どこかにマイル de 新千歳 5　朝食と円山動物園の部

2018/10/17 - 2018/10/18

JALのガチャこと、どこかにマイルに初挑戦しました。
おたる水族館と円山動物園、時々スイーツの1泊2日。弾丸北海道旅行です。

円山動物園の個体情報を追記しました。

　　　　1日目：東京→小樽（https://4travel.jp/travelogue/11414376）
　　　　　　　おたる水族館 本館（https://4travel.jp/travelogue/11423494）
　　　　　　　おたる水族館 ショー（https://4travel.jp/travelogue/11425379）
　　　　　　　小樽グルメ→札幌（https://4travel.jp/travelogue/11427889）
今ココ→2日目：朝食→円山動物園 寒い地域の動物
　　　　　　　円山動物園 暖かい地域の動物
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（https://4travel.jp/travelogue/11439518）
　　　　　　　札幌→東京（https://4travel.jp/travelogue/11444804）

エリア 札幌(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

2日目にして最後の朝です。
8時半過ぎに宿をチェックアウト。
いや…本当はもう少し早く出るつもりだったんですよ。ドミトリーってだいたい朝が早くて物音で起きちゃうので、目覚まし時計を使ったことがないんです。今回もそう。
しかし、昨日は日の出前から日付が変わる頃まで動きまわっていたからか、大爆睡！見事に起きられませんでしたorz

急いで準備をして、チェックアウト。同時に荷物も預かってもらいました。当日中の引き取りであれば無料です。

グリッズ札幌 ホテル&ホステル 宿・ホテル

大通りへ向かって歩いて行くと、三越のライオンが！ライオンが！！
ハロウィン！！（≧∀≦）
三越の前を通る機会がない田舎者なので、仮装した姿は初めて見ました。

札幌三越 百貨店・デパート

テレビ塔に朝のご挨拶。
フレーム外ではテレビの生中継の真っ最中で、少し映りこんでしまったかも…。

さっぽろテレビ塔 名所・史跡

大通公園を過ぎたところにあるBISSE。

大通ビッセ ショッピングモール

1階には、きのとや、月寒あんぱん、町村農場などスイーツショップが並んでいます。

フードコート式ですが、8時～9時まではきのとやしか開いていません。
ビジネスマンに観光客にと、半分くらい席が埋まっていました。

朝からオムパフェ食べたい！と思いつつ、甘いものは昨日食べまくっているし、今日も予定しているお店があるので泣く泣く諦めます。

洋菓子 きのとや 大通公園店 グルメ・レストラン

注文したのはAモーニング。クロワッサン、サラダ、半熟卵、コーヒーor紅茶のセット（648円）です。
ドリンクはホットの紅茶。
なみなみ1杯分ですが、カップが大きいので通常の2杯分くらいでしょうか。

モーニングセットで半熟卵は珍しいですね。エッグスタンドを使って食べるのは、今は亡きトワイライトエクスプレスに乗った時の朝食以来2度目です！
サラダにはドレッシングなし。セルフコーナーにも置いてなかったような気がしますし、卵用の塩と共用？それとも使わないのがデフォルトなのでしょうか？
クロワッサンはプレッツェルタイプでサクサクです。バターも軽めで、大きくてもペロリと食べられちゃいました。

モーニングの時間に使えるクーポンをいただきましたが、期限は2ヶ月後まで。地元の人でないと使えませんね。

BISSE近くにある大通駅から地下鉄東西線に乗って、円山公園駅で下車。（200円）
改札を出たら動物園モードでした！

駅からはバスも出ていますが、歩いても約15分。このくらいは徒歩圏内なので歩いていくことに。
札幌駅から直接行けるバスがあると便利なんですけどね。

円山公園駅 駅

駅から出て西へ。円山公園内を突っ切る道路沿いに坂を上っていきます。
所々に紅葉している木がありました。

円山公園 公園・植物園

動物園が見えてきましたよー…って、ガッツリ工事中！？Σ(ﾟдﾟ;)

あっ、バリケードが北海道！

そんなこんなでロータリーが工事中で、入り口前の写真が…。
うーん、どこの動物園だかわかりませんね(・_・;)

円山動物園 動物園・水族館

窓口でチケットを購入します。
写真はスンダスローロリスでした。他にも種類がありそうですね。

大人は600円。ちなみに年間パスポートは1000円とビックリするほどお得です。

チケットの裏側。
半券or年パスを見せると、マルヤマクラス（円山公園駅の駅ビル）で色々とサービスが受けられるみたいです。

パンフレット。

『円』の隣に不思議な生物…動物園のユル（？）キャラ、マルヤマンもいました。

動物園らしく山の中にあるので園内はほぼ坂道。正門が一番低く、ホッキョクグマ館が一番高くなっています。
旭山動物園よりは緩やかな坂道なのですけど、円山動物園のほうが敷地が広いため1周した時の疲労度は同じくらいでしょうか(^_^;)

いざ、入園！

円山動物園で一番楽しみにしていたのがコチラ。
2018年春に完成したホッキョクグマ館です。

円山動物園 ホッキョクグマ館 動物園・水族館

入ってすぐの水槽にはゴマフアザラシとゼニガタアザラシがいます。

ゼニガタアザラシは
ジージー（♀／1989年4月16日／おたる水族館生まれ）
ちはる（♂／2012年4月26日生まれ）ミサキ×ジージー
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2020年11月2日に死亡

ゴマフアザラシは
エフ（♂／1983年3月19日生まれ）
ギン（♂／2016年生まれ／野生個体→鴨川シーワールドで保護）
マシロ（♀／2016年3月20日／おびひろ動物園生まれ）カイ×モモ
あずき（♀／2017年4月10日／男鹿水族館生まれ）母：みずき

野生の環境を再現するためホッキョクグマとはガラス越しになっていて、お互いの姿を見て遊んだり（狙ったり）しているそうです。

少し進むとホッキョクグマの水中トンネル！ホッキョクグマ写ってませんけど！！ｗ

あっ、いたいた！
隅のほうで骨かじっていました。

ホッキョクグマ館は2階建ての建物で、水中の姿も陸上の姿もいろんな角度から観察できます。
1階部分は完全室内で安心の空調完備。2階は室内から見られる場所は少なく、吹きっ晒しの屋外部分が多くて冬季の立ち入りが危うそうな雰囲気です。

ホッキョクグマと紅葉。

陸地部分も広～～いです！ホッキョクグマの飼育施設としては国内最大級！
そして、ホッキョクグマの飼育施設の世界基準とされている『マニトバ基準』をクリアしています。
正確には、
カナダ マニトバ州のホッキョクグマ保護施設で保護した孤児を譲渡する際、譲渡先の飼育施設に求める最低条件（通称：マニトバ基準）を基にして作ったアメリカ動物園水族館協会の基準
をクリアしているのですが、ややこしいのでマニトバ基準で(;'∀')

国内でマニトバ基準をクリアしているのは他に上野動物園と男鹿水族館。合わせて3施設しかありません。

この新施設のお蔭かどうか、上野にはイタリアからメスのデアが来園。
男鹿は前述のマニトバの保護施設から譲渡してもらう予定でしたが、紆余曲折あって断念。ロシアの動物園からオス（日本で豪太と命名）がやってきたのでした。

飼育下での繁殖が難しいホッキョクグマ。その中でも円山動物園…というよりデナリ（♂／1993年11月9日／ホーグル動物園生まれ）とララ（♀／1994年11月20日／別府ラクテンチ生まれ）の成功例は国内最多で、

ツヨシ（♀／2003年12月11日生まれ）現在はズーラシア
ピリカ（♀／2005年12月15日生まれ）現在は旭山動物園
イコロ（♂／2008年12月9日生まれ）現在は上野動物園　
キロル（♂／2008年12月9日生まれ）現在は浜松市動物園
アイラ（♀／2010年12月25日生まれ）現在はおびひろ動物園
ポロロ（♀／2012年12月8日生まれ）現在はとくしま動物園
マルル（♀／2012年12月8日生まれ）現在は熊本市動植物園
リラ（♀／2014年12月21日生まれ）

と、華々しい経歴があります。

ララも高齢ですし、血縁関係のある子供ばかりが増えても飼育下のホッキョクグマの将来は明るくありません。

今までの繁殖計画をなぞると、リラはとっくに親離れして他園へ移動している年頃。ララの最後の仔として円山動物園に残り、次世代を担うのでしょうね。

（追記：2019年1月に親離れし、ララとリラは個別展示になっています）

将来的にはリラの相手を別の動物園から導入するんだろうなぁ。
その相手は、国内のホッキョクグマたちと血縁のない個体が理想だろうなぁ。

血の繋がりが薄い個体…そう、マニトバで保護された孤児とか。…なーんて、色々と邪推してしまうのです。

ホッキョクグマ館を新設したのは、旧施設の老朽化や飼育数の増加という理由なのでしょうが、この規模になったのは海外から個体を導入する予定があるのかな、と思わずにいられません。
大リニューアル中の円山動物園ですが、ホッキョクグマと同じくらいの広い施設を貰えたのは、2019年春に一般公開予定のアジアゾウくらいです。

ビッグダディのデナリともう1頭のメス キャンディは旧施設で暮らしていて、新施設はララ・リラ母仔専用になっています。
交代展示してもよさそうなんですけどねぇ。

写真は新施設から見た旧施設。小さく写っているのがデナリです。

（追記：キャンディは2019年3月20日に豊橋総合動植物公園へ戻りました）

ほとんど体格の変わらない2頭。どっちがララなのかリラなのか、パッと見わかりませんね(;・∀・)

リラちゃん、4歳になっても母乳をねだっていました。

アザラシの陸上観覧面ではゴハン＆トレーニングの時間に立ち会えました。

ホッキョクグマ館から出ようとしたら、遠くのほうに虹が！
旅行中は雨が降ったり曇ったり晴れたり…天気の変化が目まぐるしくて、往路の機内で1回、おたる水族館で1回、円山動物園で2回も虹を見ることができました。
前半の2回は撮り逃しちゃって残念。

ホッキョクグマ館の向かいはエゾヒグマ館。
檻の近くで何やら食べていました。

檻部分は少ししかなくて、アクリル部分は汚れがひどかったので朝一に行ったほうがいいのかもしれません。

とわ（♀／2008年1月14日／のぼりべつクマ牧場生まれ）
大（♂／2011年1月17日／旭山動物園生まれ）くまぞう×とんこ

円山動物園 エゾヒグマ館 動物園・水族館

エゾヒグマ館の隣のエゾシカ・オオカミ舎です。2階建てで空調完備！休憩スペースもありました。
椅子に座りながらオオカミを観察できるなんて贅沢です。

円山動物園 エゾシカ オオカミ舎 動物園・水族館

飼育されているのはシンリンオオカミ。

アンコ（♀／2000年4月12日／到津遊園生まれ）チャンプ×ナッツ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2006年4月23日に死亡
キナコ（♀／2000年4月12日／到津遊園生まれ）チャンプ×ナッツ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2013年1月8日に死亡
ジェイ（♂／2005年4月25日／富山ファミリーパーク生まれ）
　　　　　　サスケ×ナナ　2008年7月に群馬サファリパークから来園→
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2022年5月3日に死亡
ルーク（♂／2010年5月14日生まれ）ジェイ×キナコ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2019年5月8日に死亡
ショウ（♂／2011年5月9日生まれ）ジェイ×キナコ
　　　　　　　　　　　　　　　2019年11月6日に平川動物公園へ移動
ユウキ（♂／2011年5月9日生まれ）ジェイ×キナコ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2015年12月にとくしま動物園

ジェイ、ルーク、ショウの3頭を飼育しています。
この日、メインの展示場に出ていたのは父のジェイでした。

雪の中のモフモフのオオカミという美しい光景が見られる貴重な動物園のひとつ…なのですが、今後オオカミの飼育をやめることが決まっています。

オオカミの飼育は大変なんですよね。
家族が群れになって暮らすので広い敷地が必要なこと。
序列を巡っての争いは殺し合いに発展すること。高齢個体や弱った個体などは一方的に攻撃されてしまう可能性もあり…。そうなったら群れとは離して個別に飼育する他ありません。
ただでさえ敷地の狭い日本の動物園には、ちょっとハードルが高いですよね。

タレ目で優しい顔して、見た目は犬みたいなんですけど。

園内が広いため、円山動物園編も2回に分割します。
ホッキョクグマ、ヒグマ、オオカミときたので、今回は順路関係なく寒い地方の動物たちの詰め合わせです。

アジアの標高が高い場所に住む動物を展示している高山館。

円山動物園 アジアゾーン 高山館 テーマパーク

ここにいるのはレッサーパンダ。

セイタ（♂／2005年6月23日／茶臼山動物園生まれ）キキ×リュウシー
ココ（♀／2006年6月24日／埼玉県こども動物自然公園生まれ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マグロ×ポリン
エイタ（♂／2010年7月3日／千葉市動物公園生まれ）風太×チィチィ
キン（♀／2012年7月20日生まれ）セイタ×ココ
　　　　　　　　　　　　　　　釧路市動物園→2017年8月17日に死亡
ギン（♀／2012年7月20日生まれ）セイタ×ココ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2020年7月22日に死亡
ホクト（♂／2014年7月11日生まれ）セイタ×ココ
　　　　　　　　　　　　　遊亀公園附属動物園→2021年4月2日に死亡
円実（♀／2016年6月15日生まれ）エイタ×ギン

室内は頭上にキャットウォークならぬレッサーパンダウォークがあって自由に動き回っています。時々『落としモノ』もあるようなので要注意(;'∀')

目線バッチリ( ﾟдﾟ)
お邪魔してまーす。

仲良く並んで食事中。後ろ姿も良いものです(*´ｪ`*)

乾草用の入れ物をベッドにしているのはヒマラヤグマ。
ミナミ（♀／1995年1月10日／阿蘇カドリードミニオン生まれ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2021年4月4日に死亡
トモ（♀／1998年1月13日／阿蘇カドリードミニオン生まれ）
の2頭が飼育されています。

ヒマラヤグマ。今ひとつ聞きなれない名前ですが別名ツキノワグマ。日本にもいる、あのクマです。
それにしては…やたらモッフモフですねモッフモフ。

一口にツキノワグマと言っても生息場所によって毛の長さや体格などが違い、円山動物園にいるのはヒマラヤに住んでいるツキノワグマ。厳密にいうと日本のツキノワグマとは別の種類ということになります。

これだけ毛が分厚ければ、北海道の秋なんて余裕でしょうね。

高山館の隣は寒帯館。

円山動物園 アジアゾーン 寒帯館 テーマパーク

アムールトラです。
アイ（♀／2002年7月16日／ティアパークベルリン生まれ）

アムールトラのアイといえば多摩動物公園にもいますが、違う個体です。

（追記：2021年1月10日に死亡しました）

ユキヒョウは2頭。
アクバル（♂／2005年6月7日／多摩動物公園生まれ／シンギズ×マユ）
と、

スウェーデン生まれのシジム（♀／2010年5月16日／ノルデンスアーク動物園生まれ）。
2頭は繁殖チャレンジ中なので、赤ちゃん誕生のニュースを期待しています( ´∀｀ )

今回はここまで。次回は暖かい場所の動物たちです。