2019/03/22 - 2019/03/24
1位(同エリア7件中)
ピンダさん
昔オランダ領、今はベルギーにあるモレネという三角形の土地。
境界線を引いたとき、ポッカリと間が空いてしました。
約100年それが続きました。
そんな変わった土地があると聞いて、お出かけしてきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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金曜日の午後からの出発だったので一日目は宿に到着しただけ。
今回はGreen Resorts Mooi Bemelenというバカンシーパーク。
4名用コテージで一泊100ユーロ。
新しいパークで、まだレストラン棟などが出来上がっていないとのこと。なので今は格安です。 -
2日目はKelmisケルミスへ。
ここのMuseum Vieille montagneという博物館が今回の目的でもありました。 -
およそ100年(1816-1920)に渡りどの国にも属さないという三角地帯が成立していたという事実をご存じでしょうか。
この土地には亜鉛鉱山があり、その領有権をめぐって対立したそうです。
このモレネという中立地域は北端をドイツ・オランダ・ベルギーの国境にあったため、当時は4国の国境となっていました。これはなかなか珍しいことで、唯一ここだけでした。 -
そうゆうわけで、地味なのですがちょっと変わった歴史がある街に行きたいということでやってきました。
この本、デジタルブックになっていて、本自体は本物ですが、上から投影されたものがページをめくるたびに変わるので本当の本のように読めます。面白いです。 -
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これがその三角地帯。
赤い線の右側がドイツ、青い線の左側がオランダ(当時)間の三角形はどこの国でもなかったんですね。 -
亜鉛を精製する人々。
かわいい絵なので壁紙にしてもいいわ。 -
亜鉛鉱山の模型。
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そして三角形の頂点であるDrielandenpunt。
観光地です。
この写真はその地点のではないのですが、オランダが誇るオランダ最高地点。
東京タワーよりちょっと低いくらいです。 -
そしてちょっと早めのランチ。
Taverne de Grenssteenというレストランでした。
Drielandenpuntサラダを注文。
三角形のお皿! -
メインが出てくるまでやたらと時間がかかったので店内を見ていると、
昔の写真が!
国境だけに当時はちゃんと柵があったんですね。奥に見えるのはドイツ兵。 -
やっとメインが来ました。
酸っぱい牛肉の煮込み=つまりシチューです。
日本の味に近く、お肉はホロホロでおいしかった。 -
その後車で15分くらいにあるワイナリーへ。
オランダ初のスパークリングワインを作っています。
試飲させてもらえます。特別おいしいということはないのですが記念に一本買って帰りました。 -
ワイナリーの裏は開けて眺めがよかったです。
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新しい道なのですが、自転車専用の赤い道と車道のグレーの幅が全く同じという不思議な道に遭遇。
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そしてまた近くのゴルフ場へ。
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ショートゴルフが一人12.5ユーロで楽しめます。
またやりたい。 -
3日目。
朝からウォーキングに出かけます。
Sint-Pietersbergはマーストリヒトの南に位置する山?丘?です。 -
オランダのグランドキャニオン??らしきものも見られます。
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歩いているとこんなのどかな風景や、
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牛にも会えます。
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この子がとーってもかわいい顔だったのでアップにしてみました。
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次は日本のガイドブックでも有名な白い街トールンへ。
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パンケーキ専門店であえてワッフルを注文。
リンブルフ名物のホットチェリーがすっぱ甘かったです。 -
そしてそのカフェの向かいに建つ教会へ。
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ここはAbdijkerk museumとなっていて有料。
ミュージアムカードを持っていたので無料で入ることに。
入るとすぐに映像の部屋へ案内されます。
ここでトールンの歴史を学ぶことに。
ざっくりいうと、金持ちの女性たちが住んでいたところにフランス軍がやってきて、彼女たちは街から逃げて、貧しい人たちが残った。フランス軍は窓の大きさで税金をとると言い出したのでお金のない人々は窓をレンガで小さく直した。元の壁と窓を小さくしたレンガの色の違いを隠すために外壁を白く塗ったことから白い街が生まれた、という。なるなる。 -
期待を裏切らずこじんまりときれいです。
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教会受付のおばちゃんが、ここもとってもきれいだから絶対行って!というので街はずれの礼拝堂Kapel onder de Lindenへ。
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先客がおひとり祈っていたので最初は写真も撮れず、静かにじーっと座っていました。
その方は涙をおさえて帰って行かれました。
この礼拝堂の成り立ちはというと:
Clara-Elisabethという女性は病弱でしたが、野外礼拝堂によく行きました。
7年間の病気の後、修道院長がこう約束します。彼女が再び自分で歩いてチャペルに行くことができれば、そこにちゃんとしたチャペルを建てる。それがこの礼拝堂になりました。
もしかしたら病気治癒に絶大なご利益があるのかもしれません。 -
礼拝堂サイドの壁にはこんな白くて長いものが掛かっています。
何かのツノ?と思いましたが、巨大なロウソクでした。 -
お天気が良いのでお城へ行くことに。
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Kasteel Heeswijkです。
2019年ブラバント州の名城に選ばれたようです。 -
約1000年の歴史があり、2005年に修復されたようですが、中には古いままの壁紙や傷んだ床なども見られ、実際に住んでた感も味わえます。結婚式もできるそうです。
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ミュージアムショップではタブレット端末を貸してもらえます。
中はすごく広いわけではないのですが、見応えあり。 -
ライオンの顔が。。
あひょ~。 -
日曜日は結構混んでいて駐車場に入りきらず路駐の車がこんなに。
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最後はアントン・ピークミュージアムへ。
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20世紀のオランダの絵かきさん。
クリスマスカードや本の挿絵、カレンダーなどで知られています。オランダの遊園地エフテリングのキャラクターでも有名です。見たら誰しもああ、これか、と思う絵があると思います。 -
イラストのイメージが強いのですが、油絵も描いていて展示されています。
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2階ではしろくまくんの展示がありました。
作者のHans de Beerは1957年オランダ Muiden生まれ。
思春期に入院したとき絵を描き始めました。
高校卒業後、歴史専攻しましたがうまくいかず、アムステルダムのRietveld Academie に行くことを決意。そこで有名なイラストレーターに出会いインスピレーションを得たということです。しろくまくんは彼の卒業プロジェクトだったそうです。 -
絵本の表紙だけ知ってるのがありました。
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そして同じ作者のHaas en Mol。
野うさぎともぐら。
どちらも穴掘りですな。
そしてどちらもオランダでは身近な野生動物です。
さて、ここで3日間のリンブルフの旅は終了です。
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