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家のリフォームでしばらく近所に仮住まいをする唐辛子婆。<br />デスクの引き出しを整理していたらあら懐かしや<br />ニカラグアに住んでいた時に翻訳を試みた本がでてきました。<br /><br />アレハンドロ・ブラボという人が書いた「ニカラグアの不思議な伝説たち」という10編からなる短編集です。<br />伝説そのものなのか伝説をもとに創作されたものなのかは<br />私のつたないスペイン語では判断がつきません。<br /><br />その中で一遍だけ、面積が琵琶湖の12倍というとてつもなく大きな<br />ニカラグア湖にまつわるお話をご紹介しませう。<br /><br />★Nicaragua ニカラグアって面白い 16編のサイトマップ<br />http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10425201/<br /><br />ニカラグアの牛肉はとてもおいしくて近隣諸国でも高い評価だそうです。<br />日本の霜降りと違って硬くて噛めば噛むほど味がでるタイプ<br />本当に美味しかったです。<br />それなのにコスタリカではニカラグア人のことを<br />「ニカ・コメ・ラクカラチャ(ニカラグア人はゴキブリを食べる)」<br />と嗤ったりして、本当にどこでもお隣同士の国々って<br />どうして喧嘩するんでせうね?<br />仲良くしてたら楽しいのに。

Nicaragua ニカラグアって面白い(16/16) ニカラグア湖にまつわる浦島太郎みたいな伝説「フランス領事の船」

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2005/09/11 - 2005/09/11

4位(同エリア9件中)

唐辛子婆

唐辛子婆さん

家のリフォームでしばらく近所に仮住まいをする唐辛子婆。
デスクの引き出しを整理していたらあら懐かしや
ニカラグアに住んでいた時に翻訳を試みた本がでてきました。

アレハンドロ・ブラボという人が書いた「ニカラグアの不思議な伝説たち」という10編からなる短編集です。
伝説そのものなのか伝説をもとに創作されたものなのかは
私のつたないスペイン語では判断がつきません。

その中で一遍だけ、面積が琵琶湖の12倍というとてつもなく大きな
ニカラグア湖にまつわるお話をご紹介しませう。

★Nicaragua ニカラグアって面白い 16編のサイトマップ
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10425201/

ニカラグアの牛肉はとてもおいしくて近隣諸国でも高い評価だそうです。
日本の霜降りと違って硬くて噛めば噛むほど味がでるタイプ
本当に美味しかったです。
それなのにコスタリカではニカラグア人のことを
「ニカ・コメ・ラクカラチャ(ニカラグア人はゴキブリを食べる)」
と嗤ったりして、本当にどこでもお隣同士の国々って
どうして喧嘩するんでせうね?
仲良くしてたら楽しいのに。

旅行の満足度
5.0

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  • ニカラグアは太平洋とカリブ海にはさまれた中米の国で<br />北はホンジュラス、南はコスタリカに隣接しています。<br />(YAHOOの画像より)

    ニカラグアは太平洋とカリブ海にはさまれた中米の国で
    北はホンジュラス、南はコスタリカに隣接しています。
    (YAHOOの画像より)

  • ニカラグア湖はコスタリカに限りなく近いところにありますね。<br />湖の太平洋側にグラナダという町があります。<br />カリブ海へはサン・フアン川を下って行くのが一番のやうです。<br />カリブ海のノコギリザメが棲んでいたり、カリブの海賊が湖に出没したりしたそうですからサン・フアン川は相当に大きくて深い川のやうです。<br /><br />湖には数えきれないほどの島があり<br />コンセプシオンという名前の火山もあります。<br /><br />「最初の大洋間をつなぐ運河の計画は、ニカラグア運河としてこのルートを利用することを考えたが、代わりにパナマ運河が作られた。ニカラグア国内では現在でも定期的に自国に運河を作る計画が持ち上がる。」 <br />(ウィキペディアより抜粋)<br />今は中国が計画してるそうですね。<br />2015年には香港の会社が運河を作るとかいってましたが。<br />https://www.cnn.co.jp/travel/35064584-2.html<br /><br />この物語の主人公はグラナダ側の漁村から漁にでたやうです。

    ニカラグア湖はコスタリカに限りなく近いところにありますね。
    湖の太平洋側にグラナダという町があります。
    カリブ海へはサン・フアン川を下って行くのが一番のやうです。
    カリブ海のノコギリザメが棲んでいたり、カリブの海賊が湖に出没したりしたそうですからサン・フアン川は相当に大きくて深い川のやうです。

    湖には数えきれないほどの島があり
    コンセプシオンという名前の火山もあります。

    「最初の大洋間をつなぐ運河の計画は、ニカラグア運河としてこのルートを利用することを考えたが、代わりにパナマ運河が作られた。ニカラグア国内では現在でも定期的に自国に運河を作る計画が持ち上がる。」
    (ウィキペディアより抜粋)
    今は中国が計画してるそうですね。
    2015年には香港の会社が運河を作るとかいってましたが。
    https://www.cnn.co.jp/travel/35064584-2.html

    この物語の主人公はグラナダ側の漁村から漁にでたやうです。

  • 「フランス領事の船」(8ページ分を要約)<br /><br />ニカラグア湖に船をだして漁に出かけたマリアーノ・マリン。<br />ナンシタル島からソレンティナメ列島までのあいだで網をしかける。<br />「いい風だ。昼までには戻れるな。帰ったらバナナ林の手入れをしよう。」<br />仕事がおわったので妻のパトリシアの用意してくれた焼きバナナと<br />ドライチーズを食べ、赤いバンダナを頭にまきつけて帰り支度をする。<br /><br />太陽がまぶしい。<br />「おかしいな風向きが変わったぞ。東南の風が吹く日じゃないのにな。<br />これじゃはやくは帰れんぞ。」<br />あっ!<br />急に吹いてきた強風の一撃で帆が破れてしまった。<br />「ひどい女だ!帆をまともに繕ったためしがないんだから!ホンジュラスから連れてくるんじゃなかった!子供を授かったことだけが取り柄だよ。」短気なのは昔からだが、息子の顔を思い浮かべると怒りがおさまってきた。パトリシアの明るくきれいな笑顔も思いだし、気合を入れて船をこぎ出した。<br /><br />するとこんどは80ポンドはあろうかというサバロ(という魚)が<br />船のそばで飛び跳ねて櫂を叩き落としてしまう。<br />「困ったな。こうなったら通りがかりの船に助けてもらうしかない。」<br /><br />今までの人生、湖はいつも彼の味方だった。<br />子供の頃はオメテぺ島のすばらしいところに住んでいたし<br />自分は両生類なんじゃないかと錯覚するほど水に親しんでいた。<br />湖は食と楽しみを与えてくれる源だった。<br /><br />夜のとばりが降りはじめ帆をかぶって寝るしかないかと思ったところで<br />グラナダへ向かう船が見えた。<br />「お~~い、助けてくれ~~!」バンダナを振りかざし大声で叫んだ。

    「フランス領事の船」(8ページ分を要約)

    ニカラグア湖に船をだして漁に出かけたマリアーノ・マリン。
    ナンシタル島からソレンティナメ列島までのあいだで網をしかける。
    「いい風だ。昼までには戻れるな。帰ったらバナナ林の手入れをしよう。」
    仕事がおわったので妻のパトリシアの用意してくれた焼きバナナと
    ドライチーズを食べ、赤いバンダナを頭にまきつけて帰り支度をする。

    太陽がまぶしい。
    「おかしいな風向きが変わったぞ。東南の風が吹く日じゃないのにな。
    これじゃはやくは帰れんぞ。」
    あっ!
    急に吹いてきた強風の一撃で帆が破れてしまった。
    「ひどい女だ!帆をまともに繕ったためしがないんだから!ホンジュラスから連れてくるんじゃなかった!子供を授かったことだけが取り柄だよ。」短気なのは昔からだが、息子の顔を思い浮かべると怒りがおさまってきた。パトリシアの明るくきれいな笑顔も思いだし、気合を入れて船をこぎ出した。

    するとこんどは80ポンドはあろうかというサバロ(という魚)が
    船のそばで飛び跳ねて櫂を叩き落としてしまう。
    「困ったな。こうなったら通りがかりの船に助けてもらうしかない。」

    今までの人生、湖はいつも彼の味方だった。
    子供の頃はオメテぺ島のすばらしいところに住んでいたし
    自分は両生類なんじゃないかと錯覚するほど水に親しんでいた。
    湖は食と楽しみを与えてくれる源だった。

    夜のとばりが降りはじめ帆をかぶって寝るしかないかと思ったところで
    グラナダへ向かう船が見えた。
    「お~~い、助けてくれ~~!」バンダナを振りかざし大声で叫んだ。

  • 救助されたマリアーノ。<br />助けるように船長に命令したのはその船のたった一人の乗客だった。<br />その乗客はL(エル)をひっぱるような強い訛りのスペイン語でこういった。<br />「遭難している人を助けるのはあたりまえですよ。」<br /><br />彼はフランス領事だった。<br />ナポレオン三世の信任状をニカラグア政府に渡しにやってきたのだ。<br />彼の祖父は貴族で父はナポレオン一世の親衛隊にいた。<br />ウォーテルローでの大敗でモスクワから撤退した時にも生き残った。<br /><br />マリアーノはフランスがニカラグアの開発のために贈与した借款、運河、鉄道、自由・平等・友愛についてまくしたてる領事に思い切って質問した。<br />「なぜ湖に就航している快適で高速の蒸気船を利用しないで<br />木製の船に乗っているんですか?」<br />領事は返事をするときに青白い頬を赤らめた。<br />「聖金曜日はグラダナへの便がなかったんだよ。」<br /><br />「ルアーブルから船でフィラデルフィアへ。ニューヨークまでは列車で。<br />そしてサン・フアン川をサン・カルロス港までさかのぼってきたんだ。<br />グラナダに着いたらモンバチョ山のカカオ農園を買うつもりだ。<br />ニカラグアについてもよく勉強したい。<br />はやく落ち着いて3人の子供と妻を呼び寄せたい。<br />私の友人のレセップスはニカラグアに運河を作るという大仕事をするだろう。」<br /><br /><br />ガポーテを食べにグラナダ(Granada)ヘ<br />http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10031127/

    救助されたマリアーノ。
    助けるように船長に命令したのはその船のたった一人の乗客だった。
    その乗客はL(エル)をひっぱるような強い訛りのスペイン語でこういった。
    「遭難している人を助けるのはあたりまえですよ。」

    彼はフランス領事だった。
    ナポレオン三世の信任状をニカラグア政府に渡しにやってきたのだ。
    彼の祖父は貴族で父はナポレオン一世の親衛隊にいた。
    ウォーテルローでの大敗でモスクワから撤退した時にも生き残った。

    マリアーノはフランスがニカラグアの開発のために贈与した借款、運河、鉄道、自由・平等・友愛についてまくしたてる領事に思い切って質問した。
    「なぜ湖に就航している快適で高速の蒸気船を利用しないで
    木製の船に乗っているんですか?」
    領事は返事をするときに青白い頬を赤らめた。
    「聖金曜日はグラダナへの便がなかったんだよ。」

    「ルアーブルから船でフィラデルフィアへ。ニューヨークまでは列車で。
    そしてサン・フアン川をサン・カルロス港までさかのぼってきたんだ。
    グラナダに着いたらモンバチョ山のカカオ農園を買うつもりだ。
    ニカラグアについてもよく勉強したい。
    はやく落ち着いて3人の子供と妻を呼び寄せたい。
    私の友人のレセップスはニカラグアに運河を作るという大仕事をするだろう。」


    ガポーテを食べにグラナダ(Granada)ヘ
    http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10031127/

  • 遠くにグラナダ港の灯がゆらめき、無口な水夫たちは静かな湖をすべるように力強く漕いで行った。船長が霧笛をならし教会の塔の影がはっきりと見えてきた。<br /><br />本文にはありませんが、マリアーノはこれで家に帰れる!と安堵の胸をなでおろしたに違いありません。<br />ところが突然、全員がフッと消えてしまったのです!<br />真っ暗な闇に包まれた湖の真ん中に取り残されたマリアーノ。<br /><br />えっ?いったいどうしたというんだ?<br />マリアーノには何が何だかわからなかった。悪夢を見ているようだ。<br />サン・カルロス港を聖金曜日に発ったと領事は言っていた。クリスマス近くだ。領事の青ざめた顔は尋常ではなかった。彼のトランクは超年代物だった・・・。<br />恐怖のあまりマリアーノは気を失ってしまった。<br /><br />意識を取り戻したマリアーノは自分がサン・カルロス港にいることに気がついた。そこは湖からカリブ海に注ぐサン・フアン川の出口である。<br />「神様がお助けくださった!」<br /><br />彼はサン・カルロスにいる親戚を探した。<br />しかし「その人はここを去って何年にもなるんじゃが。」というのが人々の答えだった。そんなはずはない。みんなどうしてそんな嘘をつくんだろう?<br /><br />一軒の床屋の前を通りかかって鏡に映る自分の髪が真っ白になっているのに気がついた。埃でもかぶったのか?払ってみたが白いままだ。<br />床屋の壁のカレンダーに目をとめたマリアーノ。<br />良くみてみた。しげしげと何度も。<br />まさか!!<br />漁にでてから20年の歳月がたっていたのだ!!<br />                             ~FIN~<br /><br />この旅行記を深夜にアップしたので<br />なんだか怖くて夜中にトイレにいけない。<br />でも。<br />志なかばで湖の藻屑となり永年にわたって成仏できずにさまよっていた<br />フランス領事たちの魂は<br />マリアーノを助けたことによって天国に行けたのでは。<br />そうよ、そうよね?!<br /><br />日本の裏側に<br />浦島太郎みたいな伝説があったのになんだか嬉しいびっくりですけど<br />唐辛子爺ったら「時空を超えちゃったんだね。」ですと。

    遠くにグラナダ港の灯がゆらめき、無口な水夫たちは静かな湖をすべるように力強く漕いで行った。船長が霧笛をならし教会の塔の影がはっきりと見えてきた。

    本文にはありませんが、マリアーノはこれで家に帰れる!と安堵の胸をなでおろしたに違いありません。
    ところが突然、全員がフッと消えてしまったのです!
    真っ暗な闇に包まれた湖の真ん中に取り残されたマリアーノ。

    えっ?いったいどうしたというんだ?
    マリアーノには何が何だかわからなかった。悪夢を見ているようだ。
    サン・カルロス港を聖金曜日に発ったと領事は言っていた。クリスマス近くだ。領事の青ざめた顔は尋常ではなかった。彼のトランクは超年代物だった・・・。
    恐怖のあまりマリアーノは気を失ってしまった。

    意識を取り戻したマリアーノは自分がサン・カルロス港にいることに気がついた。そこは湖からカリブ海に注ぐサン・フアン川の出口である。
    「神様がお助けくださった!」

    彼はサン・カルロスにいる親戚を探した。
    しかし「その人はここを去って何年にもなるんじゃが。」というのが人々の答えだった。そんなはずはない。みんなどうしてそんな嘘をつくんだろう?

    一軒の床屋の前を通りかかって鏡に映る自分の髪が真っ白になっているのに気がついた。埃でもかぶったのか?払ってみたが白いままだ。
    床屋の壁のカレンダーに目をとめたマリアーノ。
    良くみてみた。しげしげと何度も。
    まさか!!
    漁にでてから20年の歳月がたっていたのだ!!
                                 ~FIN~

    この旅行記を深夜にアップしたので
    なんだか怖くて夜中にトイレにいけない。
    でも。
    志なかばで湖の藻屑となり永年にわたって成仏できずにさまよっていた
    フランス領事たちの魂は
    マリアーノを助けたことによって天国に行けたのでは。
    そうよ、そうよね?!

    日本の裏側に
    浦島太郎みたいな伝説があったのになんだか嬉しいびっくりですけど
    唐辛子爺ったら「時空を超えちゃったんだね。」ですと。

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