モンテネグロ有数のリーゾト、旧市街のブドヴァ

2018/10/18 - 2018/10/18

モンテネグロ、アドリア海の有数のリゾート地であるブドヴァです。旧市街は歴史のある街並みで、街歩きなどが楽しい場所です。新市街は夏のシーズンには多くの観光客で盛り上がる場所です。旧市街をぶらぶらと歩いて行きます。

エリア ブドヴァ(モンテネグロ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

ボドゴリッツァからアドリア海の歴史ある港町である
ブドヴァへと向かいます。

モンテネグロらしい山なみが続いています。
モンテネグロはラテン語で黒い山という意味です。
地質的には石灰岩の山のようです。

モンテネグロは人口６０万人ほどの国で、
内陸部は本来のセルビアの一部であったり、
豪族の支配する公国であったり、
宗教都市国家であったりしていますが、
アドリア海の海岸線はベネチアなどの支配、影響を受けています。

アドリア海です。
左の岬の先端にはブドヴァの旧市街があります。
旧市街はとても小さく、その内陸側には新市街が広がっています。
新市街にはリゾートらしくホテル、レストラン、遊興施設などがあります。

ブドヴァの新市街地です。
ブドヴァの人口は２万人ほどですが、
夏場のシーズンには人口が１０万人以上に増えるようです。

ブドヴァはアドリア海の有数のリゾート地です。
ヨットなどが多く係争しています。

ブドヴァの歴史は２５００年以上あるようで、
イリリア人時代、古代ローマ、ビザンチン、セルビア、
ベネチア、オスマン帝国などと歴史の変遷を経ています。
現在の街の多くを造ったのは
中世にアドリア海を支配していたベネチアです。

旧市街は中世の時代に築かれた高さ１０ｍ近い城壁で囲まれています。
城壁、城門前の広場はかつては水路であった場所です。
ベネチアは要塞都市を造るときは、岬、半島の先端に要塞を造り、
要塞の根元に水路を造り、四方を海に囲まれるように、要塞を造ります。
ブドヴァはベネチアの植民都市の典型例です。

旧市街城内へと入ります。

入口上部にはベネチアの紋章である
「翼のあるライオン像」が彫られています。
聖マルコの紋章です。

旧市街内です。細い、曲がりくねった道です。
道の石畳は長年の使用でつるつるになっています。
光に反射しています。

土産物店が多く並んでいます。

土産物店。
シャツ、アクセサリー、陶器などや雑貨類も多くあります。

旧市街の先端の場所に出てきました。

旧市街の先端部に教会が３つ集まっています。
教会のある中央部の場所は少し開けていて
教会広場と言われています。

ここは１０世紀頃の教会の遺跡があった場所で、
現在、発掘作業がおこなわれています。

カトリックの教会です。
３つの教会でもっと大きな教会です。
ベネチア人はカトリック教徒なので
ベネチア人はここにミサなどで訪れていたのでしょう。

建物の一部が残っている場所にアートスペースがありました。

正教会の教会です。
ここには３つの教会がありますが、
ひとつはカトリック教会、もうひとつはセルビア正教会です。
ここは正教会だけの情報ですが、
交易に訪れていたギリシア人などの正教徒の教会であったものです。

上から見ると中央部にドームが来ています。

教会内は広くありませんが、
なかも見学も可能でした。
なかのイコノスタシスなどきれいです。

セルビア正教会の教会です。
建物の一部は城壁の壁を利用しています。
もっとも小さな教会です。
内陸部はセルビア人が多く住んでいましたが、
城壁内にはセルビア人は少数であったのでしょう。

教会の建物のすぐ下はアドリア海です。

城壁です。城壁の上に登れるようなので登ってみます。

城壁の上部です。
本来は建造物があったはずですが、
今はなく広いテラスになっています。

良い眺めです。
アドリア海は波静かです。

城壁の上です。
本来の建造物が壊れているようです。
土台が残っています。

城壁を降りるとカフェ、レストランが並んでいます。

旧市街を歩いて海岸線へと行きます。

アドリア海のビーチです。
ビーチにはカフェ、レストランが並んでいます。

向こうには旧市街の城壁が見えます。

左側には旧市街の城壁が見えます。
ビーチは小石混じりの海辺です。
時期的には泳いでいる人はいないので、静かです。

旧市街はとても小さく、１時間ほどで見てまわれます。
旧市街に隣接した新市街はホテル、レストランなどが並び
リゾートの雰囲気がありました。