GWチェコ・オーストリア旅行③ プラハ後編（プラハ城、ヴァーツラフ広場、カレル橋）

2019/04/29 - 2019/04/30

今年のGWは10連休。行先を検討した結果、この数年ずっと行ってみたかったチェスキークルムロフとハルシュタットに決定。せっかくチェコとオーストリアへ行くので、プラハとウィーン、ザルツブルクも再訪しました。連休開始前日夜に出発し、連休終了翌日早朝に帰国する9泊12日の旅となりました。

元々は、JALのマイルで、ワンワールドの特典航空券を購入しヨーロッパへ行く計画を立てていたのですが、既にどの航空会社も日本発着便の特典航空券に空きは無くなっていました。そんな中、エミレーツの香港発着なら空席を発見。そこで、日本と香港間は、別途航空券を購入し、行きも帰りも香港発着で行くことに決定。行き（成田→香港→ドバイ→プラハ）、帰り（ウィーン→ドバイ→香港→成田）という行程です。香港と欧州間は、いずれもエミレーツ航空。初めて乗るエミレーツ航空も今回の旅の楽しみの一つでした。
ということで、香港1泊、プラハ3泊、チェスキークルムロフ1泊、ハルシュタット1泊、ザルツブルク1泊、ウィーン2泊の9泊12日の旅です。
オーストリアは17年ぶり6度目、チェコも同じく17年ぶりで3度目です。

Vol.3は、プラハ市内観光（後編）。プラハ３日のメインは、プラハ城観光。プラハ城のほか、生憎の雨の中、ヴァ―ツラフ広場など主な観光スポットを回りました。
翌プラハ４日目、チェスキークルムロフ出発前に最後のプラハ市内観光を楽しみました。

エリア プラハ(チェコ)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

4月29日、月曜日。
2泊目は、ポイントでは無く、支払いで宿泊しています。今日は、ホテルの朝食をいただきます。
ビュッフェでしたが、特段印象に残るメニューは無かったです。アジアコーナーには、割り箸がありました。チェコっぽいものと言えば、チェコのケーキがあったくらい。オムレツは作ってもらえます。

インターコンチネンタル プラハ ホテル

最初に取ってきたお皿を見ても、あまり印象の残らない朝食でした。
今日は、朝からプラハ城観光の予定です。天気は予報通りの雨。そして、この日の気温は７℃。真冬の寒さでした。

前回プラハ城へ行った時（2002年）は、旧市街広場からカレル橋を通り、プラハ城まで歩いて行ったのだけど、上り坂がきつかったので、今回は最初から車にしようと決めていました。ただ、今日の天気では歩きという選択肢はどのみち無かったでしょう。雨は本降り。
UBERを利用してお城の近くまで行き、３つある入口の一つ（北門）から入場。最初にセキュリティチェックがありました。既に結構並んでいます。

プラハ城 城・宮殿

入場後、チケット売場でBコースのチケット（250CZK≒1,225円）を購入。旧王宮、聖イジー教会、黄金の小道、聖ヴィート大聖堂の４つに入場できます。
写真撮影をするためには、追加で50CZKがかかります。

第二の中庭。コールの噴水は修復工事中。
なお、プラハ城は、聖ヴィート大聖堂などの有料施設に入場せず、この中庭などを散策したり建物を外から見る分には料金はかかりません。
第ニの中庭から正面の門を抜け、聖ヴィート大聖堂へ向かいます。第二の中庭からも聖ヴィート大聖堂の大きな尖塔が見えています。

有料スポットの入口には、改札のような機械が置かれていて、そこにチケットをかざして入場するシステムでした。
聖ヴィート大聖堂の見所の一つであるミュシャのステンドグラスは、入ってすぐの所でした。たくさんステンドグラスが並んでいますが、大勢の人がいるのと、絵も特徴的なのですぐにわかります。

聖ヴィート大聖堂 寺院・教会

聖ヴィート大聖堂内部。天井が高く、とても広いです。

反対側。
全長124mもあるのだとか。

ミュシャのステンドグラス以外にも、各所にステンドグラスが見られて、見応えがありました。

たくさんの人がカメラを向けていたのは、「聖ヤン・ネポムツキ―の墓碑」。聖ヤン・ネポムツキ―は、カレル橋にある一番人気の像でお馴染みの人物です。

「聖ヴァーツラフ礼拝堂」も聖ヴィート大聖堂の見所の一つ。中には入れず、外からのぞき込めるだけでした。

聖ヴィート大聖堂。とにかく大きくて、全てを一枚の写真に収めることは困難です。
また、見る角度によって全く印象が違いました。
聖ヴィート大聖堂の南塔（左下）は塔の上に上ることも出来ます。天気が良ければ、きっと眺めが素晴らしいでしょう。

聖ヴィート大聖堂前では結婚式の前撮り。こんな天気でお気の毒。
花嫁花婿が立っている扉のレリーフも見所の一つ。

大聖堂前の建物。現在大統領府となっているそうです。
このバルコニーは、かつてヒトラーが演説したのだとか。

この聖ヴィート大聖堂前の広場は、第三の中庭と呼ばれています。
聖ヴィート大聖堂（左）と旧王宮（右）。今度は、旧王宮の見学へ向かいます。

旧王宮の一番の見所は、この「ヴラディスラフ・ホール」。完成当時、ヨーロッパ最大のホールだったそうです。

旧王宮 城・宮殿

ホールの先にあるバルコニーからは、カレル橋などプラハ市内が一望できるスポットになっています。
眺めは最高ですが、雨で霞んでいて残念。

続いてのスポットは、あのピンク色の教会「聖イジー教会」。

正面入口から中に入ると、天井が高く、思っていたよりも広くて開放的に感じました。

聖イジー教会 寺院・教会

非常に歴史のある教会とのことで、内部のフレスコ画は、消えかかっているものもあり、年代を感じました。

聖イジー教会右の道を進み、Bコースのチケットで入れる最後のスポット「黄金小路」。ちゃんと、小路の入口手前にチケットをかざす機械が設置されていました。
カラフルな建物が並んでいます。狭い道なので、雨の中、傘をさしての散策は大変でした。

黄金小路 散歩・街歩き

中でも一番有名なのがNO.22の「カフカの家」。カフカが仕事場として利用していたそうです。
中は、とても狭く、現在は土産物店になっています。

カフカの家の隣の建物に２階へ上がる階段があったので進んでみると、甲冑などが展示されていました。
その後は、小路にある家々を見学しましたが、全体的に期待していたほどの見所は無かったです。
これで、Bコースのチケットで入れる４つの有料スポットの観光は終了です。

そして、最後に東門近くにあるあちらの展望台へ。

ここは、プラハ城の中でも特に眺めの良いスポットでした。プラハ城周辺は、高台のため眺めが良いスポットが多いです。他にもいろいろと絶景スポットをチェックしてきたけれど、この天気なので、残念ながら行けずじまい。

プラハ城全体図。
現在、写真右端の場所にいます。正門（写真左端）へは行っていないので、歩いてきたルートを戻ります。

プラハ城正門前に人だかりが出来ていると思ったら、ちょうど12時の衛兵交代式の最中でした。既に良い場所は取られてしまっているため、遠目でしか見られませんが、貴重なものを見られました。

プラハ城の衛兵交代式 祭り・イベント

衛兵交代が終わった後、楽団の人達が、演奏しながらお城の外へ出て行きました。

こちらが、プラハ城正門「ギガント門」。

プラハ城正門前の広場は「フラッチャニ広場」。2009年にアメリカのオバマ大統領が演説をしたことでも有名。そして、正面に見える大司教宮殿をはじめ、見応えのある建物が固まっています。雨のため、駆け足観光になってしまい残念。

フラッチャニ広場 広場・公園

そのすぐ近くにあるスターバックスは、眺めが良いことで有名です。

スターバックス コーヒー (プラハ城店) カフェ

このテラス席からの眺めが素晴らしいです。まぁ、この天気なので、当然誰もいません。予定では、ここで休憩しようと思っていたけれど、この雨でテラス席も利用できないし、結局ちょっと写真を撮らせてもらっただけでおしまい。

ここからは、ずっと下り坂で、このままカレル橋まで続きます。逆に言うと、カレル橋から歩いてプラハ城へアクセスする際は、ずっと上り坂です。前回（2002年）は、このルートでプラハ城へ歩いてアクセスして大変でした。今回は、逆のルートを辿ります。

ネルドヴァ通りは、可愛らしい建物や土産物店が並ぶ賑やかな通りです。

ネルドヴァ 建造物

坂をずっと下り、マラーストラナ広場まで来ました。ここまで来れば、カレル橋はもうすぐです。
広場の中央には、ペストの終焉を記念して建てられたという塔が建っています。さらにその先にはプラハ城が見えて景観が良い場所でした。

マラーストラナ広場 広場・公園

雨で歩くのも大変なので、カレル橋手前で、UBERを呼んで、ホテルへ戻りました。どこでもネットに繋がるポケットWi-Fiの便利さを実感です。
ホテルに戻ったら、今度は赤ワインがギフトで置かれていました。

再び街歩きへ出発。歩いて旧市街広場へ。昨日、16：00を過ぎていたため中に入れなかった聖ミクラーシュ教会にやって来ました。
天井の壁画が素晴らしく、大きなシャンデリアが輝いていました。

聖ミクラーシュ教会 寺院・教会

そして、ちょうど15：00だったので、旧市庁舎の天文時計が動く様子も見られました。

天文時計 建造物

続いて、15：00開店のこちらのビアホール「ウ ズラテーホ ティグラ」へ。お店のシンボルマークはこちらの虎。

ウ ズラテーホ ティグラ バー

まだ15：00過ぎですが、既に満席状態。相席でなんとか座れました。

名物のビールは、１杯48CZK（≒240円）です。注文しなくても、出てきました。観光客も多いですが、地元の常連客も多い印象を受けました。チェココルナを持っていないので、ユーロで支払い。お釣りはチェココルナで返ってきました。

続いて、カフカなどの著名人も通ったことがあるという老舗カフェ「カフェルーブル」へ。敷居の高いイメージがありましたが、格式ばった様子もなく、入りやすい雰囲気のカフェでした。

カフェ ルーブル カフェ

16：00～18：00限定だというティ―セットを注文。たっぷりの紅茶もついて、これで399CZK（≒1,991円）と手頃なお値段でした。

続いて、ヴァーツラフ広場へ。
プラハの春やビロード革命などの舞台となった広場です。縦に長い広場で、広場と言うより大通りというイメージでした。正面に見えるのは国立博物館。

ヴァーツラフ広場 広場・公園

国立博物館前をズーム。博物館前には、聖ヴァーツラフの騎馬像。
天気が良ければ、あそこまで歩きたいけれど、この天気なので、ここからの眺めで諦めます。広場は750mもあるので、端から端まで歩くのは大変です。

部屋に戻ると、またまたギフト。初日と同じスパークリングワインとケーキ。まだ、初日のスパークリングワインも飲んでいないのに・・・。
というわけで、３つもギフトをいただいてしまった。今回の３泊の滞在は、それぞれ別に予約を取っているためだと思われます。カードキーが滞在日が変わるごとに、エラーになってしまい、その度にフロントへ申し出なければならなかった、というマイナス面もありました。

明日はチェスキークルムロフへ移動の日。持ち歩くのも大変なので、まずはスパークリングワインを１本空けました。
雨が降っていなければ、夜の散策に行って、ライトアップされたプラハ城や旧市街広場を見たかったのですが、もう何処へも行かず、ホテルでゆっくりしました。
ホテルのテレビは、日本のテレビ放送も入っています。スクランブルで、民放やNHKを流していました。

4月30日、火曜日。
今日は、10：00発のバスで、チェスキークルムロフへ移動する予定。それまでの間、最後のプラハ市内観光です。
朝食は、部屋で簡単にすませ、7：30にホテルを出発。こちらはホテルのすぐ前にあるチェフーフ橋。正面には大きな公園「レトナ公園」。

チェフーフ橋 建造物

チェフーフ橋は渡らず、ヴルタヴァ川沿いを進み、カレル橋を目指します。朝方は冷え込みました。

カレル橋の隣の「マーネスーフ橋」まで来ました。正面にはプラハ城。川面に橋や建物が写って美しいです。

マーネスーフ橋 建造物

マーネスーフ橋の袂にある宮殿のような建物は、プラハ交響楽団の本拠地にもなっているという「ルドルフィヌム」という建物。

芸術家の家 (ルドルフィヌム) 現代・近代建築

マーネスーフ橋から見たカレル橋。
マーネスーフ橋を渡り、旧市街側から対岸へ渡ります。

橋の上から白鳥がたくさん見えたので、川岸まで来てみました。看板も設置されていて、ここは白鳥で有名なスポットのようです。
ここでも、昨日のプラハ城と同じくウェディングドレスを着て撮影するカップルがいました。

そのまま、川沿いに進むと、面白いオブジェがある博物館がありました。「フランツカフカ博物館」です。
一昨日に訪れたカフカ像と言い、なんとも独創的な世界観がここでも垣間見られました。

フランツ カフカ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

そのまま進むとカレル橋。
この時間帯、昼間の喧騒が嘘のように空いています。

カレル橋 建造物

あの、人気撮影スポット「聖ヤンネポムツキー像」前にも誰もいなくて独占できます。

聖ヤン ネポムツキー像 モニュメント・記念碑

カレル橋から見たプラハ城。
この角度の眺めが、やっぱり好きです。

昨日の大雨で出来た水たまりに写る旧市街橋塔。

昨日は気付かなかったけれど、こんな所にチューリップ畑。プラハ城と共に写すと美しい光景でした。記念撮影しているカップルがどくのを待っていたけど、全くその気配が無いのでこんな写真に・・・。
この後、歩いてホテルまで戻りました。

ホテルをチェックアウト後、またUBERでチェスキークルムロフ行きのバスが出るバスターミナル「ナ クニーゼツィ バスターミナル」へ。
こちらのバスで、この後、チェスキークルムロフへ向かいます。

ナ クニーゼツィ バスターミナル バス系

この旅行記へのコメント （2）

• マズウェルさん 2019/06/26 19:09:23

  雨でも美しい☆

  arurun さま
  
  こんにちは。プラハの続きにおじゃましております(・∀・)。
  
  お天気は残念でしたね。そして７℃とは！寒い(＞_＜)。服装とか、たいへんですよね。
  
  来年の予定なのでまだ何も調べていないのですが、プラハ城は散策するだけならチケットが要らないのですね。プラハは街歩き自体を楽しもうと思っているので、内部の見学はいいかな？と思ってました。参考になります。
  
  それにしても混んでますね！これは苦手な早起きをしないと厳しいかもしれません(笑)。
  
  インターコンは規約が変わったと思いますが、フルーツやギフトがあったのですね。自分は３月に万座、４月にベルリンに宿泊しましたが、どちらも２千円程度のバウチャーでした。ホテルによって違うのですかね。
  
  
  マズウェル
  

  arurunさん からの返信 2019/06/27 15:40:16

  RE: 雨でも美しい☆

  
  マズウェルさん、こんにちは。
  コメントありがとうございます。
  
  インターコンチのギフトは、実のところ、よくわからないんです。記念日で滞在したので、それでいただけたのかもしれません。
  この後に泊まったウィーンのインターコンチでは、バウチャーの説明があったのですが、プラハでは何の案内もありませんでした。ギフトをいただいたこともあって、特に確認もしなかった次第です。
  
  お天気は仕方ないとは言え、残念でした（涙）
  防寒対策は、あまりしていかなかったので、持っているものをありったけ重ね着してと大変でした。それでも寒かった…。
  
  プラハ城は、高台にあるので、景色が素晴らしいです。散策だけでも楽しめると思います。
  ほぼ朝一で行きましたが、混んでいましたね。特にセキュリティチェックの列にはビックリしました。
  それでも、やっぱり朝の方が空いているのかなぁ？？早起き、頑張ってください！
  
  arurun