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色々な問題を何とか乗り越えながら<br />スリランカ最終の地コロンボにやって来ました。<br /><br />今回の旅行はキャンディでの体調不良もあって<br />当初の予定の半分ぐらいしかこなせていません。<br />旅行の途中で出来なかった事もいっぱい残したまま<br />私たちは、残り3日をここコロンボで過ごす事にしました。<br /><br />しかし、コロンボではいきなり宿のトラブル勃発。<br />やはりスリランカはある意味期待通り<br />私たちをそう簡単には寛がせてくれ無いようです。<br /><br />いつものドタバタ旅行ですが<br />宜しければ最後までお付き合いください。

2019年 スリランカ旅行 5 コロンボ編

30いいね!

2019/03/11 - 2019/03/13

117位(同エリア554件中)

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shique

shiqueさん

色々な問題を何とか乗り越えながら
スリランカ最終の地コロンボにやって来ました。

今回の旅行はキャンディでの体調不良もあって
当初の予定の半分ぐらいしかこなせていません。
旅行の途中で出来なかった事もいっぱい残したまま
私たちは、残り3日をここコロンボで過ごす事にしました。

しかし、コロンボではいきなり宿のトラブル勃発。
やはりスリランカはある意味期待通り
私たちをそう簡単には寛がせてくれ無いようです。

いつものドタバタ旅行ですが
宜しければ最後までお付き合いください。

旅行の満足度
3.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 バイク 飛行機
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • スリランカ11日目、コロンボ<br /><br />各駅停車キャンディ発コロンボ行きの3等席は<br />結構混んでいて通路に立った乗客もいましたが<br />始発キャンディで運良く座席をキープ出来た私たちは<br />コロンボまでの列車移動を何とか快適に過ごせました。<br /><br />コロンボ・フォート駅は二回目となるので<br />ある程度の様子は分かっているつもりです。<br />到着後、正面入り口の混雑を避け裏口から出て<br />Airbnbで予約してある宿にPickMeで向かいます。

    スリランカ11日目、コロンボ

    各駅停車キャンディ発コロンボ行きの3等席は
    結構混んでいて通路に立った乗客もいましたが
    始発キャンディで運良く座席をキープ出来た私たちは
    コロンボまでの列車移動を何とか快適に過ごせました。

    コロンボ・フォート駅は二回目となるので
    ある程度の様子は分かっているつもりです。
    到着後、正面入り口の混雑を避け裏口から出て
    Airbnbで予約してある宿にPickMeで向かいます。

  • 今日の宿はThe Regend Colombo。<br />昨日夜の8時頃、Airbnbで予約を確定してあります。<br /><br />エヤコンが効いたPickMeの軽自動車に乗車し<br />10分程で到着したのはThe Regend Hotel。<br />何の装飾もない入口を入るとガランとした空間に<br />質素な長いカウンターと3つのソファー。<br />スタッフらしき三人の若者がラフな服装で座っていました。<br />“ホテルなのにこんな感じで大丈夫か?”と思いながら<br />予約の件をスタッフらしき青年に告げると<br />彼はビックリしたように台帳を調べ始めました。<br />「予約は入ってないですよ。」<br />「え!予約確認書も領収書もあるよ。」<br />「分かりません、予約は入ってません。」<br />「ボスを呼んでくれ。」<br />「ボスはここにはいません。」<br />「じゃボスに電話をしてくれ・・・」<br /><br />状況を整理すると、<br />前日Airbnbで予約を取った宿の住所に行ってみると<br />その場所には微妙に名前の違ったホテルがあり<br />そのホテルには私たちの予約はありません。<br />Airbnbに掲載されていた住所とホストの電話番号は正しかったが<br />ホストの名前と部屋の内部の様子はまったく違っていました。<br />そうです、私たちはAirbnb詐欺にまんまとやられた訳です。<br /><br />そのホテルの空き部屋を見せてもらったが<br />窓も無く湿った、まるで連れ込みホテルのようで<br />そんな部屋に今更泊まる気になる筈も無く<br />失意のどん底で、とぼとぼとホテルを出ました。<br /><br />注:写真はThe Regend Hotel ではありません。

    今日の宿はThe Regend Colombo。
    昨日夜の8時頃、Airbnbで予約を確定してあります。

    エヤコンが効いたPickMeの軽自動車に乗車し
    10分程で到着したのはThe Regend Hotel。
    何の装飾もない入口を入るとガランとした空間に
    質素な長いカウンターと3つのソファー。
    スタッフらしき三人の若者がラフな服装で座っていました。
    “ホテルなのにこんな感じで大丈夫か?”と思いながら
    予約の件をスタッフらしき青年に告げると
    彼はビックリしたように台帳を調べ始めました。
    「予約は入ってないですよ。」
    「え!予約確認書も領収書もあるよ。」
    「分かりません、予約は入ってません。」
    「ボスを呼んでくれ。」
    「ボスはここにはいません。」
    「じゃボスに電話をしてくれ・・・」

    状況を整理すると、
    前日Airbnbで予約を取った宿の住所に行ってみると
    その場所には微妙に名前の違ったホテルがあり
    そのホテルには私たちの予約はありません。
    Airbnbに掲載されていた住所とホストの電話番号は正しかったが
    ホストの名前と部屋の内部の様子はまったく違っていました。
    そうです、私たちはAirbnb詐欺にまんまとやられた訳です。

    そのホテルの空き部屋を見せてもらったが
    窓も無く湿った、まるで連れ込みホテルのようで
    そんな部屋に今更泊まる気になる筈も無く
    失意のどん底で、とぼとぼとホテルを出ました。

    注:写真はThe Regend Hotel ではありません。

  • そのホテルの周辺には他にホテルらしい建物もなく<br />しばし休息を取れるようなレストランやカフェもありません。<br />仕方なく幹線道路の歩道部分の日陰に座り込み作戦会議。<br /><br />「さて、どうしょうか?」と、私。<br />「あれって詐欺だよね!」と、すかさず相棒。<br />「その事は後で対処するとして、まずは宿探しましょ。」<br />「うん、でも宿あるかしら?」<br />「宿はいくらでもあるよ、大都市なんだから。」<br />「まぁそうだけど・・・。」<br />「ねぇこの感じ、ちょっと楽しくない?」<br />「何言ってるの?」<br />「トランの時は本当に大変だったよね。」<br />「えっ、うん。でも今なんでトランなの?」<br />「ワクワクしない?」<br />「・・・早く宿決めましょ!」<br />「はいはい、わかりました。」<br /><br />今は現実に起こってしまっている災難に<br />文句を言ったり嘆いてみても何も前には進めないので<br />気分一新、昨夜Airbnbで候補に上げていた別の宿に<br />急遽予約を入れ、PickMeで移動することにしました。<br /><br />PickMeを降りてから今度は閑静な高級住宅街で宿探し。<br />辺りの住人に片っ端から尋ね歩くこと40分。<br />「ひょっとして今度は宿にたどり着けないの?」<br />と言う不安と闘いながらやっとのことで辿り着いた<br />本日のコロンボの宿 The Colombo Seven(写真)。<br /><br />本通りから一本入ったプレイスと呼ばれる通りから<br />一本入った通りを進み、さらに入った通りの突き当り。<br />説明していても良く分からなくなるぐらいですから<br />聞いている人は全くわからないと思いますが<br />何とか辿り着いた宿は新しくとっても素敵です。

    そのホテルの周辺には他にホテルらしい建物もなく
    しばし休息を取れるようなレストランやカフェもありません。
    仕方なく幹線道路の歩道部分の日陰に座り込み作戦会議。

    「さて、どうしょうか?」と、私。
    「あれって詐欺だよね!」と、すかさず相棒。
    「その事は後で対処するとして、まずは宿探しましょ。」
    「うん、でも宿あるかしら?」
    「宿はいくらでもあるよ、大都市なんだから。」
    「まぁそうだけど・・・。」
    「ねぇこの感じ、ちょっと楽しくない?」
    「何言ってるの?」
    「トランの時は本当に大変だったよね。」
    「えっ、うん。でも今なんでトランなの?」
    「ワクワクしない?」
    「・・・早く宿決めましょ!」
    「はいはい、わかりました。」

    今は現実に起こってしまっている災難に
    文句を言ったり嘆いてみても何も前には進めないので
    気分一新、昨夜Airbnbで候補に上げていた別の宿に
    急遽予約を入れ、PickMeで移動することにしました。

    PickMeを降りてから今度は閑静な高級住宅街で宿探し。
    辺りの住人に片っ端から尋ね歩くこと40分。
    「ひょっとして今度は宿にたどり着けないの?」
    と言う不安と闘いながらやっとのことで辿り着いた
    本日のコロンボの宿 The Colombo Seven(写真)。

    本通りから一本入ったプレイスと呼ばれる通りから
    一本入った通りを進み、さらに入った通りの突き当り。
    説明していても良く分からなくなるぐらいですから
    聞いている人は全くわからないと思いますが
    何とか辿り着いた宿は新しくとっても素敵です。

  • スリランカは暑い、大都市コロンボは更に暑い。<br /><br />トラブルのせいで宿到着は2時間以上遅くなり<br />部屋に着くと普段なら辺りの散策に出かけるのですが<br />今回は流石にエヤコンをフル稼働してベッドで休憩。<br />相棒はお昼寝ですが私のスマホには<br />Airbnbから二重予約の件やら詐欺の件やら<br />新しいホストからなど次かた次にメールが届き<br />ゆっくり昼寝も出来ません、勘弁してほしい。<br /><br />思い起こせば、朝ピーターの宿で朝食を取ってから<br />まだ何もおなかに入れていない事を思い出しました。<br />飲料水も底を尽いたので買い出しに行く必要があります。<br />昼寝は諦め午後4時、遅めの散策に出発。<br /><br />プレイスから大通りに出てバス停に向かい<br />少し歩いたところに、写真の Milk Bar を発見。<br />Milk Bar はパン屋さんです。<br />コーヒーや紅茶などの飲み物も販売していて<br />注文すると店の周りのカウンターで立ち飲みできます。<br />これは立ち食い蕎麦屋のスリランカバージョンです。<br /><br />この店は人気の店なのか、地元の人たちで賑わっています。

    スリランカは暑い、大都市コロンボは更に暑い。

    トラブルのせいで宿到着は2時間以上遅くなり
    部屋に着くと普段なら辺りの散策に出かけるのですが
    今回は流石にエヤコンをフル稼働してベッドで休憩。
    相棒はお昼寝ですが私のスマホには
    Airbnbから二重予約の件やら詐欺の件やら
    新しいホストからなど次かた次にメールが届き
    ゆっくり昼寝も出来ません、勘弁してほしい。

    思い起こせば、朝ピーターの宿で朝食を取ってから
    まだ何もおなかに入れていない事を思い出しました。
    飲料水も底を尽いたので買い出しに行く必要があります。
    昼寝は諦め午後4時、遅めの散策に出発。

    プレイスから大通りに出てバス停に向かい
    少し歩いたところに、写真の Milk Bar を発見。
    Milk Bar はパン屋さんです。
    コーヒーや紅茶などの飲み物も販売していて
    注文すると店の周りのカウンターで立ち飲みできます。
    これは立ち食い蕎麦屋のスリランカバージョンです。

    この店は人気の店なのか、地元の人たちで賑わっています。

  • この10日程で身に付いた教訓を川柳風に表すと<br />スリランカ 腹が減ったら カレーパン<br /><br />純粋にパンならばベトナムやラオスが美味しいし<br />お米ならばタイやベトナムの方が美味しい。<br />しかしカレーパンはスリランカだと私は思います。

    この10日程で身に付いた教訓を川柳風に表すと
    スリランカ 腹が減ったら カレーパン

    純粋にパンならばベトナムやラオスが美味しいし
    お米ならばタイやベトナムの方が美味しい。
    しかしカレーパンはスリランカだと私は思います。

  • 今日一日は本当に長かったです。<br />問題が次々と起こり考えもしない事に<br />時間が無駄に費やされて行きました。<br /><br />しかし、スリランカ滞在時間もあとわずかと言う事で<br />夕方からは街に出かけ、お土産や食料を調達しました。<br /><br />夕食は宿の近くのArcade Independence Square。<br />白を基調とした平屋建てのとても奇麗な<br />ショッピングモールですが、寂れています。<br />夕食はローカルな食堂でと考えていたのですが<br />大使館、軍施設、大学、高級住宅が立ち並ぶ<br />この地域でそんな店を発見する事は出来ず<br />グーグルマップで見つけたこの店でビリアニを頂きました。<br /><br />味はいまいち、・・・残念。<br />コロンボは私たちとは波長が合わないようです。<br /><br />それと、皆さんもAirbnb詐欺には十分に気を付けて下さい。

    今日一日は本当に長かったです。
    問題が次々と起こり考えもしない事に
    時間が無駄に費やされて行きました。

    しかし、スリランカ滞在時間もあとわずかと言う事で
    夕方からは街に出かけ、お土産や食料を調達しました。

    夕食は宿の近くのArcade Independence Square。
    白を基調とした平屋建てのとても奇麗な
    ショッピングモールですが、寂れています。
    夕食はローカルな食堂でと考えていたのですが
    大使館、軍施設、大学、高級住宅が立ち並ぶ
    この地域でそんな店を発見する事は出来ず
    グーグルマップで見つけたこの店でビリアニを頂きました。

    味はいまいち、・・・残念。
    コロンボは私たちとは波長が合わないようです。

    それと、皆さんもAirbnb詐欺には十分に気を付けて下さい。

  • スリランカ12日目、コロンボ2日目<br /><br />The Colombo Sevenの玄関を入ったところには<br />白を基調とした広くて寛げるリビングスペースがあります。<br />ここで昨日スーパーで買ってきたパンと<br />インスタントラーメンで朝食を済まし<br />今日一日コロンボをのんびり観光します。<br /><br />コロンボ市内はバス運行アプリも利用でき<br />PickMeも問題なく使える状況だったので<br />今回郊外に観光に出かける予定が無かった私たちは<br />バイクを借りずに過ごすことにしました。

    スリランカ12日目、コロンボ2日目

    The Colombo Sevenの玄関を入ったところには
    白を基調とした広くて寛げるリビングスペースがあります。
    ここで昨日スーパーで買ってきたパンと
    インスタントラーメンで朝食を済まし
    今日一日コロンボをのんびり観光します。

    コロンボ市内はバス運行アプリも利用でき
    PickMeも問題なく使える状況だったので
    今回郊外に観光に出かける予定が無かった私たちは
    バイクを借りずに過ごすことにしました。

  • まずはバス停までの散歩から始まります。<br /><br />コロンボには街路樹が生い茂った<br />趣のある広い道がたくさんあります。<br />大使館や軍施設が近くにある今回の宿周辺は<br />道沿いの街路樹も見事に生い茂っています。<br /><br />この歩道は差し詰め森林浴の遊歩道<br />と言った感じで数百メートル続いています。<br />ありがたい事に暑さもしのげるので<br />歩いていてとても気持ち良い歩道です。

    まずはバス停までの散歩から始まります。

    コロンボには街路樹が生い茂った
    趣のある広い道がたくさんあります。
    大使館や軍施設が近くにある今回の宿周辺は
    道沿いの街路樹も見事に生い茂っています。

    この歩道は差し詰め森林浴の遊歩道
    と言った感じで数百メートル続いています。
    ありがたい事に暑さもしのげるので
    歩いていてとても気持ち良い歩道です。

  • GoogleMapによると宿から少し離れた西の海岸沿いには<br />大きなスーパーやコンプレックスがあるようです。<br />お土産の物色をしたい相棒のリクエストに応えて<br />バスでやって来たこの場所には古ぼけた鉄道駅がありました。<br /><br />海風にさらされた平屋建ての駅舎は<br />ビックリするほど存在感も機能美もありません。<br />さらに時代に置き忘れられかの様に老朽化が進んでいます。<br /><br />人気がほとんど無いホームを吹き抜ける少し強い海風は<br />スレートの黒ずみやモルタル壁のひび割れをきしませながら<br />爆音を発する工事が行われている暑い街へと吹いています。

    GoogleMapによると宿から少し離れた西の海岸沿いには
    大きなスーパーやコンプレックスがあるようです。
    お土産の物色をしたい相棒のリクエストに応えて
    バスでやって来たこの場所には古ぼけた鉄道駅がありました。

    海風にさらされた平屋建ての駅舎は
    ビックリするほど存在感も機能美もありません。
    さらに時代に置き忘れられかの様に老朽化が進んでいます。

    人気がほとんど無いホームを吹き抜ける少し強い海風は
    スレートの黒ずみやモルタル壁のひび割れをきしませながら
    爆音を発する工事が行われている暑い街へと吹いています。

  • 一日に数本しか走っていない列車に乗り<br />この海沿いの単線をひたすら南下すると<br />サーファーたちで賑わう村々や<br />ホエールウォッチングで有名な町<br />そして世界遺産の要塞都市ゴールが<br />世界中の旅人達を待っている筈です。<br /><br />しかし残念ながら私たちには<br />南へと向かう時間はもうありません。<br />海からのねっとりした海風を頬に受け<br />額にうっすらと汗をかきながらただぼんやりと<br />私たちはコロンボの海を眺めています。<br /><br />流れて行く雲や風のように<br />気ままに南の空のずっとずっと向こうへと<br />帆に風を集めゆっくりと流れて行く<br />そんな未来をしばし想像してみるには<br />この取り残された駅舎はきっと最適の場所でしょう。

    一日に数本しか走っていない列車に乗り
    この海沿いの単線をひたすら南下すると
    サーファーたちで賑わう村々や
    ホエールウォッチングで有名な町
    そして世界遺産の要塞都市ゴールが
    世界中の旅人達を待っている筈です。

    しかし残念ながら私たちには
    南へと向かう時間はもうありません。
    海からのねっとりした海風を頬に受け
    額にうっすらと汗をかきながらただぼんやりと
    私たちはコロンボの海を眺めています。

    流れて行く雲や風のように
    気ままに南の空のずっとずっと向こうへと
    帆に風を集めゆっくりと流れて行く
    そんな未来をしばし想像してみるには
    この取り残された駅舎はきっと最適の場所でしょう。

  • 海岸沿いでスーパーやコンプレックスを数軒回り<br />お土産の候補をいくつか選んだ私たちは<br />再びバスに乗って北部のガンガラーマ寺院にやって来ました。<br /><br />入場料は無料で、お布施形式となっているようです。<br />私たちが到着した時には西洋人の団体旅行者が<br />大型バスで到着したばかりで入り口付近は大混雑。<br />私たちもその一行にまみれて寺を見学してみる事にしました。

    海岸沿いでスーパーやコンプレックスを数軒回り
    お土産の候補をいくつか選んだ私たちは
    再びバスに乗って北部のガンガラーマ寺院にやって来ました。

    入場料は無料で、お布施形式となっているようです。
    私たちが到着した時には西洋人の団体旅行者が
    大型バスで到着したばかりで入り口付近は大混雑。
    私たちもその一行にまみれて寺を見学してみる事にしました。

  • スリランカでは仏様の周りには<br />神様がいらっしゃる事が多いようです。<br />この寺の一番大きな仏さまの脇には<br />大きなディズニーのライオンを従えた<br />立派で男前の神様がいらっしゃいました。<br /><br />天井の壁画と言い神様のポーズと言い<br />宗教施設と言うよりも遊園地的な<br />エンターテインメント性を感じます。

    スリランカでは仏様の周りには
    神様がいらっしゃる事が多いようです。
    この寺の一番大きな仏さまの脇には
    大きなディズニーのライオンを従えた
    立派で男前の神様がいらっしゃいました。

    天井の壁画と言い神様のポーズと言い
    宗教施設と言うよりも遊園地的な
    エンターテインメント性を感じます。

  • 12個に分けられた支によって<br />人は一喜一憂しながら生きて行く。<br />我が道を照らす道しるべが<br />ポケットに忍ばせた小銭で覗き見れるならばと<br />人は手を合わせ一膳の飯代を手向ける。

    12個に分けられた支によって
    人は一喜一憂しながら生きて行く。
    我が道を照らす道しるべが
    ポケットに忍ばせた小銭で覗き見れるならばと
    人は手を合わせ一膳の飯代を手向ける。

  • 細かな金属の細工がとても奇麗です。<br />このような装飾のある飾り物は<br />タイやミャンマーでも見た記憶があります。<br /><br />20年以上前の話になりますが<br />以前住んでいたアパートの大家さんが<br />仏教の聖地を回るツアーでスリランカに行くと<br />とても楽しそうに言っていたのを思い出しました。<br /><br />言うまでも無くここスリランカは仏教の聖地でした。<br />そんな事を突然この寺院で思い出したのは<br />ここには目には見えない記憶に働きかける<br />何らかのエネルギーが満ちているのかもしれません。

    細かな金属の細工がとても奇麗です。
    このような装飾のある飾り物は
    タイやミャンマーでも見た記憶があります。

    20年以上前の話になりますが
    以前住んでいたアパートの大家さんが
    仏教の聖地を回るツアーでスリランカに行くと
    とても楽しそうに言っていたのを思い出しました。

    言うまでも無くここスリランカは仏教の聖地でした。
    そんな事を突然この寺院で思い出したのは
    ここには目には見えない記憶に働きかける
    何らかのエネルギーが満ちているのかもしれません。

  • コロンボは政治経済共にスリランカの中心であり<br />明日と言う夢に向かう新興国の強い思いは<br />行き交う車の騒音と建設現場の重機の爆音と相まって<br />人々の温度を南国のそれ以上に熱くしています。<br /><br />しかし、静かな時間が流れるこの聖地では<br />数百年前と同じようにエーテルが降り注ぎ<br />僧侶の日常を古の夢の世界へと誘っています。<br /><br />要するにお坊様は気持ちよさそうに居眠り中。

    コロンボは政治経済共にスリランカの中心であり
    明日と言う夢に向かう新興国の強い思いは
    行き交う車の騒音と建設現場の重機の爆音と相まって
    人々の温度を南国のそれ以上に熱くしています。

    しかし、静かな時間が流れるこの聖地では
    数百年前と同じようにエーテルが降り注ぎ
    僧侶の日常を古の夢の世界へと誘っています。

    要するにお坊様は気持ちよさそうに居眠り中。

  • 遠目から見ると象の置物に見えるその正体は象の剥製。<br />頭部だけと言うのが増々グロテスクさを醸し出しています。<br />近くでじっくり見てみると象の表情はとても恐ろしく<br />悲しみと怒りをまとったオーラが辺りの空気を震わしています。<br /><br />どう言う経緯で剥製になったかは分かりませんが<br />”夜にこの象に会うのは本当に勘弁してもらいたい。”<br />と思うほどの重苦しい妖気を感じてしまいました。

    遠目から見ると象の置物に見えるその正体は象の剥製。
    頭部だけと言うのが増々グロテスクさを醸し出しています。
    近くでじっくり見てみると象の表情はとても恐ろしく
    悲しみと怒りをまとったオーラが辺りの空気を震わしています。

    どう言う経緯で剥製になったかは分かりませんが
    ”夜にこの象に会うのは本当に勘弁してもらいたい。”
    と思うほどの重苦しい妖気を感じてしまいました。

  • 半円の中に刻み込まれた輪廻転生の世界。<br />何百万年と続いて来た命の輪を踏みしめ<br />私たちもこの輪の中に取り込まれ<br />いつの日か静かな行進を始める事でしょう。<br /><br />ムーンストーンは時間を綴じ込める魔法陣として<br />スリランカの各地にこっそりと設けられた<br />異世界につながる扉であると私は思っています。

    半円の中に刻み込まれた輪廻転生の世界。
    何百万年と続いて来た命の輪を踏みしめ
    私たちもこの輪の中に取り込まれ
    いつの日か静かな行進を始める事でしょう。

    ムーンストーンは時間を綴じ込める魔法陣として
    スリランカの各地にこっそりと設けられた
    異世界につながる扉であると私は思っています。

  • 入口から幾つかの部屋や庭を通り過ぎ<br />奥へと進んでいくと突然空へと開けた空間が現れ<br />そこにこの菩提樹の大木は在ります。<br /><br />コロンボの街の空には摩天楼が何本も伸び上がり<br />地上を這い回る熱気と騒音はこの街が<br />今将に振興の真っ只中である証となっています。<br />しかし、この菩提樹の大木は<br />人々の明日に向かう熱い熱量も<br />ビルの隙間をすり抜ける雑音も遮断して<br />昔からずっと変わら無い信仰と静寂の時間が<br />ただゆっくりと流れる空間を造り出しています。

    入口から幾つかの部屋や庭を通り過ぎ
    奥へと進んでいくと突然空へと開けた空間が現れ
    そこにこの菩提樹の大木は在ります。

    コロンボの街の空には摩天楼が何本も伸び上がり
    地上を這い回る熱気と騒音はこの街が
    今将に振興の真っ只中である証となっています。
    しかし、この菩提樹の大木は
    人々の明日に向かう熱い熱量も
    ビルの隙間をすり抜ける雑音も遮断して
    昔からずっと変わら無い信仰と静寂の時間が
    ただゆっくりと流れる空間を造り出しています。

  • 国籍も肌の色も違う3人の女性が一つのベンチを共有し<br />目の前の巨大な霊木が創り出す穏やかな時間を眺めています。<br />御神木のおかげか街の中の暑さはここにはありません。<br />僅かに涼しい風が渡り廊下の方から流れて来ます。<br /><br />そんな心地よくもありがたい風を背中に受け<br />彼女たちは仏様が住む荘厳な御殿の庭先で<br />自らの意識を遠い昔の記憶を辿る航海へと誘います。<br /><br />あの夏祭りの綿菓子の甘い記憶が<br />相棒の口の中いっぱいに戻ってくるまで<br />今しばらくこの空間でゆっくりさせて頂く事にしましょう。

    国籍も肌の色も違う3人の女性が一つのベンチを共有し
    目の前の巨大な霊木が創り出す穏やかな時間を眺めています。
    御神木のおかげか街の中の暑さはここにはありません。
    僅かに涼しい風が渡り廊下の方から流れて来ます。

    そんな心地よくもありがたい風を背中に受け
    彼女たちは仏様が住む荘厳な御殿の庭先で
    自らの意識を遠い昔の記憶を辿る航海へと誘います。

    あの夏祭りの綿菓子の甘い記憶が
    相棒の口の中いっぱいに戻ってくるまで
    今しばらくこの空間でゆっくりさせて頂く事にしましょう。

  • デフォルメされた蛇と草花が<br />色鮮やかな衣装を纏い壁の上で舞う。<br />この行進が50mに渡り続いている。<br />ゆっくりと壁沿いを歩き動画に納めて<br />知人のデザイナーに急いで送りました。<br />彼女もきっと気に入ってくれた事でしょう。

    デフォルメされた蛇と草花が
    色鮮やかな衣装を纏い壁の上で舞う。
    この行進が50mに渡り続いている。
    ゆっくりと壁沿いを歩き動画に納めて
    知人のデザイナーに急いで送りました。
    彼女もきっと気に入ってくれた事でしょう。

  • 行きには3匹犬が寝ころんでいたのですが<br />帰りには起き上がって私たちをお見送り。<br />犬大好きな相棒ですがこのサイズは少し怖い。<br />通せんぼが何分続くのかはワンちゃん次第。<br /><br />ちなみに右奥の建物の中にいらした仏さまの前で<br />お坊さんに無料でミサンガを巻いてもらいました。<br /><br />この寺院は期待以上に楽しかったです、お勧めです。

    行きには3匹犬が寝ころんでいたのですが
    帰りには起き上がって私たちをお見送り。
    犬大好きな相棒ですがこのサイズは少し怖い。
    通せんぼが何分続くのかはワンちゃん次第。

    ちなみに右奥の建物の中にいらした仏さまの前で
    お坊さんに無料でミサンガを巻いてもらいました。

    この寺院は期待以上に楽しかったです、お勧めです。

  • 今夜の夕食はライスカレーの店、ラヒーマ。<br /><br />すでに時間は午後7時を回って<br />店の周りは薄暗く人気もほとんどありませんが<br />店内は現地の人でいっぱいです。<br />例のガイドブックに載っている店なので<br />不安はありますが、これは期待できそうですね。

    今夜の夕食はライスカレーの店、ラヒーマ。

    すでに時間は午後7時を回って
    店の周りは薄暗く人気もほとんどありませんが
    店内は現地の人でいっぱいです。
    例のガイドブックに載っている店なので
    不安はありますが、これは期待できそうですね。

  • スリランカ の夜は早い。<br />特にローカルの店は特に早い。<br /><br />午後7時過ぎで早くもお目当のライスカレーは売り切れ。<br />仕方なくビリアニとフライドライスとフィッシュカリーにしました。<br />ずっと私たちを悩まし続けてきたライスも<br />炒めてしまえは問題無く頂ける事をしっかり身に付けています。<br />しかし、やはりこの量は私たちには多過ぎですね。<br />もったいない事ですが残してしまいました、ごめんなさい。

    スリランカ の夜は早い。
    特にローカルの店は特に早い。

    午後7時過ぎで早くもお目当のライスカレーは売り切れ。
    仕方なくビリアニとフライドライスとフィッシュカリーにしました。
    ずっと私たちを悩まし続けてきたライスも
    炒めてしまえは問題無く頂ける事をしっかり身に付けています。
    しかし、やはりこの量は私たちには多過ぎですね。
    もったいない事ですが残してしまいました、ごめんなさい。

  • スリランカ13日目、コロンボ3日目<br /><br />ついに本日、スリランカ最終日となります。<br />この日の朝食は世界のカップヌードル。<br />非常食用にと日本から持参したのですが<br />流石にもう出番は無いと考え、荷物を減らします。<br /><br />しかし、この旨さは一体何なんでしょう!<br />身体の奥底までも浸み込むこの感動は<br />私の肉体の10%がカップ麺で出来ているからだけでは無く<br />私がやはり昭和の40年代を生きて来た証なのでしょう。<br /><br />カップヌードルはラーメンではなく<br />カップヌードルと言う一つの料理だと確信しました。

    スリランカ13日目、コロンボ3日目

    ついに本日、スリランカ最終日となります。
    この日の朝食は世界のカップヌードル。
    非常食用にと日本から持参したのですが
    流石にもう出番は無いと考え、荷物を減らします。

    しかし、この旨さは一体何なんでしょう!
    身体の奥底までも浸み込むこの感動は
    私の肉体の10%がカップ麺で出来ているからだけでは無く
    私がやはり昭和の40年代を生きて来た証なのでしょう。

    カップヌードルはラーメンではなく
    カップヌードルと言う一つの料理だと確信しました。

  • それ程広く無い路地に繰り出す人の波が<br />周りの空気を増々熱くしているここはペター。<br />スリランカ最後の観光地として私たちはここを選びました。<br /><br />ホーチミンやヤンゴンに似たこの雑踏が<br />古の時代から脈々と受け継がれて来た<br />私のDNAに刻み込まれた記憶を呼び起こします。<br /><br />アジアを歩き回る私たちの旅行の原点は<br />この熱量と混沌である事は間違いないようです。

    それ程広く無い路地に繰り出す人の波が
    周りの空気を増々熱くしているここはペター。
    スリランカ最後の観光地として私たちはここを選びました。

    ホーチミンやヤンゴンに似たこの雑踏が
    古の時代から脈々と受け継がれて来た
    私のDNAに刻み込まれた記憶を呼び起こします。

    アジアを歩き回る私たちの旅行の原点は
    この熱量と混沌である事は間違いないようです。

  • ジャミウルアルファーモスク。<br /><br />仏教国のスリランカにあって<br />北部の街ジャフナにヒンドゥー寺院が<br />青い空に向かってそびえていたのと同様に<br />この商業地域の一角の入り込んだ狭い路地に<br />大きなモスクがごく自然に鎮座している。<br /><br />ただこのツートンの色合いは<br />中央アジアやロシアの風景を連想させる<br />この地域ではあまり見かけない色合いではありますが。

    ジャミウルアルファーモスク。

    仏教国のスリランカにあって
    北部の街ジャフナにヒンドゥー寺院が
    青い空に向かってそびえていたのと同様に
    この商業地域の一角の入り込んだ狭い路地に
    大きなモスクがごく自然に鎮座している。

    ただこのツートンの色合いは
    中央アジアやロシアの風景を連想させる
    この地域ではあまり見かけない色合いではありますが。

  • 路地を挟んだモスクの向かい側では<br />バナナの露店が暇そうに商いをしている。<br />その前を急ぎ足の商人が次か次へと通り過ぎて行く。<br /><br />バナナと言う南国の日常がこんなにも<br />似合うモスクを私は今までに見た事がありません。

    路地を挟んだモスクの向かい側では
    バナナの露店が暇そうに商いをしている。
    その前を急ぎ足の商人が次か次へと通り過ぎて行く。

    バナナと言う南国の日常がこんなにも
    似合うモスクを私は今までに見た事がありません。

  • 観光客(異教徒)もこの門の先の内庭までは入場できます。<br />しかし、モスクの建物の内部に入っていく事は出来ません。<br />同じイスラム教のモスクと言ってもその地域によって<br />異宗教の民族に対するウエルカム度合いは様々です。<br /><br />内部の様子がうかがえなかったのは残念ではありますが<br />私たちはお邪魔させて頂いている一異邦人、<br />地元の慣習を尊重しそれに従うのは当然です。

    観光客(異教徒)もこの門の先の内庭までは入場できます。
    しかし、モスクの建物の内部に入っていく事は出来ません。
    同じイスラム教のモスクと言ってもその地域によって
    異宗教の民族に対するウエルカム度合いは様々です。

    内部の様子がうかがえなかったのは残念ではありますが
    私たちはお邪魔させて頂いている一異邦人、
    地元の慣習を尊重しそれに従うのは当然です。

  • ペター地区の北側を走る幹線道路の木陰で<br />PickMeを拾うために待つ事15分。<br />途中流しのトゥクトゥクに声を掛けられても<br />ひたすら車を待ち続けている私たちを<br />背後から静かに見つめる視線を感じました。<br /><br />笑顔が眩しい大きな瞳の天使たちは<br />私たちが視線を向けると隠れる<br />目を逸らすと扉から顔を覗かせる<br />そんな遊びが5分以上も続いていきます。<br /><br />彼女たちがずっと笑顔でいてくれた事は<br />きっと私たちがずっと笑顔で楽しんでいた証に違いない。

    ペター地区の北側を走る幹線道路の木陰で
    PickMeを拾うために待つ事15分。
    途中流しのトゥクトゥクに声を掛けられても
    ひたすら車を待ち続けている私たちを
    背後から静かに見つめる視線を感じました。

    笑顔が眩しい大きな瞳の天使たちは
    私たちが視線を向けると隠れる
    目を逸らすと扉から顔を覗かせる
    そんな遊びが5分以上も続いていきます。

    彼女たちがずっと笑顔でいてくれた事は
    きっと私たちがずっと笑顔で楽しんでいた証に違いない。

  • トリントンのバス停前にある<br />ミルクバーには本当にお世話になりました。<br />毎日の水はほぼここで買いましたし<br />おやつのカレーパンやコーヒー・紅茶は<br />毎日欠かさずここで頂きました。<br /><br />言葉も要領も分からず暫く眺めていると<br />店の人が手招きして私たちの注文を聞いて下さる<br />とても気持ちの良い対応をして頂けたバーでした。

    トリントンのバス停前にある
    ミルクバーには本当にお世話になりました。
    毎日の水はほぼここで買いましたし
    おやつのカレーパンやコーヒー・紅茶は
    毎日欠かさずここで頂きました。

    言葉も要領も分からず暫く眺めていると
    店の人が手招きして私たちの注文を聞いて下さる
    とても気持ちの良い対応をして頂けたバーでした。

  • 13日と言う日々は思ったよりも早く過ぎ去り<br />本日深夜の便でスリランカを離れてタイに向かいます。<br />コロンボ最後の一食は相棒も納得の笑顔で<br />このミルクバーのカレーパンです。<br />飲み物は当然ミルクティーかと思いきや<br />相棒はコーヒー、それが彼女の流儀だそうです。

    13日と言う日々は思ったよりも早く過ぎ去り
    本日深夜の便でスリランカを離れてタイに向かいます。
    コロンボ最後の一食は相棒も納得の笑顔で
    このミルクバーのカレーパンです。
    飲み物は当然ミルクティーかと思いきや
    相棒はコーヒー、それが彼女の流儀だそうです。

  • スリランカ最終日、レイトチェックアウトが<br />宿側の予約の都合で出来なく荷物を預かってもらって<br />ペター界隈を観光していた私たちは宿に早めに戻り<br />心地よい大きな応接間で時間を潰す事にしました。<br /><br />時間つぶしのネタは当然スリランカの13日間。<br />二人共通の一番鮮烈に記憶に刻み付けられた思い出は<br />ジャフナにへと向かう7時間に及ぶ激混み熱風振動列車の3等席。<br /><br />“移動ってこんなに大変なのかスリランカは?”<br />”こんな出だしでこの先旅行は本当に大丈夫なのか?”と言う<br />小心者の旅行者の不安な気持ちなど微塵も介さず<br />一日の終わりを静かに、そして感動的に包み込む洛陽(写真)。<br />この風景を見せるために色々なものが結びつけられ<br />私たちはこの場に引き寄せられたに違いない。<br />そんな縁を感じた時の感動はなかなか得難いものです。

    スリランカ最終日、レイトチェックアウトが
    宿側の予約の都合で出来なく荷物を預かってもらって
    ペター界隈を観光していた私たちは宿に早めに戻り
    心地よい大きな応接間で時間を潰す事にしました。

    時間つぶしのネタは当然スリランカの13日間。
    二人共通の一番鮮烈に記憶に刻み付けられた思い出は
    ジャフナにへと向かう7時間に及ぶ激混み熱風振動列車の3等席。

    “移動ってこんなに大変なのかスリランカは?”
    ”こんな出だしでこの先旅行は本当に大丈夫なのか?”と言う
    小心者の旅行者の不安な気持ちなど微塵も介さず
    一日の終わりを静かに、そして感動的に包み込む洛陽(写真)。
    この風景を見せるために色々なものが結びつけられ
    私たちはこの場に引き寄せられたに違いない。
    そんな縁を感じた時の感動はなかなか得難いものです。

  • 私が今まで行ったことのある様々な国々の<br />インド人街で見て来た鮮烈過ぎるあでやかな色彩が<br />スリランカでも街中の至る所にありました。<br /><br />キャンディの仏歯寺でもそうであったように<br />スリランカのお寺はカラフルな南国の花で飾られています。<br />花の種類は変わってもこの色合いこそが<br />私たちの感性を魅了し続ける南インドの<br />文化を象徴する物の一つである事は確かでしょう。

    私が今まで行ったことのある様々な国々の
    インド人街で見て来た鮮烈過ぎるあでやかな色彩が
    スリランカでも街中の至る所にありました。

    キャンディの仏歯寺でもそうであったように
    スリランカのお寺はカラフルな南国の花で飾られています。
    花の種類は変わってもこの色合いこそが
    私たちの感性を魅了し続ける南インドの
    文化を象徴する物の一つである事は確かでしょう。

  • コロンボは都会でしたが<br />地方の都市は振興途中の田舎です。<br />そこで暮らす人々は穏やかで優しい人々です。<br />私たちのような異邦人に対しても<br />はにかみながらも親切に対応して下さいました。<br />言葉を交わさずとも投げかけてくれる笑顔は<br />どこかに不安を抱え旅する旅行者にとって<br />掛け替えの無い安心と喜び、更に思い出となります。<br /><br />今回の旅行では列車で3回長距離移動しましたが<br />その内2回現地の人にサンドイッチのおすそ分けを頂きました。<br />こんな経験は日本ではなかなか出来ません。<br /><br />この場を借りて、スリランカで出会った優しい人々<br />ありがとうございました、そしてご馳走様でした。

    コロンボは都会でしたが
    地方の都市は振興途中の田舎です。
    そこで暮らす人々は穏やかで優しい人々です。
    私たちのような異邦人に対しても
    はにかみながらも親切に対応して下さいました。
    言葉を交わさずとも投げかけてくれる笑顔は
    どこかに不安を抱え旅する旅行者にとって
    掛け替えの無い安心と喜び、更に思い出となります。

    今回の旅行では列車で3回長距離移動しましたが
    その内2回現地の人にサンドイッチのおすそ分けを頂きました。
    こんな経験は日本ではなかなか出来ません。

    この場を借りて、スリランカで出会った優しい人々
    ありがとうございました、そしてご馳走様でした。

  • 今世紀になってさらに民族紛争が激化し<br />2004年のスマトラ沖地震の津波で甚大な被害を受け<br />復旧にはかなりの時間が掛かるだろうと言われていた<br />そんなスリランカに旅行できる日が訪れるとは<br />正直全く思ってもいませんでした。<br />しかし、世界経済は増々グローバルになり<br />航空業界ではLCCが世界各地を結び<br />誰でもクリック一つでどこへでも行ける時代が<br />私たちをこの地スリランカに連れて来てくれたのです。<br /><br />スリランカの個人旅行に関しては地方都市において<br />移動や宿など問題となるところは幾つもありましたが<br />手付かずの自然のなか文化を育んで来た大地と<br />そこに住まう人々は私たちを十分に楽しませてくれました。<br />ありがとう、スリランカ。<br /><br />次回の機会へと残してしまって来た宿題は<br />これから何年もかけて実現して行きたいと思っています。<br /><br />さて、私たちはこれからスリランカを離れ<br />タイのアユタヤで道草をしてから日本に帰ります。<br />次回のアユタヤ番外編もよろしくお願いします。

    今世紀になってさらに民族紛争が激化し
    2004年のスマトラ沖地震の津波で甚大な被害を受け
    復旧にはかなりの時間が掛かるだろうと言われていた
    そんなスリランカに旅行できる日が訪れるとは
    正直全く思ってもいませんでした。
    しかし、世界経済は増々グローバルになり
    航空業界ではLCCが世界各地を結び
    誰でもクリック一つでどこへでも行ける時代が
    私たちをこの地スリランカに連れて来てくれたのです。

    スリランカの個人旅行に関しては地方都市において
    移動や宿など問題となるところは幾つもありましたが
    手付かずの自然のなか文化を育んで来た大地と
    そこに住まう人々は私たちを十分に楽しませてくれました。
    ありがとう、スリランカ。

    次回の機会へと残してしまって来た宿題は
    これから何年もかけて実現して行きたいと思っています。

    さて、私たちはこれからスリランカを離れ
    タイのアユタヤで道草をしてから日本に帰ります。
    次回のアユタヤ番外編もよろしくお願いします。

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