2019/03/09 - 2019/03/09
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オカンさん
今年は暖冬だったヨーロッパ。主人と二人でJALパックを利用し、早春の中欧3カ国を周遊しました。
成田からヘルシンキで乗り継ぎ、プラハへ。その後チェスキークルムロフ、ウィーン、ブダペストを周遊しました。
4日目はウィーン、午前中はツアーの観光。
午後のフリータイムは私の希望で美術史美術館へ。
夜は音楽が好きな主人が教会コンサートのチケットを取ってくれました。
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3月9日
今日は丸1日ウィーン観光。
夜のコンサートに備えて夕方に一旦ホテルに戻り仮眠(できるかな)した後再び出掛ける予定です。
写真はシェーンブルン宮殿。内部は撮影禁止で、私の手持ちの写真はこれだけ。
内部は本当に素晴らしかったので、これから行かれる方は見てのお楽しみ! -
シェーンブルン宮殿のショップは充実しています。
しかし大所帯のオーストリアハプスブルク家なのに、グッズの顔となっているのはバイエルンから嫁いで結婚後はほとんどウィーンに居着かなかったエリザベート皇妃(シシィ)ばかり!グッズ、包装紙やお土産用袋までデカデカとシシィ。たまーに夫のフランツ・ヨーゼフが登場する。それ以外のキャラクターはマリア・テレジアくらいしかいない。(それさえクリムトグッズより少ない)
エリザベートは宝塚の演目にもあるので日本だけで人気なのかと思ってました。
やっぱり美女のほうが映えるから?
シェーンブルン土産だけではなくオーストリア全体としてもお土産のキャラクターはシシィが多くて、モーツァルトと二分してる感じです。
どうでもいい話ですが、カンガルーにバッテンした「オーストラリアではありません」という自虐的なオーストリア土産があるらしいです。 -
続いてべルヴェデーレ宮殿。
オーストリアギャラリー、楽しみです。
クリムトやシーレなど、ウィーン世紀末芸術の傑作がいっぱいあります。 -
世紀末芸術と言いましたが「アール・ヌーヴォー」と言えば1番ポピュラーかな。各地で同時多発的に起こったので色んないわれ方をします。ベル・エポック、アーツアンドクラフツ運動、ユーゲント・シュティールなど。
ウィーンにおいては
1897年、ウィーン分離派(ゼセッション)結成。
建築、絵画、商業デザインなどあらゆる才能が花開いた黄金時代。
やがてある日突然の終焉を迎えます。
1918年、第一次世界大戦が終わるとオーストリア・ハンガリー帝国が崩壊。
この年、クリムト、シーレ、オットー・ワーグナーがなぜか揃って他界。
650年続いたハプスブルク帝国の終わりに最後に輝いた時代なのでした。 -
こんにちは。
わたし、スフィンクス。 -
世紀末芸術の時代、大好きなのです。
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あー、雰囲気あるわーとここまではいい感じでした。
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中に入ると、人多い。
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セガンティーニ、ベックリンに、シーレ!
クリムトの作品もいっぱいあります。
「ユディト」も解説がありましたが、なにせ人が多過ぎて鑑賞どころではありません。
ちょっと前までは撮影禁止だったのに。 -
特に酷かったのがやっぱりコチラの前。
この写真はひと波ひいてから撮った。脇から撮るので精一杯です。
アジア圏の団体が「接吻」をバックに自撮り大会。
名画に自分写り込んで楽しいんかい!
しかも原画、接触しないでー!
こちらの展示室、結界もなく監視員も少ない。
なんとかしてください。 -
こちらや
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こちらにも興味持って!
こんな美術館イヤだー。タイミングが悪かったのかな。 -
わたしスフィンクス。
展示室にいる皆さん、秩序を守ってね。
せっかくスフィンクスもいて世紀末芸術感いっぱいなのに。 -
オットー・ワーグナー設計カールスプラッツ駅がチラリと。
こちらをゆっくり観られなかったのが残念でした。
分離派会館もすぐそばにあります。
この近くに「ワルツ」という日本人の駆け込み寺的なセレクトショップ(免税店?)があります。
更にとなりの日本料理店「日本橋」は、ちゃんと日本人の経営との事。
ウィーンも日本料理店の大半が日本以外のアジア人がやってるんだと。 -
オペラ座を横切って
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ケルントナー通り。
ザッハーはすでに行列が出来ている。 -
今年は暖かいからか、もうカフェはオープンテラスを始めている。ガイドさんのお友達のカフェのお姉さん。
愛想良く手を振ってくれるので私のカメラも揺れていた。 -
そのお姉さんのお店はハイナー。
現地駐在ガイドさんのオススメケーキ屋さん。
地元でも愛されてる、ザッハーよりも!とゴリ推し。
時間があれば行ってみようかな。 -
シュテファン寺院に着きました。
なんといってもモザイク屋根が特徴的です。 -
もう少し歩いて、リンク周辺へ。市庁舎にある、ラートハウスケラーで昼食。
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このホールが有名ですが、今日は小さめのダイニングでした。
大ホールは扉が開いていたので写真だけ撮りました。 -
こちらが私達のダイニング。
ステキです。 -
今日は夜のコンサートが終わるまで、私たち飲みません!
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フワッとした、スフレ的な食感(和食なら真薯)のものが浮かんだスープ。
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名物シュニッツェルです。
美味しかったですよ。付け合わせのじゃがいもも。
しかし量が多く、半分で断念。
添乗員さんはユーラシア大陸くらいありますね!と爽やかに言った。 -
林檎のパイ。生地が薄くパリパリで美味しい。
アイスクリームに生クリーム添え。
食事が終わったらフリータイムです。 -
ブルク劇場。
1860年頃からリングシュトラーセの沿道に
ブルク劇場、オペラ座、美術史美術館、国会議事堂などの壮麗な建築群が建設されました。
この辺りは比較的新しい感じがします。
道幅も広々してどこを見てもすごいのに、挙げ句の果てにホーフブルク(王宮)が出現。
江戸時代でさえ260年だったのに650年続いたハプスブルク帝国。神聖ローマ帝国(そもそも神聖でもローマでも帝国でもなかった国)皇帝位をほぼ独占、婚姻関係によって領土を拡大し長きに渡ってヨーロッパに君臨しました。欧州の三分の二と中南米を支配した時代もあったとの事。当然あらゆる文化遺産があり、短期間ではまわりきれません。 -
肖像画であろうが彫刻であろうが誰よりも威厳たっぷりに描かれるマリア・テレジア。
夫フランツ・シュテファンよりも男前に。
それでも決定的な、美術的価値のある肖像画がないという説もある。 -
私の1番のお楽しみだったのは美術史美術館です。
マリア・テレジア像を挟んで左右対称に、もう一つ同じ建物があり、それは自然史博物館。
今度は混んでませんように…。 -
おお、いきなりあの彫刻の階段があるのか。
ずっとラオコーンと思い込んでいた、実はミノタウルスを殺すテセウス。(今度こそ覚えよう)
そこそこ人は多いけど、皆さんお行儀良く鑑賞。
よかった。 -
クリムトの壁画はすぐみつかりました。
はぁ~と見上げていると、階段に生けてある大きなカサブランカの香りが。
この香りと共に忘れられない貴重な時間になりました。 -
こちらの展示室、各作品ごとにキャプションがあるわけではないのですね。
たまーにあったり、まとめてあったり。
これだけ名画揃いならそれで十分かも。
そもそもこの時代の絵画に作品名など、ほぼなかったらしい。
この絵は誰のでしょーか?とクイズ感覚で展示室を巡ってみる。
ここはカラヴァッジォに違いない。
これは…サイズ大きい+皮下脂肪多い=ルーベンス、正解。 -
コレッジョのガニュメデス。
意外と小さい作品でした。 -
コレクションの礎を築いたは、このマクシミリアン1世と孫のフェルディナンド1世。
これはもちろんアルブレヒド・デューラー作。
このアゴで驚いてはいけない。
カール五世というツワモノがいます。 -
ルドルフⅡ世。
彼の収集癖や芸術への関心、そして後援する事がハプスブルク家の伝統となる。
それから代々にわたって様々なコレクションが収集されたとの事。
この肖像画はアーヘン作。
てっきりアルチンボルドだと思い込んでました。 -
そのルドルフⅡ世のお気に入り、アルチンボルド。
四元素のアレゴリー。 -
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ここ、盛り上がってます。
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何故ってベラスケスだもの。
これはスペインハプスブルク家から嫁いできたマルガリータ王女。
言わずと知れたあの「ラス・メニーナス」のセンターのお姫様。
スペインハプスブルク家が途絶えた後、こちらに移された作品もあるとの事。
ベラスケスの原画に会えるのは、昨年日本で公開されたプラド美術館展以来。
またお目もじ叶い、なんたる幸せ。 -
ブリューゲルがいっぱい!
大ブリューゲルの有名な作品、ほとんどここにあるんじゃないかと思った。 -
このブリューゲルの隣にあったフェルメールの部屋を見逃す。
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名物カフェ、ただいま設営中!
何か催し物でもあるのかな。 -
美術史美術館のほうは絵画以外にもエジプト・オリエントコレクション、古代文化、美術工芸品、古銭コレクションなどがあります。
私たちは絵画だけ、駆け足で観ました。 -
コレクションもすごいけど、この建物自体をじっくり鑑賞する価値ありです。
どこを見ても目が眩むような美しさ。 -
リンクに沿って歩きます。
モーツァルト像。 -
一旦、ホテルに戻ります。
今回ショックだったのは、ホテルの最寄駅が工事中で閉鎖だったこと!
地下鉄を使う場合はひと駅歩いてくださいって距離はどのくらいなのか?
タクシーの利用なども想定し、その時の疲れ具合や条件に合わせる事にしました。
結局地下鉄が便利でわかりやすいし(主人が先導するのについて行っただけですが)ひと駅歩いても10分もかからなかったので地下鉄を使いました。
地下鉄のチケットは駅かタバコ屋でも買えます。
券売機は最初にEnglish(アイコンはユニオンジャックマーク)さえ押せば、大丈夫なカンジです。紙幣が使えないのでご注意を。カードは使えます。
駅をバッサリ閉鎖するって大胆!と思いましたが、車内の路線図はちゃんと書きかえてあるし、車内アナウンスは工事期間もちゃんと案内。
その辺はキチンとしてました。 -
ホテル近くのスーパーBillaで買い物してからホテルに戻る。
足湯に浸かって疲労回復に勤めます。
ほんの10分くらい眠ったような気がします。
コンサート前にサクッと夕飯。
スーパーのサンドイッチはパンのサイズ自体がデカイ!
でもパンは柔らかいし、具もジューシーで満足。
ご時世なのかカフェラテのカップにストローはなし。
その為「フタをめくって、口を当てて飲んでね」という説明書きがあり、逆に悩む。 -
再び一駅先まで歩いて、地下鉄カールスプラッツ駅で乗り換え。シュテファンプラッツで降りて地上に出ると、ライトアップされたシュテファン寺院が。
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オープンカフェが夜もやってますが、風が強くグラスが飛ばされてたり。
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こちらはウィーンのペスト記念塔です。
これが見えたらペーター教会はもうすぐ。 -
すぐにわかりました!
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夜でも馬車が走ってます。
数年前、主人の両親がウィーンに立ち寄った際、この馬車に乗ったらしいです。
教会でパイプオルガンの演奏を聴いたと言ってましたが、多分このペーター教会だったのではないでしょうか。 -
早く着いたけど、もう開場してました。
私たちも入場。席のカテゴリーはBでしたが、早いからか1番前に通される。
かぶりつきの席です。 -
待ち時間、礼拝堂の中をキョロキョロ。
始まる前に、演奏の間は撮影しないでと案内がありました。 -
これは後方のパイルオルガン。
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ペーター教会以外にも日本語で事前にチケットを入手できるコンサートがあります。観光客向けの豪華な演奏会もあり、ディナーやバレエも付いてるらしい。
しかしお客さん自体のマナーが悪かったり、ドレスコードもあったり面倒なので、教会のほうにしました。
石造りで天井の高い建物、楽器の音も澄み渡ります。
また、大聖堂だと広すぎて残響があるらしいので、このくらいの広さが良いのかな。
バイオリン第一、第二、ビオラ、チェロの弦楽四重奏。
この日は
ビバルディの「四季」より冬、
モーツァルトの「レクイエム・二短調」(←ここで睡魔キター)など。
4人の息ぴったりの素晴らしい演奏。すごい緊張感でした。
アンコールもしてくれて、ドイツ語でアイネと聞こえたのでアイネクライネかな?と思ったら、一曲やりますの1(アイネ)の事でした。 -
盛りだくさんであっという間の一日でした。
お風呂上がりにハイネケンを飲んで、ぐっすり眠りました。 -
一夜明けて
今日はゆっくりの出発。
朝食に甘いパン(お菓子)があって嬉しい。
今日は色々食べてみる。
キュウリにカッテージチーズのせたりした。 -
ウィーンのテレビ番組。
サイレントスポーツというのがあって、解説や実況なし、音楽が流れてただスポーツする様子を見る、という番組がありました。
のんびりしてたら出発の時間!
今から午前中いっぱい移動し、ハンガリーはブダペストに向かいます。
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