2018/08/21 - 2018/09/24
782位(同エリア4266件中)
.さん
上海とモスクワ経由でプラハに到着。空港で夜を明かし今日からプラハの街へ。
8/21 福岡~上海
8/22 上海~モスクワ~プラハ
8/23 プラハ
8/24 プラハ~チェスキー・クルムロフ
8/25 チェスキー・クルムロフ
8/26 チェスキー・クルムロフ~ウィーン
8/27 ウィーン
8/28 ウィーン
8/29 ウィーン~ブラチスラバ
8/30 ブラチスラバ~ブダペスト
8/31 ブダペスト
9/1 ブダペスト
9/2 ブダペスト~ベオグラード
9/3 ベオグラード~ウィーン
9/4 ウィーン
9/5 ウィーン~クラクフ
9/6 クラクフ~オシフィエンチム~クラクフ
9/7 クラクフ
9/8 クラクフ
9/9 クラクフ~ウッチ
9/10 ウッチ~リヴィウ
9/11 リヴィウ
9/12 リヴィウ~ワルシャワ~シュチェチン
9/13 シュチェチン~ベルリン
9/14 ベルリン
9/15 ベルリン
9/16 ベルリン
9/17 ベルリン
9/18 ベルリン~ドレスデン
9/19 ドレスデン~プラハ
9/20 プラハ
9/21 プラハ~チェスキー・クルムロフ~プラハ
9/21 プラハ
9/22 プラハ
9/23 プラハ~パリ~上海
9/24 上海~福岡
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夜の間はスマートフォンにSIMカードを挿し込んで動作確認したり、翌日にプラハで泊まる宿をアプリで予約したり、空港内を探検したりと雑務をこなしていた。その結果、1時間程度しか眠れなかった。寝不足、時差ボケ、軽い風邪に悩まされ初日からコンディションは最悪だ。この展開を読めていれば宿泊費をケチって空港泊なんかしなかった。数百円程度の宿泊費を節約した結果がこれ。まあ仕方ない。ともかく行動開始。ただいまの時間は午前6時。空港からエアポートバスに乗りプラハ本駅へ移動。体調は悪いものの、バスから見える中世から現在まで残るプラハの街並みに感嘆する。その一方、パリやロンドンほどに発展しきれていないことにも早々と気づいてしまう。それを貧しいと言い切るのは簡単だけど、これからの滞在でプラハへの印象がどう変化するか、今から楽しみだ。さて、プラハ本駅に到着。駅内にピアノが置かれている。ヨーロッパに来たことを実感する。
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プラハ本駅内を見学。
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早朝からプラハを歩く。プラハ本駅からしばらく歩きカフカの写真を発見。そう、今回の旅の目的地をプラハにしたのはカフカゆかりの地を訪ねたかったから。カフカ、ミュシャ、スメタナらはプラハの住民にとって誇りなんだろう。今、カフカゆかりの地に着々と近づいている。体調は悪いものの今後の展開に心が踊る。
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プラハ本駅から歩いてはみたものの早朝からプラハ城へ行っても仕方がない。それにまずは、プラハをざっと歩いて治安などを確認しておきたかった。とりあえず?プラハ本駅からマサリク駅までグーグルマップを頼りに歩いてみた。この駅は、NHKの『駅ピアノ』という番組で見たことがある。無事に辿り着きマサリク駅にピアノがあることを確認。こんなときにピアノが弾ければ鉄道利用者の注目を浴びることができるんだけどな。
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ピアノを発見。
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さて、プラハの街は徐々にたくさんの人で溢れてきた。そろそろ行動に移るとき。マサリク駅からプラハ城最寄りの駅までの切符を買うためにカウンターへ向かう。が、係員に尋ねてもどうもこの駅からプラハ城までは行けないらしい。おかしいな。グーグルマップの検索結果ではこの駅から行けると表示されたのに。仕方なく一旦駅の外に出て、通行人のアドバイスにより他の交通手段でプラハ城へ行くことにした。グーグルマップがあるにも関わらず何故か道に迷い続ける。城は目前に迫っているのになぜか辿り着けない。まるでカフカの『城』を自分で再現しているようで、こんな危機的状況にも関わらず何故か迷子になったことを楽しんでいた。途中、街歩きをサボりスーパーで昼食用のパンを買ったりと余裕まで見せてやった。散々道に迷ったあげく地下鉄の駅を発見。ここからプラハ城へ向かおう。それにしても、プラハの地下鉄はエスカレーターに乗りプラットフォームまでの道のりが長い。ここは北朝鮮か‥
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地下鉄に乗ってカレル橋の付近へ到着。いや、どうも様子がおかしい。橋には人がまばらで想像していたカレル橋とはまるで違う。橋の向こうから人が歩いてくる。声はかけなかったけど日本人みたいだ。やっと事態が飲み込めた。ここはカレル橋じゃなくてその隣の橋だ。歩いてカレル橋に移動しよう。その前に写真撮影。
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目の前に塔がそびえ立つ。そして、その奥がカレル橋。
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カレル橋からプラハ城を望む。
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カレル橋には芸術家がたくさん。
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早朝なので観光客もまだ少ない。皆、プラハ城まで歩くのか?
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橋の反対側へ辿り着いた。ここからプラハ城までの道のりは長かった。城は見えているのに辿り着けない。プラハの街路は迷宮にも迷路にも例えられる。通行するものは皆、この道のりを突破しなけるば目的の場所へ辿り着けない。そして、石畳の道は足への負担になる。まるでトレッキングだ。ネパールでアンナプルナまでのトレッキングをしたとき以上に疲れる。旅行前にはトレッキングシューズを履いて旅立とうか迷ったけど、普通のスニーカーを履いてここまで来たのは失敗だったかもしれない。
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どうにかプラハ城へ到着。旅の初日の朝にも関わらず足が悲鳴をあげている。
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聖ヴィート大聖堂を望む。
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無事にプラハ城に着き安堵の息をつく。
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プラハ城を一通り見学した後、一旦外に出てプラハの街並みを望む。写真撮影に最適な位置は常に他の観光客で埋め尽くされている。特に韓国人が目立つ。中国人も多い。日本人も見かけたけど、韓国人や中国人に比べるとずっと少ない。
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いつか来たいと夢見たプラハの街並みが目の前に‥ただただ感動、と言いたいところだけど、体調不良なのにも関わらず10kg以上の重さのカバンを背負って坂道を登ったからか疲労で感情を表に出せない。実にもったいない。
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プラハの町並みを眺めた後、また改めてプラハ城へ。僕はあまりまじめに観光するタイプではない。外観だけ抑えて他の場所に移っても良かったしそうするつもりだった。ただ、椅子に座って『地球の歩き方』を読んでいるとカフカの住んでいた家が城郭内の黄金小路にあることがわかった。見学したくなったのでプラハ城入口のチケットカウンターへ行き、黄金小路を含む城郭内のいくつかのスポットを巡れるチケットを買った。この画像はカウンターの近くにある聖ヴィート大聖堂のなかで撮ったもの。
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黄金小路を歩く。右側の青い家にカフカが住んでいたとのこと。ただ、ここでの執筆はあまりはかどらなかったらしい。城郭内にあって行きやすいし外観に特徴があって見応えはあるけど、ここに来ただけで満たされることはなかった。後でカフカミュージアムに行き今後の計画を練ろう。
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今では家の中はお土産屋になっている。
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世界的作家のゆかりの場所たから観光客が多いのは理解できるけど、この家の前で自撮りだとか、下品なポーズで記念撮影だとか、ああいったものを目にすると気が滅入るな。大体、カフカ本人は自分の死後は全ての著作を葬るよう友人に伝えていたし、自分の住んでいた家が観光地になることなんか望んでなかったはずなんだけどな。そんな知識が前提としてあればああいったことができるわけない。せっかくチケットを買ってここまで来たのに見たくないものまで目にしてこれから旅する意欲が失せてしまった。
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機嫌を損ねたまま城を後にした。城に来るまでは散々道に迷ったのに城から街に下りるのは楽だった。城から下った先に公園があったので、そこの椅子に座って今朝スーパーで買ったパンをかじる。寝不足もあってか疲れた。ここでしばらく休んだら歩いてカフカミュージアムに行こう。
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カフカミュージアムに到着。まずはこのミュージアムショップでチケットを買う。
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これはミュージアムの前に建っているモニュメント。道行く人たちに冷めた笑いとざわめきを呼び起こしている。二人とも自動で動くので、興味のある人はYouTubeでその勇姿を確認してほしい。
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カフカミュージアムを見学する。受付の人によると見学にかかる時間は一時間くらいらしい。館内には当然日本語の表示はなく音声ガイドもない。ドイツ語と英語での説明ばかりで正直全ては理解できなかったけどカフカの家系図、父親へ送った手紙、交際相手へ送った手紙、訃報を伝える新聞などどれもこれも見応えがある。で、こういったカフカ本人が関与したものは当然として、このミュージアムが独自に作成した映像作品や館内の内装、極端に暗い照明、このあたりがカフカの作風とぴったり重なるもので大変素晴らしかった。このあたりの展示に関わった人たちのカフカへの理解には感心した。優れた文学作品が後々まで語り継がれるには、ただ優れた作品が存在するだけでなく、よき理解者がいてこそなのだと実感した。なるべく長い間ここにいたいと思った。他の見学者より長めに見学してからミュージアムを後にした。
受付でカフカゆかりの地を巡る地図を買ったのでこれを使って今後は街を巡っていく。 -
カフカミュージアムからジョン・レノンの壁まで歩く。80年にジョンが射殺された後、彼の思想に共鳴する人たちがここへメッセージや落書きを描き残しその結果今のような観光名所になったらしい。が、どうもここで共有されている思想とやらがビートルズ時代じゃなくてあの平和主義者ジョン・レノン像のものみたい。壁一面の落書きで勝手に平和の象徴に祭り上げられているようにも見え少しうんざりとした。まあ、落書きにしては上出来だという見方もできるけど。
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プラハ城やカフカミュージアムなどを見学後、予約していたゲストハウスまでグーグルマップを頼りに歩いた。この時間、カレル橋は早朝よりもずっと多くの観光客で溢れていた。
ゲストハウスに到着。受付の人にチェックインしたいと伝えると、本来なら午後2時半からでないと出来ないと言われた。でも、そのあたりの規則はいい加減なのか結局約30分早くチェックイン。鍵を受け取り部屋へ向かい、韓国から来たという若者に軽く挨拶する。さて、荷物をベッドに置いたらまた改めてプラハの観光だ。
ところで、昨日の夜に空港でアプリを使ってプラハのゲストハウスに今日と明日の2泊の予定をしたつもりだったのに、間違えて昨日と今日の2泊で予約してしまったらしい。つまり、昨日はゲストハウスの予約をしたにも関わらず無意味に空港で過ごしたというわけか。バカなことをしてしまった。明日もプラハに泊まるつもりだったけど、今の段階で宿泊の予約ができていないので今後どうするかまた検討しよう。 -
この日泊まったゲストハウスの近くから。カレル橋とプラハ城を望む。
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カフカの生家近くまで歩いてきた。
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ここがカフカの生家。現在、この建物は工事中らしくポスターが貼られていなければカフカの生家だとわからない。ずっと来たかった場所に来たにも関わらず、嬉しさよりは想像していたよりもこの場所が目立たなくて少しがっかり。モニュメントの一つでも建っていればこの場所の価値が一目でわかるけど、まあそこまでは望めないか。
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さて、カフカ生家から歩き旧市街広場へ到着。プラハのなかでもここは特に賑わっている。ここには一体どれだけの数の国から観光客が来ているんだろう。そして、その観光客相手にパフォーマンスをする大道芸人や音楽家たち。周囲にはお土産屋や飲食店が軒を連ねている。この広場こそがプラハの中心だ。
真ん中に見えるのがティーン教会。 -
観光客向けの馬車。
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シャボン玉に群がる子どもたち。
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大道芸人の周りに人がたくさん。芸が始まりしばらくすると大道芸人が観客にこう尋ねた。「英語はわかりますか?」と。英語ができる客を芸に参加させたいらしい。大半の観客が手を挙げたのにはびっくりしたけど、そんなことよりここはロンドンでもニューヨークでもなくプラハなのに馬鹿げた質問しないでくれ。英語圏でない国で英語の出来不出来で客を選別するなんて横暴だろうに‥これにはちょっと冷めたな。
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夕食は格安でチェコ料理を堪能できることで有名なHavelská Korunaで。予めネットで仕入れていた情報を頼りに牛フィレ肉のクリームソースを頼む。主食は何種類かあるけど今回はライスで。店員の勧めで飲めもしないのにビールまで頼んでしまった。さて、この料理、口の中で牛肉がぽろぼろと溶けていき、付け合せのレモンとクランベリーソースは酸味が効いていてクリームソースと混ぜると美味しい。カレーでもなくシチューでもなく日本ではなかなか味わえないチェコ伝統の味。今日はプラハ初日にも関わらず不愉快なことが多くて気が滅入っていたけどこれを食べて生き返った。
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プラハ市民にも観光客にも人気のHavelská Koruna。
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一旦ゲストハウスに戻り夜景を眺めるためにまた外出。夜のプラハ城とカレル橋を望む。橋の下から大音量の音楽が響いてきた。夜も遅いのにイベントの真っ最中みたい。プラハは今日も大賑わい。
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プラハ初日。今振り返れば空港泊をしたことがそもそもの失敗だったなと。せっかく憧れのプラハに来たのにそれを受け入れる姿勢が整っていなかったからかうんざりすることばかりだった。カフカゆかりの地を巡れたことは深く印象に残っているけど、それにしたって少し体調を整えて見学すれば今日よりも楽しめたはず。明日はプラハに留まるか、それとも他の街に行くか、まだそれすらはっきりせずに期待より不安のほうがずっと大きい。とにかく一ヶ月に渡るこの旅は今日からスタートしたわけだ。一生に一度の大旅行。この経験はまたとない貴重なものだということ。常にそれを意識しながら後で振り返って価値を認められる旅にしたい。
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