アジャンタ・エローラ

2016/08/12 - 2016/08/16

世界史で必ず登場するアジャンタとエローラ。
でも地図で確認するとデカン高原近くで、直行便では行けない。
毎年のようにバンコクまでのフライトはすでに手配済み、カンボジアかミャンマーかと行き先検討中、
ふとバンコク発アウランバーガード行きのチケットを検索すると、エアインディアの割引チケット発見。
エアインディアのHPでクレジットカード決済を試みるが、何度も失敗。
結局３日後にようやく予約完了。
ホテルも予約し、日本人だけが申請できるアライバルビザがあるので、あとはアジャンタ・エローラの勉強。
近所の図書館でいろいろ本を借りてきました。
参考書は「インド聖地巡礼 (久保田展弘著、新潮選書)」「アジャンター石窟寺院（福田徳郎、朝日新聞社）」「アジャンタとエローラ アジアをゆく（立川武蔵、集英社）」。
気になる部分は付箋に記載してガイドブックに貼り付け、写真はスマホで撮って保存。
準備万端でインドへ出発！

デリー到着後すぐに国内線乗換手続きをしたため、国内線出発フロアに連れて行かれる。
到着口でインドのSIMカード購入予定だったが、セキュリティの関係で戻れない。
加えてモバイルバッテリーと充電ケーブルを紛失してしまう。
ミス続きでもどうにかアウランガーバードに到着。

翌日から遺跡見物開始！
バガンやアンコールワットには何度も行ったが、この二つの遺跡にはイラクに行くより難しいのではと思っていた。
だから実際に自分の目で見ることができたのは感激以外にない。
８月は雨季、晴天とは程遠いが暑さは緩和され、見学に向いていたかも。

エリア アウランガバード(インド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 2.0
• 交通: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: エアインディア エティハド航空 ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

インド・デリー空港到着。
圧巻の入国審査場。
この奥でアライバルビザ申請できるが、日本人だけだから担当者が常駐していない。
スナックを勧められ、申請作業も緊張感なく、日印友好の証しでしょうか。

デリー空港で国内線に乗り換え。
国際線到着後すぐに乗換手続きしてしまい、空港の外に出られなくなる。
結局ラウンジで半日以上過ごすことに…
セキュリティの関係上、空港内に入ると外に出られなくなります。
でも鳩は出入り自由のようです。

最初はアジャンタへ。
バスで行けば安いけど、ここはタクシーチャーター。
理由は展望台へ向かうため。
ここでは1819年にジョン・スミスが発見した光景と同じものを見ることができます。
タクシードライバー達によると、遺跡上部の林には今も虎が出るとのことだが本当かなぁ？
ここからは下る一方なのでかなり楽、左側にある滝を眺めながら遺跡へ向かう。
ただ入場券を持っていいないので、入り口に戻って購入する必要があります。

危険なお猿さん。
気を抜いていた観光客が食べ物盗まれていました。

第１７窟の一部。
単なる象の壁画ではなく、当然説話に基づいたもの。
事前にしっかり勉強すると壁画の意味が分かるので楽しい。
あと、内部はかなり暗いので懐中電灯は必須。
ネットで1,500円位で買える強力なライト（焦点が変えられるものがいい）があると便利。
ガイドたちが持っているものより明るいのでインド人もびっくり。
売ってくれとせがまれます。

翌日はエローラへ。
途中ダウラタバード砦があります。
山の中腹は絶好の写真スポットです。

遺跡内は公園のようにきれいに整備されています。
でも濡れているところは滑りやすく注意が必要。

カイラーサナータは上から見ることもできます。
でも横の脇道には注意書きが…

カイラーサナータの後方から見下ろすと、改めて岩山から切り開いていったことが分かります。
途方もない作業です。

午後のチケット売り場。
やはり午前中早めに訪れるのがベストです。