2017/08/13 - 2017/08/13
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TOMISLAVさん
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Беларусь(ベラルーシ)旅行記 後編。
ポーランドとの国境近くの街 Брэст(ブレスト)に行ってみた。
歴史に翻弄されたこの街は、最初はベラルーシらしくない街だなと思ったが、観ているうちに、ベラルーシの過程を映す街だと思った。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- LOTポーランド航空 アエロフロート・ロシア航空
-
8/13 Мiнск(ミンスク)駅にて。
5年前来た時こんなにピカピカではなかったような気がするが…。 -
列車に乗って、ポーランド国境近くの街
>Брэст(ブレスト)
へ向かう。片道4時間ほど。 -
今回乗った、開放寝台車の様子。
日中の乗車のため、下段に4人座っている状態だった。 -
13時ごろ、ブレストに到着。
-
ブレストは、かつて、ブレスト=リトフスクと呼ばれていた。
これは、「リトアニアのブレスト」という意味である。
ベラルーシは、ロシア(ソ連)、リトアニア、ポーランド、(あるいはドイツ)の狭間で国境がいくども変動したため、この街もご多分にもれず、幾度も支配国が変わった。
ベラルーシらしからぬ街とも言えるし、ベラルーシらしい街とも言える。 -
ブレスト駅から、バスに乗って、マジェロヴァ大通りまで行く。
写真は、マジェロヴァ大通り。西へ、2kmほど先は、目的地
「ブレスト要塞」だ。
こんな大通りなのに、車があまり通らない、がらんとした通りだ。
バスも見当たらないため、ひたすら歩く。 -
30~40分ほど歩いて、ブレスト要塞の入口にたどり着く。
-
星マークの入口。星の下あたりでは、当時のラジオ放送らしきものが流されていた。
-
ソ連軍の自走砲。
-
ブレスト要塞の鳥瞰模型。
元は、ロシア帝国の要塞として造られたが、第一次大戦中、ロシア革命が起きて、ロシア帝国はソ連にとって代わられる。
ソ連成立後、白軍などが立ち上がり、内戦。
内憂(内戦)外患(ドイツとの戦争)に見舞われた、ソ連は、国内事情を優先し、1918年3月 この地で、ドイツと「ブレスト=リトフスク条約」を結ぶ。 -
要塞内の、「白の宮殿」跡。
ここで、1918年3月 ドイツと「ブレスト=リトフスク条約」を結ぶ。
ソ連側交渉団代表は、トロツキーだった。
赤レンガの建物なのに、「白の宮殿」とはこれいかに? -
ブレスト要塞は、条約によって、ドイツ側にわたり、のちに第一次大戦後に成立したポーランドの管理下になった。第一次世界大戦で、独立したポーランドは、独ソ不可侵条約のドイツとソ連の密約によって、1939年再び引き裂かれる。
写真は、兵舎跡。 -
独ソ不可侵条約の密約によって、ポーランド(第二共和国)はドイツ第三帝国とソ連によって二分されてしまうが、ブレストはソ連側に渡った。
ドイツ第三帝国とソ連の蜜月は2年弱で終わり、独ソ戦に突入する。
独ソ戦開幕で、ここブレストの街はソ連側の最先端だったが、不意をつかれたソ連軍は、ブレストの街のほとんどをドイツ軍にとられてしまう。
しかし、要塞に籠った一部のソ連軍は、ここで1か月ほど、孤立無援の状態で全滅するまで抵抗をつづけた。
写真は、激戦の中で銃弾を浴びた、ブレスト要塞。 -
こちらにも、銃弾の跡がのこる。
-
ブレスト攻防戦の激戦でドイツ軍に捕まり、即座に銃殺された、
Фомин(フォミン)。
英語版wikiによると、彼が、コミッサール(政治将校)で、かつ、ユダヤ人とドイツ軍に判断されたためとのこと。 -
この抵抗により、ブレストは、のちにソ連に奪還され、「英雄都市」となる。
その記念のモニュメント。
ちょっと、コワイ…。 -
ブレスト要塞を表敬訪問した、
Лукашенко(ルカシェンコ)ベラルーシ大統領の写真
ルカシェンコの隣の少年は、婚外子のニコライ君かな。
ルカシェンコさんの奥さんはほとんど姿を現さないそうですが、その代わり「ファーストボーイ」のニコライ君が小姓よろしく公的な場に同席することが多いらしい。 -
孤立無援の中、ドイツ軍に抵抗したソ連軍兵士が壁に刻んだ叫び(複製)。
代表的なのが、1941年7月20日の
Я умираю, но не сдаюсь!
Прощай, Родина
大雑把な訳:我、死にゆく。しかし、屈しない(降伏はせぬ)!
祖国よ、ここでお別れです。 -
ブレスト要塞内のモニュメント(人型)と記念塔。
-
ブレスト要塞を後にし、タクシーでブレスト駅まで戻る。
タクシーに乗るときに、タクシーの運ちゃんに
「Вокзал(バクザール:ロシア語)」
って言ったらうなづいてくれたが、乗車したあと、なぜかこの運ちゃん
「バクザール、ボクザール、バクザール、ボクザール、ワハハ」
とツボにはまっていた。
私の発音が悪いせいもあるだろうが、特に嘲笑する感じではなかった。
おそらく、Вокзал(駅)は、ロシア語で「バクザール」で、ベラルーシ語だと、「ボクザール」だよと言いたかったのだと思う。
ま、ボッタクられなかったので、ウケたのならよしとしよう。 -
17:40 ブレスト発の列車に乗って、ミンスクへ戻る。
ミンスクからブレストまで要塞にしぼれば、日帰りもできる。
なお、先ほどのブレスト要塞の横を流れるブーク河の向こうは、
ポーランド。
本当は、ブーク河を渡ってポーランドに入りワルシャワまで行き、帰国したいところだが、ベラルーシの「ビザなし特例」はあくまで、空路での出入国が要件のため、不可。ミンスクに戻らないといけない。 -
また4時間列車に揺られて、ミンスクへ戻る。
-
22時ごろ、ミンスク駅に戻ってきました。
-
ミンスク駅になぜかあった、新幹線?のイラスト。
高速鉄道導入の野望の表れか? -
22時ごろのため、駅前のマックで遅い夕食。
「Big Mac」は、写真のようにキリル文字で「Биг Мак」となるが、ベラルーシ語では、「Бiг Мак」ではないかと思いながら食べた。
日帰りブレスト行はこれにてオワリ。 -
ベラルーシの南西の都市 ブレスト。
歴史に翻弄された街だが、主が何度も変わり、ベラルーシ固有の街とは言い難い。しかし、却ってベラルーシの変遷を映し、ベラルーシらしい街の一つともいえると感じた。
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