マラガ、コスタ・デル・ソルからお手軽に出かけられるドライビングスポット、Axarquia(アクサルキア)をご紹介してみましょう。マラガの北部、ネルハの間に広がる風光明媚な山間部です。<br />コスタは素晴らしく天気のいい２月の日曜日、自然に囲まれたカントリーサイドの田舎レストランを探しつつ、ドライブに出発！途中までは高速で、片道50キロ程度の行程なので、まあ田舎道に入った部分をのんびり行っても1時間ちょっと、お気軽なものです。特に目的地は定めず、A7001からParque Natural Montes de Malagaの東に上がっていきます。

マラガの田舎へ　Axarquia

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2019/02/04 - 2019/02/04

85位(同エリア330件中)

Chie Malagaさん

マラガ、コスタ・デル・ソルからお手軽に出かけられるドライビングスポット、Axarquia(アクサルキア)をご紹介してみましょう。マラガの北部、ネルハの間に広がる風光明媚な山間部です。
コスタは素晴らしく天気のいい２月の日曜日、自然に囲まれたカントリーサイドの田舎レストランを探しつつ、ドライブに出発！途中までは高速で、片道50キロ程度の行程なので、まあ田舎道に入った部分をのんびり行っても1時間ちょっと、お気軽なものです。特に目的地は定めず、A7001からParque Natural Montes de Malagaの東に上がっていきます。

エリア

マラガ(スペイン)

旅行の満足度: 5.0

グルメ: 4.5

高度が上がるにつれてマラガの市街と湾を見下ろす素晴らしい風景が見えてきます。車も少ないし、勾配もあり絶好のサイクリングコースなのでしょう。本格的なツーリングを楽しんでいる人がたくさんいます。
その日は数日間の寒波のせいで、近くの山も雪をかぶっています。きれいですねえ。沿岸部が20℃に迫る気温でしたからちょっと不思議な感覚です。マラガの早春を感じる、桜に似たアーモンドの花もちらほらと咲いています。

この近隣には、街道沿いにVentaと呼ばれる田舎レストランがたくさんあります。Carretera de Colmenarと呼ばれている A-7000はまさに田舎レストランロード。
昔ながらのマラガ山間部の地元の味、それはPlato de los montes、Migas、山羊肉やチョリソー、モルシージャなど。
これらは牧羊や農作業など屋外でヘビーな作業を行う人々にエネルギーを注入する典型的な田舎料理です。「美味しいか？」と聞かれると、「。。。」少なくとも洗練された料理ではないです。ハハハ。

Ventas
http://www.malagaturismo.com/es/site/naturaleza/secciones/ventas/71
よく知られているVenta Galwayは満席、ここはレストランからの眺望もいいので人気店です。
じゃあもう少し先へ、ということで、久しぶりにColmenar(コルメナール)に行ってみることに。、
「うわあ、街路樹がレモン。」このお家もレモンだらけ。たわわに実っています。
スマホでさくっとレストランサーチをかけて、HOTEL RESTAURANTE BELÉN（Avenida de los Montes,11, 29170 Colmenar, Málaga）を試してみることに。
車を降りると、「うーん、遠くから太鼓の音が聞こえるなあ・・・。」このサイン、スペインでは=パレード・お祭りなどの「イベント」です。
小さな村の日曜日のパレードと言えば、村民総出の一大イベント、行事が終わったら近所のレストランで一家総出のランチパーティとなります。

果たしてベレンは、「いやー、混んでる、混んでる。」久しぶりに見たこの混み具合。マラガでは日本のように整然とした行列にはなりません。みんなBARで立ち飲みしながら待っている。
どんどん中に入って行って、ウェイターのボスを探してウェイティングリストに名前を加えてもらうのです。これでOKです。後は待つだけ。テーブルが空くと名前を呼んでくれます。
レストランの中にはサンアントンの日のパレードのポスターが、「今日の人出はこれですねえ！」
そんなんで、その日は大人数のグループが多く、10-20人の予約なしグループがいくつも並んでる！この人数なら普通は予約しますよね。でもこれでもなんとかなっちゃうのがスペイン。
この時点で15:30。たまたま二人しか座れないテーブルが空いて、お呼びがかかった。
こんな混み具合じゃサービスもなかなか回らないだろうということで、ドリンクと食事を一気にオーダー。せっかく山間部に来たし、Plato de los montesとMigas（ミガス）をオーダー。

これがマラガのミガスです。
ガーリックとオリーブオイル（たぶんマンテカ：豚油も）で炒められたパン粉の上に、揚げピーマン、チョリソー、モルシージャ、豚ロースのブロック肉、目玉焼きがのってくる。
なんか懐かしい味わい・・・ここのミガスは美味しいです。
お腹いっぱいになって、外に出るとレストランの前の大通りにパレードが見えてきた。交通規制もかかって動けないので、これ幸いとパレード参観。

楽団の後に続いて、聖人の像と聖母像の輿が運ばれてきます。
子供たちも総参加、日本の田舎の村祭りのような、賑やかな中にもどこかほっこりとした趣。

日曜日の午後に、こうしたイベントに出会って、なんか気持ちが和みます。

お祭りの交通規制が解除されたら18:00前。
帰路は高速ですんなり日没前に帰宅しました。

「暮らすように旅するスペイン」（https://daisukispain.wordpress.com）　目的地のある観光ではないですが、こんな楽しみ方もあるのです。

伊藤　千恵