逸れますが、ブルサ旅行の翌日に行った妊婦健診で、「赤ちゃんが10日程早く成長している」と先生に言われ(結果的に問題なしでしたが)、罪のないこのイスケンデル・ケバブが真っ先に頭に浮かびました笑。 -
そして、このデザートがモチモチで美味しかった!
「白いデザートください」で通じました笑
後で調べたら、süt helvası(スゥット・ヘルワス)という、ブルサのご当地デザートのようです。
お餅とババロアの中間のような食感で、温かくて、ミルク風味。機会があればまた食べたいです。
お会計は110リラ(約2200円)。 -
★③2大モスク巡り~イェシル・ジャーミィとウル・ジャーミィ~★
腹ごしらえの後は、ブルサの2大モスク巡り。
まずは、イェシル・ジャーミィ(グリーン・モスク)へ。イェシル ジャーミィ (ブルサ) 寺院・教会
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子供達に追いかけられるにゃんこ、必死に逃げてて何だか可愛いです。
イェシル ジャーミィ (ブルサ) 寺院・教会
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イェシル・ジャーミィは、オスマン朝5代目スルタンのメフメト1世の命で1412年から建設が始まり、1419年から1924年の間に完成されたと言われています。
中に入ると真っ先に、壁を彩る青や緑のタイル、そして中央の泉亭とその奥のミフラーブに目が奪われます。イェシル・ジャーミィ(グリーン・モスク)たる所以の美しい空間が広がっています。イェシル ジャーミィ (ブルサ) 寺院・教会
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タイルで覆い尽くされたミフラーブ(カアバの方向を示す壁のくぼみ)は、とても美しいです。
イェシル・ジャーミィには、ティムール朝(オスマン朝の東側に興った帝国)やセルジューク朝(オスマン朝の前にアナトリアを支配していた)の影響が見られ、その美しい装飾の多くを担ったのは、タブリーズ(イラン北西部)から連れてこられた職人達だと言われています。イェシル ジャーミィ (ブルサ) 寺院・教会
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イェシル・ジャーミィは、反転したT字型で、左右に小部屋があるのですが、そこのタイルやドームの装飾も美しいです。
トルコ随一の名画と言われる、オスマン・ハムディ・ベイ作「亀の調教師」(イスタンブールのペラ美術館所蔵)には、イェシル・ジャーミィの一室が描かれていると言われており、実際に見比べてみると確かに似ている気がします。
絵画で見た風景をたどる旅も楽しいですよね。イェシル ジャーミィ (ブルサ) 寺院・教会
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天井の装飾も見事です。
このモスクを建てたメフメト1世は、イェシル・ジャーミィに隣接するイェシル・テュルベ(霊廟)に眠っています。外壁も、内壁も、棺まで、美しい青色のタイルで覆われていて、そこも必見です。イェシル・ジャーミィ付属のメドレセ(神学校)は現在はイスラーム美術博物館となっていますが、この時も改修工事中で入れませんでした。イェシル ジャーミィ (ブルサ) 寺院・教会
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続いては、ウル・ジャーミィ(グランド・モスク)へ。
ウル・ジャーミィとその裏のバザール(市場)のエリアはとても賑やか。
最寄り駅は、トラムのウル・ジャーミィ駅。
先程のイェシル・ジャーミィとは徒歩圏内です。ウル ジャーミィ (ブルサ) 寺院・教会
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ちょうど礼拝が終わった後で、モスクから続々と人が出てきます。
とても大きなモスクですので、全体を写すのは難しいのですが、ちょうど良いものがあります!ウル ジャーミィ (ブルサ) 寺院・教会
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じゃじゃん!
こちらは、夫が組み立てた立体パズルのウル・ジャーミィ。
(置き場に困ってましたが、役立つ時がきました笑)
セルジューク様式で、2本のミナレット(尖塔)、20個のドーム、12本の柱からなるオスマン朝初期の貴重な建築物です。
第4代目スルタンのバヤズィト1世の命により建設が始まり、最初のものは1399年に完成しました。
ちなみに、こちらの立体パズルですが、本屋さんに行くと、アヤソフィアやブルーモスクなどを含む世界の様々な有名建築のものが売っています。お土産にもオススメ? -
何を隠そう、私はブルサのウル・ジャーミィが大好き。
一つ目の萌えポイントは、このモスクが観光名所である以前に、地元の人々が集まる、祈りと憩いの場所であること。
二つ目は、その様式!
私はトルコにおいては、セルジューク朝時代、もしくはその時代の流れをくむ様式のモスクが好みなのです。
横長で、小さなドームと柱がたくさん。柱はたくさんあればあるほど萌えます。
写真中央にある、ミンベル(説教壇)も有名。1400年頃制作されたものだそうです。使われたのはクルミの木。なんと、釘などを一切使わずに接合する当時の伝統技術が用いられています。礼拝中でない時は、ぜひ近くで見ていただきたいです。幾何学模様がとても美しいです。ウル ジャーミィ (ブルサ) 寺院・教会
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三つ目は、モスクの中央に泉亭があること。
しかも、ただの飾りではなく、お祈りの前に体を清める場所として、ちゃんと機能しています。(ただし、使えるのは男性のみ)ウル ジャーミィ (ブルサ) 寺院・教会
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四つ目は、イスラーム・カリグラフィーの美術館とも言えるレベルで、アラビア書道で柱や壁が飾られていること。
全部で192個。これらの書道は、41人もの書道家によって、18世紀から20世紀にかけて手掛けられたものだそうです。ウル ジャーミィ (ブルサ) 寺院・教会
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特に有名なのが、アラビア文字の「ワーウ」(ひらがなの「の」を右に90度回転したような文字)が書かれているもので、何カ所があります。
写真の左側、手前の柱の奥に写っているものもそうです。ウル ジャーミィ (ブルサ) 寺院・教会
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柱がたくさんあるモスク、やっぱり好き・・・。
オスマン朝時代のモスク建築は、イスタンブールで見るような、巨大なドームで空間の一体感を重視したものが完成形と言えますが、ウル・ジャーミィのようなオスマン朝初期のモスク建築も素晴らしいものがたくさんあります。ウル ジャーミィ (ブルサ) 寺院・教会
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今回は2回目の訪問だったので、あっさりとしたモスク巡りになってしまいましたが、1回目に訪れた時の旅行記の方が詳しく書いています。あの時は、とてもキャラの濃いおじさんに捕まって、ウル・ジャーミィのレクチャーを受けたのですが、今思えばとても良い思い出です。
https://4travel.jp/travelogue/11351805
ブルサのウル・ジャーミィがお好きな方は、エディルネ(オスマン朝第二の首都)のエスキ・ジャーミィも絶対好きなはず。同時期に建てられていて、ウル・ジャーミィの影響を受けています。オスマン朝の首都であったブルサやエディルネでは、オスマン朝初期のモスク建築を楽しむことができて、本当にオススメです。ウル ジャーミィ (ブルサ) 寺院・教会
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★④アンティークが可愛い!アイナル・チャルシュでお買い物★
続いては、お買い物♪
ウル・ジャーミィに隣接するバザールのエリアは、地元客で賑わっていて、ぶらぶら歩くだけでも楽しいです。
歴史を感じられるハーン(隊商宿)巡りもオススメ。
歴史的に絹織物産業で栄えたブルサは、現在もテキスタイル産業が盛んなので、タオルや布製品のお店をたくさん見かけます。 -
今回、バザールの中で私が行きたかった場所は、アンティークを扱うエスキ・アイナル・チャルシュ(Eski Aynalı Çarşı)。
直訳すると、「古い鏡の市場」だと思います。
その歴史は、14世紀に、オスマン朝最初の首都としてブルサ(当時ビザンツ帝国領)を攻略した2代目のオルハンの時代まで遡ります。元々はモスク付属のハマム(公衆浴場)として建てられたそうです。現在は観光客向けのバザールとして使われています。
https://g.page/hacivatelsanatlari?share -
エスキ・アイナル・チャルシュの中に入ると、どこかひっそりとしていて、タイムスリップしたかのようなワクワク感があります。
無形文化遺産に登録されているカラギョズ(影絵芝居)の操り人形がお出迎えです。
写真にはありませんが、天井のドームが、ここが確かにハマムであった歴史を物語っています。 -
お土産屋さん街なのですが、扱っているものが結構本格的なアンティークです。
私が引き寄せられるように入っていったのがこちらのお店。
Hacivat El Sanatları -
アンティークのオヤ(トルコの伝統的なレース編み)がどっさり積まれているこの光景、うっとりします。
現代の女性達がオヤを編む場合、主に市販のスカーフの縁に編んでいくのですが(
私の勝手なイメージですが)、アンティークのものは木版プリント(ヤズマ)のスカーフに編まれていて、とても趣きがあります。
オヤにも、ヤズマにも、地域ごとに特徴があったり、それぞれのモチーフに意味があったりして、とても奥が深いようです。
シリアにいた時も、木版型のモチーフが地域ごとに違うと知って、かなり興味をそそられました。 -
このお店では、古いタイルも扱っていました。
確かキュタフヤ産で数十年前のもの。記憶が曖昧すぎて、いつ頃のものと言っていたか説明が思い出せませんが、結構古いなという印象を受けました。
私はここで30分くらい吟味し、結局1枚買っちゃいました。確か90リラ(約1,800円)。額装して飾ったら良い感じになりそうです。
本当は、イスタンブールなどのお土産屋さんで売っているクォーツタイルのものを買うのが夢なのですが(光沢があって、すごく綺麗なんです)、同じくらいのサイズで1万円はするんですよね・・・。 -
そして、このお店の感動ポイント。
刺繍専門のお店が同じ市場内にあるんです。お店の人が案内してくれました。
その当時の私は刺繍なんてやったことがなかったのですが(でも出産を機に始めて、少しハマってます)、そんな私でも興奮しちゃう素敵空間。 -
見てください、色とりどりの絹の糸!
確か300数種類あると言っていた気がします。刺繍をやらない私でもうっとり。 -
トルコの伝統的な刺繍でしょうか。
出来上がった作品もたくさんあったのですが、こちらも額装して飾りたいくらい、本当に美しかったです。
ここで買い物をすると、これらの刺繍の図案もいただけるとのことで(もらえるのか、購入するのかは分かりませんが)。今となってはすごく欲しい・・・。
このお店のインスタ(@hacivatelsanatlari)には、刺繍用の布、糸、作品等々素敵な写真が色々アップされているので、手芸好きトラベラーさんは要チェックです。 -
★⑤ただいま、シリア人街★
さて、ブルサが私にとって特別な街であるのは、シリア人街があるから、というのも大きなの理由。
前回2018年の旅でホテルの周りをブラブラしていた時、偶然こちらのシリアのお店パシャ・ロカンタスを発見。ここで食べたシリアのシャワルマ(ドネル・ケバブサンドイッチ)がすごーく美味しかったのです。
(この写真はその時のもの)
あれからずっと気になっていました。
街はどうなったのかと・・・ -
あの時の感動を再び・・・!と今回再訪してみたら
繁盛店パシャ・ロカンタスは・・・閉店??
と思いきや改装中でした(ホッ)。
そう、この街はどんどん進化を遂げて、前回よりパワーアップしていたのでした。
トラムの駅でいうと、Osmangazi(オスマンガジ)駅とCharsamba/Merinos(チャルシャンバ・メリノス)駅の間は、アラビア語表記のお店がやたらと多いエリア。
詳しいことは分かりませんが、雰囲気的に、内戦が始まったここ10年くらいで、シリア人人口が増えたエリアなのではないでしょうか。 -
1日目の夕食はここでいただきました。
Medine(マタアム・アル・マディーナ) -
シリアのシャワルマをいただきました。
このお店、前回も入ったかも。
ここのシャワルマは油っこいんです・・・。
(ちなみに、私の考えるシリアのシャワルマは、鶏肉のドネル、ガーリックマヨネーズ、キュウリのピクルスを薄いパンで巻いて、最後に鉄板で挟んで焼き目をつけたものです◎)
このお店の2階席は家族連れで賑わっていました。
女性達の服装やスカーフの巻き方がシリア風だからでしょうか。ひと昔前のシリアにタイムスリップしたかのようでした。 -
シリア菓子のお店も増えた気がします。
-
こういうのも懐かしいです。
お肉が載っているものは、トルコのラフマジュンに似てます。
昔シリアにいた時、私が立ち寄ると大歓迎してくれる八百屋のおじいちゃんがいて。そのおじいちゃんは何故か私がお肉が好きだと思い込んでいて、その八百屋に行く度に、(八百屋なのに!)その場でお肉入りピラフを調理してくれたり、写真のようなシリア風ピザを買って食べさせてくれたりしました。野菜や果物のおまけも毎回大量。
どうしてそこまで親切にしてくれるの?というくらい、シリアでは温かい人達との出会いがたくさんありました。
道端でちょっかいを出してくる若者にはいちいちイラっとしましたし、生活の中で時々感じる秘密警察の気配はちょっと厄介でしたけど。 -
こういうクッキーもシリアっぽいです。
焼き立てのお菓子を買って、下宿先の自分の部屋に戻ると、甘い匂いに誘われて窓から侵入した野良猫に食い散らかされることが何度かありました。
特に猫ちゃん達のお気に入りはピスタチオをまぶしたカップケーキ。懐かしいです。 -
宝石箱のようなシリア菓子
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マアムール。
デーツのペーストが入ったクッキーです。
これを見ると、ここはトルコじゃなくて、シリアだなって思います。 -
夜のシリア人街は大賑わいで、皆さん陽気です。
アル・フルサン・ロカンタス
ここも繁盛店ですね。
逆に、このエリアは昼は静かで、こちらを警戒してくる人も夜より多いです。当局による監視の目があるのかなと想像します。前回の旅で訪れた時も、昼間、警察の集団が捜索活動中でしたし。 -
アル・フルサン・ロカンタスは、系列店でホンムス(フムス)、ファラーフェル屋さんもあるので、2日目のお昼はそこでいただきました。
パンも焼き立て。
お店の人達もとても優しかったです。
お会計は30リラ(約600円)。
時折若者がファラーフェルサンドを買って立ち食いしていました。
物乞いのおばあちゃんも来ました。 -
近くの雑貨屋さんに行くと、シリア人街らしいラインナップ。
乾燥モロヘイヤ。
これは息子の離乳食用に欲しいくらい!
トルコでも生が手に入ればベストなんですけどね。 -
ホブズ(パン)はもちろん。
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ホンムス(フムス)も売ってました。
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シリア人街での締めは、フルーツカクテル。
生のフルーツを使ったミックスジュースです。上のトッピングもフルーツにしてくれたら、完璧なのですが。フルーツカクテル2杯で、23リラ(約460円)。
帰国前に、懐かしいシリアが近くに感じられて、嬉しかったです。
とはいえ、シリアの人々の置かれている状況を考えると、心は穏やかではいられません。この旅行の直後には、トルコ軍がシリア北部に侵攻する平和の泉作戦もありました。作戦の様子をテレビの中継で見る度に、ストレスでお腹が張って辛い時期でした。 -
★⑥意外と肉食系なブルサ動物園★
2日目は、朝一でブルサ動物園へ。
ケント広場からタクシーを利用して、31リラ(約620円)。
入場料は6リラ(約120円)でした。
Bursa Hayvanat Bahçesi (Bursa Zoo)
https://g.page/BursaZoo?share -
ブルサ動物園は、なかなかのラインナップ。
首都なのに動物園がない街に住む私達からすれば、草食系動物ばかり集めたエスキシェヒル動物園ですら魅力的でしたが、ブルサ動物園にはちゃんと肉食系もいました! -
仲良しお猿さん
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猫みたいにじゃれ合うライオン
朝の動物園って、動物達が活発に動いていて良いですね。 -
シマウマに、キリンに、ダチョウさん
どの動物も広い敷地で、のびのび暮らせているのが良いです。 -
スイスイ気持ちよさそうなアシカ
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ペンギンさんも
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立派なサイさん
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でも、放し飼い?されているこの子が一番可愛かったな~
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すりすりしてきて、私の足元を離れません。
しばらく、私達の後をついてきて、きゅんきゅんしちゃいました。 -
イノシシ
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語り合いたい年頃?
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カピバラさん
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動物園で朝食ピクニックをするファミリー
トルコあるある? -
トラ!
なかなかやります、ブルサ動物園。
お子さん連れにオススメのスポットです。 -
★⑦可愛いワン猫ワンダーくんと再会したい!★
最後にやってきたのは、こちら。
ムラディエ・ジャーミィの近くにあるおしゃれカフェ。
Pervane Cafe
https://g.page/Pervane_Cafe?share -
内装もすごく可愛いのですが
-
お外の雰囲気も抜群に良いのです。
そして、私はそわそわお目当てのあの子を探します。今回の旅は、その子の生存確認に来たようなものですから。 -
みーつけた!
ワンダー君!
文字通り、尻を追いかける私。(店員の皆さんも苦笑い)
ワンダーくんだって、そっとしておいてほしいよね。ツンデレだしね。 -
というわけで、はやる気持ちを抑えて、席に座ります。
-
ワンダー君が現れました。
とりあえず知らん顔して、お茶をすすります。
この写真で皆さんお気づきですよね。
ワンダー君は左右の目の色が違うのです!
右が黄色、左が青色。 -
こちらは、2018年春に初めて出会った時の写真。
トルコ東部のVan(ワン)という街で有名な、左右の目の色が違う猫をワン猫と言うのですが、お店の人曰く、この子もワン猫。
名前は、Van(ワン)とWonder(驚き、不思議)をかけて、Vander(ワンダー)だそう。(インスタ上の表記は、Vanda(ワンダ)でした)
端正な顔立ちで、ほんとイケメン! -
前回と同じ席に座っていた私達。この席はクッションがたくさんあるのです。
すると、ワンダー君が飛び乗ってきてくれました♪
きゃー、嬉しい! -
久々のモフモフTIME
この時一応妊婦でしたので、ワンダー君を触った手はすぐ洗うようにしてました。猫に罪はないものの、トキソプラズマが怖かったので。トルコは野良や半野良が多いので、道端で可愛い猫を見かけてもナデナデできないのが辛かったです。。。 -
看板猫のワンダー君、気前よく各テーブルを回ります。
ツンツンしてるけど、相当なかまってちゃんなのです。 -
お隣は、猫アパートのようです。
-
餌付けされるにゃんこ達を眺めるワンダー君。
-
最後にまた戻ってきてくれました。
元気なワンダー君と再会できて嬉しい!
もう思い残すことはない!
これで安心してトルコを去れる!
ようやく、そう思えた瞬間でした。(大げさ~) -
★⑧お土産は、トルコ版マロングラッセ★
最後に、お土産にオススメ、ブルサ名物のケスターネ・シェケリ(マロングラッセ)について。
私はケスターネ・シェケリが大好き。シロップで浸した甘栗って感じですが、ややねっちょりしてて美味しいんです。通常イメージするマロングラッセと違って洋酒が効いてないので、自然な味を楽しめる気がします。
ブルサには幾つかケスターネ・シェケリの有名店があって、その一つがこのK
ardelen(カルデレン)。
このお店のものは普通に美味しいですし、何より魅力的なのが・・・ -
ブルサの名所が描かれたカンカン!(に詰められたケスターネ・シェケリ)
女子はカンカンに弱いですからね。
ちなみに、イスタンブール空港国際線ターミナルのOld Bazaarという大きなお土産屋さんにも売ってました。(2019年秋時点) -
ブルサ空港はとても小さな空港なので、唯一あるショップがこれ。
お土産は市内で買っておくことをオススメします。
でも、ブルサの長距離バスターミナルを利用する場合は、お土産屋さんがたくさんありますので、心配いりません。 -
余談ですが、いつかブルサ出身の同僚がくれたケスターネ・シェケリ。
ブルサのKESTELというブランドのものなのですが、これがとても美味しかったんです!
今回ブルサに行ったら絶対買おうと思っていたのですが、一切見つかりませんでした。そんなにメジャーなブランドじゃないみたいです。
(と思ったら、ネットで売っているのを発見!なんて便利な時代・・・) -
KESTELのケスターネ・シェケリ、色も良いです。
ケスターネ・シェケリはもちろんブルサじゃなくても買えます。個人的に一番美味しいと思うのは、ケーキ屋さんの要冷蔵ケスターネ・シェケリ!お気に入りを探してみるのも楽しいかもしれません。
ブルサ旅行記はこれで終わり。
トルコに旅行に来られたら、ぜひブルサにも立ち寄られてくださいね。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (12)
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- Kediさん 2021/11/22 06:00:43
- ブルサからジュマールクズクへ
- mishmish様
またもやアドバイスをお願いしたくメーセージします。
クリスマス休暇中のイスタンブール旅行中に、ブルサへの再度訪問を計画しているのですが、日帰りにするか、ブルサに一泊してジュマールクズクへ足を伸ばしてみるべきか決めかねているのです。
オスマン様式の村というとサフランボルの記憶があって魅力を感じるし、噂の朝食も興味があります。
ただコロナ最中で、しかも冬。実は閑散としていて、人気もなかったらどうしようとか、トルコ ”一人” 旅行者キラーの ”2人以上” 向けの朝食の為に一泊する価値はあるのかとか、悩んでいます。
mishmish様、どう思われますか?土曜・日曜と週末にかけて行けば、少なくとも少しは活気があるのでしょうか?
私は基本的に外が暗くなったらあまり外出したがらないタチなので(笑)、ブルサを日帰りにしようとすると、今の季節だと、4時頃のイスタンブール行きフェリーに乗ることになってしまうのです。
お時間がある時で構わないので、アドバイスをお願いします!
Kediより
- mishmishさん からの返信 2021/11/25 03:56:22
- RE: ブルサからジュマールクズクへ
- Kediさま、メッセージくださりありがとうございます!
クリスマス休暇まであと1か月程になりましたね。楽しみですね!
旅の日程にジュマールクズクを入れるかどうか、、、時期的に悩みますよね。
ブルサ在住ではないので、正確な情報を持っておらず、あくまで私個人の考えになってしまうのですが・・・
私だったら、スケジュールがタイトな場合は、今回は無理には行かないかな〜という感じです。
山のふもとにある村なので、寒いでしょうし、坂道が多いので万が一雪が降っていたら歩きづらいかもしれません。冬でも観光客もいるとは思いますが、少し閑散としてるかもしれませんね。(youtubeで冬の動画をちらっとみたら、ちょっと寂しい感じでした。)
あと、朝食自体は結構普通で、その辺のカフェで食べるものとあまり変わりありませんので、期待値は上げ過ぎない方が良いかもしれません笑。
トルコ人はピクニック形式の朝食が大好き、かつ小旅行も好きなので、ジュマールクズクは人気の旅先です。気候の良い時期に(渋滞ができるほど混雑します)、ジュマールクズクでそういうトルコ人を眺めながら、伝統的なおうちの中庭で朝食をいただくのは、なかなか乙な楽しみ方だと思います◎
もちろん街並み自体は興味深いですし、道端で村のおばさま方が手作りのジャムなどを販売してるので、お買い物も楽しめます。
ざっとしか読んでないのですが、このサイトの旅行ブログが上手くまとまってるので、参考になるかもです。
https://www.bizevdeyokuz.com/cumalikizik-koyu/
(グーグル翻訳のトルコ語→英語で結構読めます)
4traのgamzeさん(トルコ語が堪能で、トルコLOVEなお方)の旅行記も参考になります◎
https://4travel.jp/travelogue/11557214
私もブルサに一泊てきたら、Kitap Eviに泊まりたいなぁと。朝食も美味しそうです。
ブルサは大好きな街ですので、Kediさんも訪問される(しかも再訪ですね!)と聞き、こちらまでワクワクしてきました♪
mishmishより
- Kediさん からの返信 2021/11/26 05:51:29
- Re: ブルサからジュマールクズクへ
- 参考になる情報をありがとうございました!
ああ、雪の坂道は結構シンドイです。聞いておいてよかった!
それでも、当分ブルサに訪れることもないだろうし、後悔しない様にジュマールクズクに行っておいたほうがいいかなとか、mishmish様やgamze様の過去のブルサ旅行記を読むとブルサだけでも行きたいところは沢山あるし、一泊して、ゆっくり過ごせるといいよね、と思ったりするし難しいです。
きっと、最後の最後まで決断できないかもしれません。とほほ。
- mishmishさん からの返信 2021/11/28 04:06:53
- RE: Re: ブルサからジュマールクズクへ
- Kediさま、
ベストシーズンではないかもですが、行ったら行ったで、Kediさんならきっと楽しめると思います^^ブルサは見どころが多いので、とりあえず1泊で予定しておくのもありかもですね♪(私的には、日帰りブルサはもったいなすぎます笑)
Kediさんのこだわりが詰まった素敵な旅になると良いです^^
また何かあればいつでもご連絡くださいね。
mishmishより
-
- salsaladyさん 2021/06/10 09:25:55
- イぇシル。ジャーミー~セルジュクトルコ!
- ☆悠久の歴史と広大な土地を誇るトルコ~まさに教科書を紐解く感じが。。。
☆数年前に訪れたトルコは、観光ルートをひた走るバスの旅しか記憶にないが~
☆ブルーモスクと違って、現在の生活感溢れるGreen Mosk?と過去とが共存する場!
☆一度に全部回ってみようなんて勝手なルートでなく、こんな風にポイントを決めて再度訪れるべき国ですね。~テシュクレ~
- mishmishさん からの返信 2021/06/15 04:35:32
- RE: イぇシル。ジャーミー?セルジュクトルコ!
- salsaladyさん、こんにちは!ブルサの旅行記、読んでくださりありがとうございます。
ブルサは、イスタンブールほど観光地化しすぎておらず、それでも古都としての魅力盛りだくさんですので、とても気に入っております。
日本からのトルコツアーは移動距離が長すぎて、疲れちゃいますよね。コロナが落ち着いたら、ぜひ個人旅行でいらしてくださいね。
日本ではワクチン接種が進んできていますので、もう少しの辛抱ですね。salsaladyさんの美しい歌声を再び舞台で披露できる日が早く来ることを祈っております♪
mishmishより
-
- スイカさん 2021/04/19 07:27:46
- お久しぶりです
- お元気でしょうか?
私の変なりょこーきに投票いただきありがとうございました。
もしや? と思いHPへ行き、このコメント欄を拝見して…
もしかして戻られた? …と思いましたが、お子様のことやコロナのこと…まだ無理でしょうか…
遠いのでなかなか行けませんが、いつかまたトルコに行きたいと思っています。
世界中のコロナが早く収まって、いつかもとどおりになることを願っています。
スイカ
- mishmishさん からの返信 2021/04/26 03:49:41
- RE: お久しぶりです
- スイカさん、ご無沙汰しております!
スイカさんもMaさんも、お元気にしてらっしゃいますでしょうか。
スイカさんの最新の旅行記を拝見して、とてもほっこりした気分になりました。とても感性が豊かな少女ですね!どの作品も素晴らしいです。ご家族やスイカさん達のようなトラベラーに見守られながら、才能を伸ばしていってほしいですね。
そうなんです、昨年の秋、息子を連れてトルコに戻りました。
とはいえ、今ではヨーロッパ1感染者の多い国、ついに1日の感染者数が6万人を超えてしまいました(昨日は一気に減って3万人代。怪しすぎます^^;)。再度外出規制が強化され、今年も寂しいラマダーンです。
せっかくトルコにいるのに、ほとんどお出掛けできず、残念ではありますが、家族揃って、穏やかな毎日を過ごしております。
こんな状況ではありますが、トルコ生活、気に入ってますので、あと数年いられたらなぁ・・・と願ってます。その間に、状況が改善した暁には、ぜひまた遊びにいらしてくださいね。
mishmishより
- スイカさん からの返信 2021/04/26 14:08:01
- RE: RE: お久しぶりです
- やっぱり戻られていたんですか!
それも去年の秋!
それは、大変でしたでしょうねえ。
もしかして旦那様はトルコに残られていたのでしょうか?
いやいや、これは立ち入りすぎか。。。
先ずは、何より皆様のご無事な様子に安堵です。
お子様は今1歳を過ぎたでしょうか。
まだまだ24時間大忙しでしょう。
mishmishさんも、どうぞご自愛くださいませ。
皆さまが健康に暮らせますように。。。
さて、一方で、渡航時の様子や現在のトルコの様子は、とても気になります。
急がれずとも、いつかお時間が出来た頃に記していただけるとありがたいです。
現在中国のコロナは、ほぼ収まっていますが、まだ外国へは行けません(航空券や隔離等)。
世界中のコロナが収まって、また海外旅行ができるようになった時、私が一番心配なのが、旅行先の中国人、アジア人(日本人)への怒りや偏見の感情です。
時間の解決を待つしかないのかもしれませんが、心の問題はなんともやっかいです。
どうか一日も早く世界中のコロナが終息し、活気と笑顔が戻るよう願うばかりです。
スイカ
- mishmishさん からの返信 2021/05/02 05:09:07
- RE: RE: RE: お久しぶりです
- スイカさん、ありがとうございます!
そうなんです、夫はトルコに残っていましたので、ようやく息子と対面できた形です。1歳をすぎ、今では完全パパっ子です。
無事トルコに戻れたものの、問題は一時帰国ですよね・・・。14日間の隔離がかなりネックです。私費帰国の場合に発生する費用を考えると恐ろしいですね。
スイカさんも、しばらく日本に帰国できていませんよね。私達も今年は難しくても、ワクチン接種が広く普及した来年には・・・と期待してます。
中国のコロナ終息には目を見張るものがありますよね。とても興味深いです。トルコで使われているワクチンもほとんど中国のシノバック製です。
確かに、後々の中国人やアジア人への偏見や差別は心配ですね。トルコは今のところ大丈夫そうですが、世界的に見た場合に不安は残ります。
引きこもり生活ではありますが、旅行記に書きたいなと思える小ネタはそこそこ湧いてくる毎日です^^;また時間を見つけて旅行記を作りたいなと思います。
スイカさんの日常in中国も、とても気になります。
次の旅行記も楽しみにしております。
mishmishより
-
- おっさん 2021/01/07 00:31:20
- 幻を見た!
- 初めまして お邪魔します^^
表紙のネコにウリふたつ
へぇ~居てるんですね^^同じネコが!と思って読ませて頂きました。
実は、おっさんの飼ってたネコにソックリでして^^;
懐かしいなぁ~と^^もう数十年昔の話なんですが・・・
色違いの目は珍しいのかな?自分が飼ってたので特別何も思わないんですが・・・
ステキな旅行記ありがとうございました!
ではでは
- mishmishさん からの返信 2021/01/09 03:59:21
- RE: 幻を見た!
- はじめまして、旅行記を読んでくださり、またコメントまでくださりありがとうございます!
なんと、ワンダー君にそっくりな猫ちゃんを飼ってらっしゃったんですね。とても可愛い子だったでしょうね。
オッドアイの猫はなかなか珍しい気がしますが、どうなのでしょう?品種が気になりますね。
ワンダー君は、トルコ東部のワン(Van)という街で有名なワン猫という品種?で、全部がそうではないのですが、オッドアイの子がいたりします。ワンに行くと、ワン猫の研究センターもあるほどです。ちなみに、ワン猫は泳ぎも得意だそうですよ。
ワン猫に似ていて、より毛がふさふさなターキッシュ・アンゴラ(アンカラ猫)という猫もいますね。
また海外旅行ができるようになった暁には、ぜひワン猫に会いにトルコに遊びにいらしてくださいね。
mishmishより
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